サンフレッチェ広島 VS 川崎フロンターレ
〜 2011 ヤマザキナビスコカップ 1回戦 第1試合 〜
日 時 | 2011年6月5日(日) 15:00 | |||
試合会場 | 広島ビッグアーチ(広島県広島市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 12,498人 | |||
試 合 結 果 | ||||
広 島 | 1 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 1 | ||
2 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
服部 公太 | 41分 | 2分 | 山瀬 功治 | |
ムジリ | 61分 | 88分 | 小宮山 尊信 |
東日本大震災の中断期間の影響で、日程変更を強いられたナビスコカップ
第1戦第1試合はサンフレッチェ広島とのアウェイゲーム、空はどんよりと薄暗い
開門前のスタジアム、待機列の人数を数えても50人を切る
ナビスコ杯で遠方のアウェイ戦ともなると、参戦するサポーターも限られる
開門と同時に応援準備、サイドスタンド最前列には横断幕が並ぶ
横断幕が少なく隙間が生じるかと思いきや、杞憂であった
バンテーラもしかりと座席下の台座に結びつける
試合中に僅かでも緩みが生じれば
最前段で握るコールリーダーがピッチに転落しかねないだけに、作業は慎重
程なくして選手バスがスタジアムに到着
控え室に向かう選手達を、サポーターは温かい拍手で出迎えた
GKは怪我人続出の緊急事態、控えにはU-18所属の内山選手(背番号33:GK)が入った
ゴール裏のサポーターへ早速挨拶、固い握手で健闘を誓い合う
キックオフまで1時間を切り、戦いの雰囲気は徐々に形成
アカデミー出身&所属の安藤選手(背番号27:GK)と内山選手が登場、ゴール裏の熱気は急加速
残るイレブンもピッチに登場、決戦へ向けて雰囲気を醸し出す
サポーターの数は多いとは言い難いが、遠路駆けつけただけに気持ちが違う
山麓に響くサポーターの叫び、思いが凝縮されている
キックオフの時は刻々と迫る
サポーターはタオルマフラーを堂々と広げ、選手入場の瞬間を待ち侘びる
初夏のビッグアーチの舞台、激戦は火蓋を切って落とされた
手に汗握る熱戦の模様は・・・、今日も文章は割愛気味で大恐縮(恥)
前半開始2分、ゴール前でフリーの山瀬選手(背番号13:MF)が豪快な一撃!
突き刺さるゴールにサポーターも大興奮、幸先の良いスタートだ
縦パスに反応し、ゴール前へと飛び出す矢島選手(背番号9:FW)
広島のDFは混沌とした状況、付け入る隙は大いにあるぞ
攻撃を止めぬフロンターレ、田中選手(背番号3:DF)が右サイドを抜け出しクロス
鋭いボールはカーブを描き、広島ゴールへと襲い掛かる
対する広島もロングパスから右サイドを浮上
石川選手(背番号20:MF)のドリブル突破に
小宮山選手(背番号8:DF)が好守でピンチの芽を摘む
柴崎選手(背番号19:MF)が日本代表招集で不在の中盤
ボランチの位置には稲本選手(背番号20:MF)、中盤の存在感は高い
登里選手(背番号23:MF)のキープから、山瀬選手がクロスを放つ
これは勢いが弱く、中林選手(背番号34:GK)がキャッチ
スルーパスに飛び出した登里選手
横竹選手(背番号22:DF)を競り合いながら広島ゴールへ迫る
シュート性のパスを繰り出すが、山瀬選手らには繋がらない
序盤の不安定さが消えた広島、徐々に攻撃態勢を強めてきた
服部選手(背番号17:MF)がシュートを連発、フロンターレは守勢を強いられる
カウンターに転ずる広島、佐藤選手(背番号11:FW)がドリブルで駆け上がる
構えるフロンターレは井川選手(背番号4:DF)が対応、鮮やかにボールを奪取
ピッチ上はボールが激しく往来、場内には緊迫感が漂う
ゴール裏のサポーターは腕を突き出し、安藤選手のゴールキックを後押しする
広島の攻撃を耐え抜いたフロンターレ、稲本選手が密集地帯からパスを繰り出す
背後から中村選手(背番号14:MF)が浮上、ミドルシュートは広島ゴールの枠の外
前半も残すは5分余り、このまま1点リードで折り返しか・・・
・・・が、広島のヘディングシュートがフロンターレゴールを急襲!
安藤選手の反応も空しく、ボールはフロンターレゴールへと吸い込まれた
試合は振り出しに戻ったが、試合はまだまだこれからだ
という訳で前半は1-1で終了、相変わらず手抜きな文章で大恐縮
試合は予想外に緊迫の攻防、遠路駆けつけた甲斐があった
ハーフタイムは特段何も無し、自然に抽選券へと視線は集中
残念ながら誰も当選せず、これも敵地の洗礼だろうか
代表選手が大幅に抜けた広島相手に、前半はいささか不本意なフロンターレ
後半の奮起に期待、今季初の敵地での勝利を掴み取れ!
