川崎フロンターレ VS 浦和レッズ
〜 2010 J1 第33節 〜
日 時 | 2010年11月27日(土) 14:04 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 19,411人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 1 | 前 半 | 0 | 浦 和 |
0 | 後 半 | 1 | ||
1 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
矢島 卓郎 | 1分 | 75分 | エスクデロ |
J1第33節、ホーム等々力最終節となる浦和レッズ戦の朝
激動の一年を振り返りつつ、急々と荷物を搬入
朝の抽選を終え、コレオグラフィの設置作業に取り掛かる
ホーム最終節を勝利で締めくくるべく、壮大な演出で選手達を勇気づける
チケットは早々と完売、場内は多くの来場者で賑わう
ここで試合開始前のセレモニーが開催
先に中国で開催された第16回アジア競技大会
男子サッカー(U-21)優勝記念の報告会である
フロンターレからは薗田、登里、安藤、實藤の4選手が出場
決勝戦でゴールを挙げた實藤選手は都合で欠席となったが
残る3選手が堂々の凱旋挨拶
場内の照会に続き、各選手が喜びの声を語った
ところで、薗田選手は終始顔を傾けていたが何故なのか?
ふろん太君から花束が贈呈され、金メダルを掲げて満面の笑み
フロンターレの将来を担う若きヒーロー、目指すはレギュラー獲得だぁ
満員の等々力陸上競技場、待望のキックオフまで1時間を切った
相澤選手(背番号21:GK)と杉山選手(背番号28:GK)がアップに登場
ホーム等々力の勝利に飢えたサポーター、場内の熱気は一気に拡大
残るイレブンもピッチに登場、場内の興奮は更に高まる
ACL出場権獲得の可能性に全てを託すべく
等々力の空は広々とした晴天で澄み渡る
ビッグフラッグも軽快になびき、ホーム最終節のムードを演出
対峙する浦和のサポーター、アウェイ側ゴール裏は赤一色で染まる
浦和も不本意な一年を過ごし、集客数の低下に悩まされたが
応援の中心部は熱気に溢れ、相応の威圧感を保っている
試合開始の時は刻々と迫り、場内の熱気は高揚の一途
選手入場を目前に控え、熱気に加え緊迫感も高まった
試合開始に先立ち、阿部孝夫川崎市長がホーム最終節の挨拶に立つ
盛大なファンファーレが鳴り響き、決戦の時は目前となった
場内に満ち溢れる興奮と緊迫感
合図に合わせ、場内のサポーターは旗とパネルを一斉に掲げた
満員のサポーターが創りだした広大なコレオグラフィが、等々力の地に降り立った
今年最後の等々力決戦、最後こそ勝利で締めくくりたい
託された最後の90分、勝負は火蓋を切って落とされた
試合開始直後から、場内でボールが素早く展開
サポーターも気持ちが満ち溢れ、盛大な声援が場内に響く
・・・と、観客席へ目を離した僅かな間に
矢島選手(背番号15:FW)の先制ゴールが決まった
電光石火の得点劇に興奮の渦、最後は笑顔で締めくくるぞ!
