J1リーグ第13節、ホームのガンバ大阪戦は朝から雨模様
降りしきる雨を傍らに、白生地を広げ一発幕の文面を思案中
試練＝チャンスなり
怪我人続出のフロンターレだが、裏返せば控え選手はスタメン獲得の好機
キリン杯で日本代表に初選出、柴崎選手（背番号19：MF）へ向けた横断幕
応援歌にならい「魅せてやろうぜ」の文字が光る
川崎フロンターレアカデミー出身、安藤選手（背番号27：GK）が待望の初スタメン
この弾幕は安藤選手へ向けたメッセージであった
大雨の影響で客足は鈍りがちだが
スタジアムに駆けつけたサポーターの熱気は普段以上
随所から「勝ちたい」気持ちがひしひしと伝わってきた
延々と降りしきる雨の中、キックオフの時が到来
ゴールマウスへ向かう安藤選手
相澤選手（背番号1：GK）の負傷で掴んだチャンス、絶対にモノにしてくれぇ〜
前節のセレッソ大阪戦ではドローに沈むも、9日ぶりのゲームで休養は十分
ホームのサポーターに勝利を見せてくれ！（以下写真ばかり）
写真を見れば分かるだろうが、凄まじき大雨が場内を襲う
豪雨で2台のうち一方のカメラが誤動作勃発、シャッターが全く切れてくれない
雨はさらに強くなり、前方の視界は確保すらままならない
雨天中止となった2009年の鹿島戦が脳裏をよぎる
豪雨は容赦なくピッチを襲い、両者無得点で前半を終了
一方のカメラは完全に死んだ、後半に備えてレンズを交換せねば・・・
ピッチと観客席を撮影すべく、生き残ったカメラから単焦点レンズを外し高倍率に変更
しかし、変更したレンズは曇り放題で写りは劣化
極めて過酷な環境下ではあるが、撮影は絶対に諦めぬ
激動の後半45分間、とくと写真をご覧あれ（＝単なる手抜き）
G大阪の攻撃に安藤選手の攻守が光る
U-18の時代からプレーを追い続けた立場として、感慨深いものがある
・・・が、ペナルティエリア内のファウルでPKを献上
絶体絶命の危機が到来、何としても止めてくれ・・・
願いも届かず、G大阪に先制点を許してしまった
だが時間は十分に残る、歴史に残る等々力劇場はここから開幕だぁ〜
クロスボールに矢島選手（背番号9：FW）が突っ込んだが
惜しくもタイミングが合わなかった
我らが日本代表、魅せてくれよコウセイ！
期待を込めて連写するが、この場面はボールに詰め切れない
土砂降りの雨が視界が開けぬ中、中村選手（背番号14：MF)のミドルシュートが炸裂！
ボールは放物線を描き、G大阪のゴールへと吸い込まれた
芸術的一撃に、場内は大興奮の渦
他の選手と重なってしまい撮影出来なかったのだけが悔やまれた
こちらも初スタメン、小林選手（背番号11：FW)のシュートが炸裂！
待望のコーナーキックの場面が到来
等々力は一気に興奮アップ、盛大な熱気が場内を包み込む
ゴール前の混戦を経て、山瀬選手（背番号13：MF)が強烈なミドルシュート
これはゴールポストを直撃、続くこぼれ球も詰め切れなかった
豪雨は降り止む気配は皆無、レンズの曇りも深刻さを増すばかり
それでも気力で撮影続行、劇的な幕引きの到来に備え・・・
G大阪のカウンターが、フロンターレゴールを急襲
突然の危機到来にも体を張った守備で対抗、瀬戸際で失点を食い止めた
先のACLラウンド16を戦い抜いたG大阪の選手、疲労の色が目立ちつつある
選手の精彩は欠きミスも連発、ここは付け入るチャンスである
幾度とG大阪のゴール前に飛び出し、決定機に絡む小林選手
後はゴールに突き刺すだけなのだが・・・
疲労が色濃いG大阪ではあるが、時折見せるカウンターは要注意
安藤選手も慌てず対応、公式戦初出場とは思えぬ冷静さ
一方的に攻め立てるフロンターレだが、追加点を奪えぬままロスタイムに突入
ロスタイムも刻々と時は流れ、残された猶予も僅か・・・
だが、ドリブルで抜けだした久木野選手（背番号29：FW）に
G大阪の選手がたまらずファウルを犯す
ロスタイムも相当の時間が経過、これが最後のワンプレーかも知れぬ
皆の期待が凝縮された「ラストチャンス」、中村選手の右足に託された・・・
中村選手が繰り出した一撃が、G大阪のゴールを鮮やかに射抜いた！
芸術的な弾道に場内は最高潮、サポーターは皆感動に酔いしれた
試合は直後にタイムアップ、豪雨の激戦は稀に見ぬ劇的な幕引き
場内の興奮覚めやらぬ「等々力劇場」、勝利の雄叫びは延々と響き渡った
勝利を分かち合う選手とサポーター、レンズが極度の曇りで散々な写真で大恐縮
最後にドイツから帰国したテセの姿で、等々力の舞台からお別れです
テーセーゲットゴール、テーセーオオオオ〜