浦和レッズ VS 川崎フロンターレ
〜 2012 J1 第4節 〜
日 時 | 2012年3月31日(土) 15:03 | |||
試合会場 | 埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市) | |||
天 候 | 雨 | |||
観 客 数 | 25,743人 | |||
試 合 結 果 | ||||
浦 和 | 1 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
0 | 後 半 | 1 | ||
1 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
ポポ | 10分 | 59分 | 矢島 卓郎 |
2012 J1第4節、ペトロヴィッチ体制の浦和レッズとのアウェイゲーム
列整理を終えた朝のスタジアム、不気味な暗雲が上空を包み込む
台風並みの爆弾低気圧の接近で強風が吹き荒れ、砂埃が舞う
眼内に砂埃が乱入、目が痛くてたまらない
レンズフードの内側にも大量の砂埃が付着
加えて午後から大雨の予報、週末を狙い打つ悪天候にはもううんざり
それでも試合は待ち遠しい、心を踊らせ開門を迎える
最前列に移動し撮影場所を検討、悩んだ挙句ゴール寄りを選択
続けて横断幕の装着に移るも、最上段は強風が吹き乱れる
しっかりと固定しないと吹き飛ばされるのは必至である
熱気溢れるビジター側ゴール裏、安藤選手(背番号27:GK)らがアップに登場
ナビスコ杯の鳥栖戦に続き今季2試合目の先発、頼むぞ!アンチャン
・・・と、上空は急激に暗くなり、大粒の雨がスタジアムに襲いかかる
しかし勝負はこれから、この程度でたじろいては始まらない
残るイレブンもピッチに登場、サポーターと共に全力勝負を誓う
決戦を目前に控え、俄然意気上がるサポーター
埼スタで久々の勝利を得るべく、懸命に大声を響かせる
雨は一気に勢いを増し、もはや土砂降りの様相
レンズにも大量の雨粒が付着しAFが誤動作、キックオフ前に拭き取らないと
全身ずぶ濡れの勇ましきサポーター、タオルマフラーを掲げ選手入場を待つ
期待と興奮の渦の中、試合開始のホイッスル
好調浦和を下し、上位戦線へ駆け出すぞ
リーグ戦先発出場で不敗を続ける安藤選手、今日も堅守を頼んだぞ!
先制攻撃を仕掛けたのはフロンターレ
小宮山選手(背番号8:DF)が右サイドを駆け出しクロスを繰り出す
浦和もすかさず反撃開始、前線のポポ選手(背番号16:FW)にボールを集中
セットプレーの場面を迎えたフロンターレ
レナト選手(背番号10:FW)のフリーキックに
小松選手(背番号17:FW)が飛び込むも
タイミングが外れ、ボールはゴールラインを割り込んだ
セットプレーの好機は逃すも、攻撃の勢いを保つフロンターレ
降りしきる雨の中、サポーターも全力で後押しする
浦和も小刻みにパスを繋ぎ、柏木選手(背番号8:MF)がミドルシュート
シュートはDFに当たりゴールラインを割り込む
続けて浦和はコーナーキック、フロンターレゴール前に緊張が走る
浦和がプレッシャーを加えるも、最後は小宮山選手がクリア
直後にフロンターレは逆襲開始、鋭い反転で中盤を突破
最前線の小松選手へボールを送るが、坪井選手(背番号2:DF)の守備に阻まれた
ボールはレナト選手へ渡り、小刻みなドリブルからシュートを放つ
これは浦和ゴール枠を外してしまう
浦和がじりじりと反撃開始、左右に繋ぎじわりと前進を図る
・・・と、梅崎選手(背番号7:MF)が鋭いクロスを繰り出した
ポポ選手の強烈なヘディングシュートが、フロンターレゴールを貫いた
試合はまだ始まったばかり、この程度でへこたれない
先ずは同点へ追い付くべく、フロンターレ中盤でボールを奪取
ボールはレナト選手へ託されるも、浦和の厳しいマークに遭遇
フロンターレはサイドチェンジを披露、小宮山選手が左サイドを一気に駆け上がる
小宮山選手の鋭いクロスに小松選手が頭で合わせるも
シュートは浦和のゴール枠をとらえない
レナト選手が前線で奮闘するも、浦和の厳しいマークに悪戦苦闘
右サイドに展開のフロンターレ
柴崎選手(背番号19:MF)のパスを受けた田中裕介選手(背番号3:DF)が
ロングクロスを繰り出した
小松選手が果敢に滑りこむも、これもうまく収まらない
強まる雨にも負けじと、サポーターも懸命の声援を送る
未だ無得点の小松選手だが、中盤から積極的にボールに絡む
小松選手が素早く前線へ復帰、浦和ゴール前へクロスを供給
ゴール付近には山瀬選手が構えるも、互いに呼応しきれない
スタメン復帰で意気込む田中選手
アグレッシブなヘディングで浦和のパスを弾き返す
浦和がコーナーキックの場面、ゴール裏に強い危機感が迸る
コーナーエリアに向かう柏木選手に、サポーターはブーイングを浴びせる
攻勢を強める浦和に対し、フロンターレの最終ラインは乱れ気味
ポポ選手がクロスを繰り出すが、森下選手(背番号33:DF)がヘディングで弾き返す
フロンターレは浦和からボールを奪取、カウンターで一気に浮上
小松選手がドリブルで浦和ゴールへ詰め寄る
浦和の攻撃を田中選手が食い止めるも、切り返した直後にファウルを献上
セットプレーの危機が到来、意地でも追加点は阻止したい
柏木選手が放ったボールは、小松選手がヘッドで弾き返す
フロンターレは一気に逆襲開始、浦和からコーナーキックのチャンスをゲット
浦和が左側へ展開、ポポ選手から柏木選手へと繋ぐ
・・・まずい、安藤選手がゴールポストから誘い出されてしまった!
