川崎フロンターレ VS ガンバ大阪
〜 2012 J1 第29節 〜
日 時 | 2012年10月20日(土) 15:03 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 18,779人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 0 | 前 半 | 1 | 大 阪 |
2 | 後 半 | 2 | ||
2 | 計 | 3 | ||
得 点 者 | ||||
楠神 順平 | 58分 | 21分 | 家長 昭博 | |
中村 憲剛 | 72分 | 64分 | 藤春 廣輝 | |
76分 | 家長 昭博 |
2012シーズンJ1リーグ戦第29節、ガンバ大阪をホーム等々力で迎え撃つ
7番ゲート前に人だかりが形成、クラブスタッフが何やら呼びかけている
2階部分の化粧板が劣化で落下、安全確保のためバックスタンド外周が立ち入り禁止
老朽化が進行中の等々力陸上競技場、バックスタンドの全面改修も課題なのだが
そんなこんなで、メインスタンド改築前最後の3試合
スタジアムに通ずるフロンターレロードには、見慣れぬタペストリーが姿を現す
改築を控えるスタジアムに感謝すべく
「THANK YOU KAWASAKI TODOROKI STADIUM 1967-2012」プロモーションが開始
特別なタペストリーもその一環、スタジアムの歴史を物語る写真が並ぶ
等々力にゆかりのあるアスリート達の写真と
直筆メッセージが寄せられたタペストリーがずらりと並ぶ
見応え満点のタペストリーは、ホーム最終節(11/24の清水戦)まで掲出(試合開催日のみ)
等々力に足を運んだ際は是非とも見て欲しい
という訳で、スタジアム外周の立入禁止で列形成が急遽変更
場所は場内のトラック外周部
こんな感じでシーズンチケット列が形成
列もひとかたまりになると案外小規模、不振故か参加者の減少はどうしても否めない
トラブルが発端とは言え、サポーターがトラックに足を踏み入れる機会は限定
物珍しそうに場内の写真撮影する姿も
開門時刻となり6番ゲートから外に退出、そのまま7番ゲートに移動し観客席へ
試合前からお疲れさまでした
久々のデーゲームとなる等々力決戦
降格ラインを彷徨うG大阪を倒すべく、大勢のサポーターが集結
GKに続き残る選手も場内に登場
ホーム等々力でG大阪に勝利し、一歩でも上位を目指したい
選手入場を直前に控え、場内の緊張は一気に高まる
ユニ型のビッグフラッグが姿を現し、2階席から1階へ流れ落ちる
青く染まった等々力の舞台、下位脱出へ負けられぬ戦いは今始まる
この日は那須どうぶつ王国から沢山の動物が等々力に来場
そして恒例の「始球式」は、ルリコンゴウインコのラドン君とのハイタッチ
ハイタッチならぬ「はいタッチ!?」
敵将の明神選手(背番号17:MF)は思わず苦笑い
中村選手(背番号14:MF)はさすがに手慣れた表情、欧州遠征の疲れも感じさせない
照りつける日差しのもと、試合開始のホイッスルが響く
稲本選手(背番号20:MF)もスタメン復帰、ベテランの活躍にも期待したい
開始直後のフロンターレ、中村選手が抜け出し挨拶代わりの一撃
これは惜しくもG大阪のゴール枠を外す
J2降格ラインから脱出すべく、緊急補強を図ったG大阪
そのひとりとなるレアンドロ選手(背番号9:FW)に立ち向かうは山越選手(背番号35:DF)
強力な破壊力に如何に立ち向かうか
立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けるG大阪
加地選手(背番号21:DF)が踏み込むも、山越選手が体を張って食い止める
直後に一気に反転攻勢のフロンターレ
レナト選手(背番号10:FW)が一直線に駆け上がるが、G大阪のガードに阻まれた
フロンターレゴール前の攻防でピッチに倒れる佐藤選手(背番号20:FW)
前半15分に交代、試合後の診断で全治8ヶ月見込みの大怪我と判明・・・