ピッチ上は素早い攻防戦、一瞬でも緩めるとシャッターチャンスを逃してしまう
先制点の余韻が残る場内、サポーターは大きく躍動する
攻撃の手を止めぬフロンターレ、ジュニーニョ選手(背番号10:FW)もボールに多く絡む
ライン際から鋭いクロスを供給、浦和のゴールを慌てさせる
浦和の積極性も光る、岡本選手(背番号31:DF)のパスは
エジミウソン選手(背番号17:FW)へ到達
フロンターレは菊地選手(背番号17:DF)が対応、安々とチャンスを与えない
浦和は積極的にボールを回し、フロンターレの守備に揺さぶりを加える
左サイドからサヌ選手(背番号5:MF)が突破を図るが
相澤選手が果敢に飛び出しボールをキャッチ
チャンスを潰した浦和であるが、スピード感溢れるパスワークを披露
フロンターレはいささか守勢の模様、楠神選手(背番号16:MF)も後退気味
浦和のボール支配を打破したフロンターレ、ジュニーニョ選手が一気のカウンターを披露
ライン際でボールを折り返すも、浦和ゴール前の矢島選手には届かない
浦和も素早く反撃を仕掛ける
高橋選手(背番号33:MF)がクロスを繰り出すが
サヌ選手を伊藤選手(背番号2:DF)がブロック
シュートはゴールの枠をそれた
中盤を激しくボールが行き交い、フロンターレがカウンターを披露
ジュニーニョ選手へボールを繰り出すも、オフサイドの判定に阻まれた
試合開始から10分少々しか経過せぬも、両者の意地は激しく衝突
浦和の選手同士が接触し転倒、ボールへの執念を見せつける
矢島選手が中盤で囲まれつつも、起死回生のパスを繰り出した
左サイドのジュニーニョ選手へ鮮烈なパスが供給・・・されたが
これもオフサイドの判定に泣く
浦和からボールを奪い取ったフロンターレ
中村選手(背番号14:MF)から起死回生のスルーパスが炸裂・・・の筈が
これまたオフサイドの判定、何たる不運が連続する
前半も15分前後が経過、ピッチ上の緊迫感は高度にキープ
接居的にパスで繋ぐ浦和に対し、フロンターレは堅実な守りで対抗
矢島選手が中盤で奮闘、手首骨折のダメージは微塵も感じない
浦和から華麗にボールを奪取、ここから一気に反撃するぞ!
じっくりとパスを繋ぎ、チャンスを伺うフロンターレ
ジュニーニョ選手がトップ下からクロスを供給、ボールは浦和ゴールへと接近
中盤の浮き球をを拾ったフロンターレ、中村選手のパスは楠神選手へ
楠神選手の豪快なミドルシュートが炸裂、惜しくもゴール枠を外した
浦和も直後に反撃開始
右サイドからクロスが繰り出されるが、菊地選手が懸命に掻き出す
サヌ選手と菊地選手の緊迫のマッチアップ
この場面は菊地選手に軍配、体を張ってサヌ選手の行く手を遮った
試合の模様を書くのが面倒になったので(恥)、一気に早送りで前半終了
試合開始直後のゴールで先制したまでは良いが、その後は攻めあぐねる試合運び
再三のオフサイドの判定も逆風、ここ数試合の戦いぶりに類似した流れに
後半も嫌な予感は募ってしまう
リーグ戦が終われば早めのオフに突入
毎年恒例のオフシーズン企画は、川崎市内の銭湯を巡る「いっしょにオフロんたーれ」
期間内に川崎市内の浴場組合の全銭湯(68箇所)のスタンプを集めれば
巨大ポスターがもれなく貰えるとの話だが、果敢に挑戦する猛者は何処に?
ふろん太君ら3人?組を激写、今年最後の撮影タイム
片や反対側のゴール裏では、浦和サポーターが早々に応援を再開していた
浦和の選手達に続き、フロンターレのイレブンもピッチに復帰
1点リードだが油断は禁物、更なるゴールを積み重ね、笑顔で最後を迎えたい
後半開始直後、先制攻撃を仕掛けるフロンターレ
楠神選手がサイドを鋭く切れこむが、浦和のDFに行く手を妨害された
浦和のサイド攻撃を受けてしまうも、菊地選手のパスを起点にカウンターを披露
ジュニーニョ選手がドリブルで飛ばし、ミドルシュートを繰り出した
コーナーエリアに向かう中村選手、埋め尽くすサポーターを拍手で煽る
場内の声量は瞬く間にアップ。追加点の雰囲気を醸し出す
こぼれ球を拾った浦和がカウンターを切りだすが、素早い守備でピンチを絶ち切る
フロンターレも即座に逆襲開始、中村選手のキラーパスが火を吹いた
ボールは矢島選手には届かぬも、場内のムードは高めにキープ
このまま更に攻め続け、浦和から追加点を奪いとるぞ!
