柏レイソル VS 川崎フロンターレ
〜 2013 J1 第1節 〜
日 時 | 2013年3月3日(日) 13:04 | |||
試合会場 | 日立柏サッカー場 | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 13,785人 | |||
試 合 結 果 | ||||
柏 | 1 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
2 | 後 半 | 1 | ||
3 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
クレオ | 5分 | 78分 | レナト | |
クレオ | 63分 | |||
工藤 壮人 | 72分 |
2013シーズン開幕戦、対戦相手は強敵柏レイソル。
久々のアウェイでの開幕戦。早朝からサポーターがゲート前に大挙。
開門前の一仕事、大量の後援会旗を場内へ搬入。
選手入場時のコレオグラフィが今から待ち遠しい。
一部の旗は洗濯を終え、棒と旗が分離状態。
その量も膨大なだけに、旗を棒に取付作業をサポーターに呼びかける。
大勢のサポーターが取り掛かれば、作業はスムーズに進行。
撮影の間にもみるみる進行、協力的姿勢は眼を見張るものがある。
ファイト!川崎フロンターレの新MC、モデルの木村朱美さんがユニフォーム姿で登場。
その姿をサポーターにお披露目すべく、「お立ち台」に立ち挨拶スタート。
トラメガを握る朱美さん、その美貌にサポーターの視線が集中。
この光景は言わば儀式みたいなもの。真の意味でフロンターレの仲間入り。
期待と興奮が高まる中、開門の時を迎えた。
狭き日立台のゴール裏は、大勢のサポーターで瞬く間に埋め尽くされた。
背後の壁に横断幕を設置、日立台での作業も手慣れたもの。
サポーターの思いが詰まった横断幕は
ピッチで戦う選手たちを、必ずや勇気づけてくれるだろう。
試合開始まで1時間を切り、西部選手(背番号21:GK)と
杉山選手(背番号1:GK)がゴール裏に登場
大きな声援で2選手を出迎えるサポーター、柏からゴールを守り抜け!
残るイレブンもピッチに登場、ゴール裏の熱気は一層高まりを見せる。
新戦力も多く加わり、2年目の「風間フロンターレ」は新たな船出を迎えた。
日立台のビジター席はご覧の密集空間、敵地に駆けつけたサポーターは躍動する。
開幕戦の勝利を得るべく、期待の渦に包まれる。
期待の新戦力、パトリック選手(背番号18:FW)はベンチからのスタート。
まだ本調子には程遠い模様、秘めた力をピッチで解き放せ!
選手入場を直前に控え、サポーターのボルテージは急浮上。
頼むぞ青黒の選手たち、敵地で大いに暴れてくれ。
さぁ、選手たちが入場するぞ。
コールリーダーの合図に合わせ、後援会旗が一斉に浮かび上がる。
青と黒の後援会旗が、ビジター席を一面に埋め尽くした。
その美しさはただ圧倒、思わず息を呑む。
新ユニフォームを纏った選手たち。ピッチで激闘を誓い合う。
2013シーズンの熱き戦いは、火ぶたを切って落とされた。
柏のフィードを中澤選手(背番号7:DF)がヘディングでクリア。
半袖姿で気合満点、開幕戦への意気込みが伝わる。
中央突破を図るフロンターレ、
森谷選手(背番号19:MF)からレナト選手(背番号10:FW)へボールを託す。
この場面は柏の守備網に阻まれ、決定的場面は演出ならず。
ACLの中国遠征で疲れも予想された柏だが、早々に攻撃を仕掛けてきた。
レアンドロ選手(背番号10:MF)には稲本選手(背番号20:MF)が対応するが、
早くも手を焼きそうな気配。
中央でボールをキープし、攻撃を見定めるフロンターレ。
ボールは稲本選手は託された・・・はずが、レアンドロ選手に奪われた!
