川崎フロンターレ VS アルビレックス新潟
〜 2012 J1 第1節 〜
日 時 | 2012年3月10日(土) 17:04 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 18,920人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 1 | 前 半 | 0 | 新 潟 |
0 | 後 半 | 0 | ||
1 | 計 | 0 | ||
得 点 者 | ||||
實藤 友紀 | 11分 |
待望の2012シーズン開幕戦、ホーム等々力陸上競技場でアルビレックス新潟との対決
早朝の等々力はみぞれ混じりの雨模様、寒さで身震いが止まらない
朝の抽選を終えたサポーターは、コレオグラフィの準備に取り掛かる
前日から用意したカラーパネルが詰まった箱を、協力して2階席に運び入れる
座席に巻かれたカラーパネルを設置、手馴れた作業で予定よりも早く終了
バックスタンド下の室内練習エリアに移動し、ビッグフラッグの掲出準備
雨は止まぬが「ギネス級」と目される7枚の同時掲出へ向けて、準備は怠りない
藤子不二雄Fミュージアムとのコラボにより誕生した、4枚のビッグフラッグ
藤子ワールドに夢中になった幼年時代を思い出す
ビッグフラッグの収納袋にも柄が印刷、この袋だけでも欲しくなってしまう
開幕戦とくれば、選手のバス待ちは欠かせない
競技場の入口にサポーターが集結、バスの到着が待ち遠しい
寒さを吹き飛ばす熱気が溢れる中、選手バスが競技場前に姿をあらわす
サポーターは一斉に応援をスタート、開幕戦の勝利を願い熱き声援が響き渡る
大声援の歓迎を受け、選手バスはスタジアムに到着
サポーターの熱き魂の叫び、選手達の心に響いたはずだ
続けて決起集会に突入、加えて新応援歌の練習に移る
イケメンNOのジェシ選手(背番号5:DF)、応援歌もイケているぜぇ〜
スタジアム前は更なる熱気に包まれ、サポーターの気持ちは全開寸前
決起集会の勢いで開幕戦の勝利を掴み取るぞ!
場内に戻るとキックオフまで1時間を切る
GKの西部選手(背番号21:GK)と杉山選手(背番号1:GK)がピッチに登場
湘南から新加入の西部選手が、スタメンの座を勝ち取った
ベテランの安定感で等々力のゴールを守り抜け!
残るイレブンもピッチに登場、新たな布陣に期待は自然と高まる
心配された雨も完全に上がり、臨戦態勢はばっちり整った
キックオフが近づくにつれ、場内は更にヒートアップ
等々力はまさに「一体感」、勝利への切なる気持ちは誰もが同じ
等々力に勝利と笑顔を、皆が抱く気持ちである
東日本大震災の被災地の一つ、陸前高田との親交を重ねるフロンターレ
開幕戦は陸前高田でもライブ中継、被災地の子どもたちも共に声援を送る
オーロラビジョンに映し出された教師の言葉、感極まっていた
一方通行のライブ中継では終わらせない
Gゾーンの脇に巨大LEDモニターを設置、陸前高田での応援風景もライブ中継
モニターの画面はピッチへ向けられ、ピッチ上の選手も確認可能
Gゾーンを交えての光景がこちら
物理的には遠く離れた陸前高田だが
モニターを経由し気持ちを共有、等々力の舞台と完全に一体となった
開幕戦恒例のイベント、著名人による始球式が今年も開催
川崎市麻生区に在住、元投手の桑田真澄氏がピッチに登場!
あれ?桑田さんの写真は?
観客席を埋め尽くすコレオグラフィと
一斉になびくビッグフラッグの写真は???
ありません(恥)
東日本大震災発生から明日が1年、黙祷が捧げられた
犠牲者を悼み、ピッチは静寂に包まれた
陸前高田の子どもたちも犠牲者の冥福を祈っていた
いつもの撮影場所に駆け足で舞い戻り、気合を入れて撮影開始!
駆け足で戻る最中に財布を落としたのは、ここだけの内緒である(恥)
(拾ってくれた方にはとにかく感謝)
新加入のジェシ選手、早速プレーで魅せつける
前線へ素早いフィード、鋭いパスは一気に前線へ到達
縦へのボールに走りこむのは、こちらも新加入の小松選手(背番号17:FW)
長身に似合わず(失礼)俊足を飛ばしてきたぞ
新潟が左サイドを強引に切り崩し、中央へパスを折り返す
ここは西部選手がセーブ、慌てた素振りは皆無である
攻撃的MFで先発の山瀬選手(背番号13:MF)、こちらも強力な突破を披露
日本代表でも絶好調の中村選手(背番号14:MF)、本職のボランチで輝きを見せる
中盤からロングパスを披露、田坂選手(背番号6:MF)が鋭い反応
實藤選手(背番号15:DF)が繰り出したパスは、小松選手を的確に捉える
開幕戦は右SBの座を確保、2年目を迎える相馬監督の守備強化の一環であろう
レナト選手(背番号10:MF)が力強い踏み込みから、鋭い一撃を繰り出す
柴崎選手(背番号19:MF)が後に続いたが
黒河選手(背番号1:GK)のセーブに阻まれた
小松選手が新潟の選手と交錯、フリーキックの好機を得た
キッカーはレナト選手、この場面はしっかりと撮影・・・手元のレンズが落っこちた
レンズを拾う間に、レナト選手の一撃が炸裂!
