川崎フロンターレ VS アルビレックス新潟
〜 2011 J1 第29節 〜
日 時 | 2011年10月16日(日) 15:04 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 16,903人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 0 | 前 半 | 0 | 新 潟 |
1 | 後 半 | 2 | ||
1 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
ジュニーニョ | 89分 | 59分 | ブルーノ ロペス |
|
70分 | ブルーノ ロペス |
J1リーグ戦第29節、ホーム等々力でアルビレックス新潟との一戦
初夏を思わせる陽気と暑さ、歩くだけで汗がにじむ
東日本大震災復興支援活動「Mind-1ニッポンプロジェクト」の一環として
被災地陸前高田の子どもたちと保護者を等々力に招待
前日から川崎市内を「修学旅行」で選手やサポーターを親睦を深め
勝利で最高の思い出を贈りたい
強い日差しの下、杉山選手(背番号28:GK)と相澤選手(背番号1:GK)がアップに登場
リーグ戦では7月以来勝利から見放された等々力の舞台
陸前高田の子どもたちのためにも、久々の勝利を飾りたい
続くイレブンもピッチに登場、暑さに熱気が誘発される
新潟と等々力での勝負は2003年以来負け知らず、抜群の相性
リーグ戦も残りは6試合、一つでも上の順位を狙いたい
キックオフへ向けて躍動するサポーター、場内はさらなる熱気に包まれる
試合開始に先立ち、恒例の川崎市民の歌を熱唱
陸前高田の子どもたちには理解出来たかなぁ?
高まる期待と興奮の中、戦いに備えた選手達がピッチに登場
この後で選手達と陸前高田の子どもたちが記念撮影
記念すべき瞬間を撮り損ねてあぁ残念
(選手バス待ちでゲートフラッグを掲げるシーンも撮り損ねたが)
負傷中であった稲本選手(背番号20:MF)も待望のリーグ戦復帰
先の代表戦で大爆発の中村選手(背番号14:MF)も揃い、反撃体勢が整ったぞぉ〜
試合開始直後から攻勢を強めるフロンターレ
前線の選手が積極的にボールに絡み、先制点の予感を漂わせる
新潟に攻め込まれるも、稲本選手が体を張った守備を披露
さぁ、ここから逆襲開始
久々のリーグ戦の稲本選手だが、この場面は気負い過ぎたか
新潟にセットプレーのチャンスを献上、早々に危機が訪れる
新潟のゴールキックが炸裂したが、ゴールポストの上方を通過
危機から脱したフロンターレ、ここから再び攻撃開始!
この季節特有の陽射しを浴び、熱烈な声援を送るサポーター
フロンターレは左サイドを急浮上
矢島選手(背番号9:FW)のプレスからコーナーキックのチャンスを得た
中村選手のコーナーキックは、ジュニーニョ選手の頭をとらえた
だが、ヘディングシュートは新潟ゴール枠を大きく外す
試合開始から十数分、フロンターレに突如アクシデントが襲う
實藤選手(背番号15:DF)が菊地選手(背番号36:MF)と交錯、ピッチに激しく転倒
手首を抱えて苦悶の表情を浮かべる實藤選手、大丈夫であろうか・・・
サポーターの願いも届かず、無念のリタイアを余儀なくされた
その後の診察で脱臼(全治2ヶ月予定)と判明、何たる不運であろうか
フロンターレは急きょ菊地選手(背番号17:DF)を投入
ミスが目立ちスタメンからご無沙汰なだけに、絶好のアピールの機会である
アクシデントに見舞われたフロンターレだが、優位な試合運びを見せる
サポーターも力強い拍手を送り、ピッチ上に熱き魂を注ぐ
ジュニーニョ選手が渾身の突破を披露、コーナーキックのチャンスを得たぞ
高まる期待を抱き、サポーターは躍動
コーナーキックのチャンスは逃すも、フロンターレはこぼれ球をキープ
ジュニーニョ選手のクロスに矢島選手が飛び込むが
ヘディングシュートは惜しくもゴール枠を外す
直後に新潟もコーナーキックの場面を掴む
フロンターレは最終ラインの選手が奮闘、新潟に決定的な場面は与えない
