川崎フロンターレ VS モンテディオ山形
〜 2011 J1 第1節 〜
日 時 | 2011年3月5日(土) 15:04 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 18,673人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 2 | 前 半 | 0 | 山 形 |
0 | 後 半 | 0 | ||
2 | 計 | 0 | ||
得 点 者 | ||||
矢島 卓郎 | 34分 | |||
登里 享平 | 38分 |
2011シーズン、待ちわびたJリーグ開幕の朝が到来
ホーム等々力陸上競技場の正面には
今シーズンのキャッチフレーズ、岡本太郎氏の「挑」が堂々と掲げられた
開門に先立ち、サポーター主催の決起集会が開催
スタジアム正面付近の一角には、キックオフが待ち遠しいサポーターが集結
盛大なフロンターレコールに続き、新応援歌の練習
決起集会は盛況の中終了、後は開門の時をぐっとこらえる
早く開門しないかぁ、あぁ開門が待ちきれない
さぁ、開門の時が訪れた
澄み渡る等々力の空の下、白熱のゲームを間近に味わえ
全力のサポートが尽くせる幸せはこの上ない
変化を遂げる等々力陸上競技場
サイドスタンドとメインスタンドを繋ぐ「ふれあい小道」は
幅広の通路に生まれ変わり、混雑緩和に役立つであろう
危険な駆け足入場防止のためか、ゴール裏には通路と垂直に幕が設置
駆け足で観客席に向かうサポーターの姿は、確かに減った印象
開幕戦に向かう選手たちへ、サポーターからビッグなプレゼント
スタジアムへ通じる道の両側には、青旗を手に多くのサポーターがバスの到着を待つ
バスの到着は目前、合図に合わせ青旗が一斉に掲げられた
壮観な青一色の空間を、選手バスはゆっくりと走り過ぎた
大勢のサポーターが寄せた熱き気持ち
試合終了後の選手コメントを見ても、選手たちの心に確実に響いていた
キックオフまで一時間を切り、興奮の度合いは更に深みを増す
応援ゾーンの上方には、「挑」を交えた横断幕が掲出
激戦を備えた選手達が、等々力のピッチに君臨
相馬新監督を迎え新戦力も加わり、楽しみが尽きぬ布陣である
躍動感溢れる応援と声が、等々力の舞台を駆け回る
改めて開幕を認識、今年も様々なドラマが待ち受ける
試合開始に先立ち、毎年恒例の始球式
今年は川崎区出身のタレント、小森純さんが大役を担う
・・・と、リアクションも挟まずに大胆なシュート
これにはふろん太君も反応ならず、こちらも撮影し損ねるところであった
という訳で始球式は終了、小森純さんありがとう
キックオフの時は確実に迫る、ピッチ内の興奮は高揚の一途
2011シーズン、開幕戦はここに火蓋を切る
ジュニーニョ選手の調整遅れもあり、純国産のメンバーで勝負に挑むフロンターレ
90分間の激戦は火蓋を切って落とされた
前線のツートップを担うのは、矢島選手(背番号9:FW)と楠神選手(背番号16:FW)
矢島選手は早くもボールに絡み、山形にプレッシャーを与える
今シーズン主将の井川選手(背番号4:DF)
シーズンチケット購入要望の電話をサポーター宅にするなど、主将の貫禄が漂う
山形のロングボールを弾き返し、主将の存在感も十分
中盤で起用の登里選手(背番号23:MF)
豊富な運動量を披露、前線から素早く戻り守備にも奮闘
今年から加入の田中裕介選手(背番号3:DF)
山形の攻撃にしっかりと対応、危険の芽を早々に摘み取った