G大阪ゴールに攻め込むフロンターレだが、簡単に守備は崩せない
最後は風間宏希選手(背番号31:MF)がミドルシュート、これは勢いに欠く
左寄りに展開のフロンターレ、レナト選手がドリブルで駆け上がりシュート
これもボールの勢いは弱め
G大阪の緊急補強陣のひとり、Kリーグ復帰の家長選手(背番号41:MF)
フィジカルの強さは相当のもの、早くも手強い印象
前線へ飛び出したレナト選手がトラップから折り返し、風間宏希選手が右足を振り抜く
このシュートも勢いは弱め、G大阪のDFにブロックされた
ボールを奪ったフロンターレ、稲本選手が前線へフィード
反応したレナト選手がドリブルで浮上、G大阪の守備陣に囲まれてしまった
田中裕介選手(背番号3:DF)のオーバーラップから、コーナーキック到来のフロンターレ
中村選手の動きに合わせ、サポーターは大きな声援を送る
G大阪が反撃開始、フロンターレの守備を掻い潜りボールをキープ
個人能力は相当高いだけに、マークを外すと痛い目に遭いかねない
家長選手がペナルティエリアに踏み込むも、風間宏希選手が対応
ピンチを逃れたフロンターレ、早々の反撃を期待したい
速攻に転じたフロンターレ、パスで繋ぎボールは楠神選手(背番号16:FW)へ
流れに乗ってシュートを繰り出すも、G大阪の選手を直撃
最終ラインを担うはジェシ選手(背番号5:DF)、この日もダイナミックな守備が光る
稲本選手が家長選手の守備を振り切り、自ら切れ込み鋭い折り返しを披露
ベテランの奮闘にサポーターも触発、Gゾーンは熱く燃え盛る
フロンターレの攻撃を耐え抜いたG大阪がカウンターを披露
レアンドロ選手には實藤選手(背番号15:DF)が対応
続けてジェシ選手がフォローに入り、ボールを前方へ大きくクリア
G大阪が右サイドを攻め立て、加地選手が一気に浮上
山越選手の守備が追い付かず、危ないクロスを放たれてしまう
フロンターレゴール前は窮地に陥るも、ジェシ選手と實藤選手が対抗
最終ラインの奮闘で難を逃れ、辛うじて失点は免れた
危ない場面を耐え抜いたフロンターレだが、G大阪が続けてボールを支配
早い展開にフロンターレの選手は追いつけず、危険な空気が色濃く漂う
G大阪のパスワークに翻弄のフロンターレ
二川選手(背番号10:MF)のバックパスに家長選手が反応
呆気無く一撃を許してしまう
抵抗の術も無いままに、家長選手のシュートが決まってしまった
とは言えまだ1失点、試合はまだここからである
リスタート直後に右サイドを攻め立てるフロンターレ
田中裕介選手のパスに山瀬選手(背番号13:FW)が絡むが
G大阪の選手も体を寄せてきた
細かいパスワークを基軸に、G大阪の隙を探すフロンターレ
ボールは稲本選手へ託された・・・筈が、倉田選手(背番号14:MF)に奪われた
G大阪の反撃を即座に断ち切り、前へ切り返すフロンターレ
再びコーナーキックの好機到来、同点へまたとないチャンスである
中村選手のコーナーキックを、田中裕介選手がヘディングで合わせる
G大阪も遠藤選手(背番号7:MF)が対抗、弾みでシュートは大きく外れた
同点へ追い付きたいフロンターレ、稲本選手のロングパスはレナト選手に命中
トラップから切り返してシュート、これは精度が乏しかった
その後もパスで繋ぐフロンターレだが、G大阪のマークが厳しく突破口が見つからない
中村選手が背後から潰されてしまい、G大阪にボールを奪われてしまった
右サイドに展開のフロンターレ、立ちはだかるG大阪の隙を探す
しかしここも突破は果たせず、今野選手(背番号15:DF)らの壁は厚い
試合は再びG大阪のペース、ボールの支配が延々と続く
レナト選手もボールを奪いにかかるが、加地選手のブロックに為す術も無い
古巣のG大阪に、必死に対抗の稲本選手
とは言え守備は全体に甘く、G大阪の脅威を断ち切れない
G大阪がコーナーキックの場面、フロンターレは再び危機に陥る
徐々に高まる緊張感の中、遠藤選手のキックが炸裂する
ピンチをしのいだフロンターレ、右サイドに山瀬選手が浮上