新潟のゴールへ詰め寄るフロンターレ
ジュニーニョ選手が千葉選手(背番号3:DF)に詰め寄られつつも
強烈な一撃を繰り出した
ジュニーニョ選手のシュート弾き返されるも、柴崎選手が後に続く
折り返したボールを、小宮山選手が強烈なミドルシュート
引いて守る新潟は、典型的なカウンター狙い
ブルーノ選手(背番号11:FW)がドリブルで急浮上を図るも
稲本選手が体を張って攻撃を阻止
うむ、どうもNHKのカメラが邪魔である(苦笑)
そんな間に、試合の流れは新潟に傾いてしまう
セットプレーの危機到来のフロンターレ、ここは我慢のしどころである
新潟はサイドチェンジを仕掛け、゙選手(背番号9:MF)が縦への突破を図る
背後を突かれたフロンターレだが
伊藤選手(背番号2:DF)がスライディングで行く手を遮る
新潟の守備を掻い潜り、前進を図るフロンターレ
山瀬選手(背番号13:MF)が得意のミドルシュートを繰り出すが
新潟の選手に阻まれた
試合勘が戻り切れぬ稲本選手だが、体を張った守備を見せる
前半も残りは5分前後、フロンターレに絶好のチャンスが到来
ジュニーニョ選手がライン際で繰り出したパスを山瀬選手が落とし
矢島選手が一気に抜け出しを図る
新潟のGKをゴールから引き寄せ、先制点の大チャンス!
矢島選手からのボールを稲本選手が押し込みを図ったが
力んでしまったのか、至近距離からの一撃は外してしまった
前半もロスタイム突入前後、両者無得点で終了の気配・・・が
新潟のカウンターから大ピンチを招く
ミシェウ選手(背番号10:FW)の突破に柴崎選手(背番号19:MF)が対応するも
ミシェウ選手がペナルティエリア内で転倒
主審の判定は新潟のPK、土壇場で絶体絶命の危機が到来
ゴールポストの中心で構える杉山選手に、サポーターは絶叫
頼む、止めてくれ・・・・
高まる緊迫感の中、ミシェウ選手が静かに走り出す
ミシェウ選手の動きに杉山選手が反応、PKを阻止したぞ!
杉山選手のビッグセーブで、歓喜に沸く等々力の舞台
だが危機からは脱していない、新潟のコーナーキックが待ち受ける
続く新潟のコーナーキックは、杉山選手がパンチで弾き出す
前半は直後に終了、杉山選手の奮闘で無失点で切り抜けた
杉山選手のPK阻止の余韻が残る等々力の舞台、後半へ流れを引き寄せたい
この試合はNHKが中継、等々力にはマスコットのどーもくんが登場
ドーモです、はいどうもです・・・
ピッチの半分が日陰に隠れ、暑さは程良く和らいだ
ここから後半スタート、先ずは先制ゴールをゲットしたい
後半序盤はフロンターレが攻勢を強め、新潟ゴールを次々に脅かす
対する新潟はゴール前を固め、フロンターレの攻撃を我慢強く弾く
フロンターレは相馬サッカーの真髄(?)である、ボールを素早く繋ぐ作戦
新潟の隙を伺うも、攻撃の手数が物足りない
対する新潟は前半同様、徹底したカウンター狙い
ミシェウ選手に不用意なミドルシュートを許すが、杉山選手の正面を突く
フロンターレは中盤で連携ミス、新潟の切り返しを浴びてしまう
ここは伊藤選手が追い付きバックパスで逃げるも
一つのミスが致命傷を招きかねない
新潟の攻撃を防いだフロンターレ、中盤から一気に反撃開始
稲本選手が前線へパスを放つも、勢いが強く山瀬選手は届かない
徐々に両者のペースがアップ、めまぐるしい攻防が展開される
フロンターレは最終ラインが手薄い印象、いささかの不安を抱かせる
その後はフロンターレが流れを掴み、新潟を再三脅かす展開
コーナーキックに続き山瀬選手と中村選手が次々にシュートを放つが
新潟の守備も奮起しゴールを許さない
新潟のクリアボールを拾ったフロンターレ、更なる攻撃へと繋ぎたい
稲本選手へボールが託されるが・・・、ミシェウ選手に奪われてしまった!
ミシェウ選手がすかさずパスを供給、フリーのブルーノ選手へと渡ってしまう
井川選手のブロックも及ばず、鋭い一撃を浴びてしまった
新潟に不覚の先制点を献上、守備の問題がもろくも露呈してしまった
とは言えまだ1失点、気持ちを入れ替え反撃を開始するぞ!