ボールはそのまま新潟ゴールを貫いた!!
2012シーズン待望の初ゴールに、等々力の舞台は喜びに沸く
オーロラビジョンは得点者に實藤選手、ヘッドでのゴールであった
さぁ、この勢いで開幕戦の勝利をゲットするぞ
熱気にあふれる等々力劇場、まさに「一体感」そのものだ
新潟もすかさず反撃を見せるが、フロンターレの守備は慌てない
西部選手も冷静に状況判断、ゴール前の安定感は昨シーズンの比では無い
ジェシ選手が背後を狙われかけるが、素早く反転してトラップ
足元の巧みなコントロールから、華麗なオーバーヘッドのクリアに場内は沸く
中盤の攻防を制したフロンターレ、小松選手がドリブルで急浮上
そのまま新潟ゴールに急迫、新潟にプレッシャーを与える
セレッソ時代の印象とは異なり、アグレッシブな姿勢を見せつける
中盤を司るレナト選手に、新潟は激しいマークで対抗
相馬監督も思わずヒートアップ
ジェシ選手が次々とパスを繰り出し、攻撃の起点の一つとなる
あぁ、格好良すぎるゼ
攻撃の軸となるレナト選手だが、守備面も見逃せない
新潟の中央突破に素早く戻り、背後からボールを奪いにかかる
ジェシ選手とCBのコンビを組むのは、京都から新加入の森下選手(背番号33:DF)
的確なポジショニングで新潟の攻撃を弾き返す
中村選手のスルーパスは、山瀬選手に到達
絶好の場面と胸踊るも、大井選手(背番号3:DF)に阻まれてしまった
ピッチ上は激しいプレーの応酬
フリーキックのチャンスにサポーターの期待は否応なしに高まる
中村選手か田坂選手が狙うと見せかけ、レナト選手が強烈な一撃!
新潟も着々と反撃を続け、コーナーキックの危機が迫る
この場面は絶対にゴールを死守、一変して緊張感が場内を支配
新潟の攻撃を耐え抜いたフロンターレ、カウンターで一気に逆襲開始
レナト選手がペナルティエリア内で倒されたかに見えたが、PKは得られない
前半もロスタイム突入前後、小松選手のキープからコーナーキックを得た
サポーターを煽る中村選手、場内は一気に湧き上がる
中村選手のコーナーキックから、新潟ゴール前は混戦に突入
小松選手が長身を生かし、果敢に空中戦へと挑む
前半は1-0で終了、両者共に気持ちがこもった好ゲーム
1点では安心には程遠い、後半の爆発に期待したい
3月も中旬なのに、夜の寒さが身に染みる
加えてふろん太君が近くにやって来ない・・・
ハーフタイム終了間際にして、ふろん太君が登場
目を隠して一体何をやるのか??
振りかぶって・・・豪速球を投げたぁ〜
始球式を務めた桑田さんのモノマネだぁ
間もなく後半がキックオフ、選手達がピッチに続々と戻る
ジェシ選手は十字架を切り戦線復帰
さぁ、ここから後半45分が始まるぞ!
横縞のユニフォームを纏った選手たちの背中がたくましい
後半開始と同時に、新潟が先制攻撃を仕掛けてきた
ゴール前にボールが高く浮くも、ヘッドで繋ぎクリアを図る
新潟はサイドチェンジからブルーノ ロペス選手(背番号11:FW)がミドルシュート
これはフロンターレのゴール枠を捉えなかった
西部選手のゴールキックに合わせ、唸り声を上げるサポーター
早々に追加点を決めて、新潟を更に突き放すぞ!