G大阪の選手と接触し転倒するも、ファウルは取られずプレー続行
G大阪の厳しいマークをかわし、素早く繋ぐフロンターレ
レナト選手がライン際からクロスを放つも、稲本選手が激しいチャージでバランスを崩す
G大阪の厳しいプレーに、リズムが掴め切れないフロンターレ
劣勢をカバーするのはサポーターの声、声のパワーで危機も味方にしたい
稲本選手と遠藤選手が激しいマッチアップ
新旧G大阪コンビの対決は、遠藤選手がファウルの判定
田中裕介選手がドリブルで持ち上げたボールを、中村選手が前線へフィード
流れるような攻撃を見せるも、前線の山瀬選手には繋がらない
G大阪は再三のサイド攻撃を展開、二川選手がライン際に駆け上がる
ここは田中裕介選手がガード、高い集中力を見せつける
中盤へ浮上を図るフロンターレだが、G大阪の前線の守備に苦慮
田中裕介選手がサイドチェンジを図るが、これも決まらない
G大阪が左サイドへ展開、フリーのスペースからレアンドロ選手がシュート
これは杉山選手(背番号1:GK)の正面、ミスショットに救われた
早々に切り返したいフロンターレだが、攻撃がどうも消極的
パスの出処を迷う間に、G大阪にボールを奪われてしまった
前半に同点に追い付きたいフロンターレ、中村選手のパスはレナト選手へ渡る
G大阪のマークに遭遇しつつも反転のシュート、これは精度を大きく欠く
前半中に同点に追い付くべく、最終ラインを引き上げるフロンターレ
ジェシ選手も中盤付近に浮上、ボールを素早く跳ね返す
前半は1失点で終了、下位に喘ぐG大阪に試合の主導権を握られてしまった
等々力ラストの3試合、このままでは絶対に終われない
去りゆく今日の等々力の光景、フィッシュアイで切り取ってみました
あ、このアングルだとフルサイズが欲しくなる(笑)
ハーフタイムに登場の3人(?)コンビ、恒例となったハロウィンの仮装
トップバッターは我らがピーカブー、背中のマントがなんとも可愛い
・・・と、カメラ目線に加えちゃっかりピースマーク(笑)
コムゾーもすっかり手慣れたもの、これは魔法使いのモノマネか?
最後はふろん太君、胸元のかぼちゃを自慢げにアピール
ふろん太や、魔法の力でフロンターレを勝たせてぇ〜
押されがちな心を覆すべく、サポーターは早めの応援再開
サポーターの切なる願い、ピッチに向かう選手たちの心に届いて欲しい
ピッチに足を運ぶ選手たちを、拍手で出迎えるサポーター
後半から大島選手(背番号30:MF)を投入、より攻撃的な布陣で勝負に挑む
眩い秋の日差しの下、後半開始のホイッスル
絶対に勝つぞ!勝って等々力でアバンテを歌うぞ〜!
風間宏希選手がロングパスを披露、大島選手が一気に駆け出す
藤春選手(背番号4:DF)が背後から追随、ゴール方向には足を運べない
大島選手が繰り出したボールを、楠神選手が素早くシュート
クスカミゴール、ララララーララ〜
クスカミゴール、ラララララーララーラ〜
G大阪も反撃開始、コーナーキックの危機が到来
追加点は絶対に許されない、早くも集中しどころだ
コーナーキックのこぼれ球を、遠藤選手が折り返す
クロスボールに家長選手が突っ込むも、杉山選手がボールを抑えこむ
G大阪の攻撃は止まらない、二川選手が右サイドを駆け上がりクロス
伸びたボールは杉山選手が渾身のパンチ、瀬戸際の攻防が続く
対するフロンターレも逆襲開始、レナト選手が左サイドをドリブルで浮上
ゴールライン際からシュートを放つが、G大阪の守備に阻まれる
實藤選手のパスに大島選手が反応、遠藤選手のスライディングを巧みに交わしクロスを披露
これぞフロンターレが誇る牛若丸・・・か!?
勝利への飽くなき欲求なのか、G大阪は欧州遠征帰りのケンゴにも容赦無いプレッシャ−
頭に血が上りそうな場面だが、努めて冷静にサポートしたい
中村選手の突破を起点に、フロンターレがコーナーキックのチャンスをゲット
絶好の好機にサポーターは沸き立つ、是が非でもゴールを奪いたい
中村選手が繰り出したボールは・・・、どこに消えた!?!?!?