失点を喫したフロンターレ、同点に追いつくべく新潟ゴールへ迫る
しかし新潟の守備は固い、柴崎選手のシュートも弾き返されてしまう
新潟の戦術は一向に揺るがない、フロンターレの背後を徹底的に狙う
新潟のロングパスには杉山選手が対応するも、不安は尽きない
中盤でボールを奪われたフロンターレ、新潟の鋭い切り返しに遭遇
新潟の両外国人選手の鋭さに、苦しい守りを強いられる
中村選手のロングパスを起点に、新潟ゴールへと駆け寄るフロンターレ
しかし新潟のマークは厳しい、どの選手も自在なプレーは封印される
フロンターレは2人目の選手交代
稲本選手に代わり楠神選手(背番号16:MF)を投入
前半は動きが鈍かった小宮山選手が、果敢に攻撃参加
次々とクロスを繰り出し、新潟からコーナーキックのチャンスを得たぞ
絶好のチャンスを得たフロンターレだが、新潟のゴールを詰め切れない
こぼれ球を繋いだ筈が連携ミス、せっかくの好機も途絶えてしまう
攻め続けたフロンターレではあるが、守備の問題が再び露呈
新潟に不用意なカウンターを食らい、井川選手のスライディングも焼け石に水
背後の広大な空間を突かれたフロンターレ
ブルーノ選手のシュートを止める術も無く、痛恨の追加点を献上してしまった
とは言え落ち込む暇は無い、ここで挫けてなるものか!
2点差を追いつくべく、新潟を攻め立てるフロンターレ・・・の筈だが
一対一の攻防でも明らかに劣勢、新潟の術中にはまってしまう
新潟のゴールを目指し、ジュニーニョ選手が一直線に駆け上がる
しかし新潟もすかさず対抗、菊地選手のブロックに阻まれた
アグレッシブに攻め立てるフロンターレ、最終ラインの隙間は埋まらない
新潟が飛び出し息の根を止めにかかるが
杉山選手が勇敢な飛び出しを披露、瀬戸際で失点を免れた
フロンターレは3人目の選手交代、小林選手(背番号11:FW)に攻撃を託す
楠神選手のパスに反応し、シュートの体勢
後半も残るは10分弱、フロンターレは更に攻勢を強める
対する新潟は守勢を強め、逃げ切り体勢・・・ん?
いつの間に菊地選手が退場していたのか??
後半も気づけば残りは僅か、もはや反撃の力は残されていないのか
・・・と、ジュニーニョ選手が意地で新潟ゴールのネットを揺らす
ジュニーニョ選手のゴールに、サポーターは反応が遅れるも
力強くタオルを回しゴールを祝う
それでも試合は負けている、あと1点・・・そしてもう1点が必要だ!
数的不利の新潟に対し、フロンターレはパワープレーに突入
菊地選手も井川選手も捨て身の攻撃参加、新潟のゴールを脅かす
前線に飛び出した小林選手に、楠神選手からのスルーパスが届く
直接右足を振り抜いたが、新潟のゴール枠を外してしまう
後半も残り時間はごく僅か、果敢なる波状攻撃に「挑」むフロンターレ
新潟も懸命の守備で対抗、両者の意地が激しく拮抗
ふとメインスタンド下に視線を送ると、陸前高田の子どもたちが待機中
逆転勝利を飾りハイタッチで迎えさせたい
試合後に川崎を去る被災地の子どもたちに、最後は笑顔を与えたい・・・
果敢に攻め続けたフロンターレであったが、試合は非情のタイムアップ
新潟に1-2で惜敗、陸前高田の子どもたちに勝利のプレゼントは贈れなかった
試合については残念な結果に終わってしまうも
被災地の子どもたちにいい思い出が残れば幸いです
フロンターレの戦い・・・そして中長期的な被災地復興支援は続きます
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:杉山 DF:實藤・井川・伊藤・小宮山 MF:柴崎・稲本・中村・山瀬 FW:矢島・ジュニーニョ SUB:相澤・菊地・田中(雄)・大島・楠神・登里・小林 |
<フロンターレの選手交代> |
實藤>菊地(16分) 稲本>楠神(66分) 山瀬>小林(76分) |