柏木選手がライン際で折り返し、フロンターレゴールに危機が迫る
この場面は森下選手が懸命のクリア、辛うじて失点は免れた
収束を知れぬ豪雨の中、両者が激しい攻防を披露
浦和の猛攻を懸命に耐えるフロンターレだが、コーナーキックの危機が続く
浦和の猛攻を耐え抜いたフロンターレ、右サイドを一気に畳み掛ける
田坂選手(背番号6:MF)の鋭い抜け出しから
コーナーキックのチャンスを得た
コーナーキックを起点に、浦和ゴール前は大混戦に突入
フロンターレが立て続けにシュートを繰り出すが
浦和も体を張って対抗、ゴールを割るには至らない
攻撃の手を止めぬフロンターレ、レナト選手のフリーキックが炸裂
浦和ゴールを直接狙ったが、加藤選手(背番号18:GK)のセーブに阻まれた
コーナーキックのチャンスが続くフロンターレ、サポーターの期待も高まる
・・・が、ボールは加藤選手の手中へ収まってしまう
前半の内に同点に追い付きたいフロンターレ
ジェシ選手(背番号5:DF)が大胆な攻撃参加
前半も残り時間は僅か、柏木選手が密集地帯の突破を図る
対するフロンターレは柴崎選手が対抗、体を割って行く手を遮る
両者が激しい火花を散らし、接触プレーで続々と倒れ込む
中盤のパス回しを経て、正面突破を図るフロンターレ
レナト選手がポストプレーを披露するも、付近の選手とは呼応せず
前半は程無くタイムアップ、浦和に1点のリードを許す
得点の気配は薄いものの、後半の奮起に期待したい
ハーフタイムに突入すれど、雨風は一向に弱まわない
・・・この写真では全然印象が伝わらない(恥)
強風で列車のダイヤは乱れ放題、武蔵野線も遅れが続く
こりゃ、帰りが大変だ・・・(武蔵野線利用者)
先ずは1点を取り返すべく、意気上がるサポーター
コールリーダーは中段へ一時移動、応援のテコ入れを図る
流れを変えるべく、後半から矢島選手(背番号9:FW)を投入のフロンターレ
ずぶ濡れで声援を送るサポーターのためにも、ピッチでの「闘志」を見せて欲しい
小松選手が繰り出したクロスボールに、田坂選手が果敢に飛び込む
これは加藤選手が一足早くクリア
スルーパスに反応した小松選手、鋭いドリブルで切れ込みを図る
フロンターレ移籍後初ゴールを目の前で見たい
田中裕介選手が積極的な攻撃参加、中央に大胆に割って入る
この場面は浦和の守備に遭遇、転倒するもファウルは得られず
ジェシ選手の縦パスに矢島選手が反応、浦和DFの裏を狙う
槙野選手(背番号20:DF)のマークに阻まれるも、コーナーキックのチャンスを得た
試合は一進一退の攻防、両者共にゴールの気配は薄い
小松選手も自在にボールを操れない
田中裕介選手が繰り出したクロスは、矢島選手を目掛け一直線
しかし矢島選手には届かない
左右へ展開を切り替え、突破口を探すフロンターレ
田坂選手のコーナーキックにジェシ選手が飛び込むが、これも詰め切れない
直後に浦和のカウンターが炸裂、フロンターレは一瞬に危機に陥る
このピンチはジェシ選手らが体を張り、辛うじて追加点は免れた
浦和のクリアボールを拾ったフロンターレ、小松選手がクロスを折り返す
真正面から矢島選手が突っ込んで来たぞ!
矢島選手が頭で豪快に押し込み、同点ゴールをゲット!
ずぶ濡れで応援を続けたサポーターの願いが、遂にピッチに届いたぞ
一気に逆転を目指し、攻撃の手を止めぬフロンターレ
パスを素早く繋ぎ前線へ託すも、浦和も体を張った守備で対抗
中盤でパス交換の浦和、レナト選手がボールを鮮やかに奪取
田中裕介選手が一気に駆け出し、渾身のクロスを繰り出した
矢島選手が体を投げ出すも、ボールには届かない
意地が衝突しあう攻防の連続、両チームの選手がピッチに崩れ落ちる
浦和の激しいチャージに、ゴール裏のサポーターはブーイングを飛ばす
レナト選手のフリーキックに、小松選手が頭で合わせてきた
浦和の選手が腕を巻きつけ妨害、これがファウルじゃないのか!?