全くカメラが追い付かぬ間に、フロンターレが同点に追い付いた
ゴールを決めたのは楠神選手、等々力の舞台は歓喜に包まれた
フロンターレが次々にファウルの判定、不可解な裁きに観客席から怒声が飛ぶ
稲本選手のタックルは明らかにボールを捉えていたのでは・・・
同点もつかの間、G大阪に再び突き放されてしまった
再び追いかける立場となったフロンターレ、気持ちを引き締め応援を続行する
リスタート直後にG大阪が速攻、フロンターレからボールを奪取し突破
中央から倉田選手がミドルシュート、杉山選手が抑えて事なきを得た
中村選手のコーナーキックの場面が到来、等々力は再び歓声に沸く
跳ね返りのボールを小林選手(背番号11:FW)が押し込むが
藤ヶ谷選手(背番号1:GK)がセーブ
真正面の夕日を燦々と浴び、力強い声援を送るサポーター
突き上げる腕は紅の輝き、この季節ならではの光景
G大阪キラーの楠神選手、1ゴールに満足せずに貪欲にボールに絡む
アグレッシブに攻める楠神選手、右サイドから粘りのクロスを披露
G大阪ゴール前には中村選手の姿、ドンピシャのヘッドが炸裂!!
中村選手のヘディングシュートが決まり、再び同点に追い付いた
まだまだやれる!絶対に逆転するぞ!
同点ゴールで波に乗るフロンターレ、小林選手バランスを崩しながらもシュート
これは藤ヶ谷選手がブロック、惜しくも得点には及ばない
波状攻撃を仕掛けるフロンターレ、山越選手が渾身のクロスを繰り出す
逆サイドに楠神選手が突っ込むが、僅かにボールには届かない
更にはコーナーキックの場面・・・の筈が、主審の判定はG大阪のゴールキック
判定に不服のサポーター、激しいブーイングが場内を飛び交う
それでもフロンターレの攻撃は続く、中村選手のパスを受けた田中裕介選手がシュート
ここは気合が空回り、ボールの芯をとらえない
Jリーグが誇る中盤コンビ、中村選手と遠藤選手の激しい攻防
直後にG大阪がカウンター、手薄な右サイドを一気に浮上
レアンドロ選手のクロスをクリアするも、家長選手にこぼれ球を狙われた
G大阪に痛恨の3失点、またもや突き放されてしまった
ここで挫けては全てが終わる、取られたらとことん取り返すぞ!
再び立ち上がるフロンターレ、パスを繋ぎG大阪の隙を探す
レナト選手へパスを供給するも、オフサイドの判定に泣く
懸命に食い下がるフロンターレ、中村選手から小林選手へボールを託す
しかしここは繋がらない、小林選手が悔しげに歯を噛み締める
フロンターレは最後の選手交代、稲本選手から風間宏矢選手(背番号34:FW)にスイッチ
そろそろゴールが見たい、ゴールを決めて真の「一員」となれ
G大阪の猛攻を耐え抜いたフロンターレ、直後に鮮烈なカウンターを披露
楠神選手がドリブルで急浮上、絶好のチャンス到来だ
楠神選手のパスは風間宏矢選手へ、後は落ち着いて決めるだけ
しかしシュートは藤ヶ谷選手がブロック、余りに正面を突き過ぎた
時間は刻々と流れゆき、フロンターレに残された猶予は少ない
ピッチを凝視する風間監督、如何なる策を繰り出すのか・・・
試合もロスタイム突入前後、G大阪は時間を浪費にかかる
このまま指を加えていられない、ジェシ選手が険しい表情でクリア
大島選手のクロスを小林選手がトラップ、すかさずシュートを繰り出した
しかしG大阪の守備も固い、素早く詰め寄りシュートをブロック
懸命に攻めるフロンターレだが、攻撃が軒並み空回り
残る時間は極めて僅かだが、サポーターも最後の可能性を信じて戦う
試合はこのままタイムアップ、G大阪に痛い黒星を献上
試合終了と同時に場内は沈黙、重苦しい空気がのしかかる
熱気が失せた等々力空間、ぽっかりとした空虚感が漂う
うなだれて引き上げる選手たち、拍手と怒声が複雑に入り組む
中村選手の表情からは悲壮感が伝わってきた
Gゾーン前にたどり着いた選手たちに
コールリーダーは「俺達がついている」と熱きエール
そうさ俺達は信じている、フロンターレが再び輝くことを
この日も勝利から見放され、降格圏が確実に迫り来る
残されたリーグ戦は5試合、死力を尽くし戦い抜け!
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:杉山 DF:田中(裕)・實藤・ジェシ・山越 MF:稲本・風間(希)・中村 FW:山瀬・レナト・楠神 SUB:西部・伊藤・井川・登里・大島・風間(矢)・小林 |
<フロンターレの選手交代> |
山瀬>大島(46分) 風間(希)>小林(59分) 稲本>風間(矢)(81分) |