攻撃の手を止めぬフロンターレ、素早いチェックで浦和からボールを奪取
中村選手が繰り出したパスは、左サイドの矢島選手がフリーで受ける
矢島選手は前方を見据え、鋭いパスを繰り出した
だが、坪井選手(背番号2:DF)のクリアに阻まれてしまった
1点を追いかける浦和もスピードは衰えず、積極的な攻撃を繰り返す
高橋選手がフロンターレゴールに迫るも、伊藤選手が体を挟み込む
ピッチ上は激しくボールが往来、依然と緊迫感は保たれる
伊藤選手も隙あらば攻撃参加、先制点を生み出したクロスの再現を狙う
浦和はサイド攻撃を盛んに繰り返し、フロンターレに揺さぶりをかける
守備面には大きな変化は見られない、相澤選手のセーブも安定感を保つ
ボールを浦和が小刻みに繋ぎ、フロンターレの守備を徐々に蝕む
鋭いクロスはフロンターレの選手に当たり、ゴールラインを割り込んだ
コーナーキックの危機を迎えたフロンターレ、相澤選手のパンチで懸命に耐える
ゴール前の混戦のこぼれ球を、楠神選手が大きくクリア
だが、これは坪井選手に渡ってしまう
直後に浦和が速攻を披露、フロンターレゴール前は再び危機に陥る
高橋選手に直線的な突破を図られるも、相澤選手が飛び出しセーブで逃れた
浦和はエスクデロ選手(背番号15:FW)を投入
豊富な運動量とスピードを武器に、フロンターレをかき乱す作戦に出た
浦和の攻撃からフロンターレは速攻を展開、中村選手のパスはジュニーニョ選手へ到達
しかし、これまたオフサイドの判定
前半から理不尽な判定続きに、ジュニーニョ選手は苛立ちを隠せない
後半も時間は刻々と経過、フロンターレの動きに鈍さが見え隠れ
浦和は攻撃的布陣を更に強め、フロンターレのゴールを脅かす
守勢気味のフロンターレだがチャンスが到来、井川選手が中盤からスルーパスを繰り出す
楠神選手が鋭い飛び出しを図るも、これまたオフサイドの判定に泣く
直後に浦和の攻撃が炸裂、フロンターレは守勢を強いられる
中村選手も後退し守備に集中、鋭いパスで起死回生を狙う
後半開始から20分が経過、フロンターレは最初の選手交代
楠神選手を下げ、小林選手(背番号24:FW)を投入
・・・と、選手交代の間で集中力に乱れた生じたのか
あわや浦和にカウンターを浴びてしまう
浦和の猛攻に手を焼くフロンターレ、ゴール真正面の危険な位置でファウルを献上
絶体絶命のピンチから逃れるべく、サポーターも懸命の声援を送る
ポンテ選手(背番号10:MF)のキックは壁に激突するも
こぼれ球を押し戻されてしまい、コーナーキックの危機に突入
度重なるピンチを絶ち切るべく、サポーターは更なる声援をピッチに送り込む
浦和の猛攻を凌ぎ切ったフロンターレ、ここから反撃体制を確率したい
ジュニーニョ選手が足元でボールをキープするも
浦和は複数の選手が対応、ジュニーニョ選手は攻撃を自重
逆サイドにボールを振り、次なるチャンスを狙うフロンターレ
しかしボールを奪われてしまい、エスクデロ選手に鋭く切り替えされてしまう
エスクデロ選手の突破は菊地選手がすかさず止めた
ボールを奪うや素早く攻撃開始
黒津選手が繰り出したパスは、ジュニーニョ選手へ一直線
パスを得たジュニーニョ選手、一気の突破で浦和の守備を切り裂くぞ!