山形は左サイドを攻略、セットプレーからフロンターレに圧力を加える
山形が左サイドを深く切れこむが、登里選手が対応
山形の選手の行く手を遮り、田中選手が前方に蹴り返す
危機から抜け出せぬフロンターレ、山形が左サイドを執拗に攻める
クロスボールは稲本選手(背番号20:MF)がクリア、山形に決定機を与えない
白熱の攻防が展開、ピッチ上に砂埃が舞う
小宮山選手(背番号8:DF)はフィジカルの強さを生かし、山形の攻撃に対抗
山形の攻撃を耐え切ったフロンターレ、左サイドを矢島選手が一気に浮上
鋭いクロスを繰り出し、コーナーキックのチャンスを得たぞ
盛大な声援が飛び交う中、中村選手(背番号14:MF)のキックが炸裂
ボールはファーサイドに飛ぶも、決定的な得点機には至らない
激しく行き交うピッチ上、稲本選手がロングパスを披露
登里選手がパスに反応し飛び出しを図るが、山形のDFに阻まれてしまう
山形のサイドの隙を突き、フロンターレが一気の逆襲を図る
中村選手のスルーパスに小宮山選手が飛び出し鋭いクロス
山形のゴール前に楠神選手が待つが、惜しくも押し切れない
先制点には及ばぬも、コーナーキックのチャンスが再訪
中村選手の繰り出したボールにフロンターレの選手が飛び込むが
これもタイミングが合わせ切れない
序盤の劣勢は完全に払拭、フロンターレが攻撃面で優位に立つ
小宮山選手が豪快なミドルシュートを繰り出し、場内は歓声に包まれた
東京ヴェルディから新加入の柴崎選手(背番号19:MF)
J1のスピードも難なく対応、昨年までJ2でプレーしたとは思えぬ存在
前半も20分以上が経過、フロンターレが優位な状況だが、得点の気配は薄い
そんな中小宮山選手の運動量が光る、攻守に存在感を誇っている
攻撃の姿勢を保つフロンターレ、小宮山選手が一気に浮上しクロスを放つ
山形ゴール前に楠神選手が飛び込むも、ヘディングシュートは枠を外してしまう
劣勢気味の山形であるが、スローインを起点に攻撃を仕掛ける
フロンターレゴール前は混戦に突入するも
この場面はフロンターレが守り抜き、中村選手がドリブルで駆け上がる
そもまま一気に浮上し、鋭いパスを繰り出した
好機の演出を狙うも、この場面は山形に弾き返されてしまった
フロンターレの攻勢がしばらくは続くも、山形もサイド攻撃に活路を見出す
山形がフリーキックのピンチが到来、サポーターの声援に緊張が帯びる
山形が繰り出したボールが、フロンターレゴールに急接近
稲本選手がヘディングで対抗
危機から逃れたフロンターレ、カウンターで起死回生を図る
ボールは前線の登里選手に渡ったものの、ファウルの判定でチャンスは潰えてしまう
空中戦に挑む矢島選手、「挑」の文字が一層際立ち、躍動感に溢れている
・・・と、その矢島選手が中盤からドリブルで突破を図る
追随する山形のDFを、鮮やかなターンで振り切った
矢島選手の勢いは止まらない、左サイドを瞬く間に駆け上がる
破竹の勢いを保ったまま、狭い角度から強烈な一撃を繰り出した!
記念すべき2011シーズンのファーストゴール、矢島選手の一撃が山形ゴールを切り裂いた
等々力の舞台は歓喜の渦、歓喜の叫びが場内を包み込む
先制点の勢いを武器に、フロンターレが山形を責めたてる
楠神選手の鋭いパスに、田中選手が大胆な飛び出しを図る
矢島選手の勢いも止まらない、手薄な山形のサイドを鋭く切り裂く
深く切れ込み強烈なクロスを披露、山形の守備陣を慌てさせる
勢いが止まらぬフロンターレ、中村選手のスルーパスに登里選手が飛び出した
一気のドリブルで山形ゴールへ急接近、そのままシュートを繰り出した!