矢島選手のポストから、小林選手(背番号8:FW)が鋭い駆け出し
直後に森崎選手(背番号8:DF)と交錯&転倒するも、プレーはそのまま続行
広島の攻撃は前半同様、ロングパスを起点にサイドから崩しにかかる
石川選手からの鋭いクロスボールは、井川選手が弾き返す
ボールを受けた山瀬選手、ドリブル突破の先に盛田選手(背番号19:DF)が立ちはだかる
かつてはフロンターレで愛された盛田選手、2年ぶりの先発出場だったとか
広島ゴール前で矢島選手が粘りのキープ
続く稲本選手が強烈なシュート!、しかし中林選手の正面を突いた
広島は取っておきの隠し玉、ムジリ選手(背番号10:MF)を投入
投入直後から質の高いプレーを披露、妙に嫌な予感が漂う・・・
広島ゴール前でパスを繋ぐフロンターレだが、広島の守備に苦戦の連続
決定的な場面になかなか持ち込めない
森崎選手の集中力の高い守備に、矢島選手も行く手を遮られる
稲本選手が繰り出したクロスボール、小林選手が渾身のヘディングシュート!
難しい体勢から繰り出した一撃は、広島ゴール枠を外してしまう
カウンターに挑むフロンターレ、稲本選手のパスに矢島選手が飛び出す
広島の手薄な守備を狙うが、この場面も森崎選手の好守に阻まれた
直後に広島もカウンターで反撃
石川選手が繰り出した危険なクロスは、菊地選手(背番号17:DF)が辛うじてクリア
危険な場面を辛うじて断ち切ったものの、再びカウンターを食らってしまう
ボールはフリーのムジリ選手に到達、もはや止める術は無かった・・・
不用意から招いた失点、試合はひっくり返されてしまった
だがこのままでは終われない、サポーターは気持ちを引き締め応援を続行
同点に追いつきたいフロンターレ、小宮山選手のシュートにゴール裏のサポーターは沸く
直後にフロンターレは最初の選手交代
稲本選手に代わり、広島ユース出身の田坂選手(背番号6:MF)を投入
フロンターレは2枚目の交代カード、小林選手から楠神選手(背番号16:MF)へスイッチ
投入直後の楠神選手へ、山瀬選手からパスが供給
早速突破を仕掛けたいどころであったが
広島の守備陣に瞬く間に捕まってしまった
広島はカウンターを仕掛けるが、疲労の色は明白
フロンターレの選手も運動量の低下が顕著、ここは我慢のしどころだ
山瀬選手がクロスを繰り出したが、足元を滑らせ万事休す
フロンターレは最後の選手交代、高卒ルーキーの大島選手(背番号30:MF)がピッチに飛び出す
神戸戦以来のプレーに期待しちゃうぞぉ〜
広島が放ったバックパス、大島選手はそれを見逃さない
中林選手へ向けて猛ダッシュ、広島の守備を慌てさせる
後半も時が進むに連れ、緊迫の時間帯は再び増す
フロンターレがコーナーキックのチャンス到来、先ずは同点ゴールを決めてくれ
立て続けにシュートを繰り出すフロンターレ
広島の壁を崩す最大のチャンス、サポーターも一気に活気を帯びる
田坂選手が繰り出したクロスに、菊地選手が果敢な空中戦を挑む
フロンターレは幾度と広島ゴールに迫るも、どうしても広島を崩し切れない
この場面もゴールはがら空き寸前になるも、盛田選手が気力でボールを掻き出した
猛攻の後にピンチあり、広島の速攻にフロンターレの守備は乱された
井波選手(背番号26:FW)が至近距離からシュートを浴びせるが
幸運にもゴールポストの外を通過
フロンターレがショートコーナでプレーが再開、ボールは小宮山選手の足元へ
・・・と、一瞬の間に左足を鋭く振り抜いた!
小宮山選手の鮮烈な一撃が、広島ゴールを深く貫いた
起死回生の同点ゴール、選手は抱き合いサポーターは喜びに沸く
攻撃手を緩めぬフロンターレ、ロスタイムは3分の表示
高まる期待と興奮の中、中村選手のコーナーキックが炸裂!
矢島選手がヘディングシュートを放つが、広島のゴールを詰め切れない
ロスタイムに広島が意地の攻撃、ムジリ選手のミドルシュートが火を吹いた!
ここは安藤選手が好セーブ、川崎のゴールを守り抜く
試合はそのままタイムアップ、2-2の同点で幕を閉じた
敵地での勝利は飾れなかったが、価値あるアウェイ2ゴールを得た
相馬監督もゴール裏に駆け寄り、選手とサポーターは激闘を分かち合った
次なる勝負は7月の等々力決戦、国立の舞台を目指しての戦いは続きます
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:安藤 DF:田中(裕)・井川・菊地・小宮山 MF:中村・稲本・山瀬・登里 FW:矢島・小林 SUB:内山・實藤・横山・田坂・楠神・大島・久木野 |
<フロンターレの選手交代> |
稲本>田坂(64分) 小林>楠神(68分) 登里>大島(73分) |