・・が、宇賀神選手(背番号35:DF)のインターセプトに阻まれてしまった
浦和のカウンターを井川選手が止めに入ったが、不覚の警告を受けてしまった
直後に浦和の猛攻が炸裂、フロンターレは全く間に苦境へと追い込まれてしまう
苦しい時間ではあるが、この危機を何とか耐え抜いて欲しい
選手達の背中に向け、サポーターは必死の声援を送る
フロンターレゴール前は緊迫の大混戦に突入
無心で攻め立てる浦和に対し、フロンターレも決死の守備で対抗
最後はポンテ選手のシュートがゴールラインを割り、危機から免れた
直後に、オーロラビジョンに入場者数が発表
2万人超えが定番化していた浦和戦の筈だが、結果はよもやの2万人割れ
早々とタイトル戦線から脱落した代償は、冷酷な数値が物語っていた
ピッチ上は緊迫の攻防が続く、2万人割れのショックに浸る間も無い
ジュニーニョ選手の足元にボールが到達するも
鋭い突破は影を潜め、浦和の守備にあっさりと屈してしまう
次なる一手が見出せぬフロンターレ、小林選手のシュートも効果が乏しい
・・・と、ジュニーニョ選手へのパスは坪井選手に奪われてしまった
浦和がそのまま右サイドを一気に浮上、瞬く間にゴール付近へと迫られてしまった
守備が整う間も無く、ポンテ選手に決定的なパスを繰り出されてしまった
ポンテ選手からのパスをエスクデロ選手に押し込まれてしまい
痛恨の同点ゴールを喫してしまった
場内は浦和サポーターの絶叫で染まる、またもや先制ゴールを活かせぬとは・・・
直後に谷口選手(背番号29:MF)が投入、下を向いている暇は無い
気持ちを入れ替え応援と撮影を再開、ここから再び突き放すぞ!
・・・と、後半も面倒なので早送り(恥)
矢島選手のダイビングヘッドも決まらず、等々力最終節は引き分けで幕を閉じた
等々力での勝利に見放されたフロンターレ、場内は重苦しい空気に包まれた
浦和サポーターの絶叫だけが、むなしく空気を揺さぶっていた・・・
バックスタンドに向かいかけた選手達だが、スタッフの指示でメインスタンド側に戻る
この後に行われるセレモニーに備え、選手たちは観客席の下に姿を消した
時は静かに流れゆき、等々力は夕刻を迎えつつある
ホーム最終戦後のセレモニーが開催、ベンチコート姿の選手とスタッフが一堂に登場
ドローの余韻が残る中、選手とスタッフが続々とバックスタンド前に向かう
長期離脱中の田坂選手(背番号6:MF)は、松葉杖を頼りにサポーターの前に現れた
冒頭に挨拶に立ったのは、武田信平社長
険しい表情で今シーズンの無冠をサポーターに詫びると同時に
来季のタイトル獲得挑戦を明確に掲げた
次に壇上に立ったのは、高畠勉監督
不本意なシーズンを詫びると同時に、不退転の決意で来季への再挑戦をにおわせた
だが、この2日後にクラブより来季の契約を締結せぬとの通告
高畠体制は僅か1年で終焉、リベンジへの夢は幻と消えた
最後に挨拶に立ったのは、中村憲剛キャプテン
タイトル獲得を逃した悔恨の念を、厳しい口調でサポーターに語りかけた
拍手と声援に迎えられ、選手とスタッフは場内を半周
最後も笑顔で締めくくれず、無念のホーム最終節であったが
リーグ最終節の仙台戦が間近である、死力を尽くし悔いなきサポートに徹したい
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:相澤 DF:伊藤・井川・菊地・小宮山 MF:横山・中村・楠神・黒津 FW:ジュニーニョ・矢島 SUB:杉山・寺田・佐原・森・谷口・木村・小林 |
<フロンターレの選手交代> |
楠神>小林(65分) 黒津>谷口(75分) 伊藤>森(87分) |