競り合ったボールをジェシ選手が頭で合わせるも、ボールはゴールネット上へ落下
ここで試合が一時縦断、ゴールネットに隙間が生じ緊急補修
数分間の中断に突入するもサポーターは集中力を切らさない
声の力で選手を沸き立たせ、浦和から逆転ゴールをもぎ取るぞ
浦和が手薄な右サイドを展開、ポポ選手のクロスは柏木選手へ
柏木選手がボレーシュートを放つが、ボールはミートしなかった
レナト選手が叩いたボールを、田中裕介選手がドリブルで急浮上
浦和は阿部選手(背番号22:MF)が捨て身のスライディング
ラフプレイで警告を受けた
中盤でボールを受けたレナト選手、反動を加えてミドルシュートを繰り出す
ボールは再びレナト選手、流れに乗って鋭いシュートを繰り出した
・・・が、加藤選手のファインセーブに阻まれた
レナト選手のシュートの直前に阿部選手が激しいチャージ、2度目の警告で退場処分
数的優位に立ったフロンターレ、浦和に一気に畳み掛けるぞ!
阿部選手の退場で流れはフロンターレに傾いた
田中裕介選手が手薄なサイドを抜け出し、シャープなクロスを繰り出す
小松選手が頭で合わせるが、僅かにタイミングが外れてしまう
土砂降りの豪雨もかなり弱まり、サポーターも勢いを加速させる
埼スタでの勝利を手繰るべく、ドラムの激しい打音が響く
両サイドにボールを散らし、浦和の隙を探すフロンターレ
浦和はファウルを恐れてか、レナト選手へのマークも緩め
小宮山選手が繰り出したクロスに、矢島選手が豪快なヘディングシュート
逆転ゴールが決まったかに見えたが、寸前で浦和にクリアされた
中盤でボールキープのレナト選手に、槙野選手が手を伸ばして止めに入った
レナト選手はバランスを崩しピッチに倒れ込む
槙野選手も2度目の警告、退場処分に場内はざわつく
浦和はよもやの2人退場、完全なる窮地に立たされた
浦和の危機はフロンターレの好機、俄然優位な立場を得た
フリーキックを迎えたフロンターレ、浦和の息の根を一気に止めろ!
浦和の攻撃の余力は僅か、前線へのパスは人手不足で繋がらない
じっくりとパスを繋ぎ、逆転の機会を伺うフロンターレ
中村選手のロングパスはレナト選手を狙うが、浦和も必至に弾き返す
引いて守る浦和に対し、圧力を強めるフロンターレ
ピッチで戦う選手たちに更なる力を引き出すべく
サポーターも懸命のエールを送る
一方的に攻め立てるフロンターレ、田中裕介選手の攻撃も鋭さを増す
だが、守備を固めた浦和のゴールをどうしても貫けない
浦和は完全に守備一辺倒、ボールを大きく蹴り出し時間稼ぎ
フロンターレの選手がボールを持つや、浦和サポーターの猛烈なブーイングが沸く
圧倒的な声量でフロンターレにプレッシャーを与える
攻撃の手を緩めぬフロンターレ、浦和ゴールを容赦無く襲う
小宮山選手のクロスを小林選手(背番号11:FW)がヘッドで合わせるが
浦和のゴール枠に収まらない
浦和ゴール前は混戦に突入、至近距離から矢島選手がシュートを放つ
こぼれ球を狙い森下選手が詰め寄るが、加藤選手が渾身のセーブ
どうしても攻め切れぬフロンターレ、逆に浦和の反撃を食らう
・・・が浦和は徹底した時間稼ぎ、コーナーエリアでボールを手放さない
フロンターレがボールを奪い取るも、浦和は即座に守備固め
田中裕介選手のクロスも大きく弾き返された
後半も残りは僅か、ジェシ選手のシュートからコーナーキックを得た
コーナーエリアに向かうレナト選手に、サポーターは大きな声援を寄せる
・・・が、ショートコーナーは繋がらずに攻撃失敗
試合は程無くタイムアップ、9人の浦和を最後まで崩せなかった
悪天候の中90分間戦い抜いた選手たちに、サポーターは拍手で出迎える
数的優位を生かせずドローのフロンターレ、選手たちの表情冴えなかった
敵地での勝ち点1は得たものの、実に勿体無い一戦
ナビスコ杯とリーグ戦で連戦が続く、気持ちを切り替え次に挑みたい
熱戦と嵐が去り、静寂を取り戻したスタジアム
厚雲から差し込む夕日がきれいだなぁ
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:安藤 DF:田中(裕)・ジェシ・森下・小宮山 MF:中村・柴崎・田坂・山瀬 FW:レナト・小松 SUB:高木・伊藤・井川・稲本・楠神・矢島・小林 |
<フロンターレの選手交代> |
山瀬>矢島(46分) 小松>小林(85分) |