猛然と攻め立てる柏に、フロンターレの守備は対応が遅れた。
スルーパスに反応したクレオ選手(背番号11:FW)が、至近距離からボールを流し込む。
開始直後の失点劇、フロンターレの出鼻をくじかれてしまった。
試合はまだ始まったばかり、仕切り直して選手たちをサポートしたい。
ボールを繋ぐフロンターレ、しかし選手達はいささか窮屈な気配。
この場面もパスが乱れ、柏にボールを奪われてしまった。
右サイドに展開の柏、キムチャンス選手(背番号27:DF)が果敢に攻め上がる。
フロンターレは登里選手(背番号23:DF)が対応、柏の攻撃を食い止めた。
中央突破を仕掛けるフロンターレ、レナト選手のパスを大久保選手(背番号13:FW)がシュート。
軽快な一撃は外にそれ、柏のゴール枠を捉えない。
柏ゴール前に近寄るフロンターレだが、肝心の場面でボールを取られてしまう。
レアンドロ選手がスルーパスを繰り出すが、登里選手がカット。
試合は開始から10分前後、稲本選手がシャープなパスを繰り出す。
柏からすればフロンターレの攻撃は単調に見えるのか、
ここも呆気無く奪われてしまった。
センターラインの後ろでボールを回すフロンターレ。
柏のプレッシャーが強いためだろうか、積極性がいささか物足りない。
レナト選手が鋭く奪取、左サイドを駆け上がるフロンターレ。
登里選手が柏のペナルティエリアに迫るが、その後は押し切れない。
攻撃の姿勢を見せるフロンターレだが、柏のポジショニングに手を焼く状況。
ある一定のラインからボールが繋がらない、単独突破も結果に繋がらない。
柏がロングパスから飛び出すも、オフサイドの判定に救われた。
先ずは1点取り返したい、ゴール裏の密集空間から大声援が響く。
柏の圧力は更に増大、フロンターレは前方にパスを送れない。
苦し紛れのパスは柏に奪われ、工藤選手(背番号9:FW)が鋭く切り返す。
ボールはレアンドロ選手の足元へ。鋭い一撃が襲い掛かる。
この場面は稲本選手が足を伸ばし、気迫でシュートを弾き出す。
続けて柏のクロスが襲う、これは西部選手がキャッチ。
フロンターレも遅ればせながら反撃体制。右サイドにボールを流し込む。
田中裕介選手がクロスを繰り出すが、レナト選手には届かない。
横浜F・マリノスから加入の森谷選手、筑波大学時代からの風間監督の愛弟子。
「風間イズム」で攻撃を演出・・・したいところだが、競り合いは苦戦気味。
中盤で激しい攻防戦、フロンターレの選手もエンジンがかかってきたようだ。
選手を更に活気づけるべく、ゴール裏のサポーターも気合を漲らせる。
最前線で奮闘する小林選手。この場面はシュートを打ち切れない。
多彩な柏の攻撃、ロングボールはフロンターレの最終ラインの裏に落下。
レアンドロ選手が猛然と詰め寄るが、西部選手が危険を察知しヘッドでクリア。
大きめのパスで繋ぐフロンターレ、大久保選手のパスを森谷選手がシュート。
鋭いボールが柏ゴールに迫るも、菅野選手(背番号21:GK)がキャッチ。
前半も半分近くが経過、依然と攻め手を欠くフロンターレ。
柏の圧力は相当なのか、相手ゴールに背中を向けてのプレーは少なくない。
稲本選手が起死回生のパス、レナト選手が個人技で突破を図る。
とは言え柏の守備力は本格派。単独突破は容易く成功しない。
互いに決定力を欠く展開が続くも、大久保選手が風穴を開く。
右足を大きく振り抜き、セットプレーのチャンスを獲得。
直後に柏に反撃を許すも、フロンターレもすかさず逆襲開始。
レナト選手らが柏ゴールに詰め寄り、ゴールの期待を抱かせる。
波状攻撃を仕掛けるフロンターレ、最後は大久保選手がシュート。
大久保選手の魅力は攻撃に限らない。混戦での献身的プレーも見張るものがある。
緊迫の攻防が織り成す中、柏が手薄な右サイドを狙う。
工藤選手のクロスが襲い掛かる、西部選手が必死のパンチで逃れた(ピンぼけ)。
森谷選手が繰り出したロングボールに、田中裕介選手が果敢な飛び出し。
この場面は柏のファウルを誘発、絶好のフリーキックを獲得したぞ。
サポーターの大きな後押しを受け、レナト選手のキックが炸裂!