登里選手の鮮やかな追撃弾が、山形ゴールへと吸い込まれた
鮮烈なゴールに狂喜乱舞、等々力は更なる歓喜に包まれた
2点を挙げたフロンターレ、心理的にも優位に立つ
自在のパス回しで山形を翻弄、じっくりと攻撃の機会をうかがう
2点リードを得たフロンターレだが、到底満足には至らない
小宮山選手も勢いに乗り攻撃参加、左足を振り抜き強烈な一撃
稲本選手も他の選手に触発されたか、徐々に活力がアップ
負けじと鋭いクロスを披露、山形の急所を執拗なまでに突く
前半は程なく終了、2点リードと申し分ない試合運び
後半も集中力を切らさずに、開幕戦の勝利を手中にしたい
・・・と、今シーズンからJリーグとオフィシャルスポンサー契約を締結した
日本マクドナルドからビッグなプレゼント
入場者全員にビッグマックの無料券が配布
かく言う私は、間違えてチラシと一緒に捨ててしまったのですが(恥)
よっと、ふろん太君を撮影
ハーフタイムの静寂も一瞬に過ぎ、選手達がピッチに戻ってきた
再び戦いの舞台に突入、サポーターも選手達を後押しすべく、力強い拳を突き上げる
オー バモス カワサキ〜
オー バモス カワサキ〜
見せてくれ〜よ、 突き刺さる ゴ〜〜〜ル〜!
以下、面倒くさくなったのでほぼ写真だけ(恥)
登里里選手のクロスに矢島選手がスライディングでシュートを狙う
惜しくも届かなかったが、大勢のサポーターを沸かしてくれた
コーナーキックに向かう中村選手、ここぞとばかりに煽りを入れる
こうならば誰もが燃えたぎる、等々力の声援が一気に厚みを増した
開幕戦の入場者数が発表、もうちょっと伸びてくれればなぁ
もっともかのJ2時代と比較すれば、雲泥の差なのは明らかである
後半も20分以上が経過、フロンターレは最初の選手交代
昨シーズンの骨折で長期離脱中であった田坂選手(背番号6:MF)がコール
湧き上がる拍手の中ピッチへ向かう、開幕戦に間に合った!
田坂選手が鋭く駆け上がり、力強く右足を振り抜いた
見事な復活劇に、等々力を埋め尽くすサポーターから拍手が鳴りやまない
フロンターレは2人目の選手交代
前線で奮闘の矢島選手を下げ、小林選手(背番号11:FW)を投入
小刻みに選手投入を図る相馬フロンターレ
最後の交代枠は、横浜F・マリノスから加入の山瀬選手(背番号13:MF)
山瀬選手の名が場内に響くや、サポーターからどよめきに近い歓声が湧き上がる
頼むぞコウジ、山形のゴールをぶち抜いてくれ!
後がない山形も必死の反撃、再三のコーナーキックで活路を図る
フロンターレは堅実な守備で対抗、山形に決定的な場面は与えない
フロンターレのゴールを守るのは、若き守護神の杉山選手(背番号28:GK)
山形のパワープレーにも動揺を見せない、冷静に見据えてボールをかき出す
山形の猛攻を耐え抜いたフロンターレ、起死回生のカウンターが炸裂だ!
山瀬選手が怒涛のドリブルで一気の前進、強烈なシュートを繰り出した
跳ね返りのボールをすかさず奪うや、至近距離から更なる一撃を繰り出す
かつてフロンターレを苦悩に陥れた闘争心、今等々力で爆発する
山瀬選手の熱きハートに、つられて熱きモノがこみ上げてきた
気が付けば試合はロスタイム、後は勝利の瞬間を待つばかり
サポーターもアヴァンテの応援をスタート、フロンターレの勝利を手繰り寄せる
試合は2-0で勝利、相馬フロンターレは順調な船出となった
等々力に歓喜が舞い降りた、何と5か月ぶりの勝利だとか
勝利の余韻に浸る選手とサポーター、しかしこれは入り口に過ぎぬ
激動を予感させる2011シーズン、本当の戦いはこれからです
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:杉山 DF:田中(裕)・井川・横山・小宮山 MF:柴崎・稲本・登里・中村 FW:矢島・楠神 SUB:相澤・菊地・吉田・田坂・山瀬・小林・久木野 |
<フロンターレの選手交代> |
登里>田坂(67分) 矢島>小林(81分) 中村>山瀬(84分) |