新潟がセットプレーの場面が到来、ここは集中しどころだ
59FIFTYキャップが似合うぞ>ツ○サ君
ハイボールに西部選手が反応、正確なキャッチでピンチを断ち切る
まるで何年も在籍していたかのような安定感、ベテランの味が光る
ドイツから復帰の矢野選手(背番号9:FW)と、中村選手のマッチアップ
この場面は中村選手に軍配、国内組も負けてはいませんぞ
レナト選手も中盤で躍動、新潟からボールを奪い取った
そのままドリブルで急浮上、スピードに乗り新潟ゴールへと突き進む
レナト選手のパスを受けた小松選手が、フリーの体制でループシュート
・・・が、ボールは落下し切れずにゴールラインを割った
矢野選手に森下選手が素早く追随
まさに「安全、安心」の守備、矢野選手に仕事を与えない
新潟はロングパスを盛んに放つが、フロンターレの最終ラインは的確に反応
森下選手の反応も極めて早い
それでも新潟は黙っていない、パスを繋ぎ右サイドから鋭いクロス
矢野選手が正面から突っ込んできたぞ
新潟の波状攻撃に、フロンターレは一丸の守備で対抗
最後はこぼれ球を實藤選手がクリア、辛うじて危機を耐え抜いた
クリアボールへ走り出すレナト選手、対する新潟もファウル覚悟で止めにかかる
フロンターレも決して黙ってはいない、左サイドで繋ぎ新潟を崩す
柴崎選手の低い一撃は、黒河選手に抑えられた
攻撃の手を止めぬフロンターレ、今度は右手に進路変更
小松選手が走り込んでシュートを放つが、ボールはバーを直撃
バーに嫌われたボールを、レナト選手がダイレクトでシュート
しかし、これはボールの芯を捉えない
絶好機を逃したフロンターレだが、攻撃の意識は保たれる
山瀬選手も得意のミドルシュート、これは精度に欠いた
新潟がサイドチェンジを図るも、田坂選手(背番号6:MF)が対応
村上選手(背番号25:DF)がチェックに入るも、巧みな足技で振り切った
森下選手のポジションが若干高く、新潟が背後を突いてきた
ここはジェシ選手がフォローに入り、危険の芽をもぎ取った
オーロラビジョンには入場者数が発表
残念ながら2万人には届かぬも、「一体感」に満ち溢れていた
新潟の立て続けのコーナーキックを凌いだフロンターレ
最初の選手交代は稲本選手(背番号20:MF)を投入
昨シーズンより幾分絞られた印象、フルシーズンの活躍を願う
フロンターレの2人目の選手交代は、小松選手に代わり小林選手(背番号11:FW)
スーパーサブでアピールを重ね、レギュラー獲得へ再び名乗りを上げてくれ
試合時間は残り10分弱、新潟も勝負を諦めてはいない
選手もサポーターも我慢の時間帯、一体となりゴールを守り抜け
新潟の猛攻を耐え抜いたフロンターレ
レナト選手の折り返しから、小宮山選手(背番号8:DF)が果敢に逆襲開始
試合は残すは5分前後、まだまだ予断は許されない
ピッチと観客席・・・そして陸前高田の子どもたちと一体となり
新潟の攻撃を弾き返すぞ!
新潟の圧力は更に高まる、ゴール真正面からフリーキックの危機が迫る
絶体絶命の場面こそ「一体感」が肝要
皆で気持ちと一つにさせ、絶対にゴールを死守するぞ!
新潟のセットプレーを切り抜けたフロンターレ、ここで最後の選手交代
キープ力に長ける黒津選手(背番号7:FW)を投入、逃げ切り体制に突入だぁ
奮闘を重ねたジェシ選手、気力を振り絞りヘッドで弾き返す
さすがに疲れたのか西部選手と交錯するが、西部選手は落ち着いてパンチング
最後まで新潟は諦めず、更に攻撃の圧力を強めてきた
攻撃の手を止めぬ新潟、終了間際にフロンターレに最大の危機が到来
ここは實藤選手が体を張り、西部選手のセーブでゴールを死守
ボールは縦横無尽に飛び交い、最後の一瞬まで目が離せない
サポーターはアヴァンての応援を開始、力を込めて両腕を突き上げる
程無く試合はタイムアップ、新潟に1-0で勝利
2012シーズンは勝利で船出を切った
センターサークルで円陣を組み、勝利の喜びに沸く選手たち
まるで優勝したかのような喜びに浸る
笑顔で引き揚げる選手たち、オーロラビジョンには陸前高田の子どもたち
作年秋の敗戦の悔しさを晴らしたぞ
ヒーローインタビューを受けたレナト選手と實藤選手
セットプレーでのゴールも久方ぶり・・・の気がした
選手とサポーターでバンザイ、勝利の喜びを分かち合った
陸前高田にも等々力の熱気が伝わったかな?
凛々しい表情のジェシ選手、カッコ良すぎて失神しそうだぜぇ
この日の「お立ち台」は實藤選手、今年は飛躍の一年を期待
続けての「お立ち台は」中村選手
お疲れ!と大声でサポーターに挨拶
手にする文字は「陸前高田最高」、今年も復興支援を頼んだぞ
勝利の余韻が冷めぬ舞台、等々力の夜は歓喜に満ち溢れた
今シーズンこそ開幕ダッシュ成功、そして必ずやタイトルを・・・
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:西部 DF:實藤・ジェシ・森下・小宮山 MF:中村・柴崎・田坂・山瀬 FW:レナト・小松 SUB:杉山・伊藤・田中(裕)・稲本・楠神・黒津・小林 |
<フロンターレの選手交代> |
山瀬>稲本(77分) 小松>小林(80分) レナト>黒津(90+1分) |