柏ゴール前に複数の選手が身構えるも、ボールは菅野選手がキャッチ。
前半も間もなく40分が経過、フロンターレの連携ミスは解消し切れない。
この場面もパスが柏の選手に渡ってしまい、
ジョルジ ワグネル選手(背番号15:MF)の一撃を浴びてしまう。
田中裕介選手が繰り出したパスは、柏DFがあっさりとクリア。
前方が手薄な場面なだけに、ドリブルを選択して欲しかったが。
前半の残り時間も僅か、何としても同点で締めくくりたい。
ピッチ上の選手を「前へ」向かわせるべく、サポーターは盛大な声援。
右サイドを切り裂くフロンターレ、田中裕介選手が果敢なドリブルを仕掛ける。
ジョルジ ワグネル選手と交錯して転倒するも、ファウルの判定には至らない。
前半も気付けばアディショナルタイム直前、柏がコーナーキックの危機を迎えた。
大きな声援で立ち向かうサポーター、これ以上の追加点を与えてなるものか。
ショートコーナーからの折り返しは中澤選手がクリア、しかし危機から逃れ切れない。
コーナーキックの危機が再び迫る、まさに正念場の時である。
柏のコーナーキックが迫り来るも、西部選手が懸命のパンチで逃れた。
こぼれ球にレナト選手が詰め寄るも、柏の警告覚悟のファウルで倒されてしまった。
前半も残り時間はごく僅か、西部選手のロングキックで一気に前へ。
小林選手が競ったボールをレナト選手がシュート。これも柏ゴールに届かない。
前半は1点ビハインドで終了。あらゆる面で柏の後塵を拝する格好。
後半も苦戦は必至であろうが、選手たちの奮起を期待したい。
ピッチとの距離が近く、臨場感溢れる日立柏サッカー場であるが、
随所で古さが目立ち、通路の狭さはウイークポイント。
サポーターで通路が埋まってしまい、トイレに辿り着くのも一苦労。
ハーフタイムは一瞬にして過ぎ去り、選手達がピッチに戻ってくる。
フロンターレは後半から矢島選手(背番号9:FW)を投入、逆襲への狼煙をあげる。
頼むぞ矢島選手、柏から痛烈なゴールを奪ってくれぇ。
なお、あまり時間がありませんので
後半の説明は毎度のダイジェスト風(恥)。
後半も劣勢のフロンターレ。柏のヘディングシュートが襲いかかるがポストを直撃。
ゴールマウスのファインプレーで追加点は免れた。
頼れる多くご選手だが、この場面はボールを奪われてしまった。
ボールを粘り強く繋ぎ、柏ゴールへ迫るフロンターレ。
矢島選手が足元で粘りシュート、コーナーキックを獲得。
柏の守備網に手を焼くフロンターレ。
レナト選手がミドルシュートを繰り出すが、柏DFを直撃。
・・・と、直後にフロンターレの守備が乱れてしまう。
柏にバックラインの裏を突かれたフロンターレ。
西部選手がゴールポストから飛び出すも、クレオ選手にかわされてしまった。
ゴール前のボールに中澤選手が対応するも、クレオ選手と激突!
主を失ったボールは、点々とフロンターレゴールへと転がってゆく・・・
転がるボールを止める術もなく、屈辱の追加点を献上。
ゴール前の接触プレーに不服のフロンターレイレブンが主審に詰め寄った。
しかし判定が覆る筈もない。ここは気持ちを入れ替えたい。
柏がカウンターからシュート、西部選手が辛うじてセーブ。
状況は好天の兆しが見えない。サポーターの声はピッチ上の選手に届き切れぬのか。
風間宏希選手が浮かしたパスを放ち、小林選手が右サイドを抜け出た。
このまま柏ゴールへ迫るも、シュートは菅野選手がセーブ。
フロンターレは2人目の選手交代、風間宏希選手に代わり山本選手(背番号6:MF)を投入。
コンサドーレ札幌から加入の期待の新戦力、攻撃的姿勢を見せて欲しい。
・・・が、交代で微妙な隙が生じたのか。
ボールを奪われたフロンターレ、柏のカウンターが襲い掛かる。
工藤選手に追加点を決められてしまい、まさかの3失点。
一体どうしたフロンターレ!?、このまま一方的にやられてしまうのか。
だが、落ち込むのは到底早過ぎる。
コールリーダーが気持ちを引き締め直し、応援は即座に再開された。
3点を追い掛けるフロンターレ、3人目の選手交代はパトリック選手。
頼むぞ、持てる力を呼び覚ませ!
フロンターレはセットプレーの場面を獲得。
レナト選手のキックに中澤選手がヘッド、シュートは柏のゴール枠を外す。
3点を追い掛けるフロンターレ、田中裕介選手と大久保選手が立て続けの一撃。
コーナーキックのチャンスに意気上がるサポーター。そろそろゴールを決めてくれぇ。
コーナーキックのこぼれ球を、矢島選手がシュート。
これは柏DFを直撃、再びコーナーキックの場面に突入。
サポーターの大きな後押しを受け、レナト選手のキックが炸裂!
ボールは大きなカーブを描き・・・。
カーブを描いたボールは急降下、柏ゴールに滑らかに吸い込まれた。
レナト選手の卓越した技術に圧倒のサポーター、先ずは1点取り返したぞ。
柏が直後にコーナーキック、フロンターレは再び窮地に陥る。
鋭いボールがフロンターレゴールを横切るが、決定的場面は免れた。
ボールを受けた山本選手、柏の選手を鮮やかにかわし自らシュート。
山本選手のキレが溢れるプレーに、サポーターは大歓声。
反撃体制は徐々に整いつつある、逆転を信じて応援は続く。
柏ゴール正面のパトリック選手へボールが渡るも、柏DFが一瞬にして取り囲む。
抵抗の間もなくボールは奪われた、まだまだ本調子には程遠いのか。
作年ならこの時間帯はベンチに下がっていた稲本選手だが、ピッチ上で奮闘を続ける。
ドリブルで起死回生を図るも、柏の激しいチャージに遮られた。
後半も間もなくアディショナルタイム。一矢報いて欲しいフロンターレ。
パトリック選手が足元でボールを保つも、柏DFの圧力に耐え切れない。
登里選手が右サイドを飛び出し、渾身のクロスを披露。
フロンターレはコーナーキックを獲得、土壇場でゴールを奪えるか。
波状攻撃を仕掛けるフロンターレ、柏ゴールへ次々と襲い掛かる。
・・・が、矢島選手のシュートは菅野選手がファインセーブで阻む。
こぼれ球に山本選手が詰め寄るが、柏の守備が一瞬早かった。
直後に試合はタイムアップ、柏に3失点と完敗であった。
ほろ苦き2013シーズン開幕戦だったが、ここはすっぱり忘れよう(恥)
次節はホーム開幕戦、体調不良でベンチを外れた中村選手も戻ってくるぞ(多分)
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:西部 DF:田中(裕)・中澤・井川・登里 MF:稲本・風間(希)・森谷 FW:大久保・レナト・小林 SUB:杉山・實藤・山越・山本・大島・矢島・パトリック |
<フロンターレの選手交代> |
森谷>矢島(46分) 風間(希)>山本(71分) 小林>パトリック(73分) |