プリンスリーグ関東2部第5節、川崎フロンターレU-18は
麻生グラウンドで佐野日大高校との対戦。
険しい坂を登りグラウンドに到着すると、巨大FORZA幕が既に装着済み。
グラウンドに目を向けると、若きイレブンがアップに勤しんでいた。
プリンスの座を守り抜くために落とせぬ一戦、密かな緊張感がほのかに伝わる。
爽やかな初夏の太陽の下、若きイレブンの戦いが火ぶたを切る。
今日の戦いの模様は・・・、説明は毎度の如く飛ばします（コラッ）。
早速攻めるフロンターレ、折り返したボールを吉田選手がファースト（？）シュート。
ボールは佐野日大ゴールの上に落下。
開始直後の攻勢とは裏腹に、その後は両者互角の試合運び。
佐野日大にフリーキックを献上、風も強いだけに集中しどころだ。
不規則な風が吹き荒れる中、佐野日大のフリーキックが放たれた。
ボールは玉永選手がキャッチ、序盤の危機を切り抜けた。
ボールを素早く繋ぎ反撃に転じるフロンターレ。
脇坂選手のシュートは勢いが弱く、佐野日大のGKの正面。
佐野日大も反撃に転ずるが、フロンターレの守備は慌てない。
佐野日大の選手を両側から挟み撃ち、セーフティにクリアで難を逃れる。
脇坂選手がライン際で粘り、コーナーキックを獲得のフロンターレ。
放たれたボールを頭で押し込むも、佐野日大ゴールを奪えない。
中盤で両者の攻防戦、佐野日大が強引な突破を図る。
フロンターレゴール前に迫り来るも、玉永選手が果敢なセーブを披露。
その後は両者均衡の時間が続く。
ゴールライン際で粘るフロンターレ、牧選手のクロスは相手GKの手中。
なかなか好機が訪れぬも、フロンターレは右サイドを大胆な突破。
加藤選手がドリブルで一気に浮上、シャープなクロスを繰り出した。
伸びたボールは佐野日大のDFに接触、そのままゴールへ吸い込まれた。
オウンゴールでフロンターレが先制。どんな形でも得点は嬉しいぞ。
佐野日大も直後に反撃開始、対するフロンターレも体を張った守備を披露。
佐野日大のクロスは脇坂選手がクリア。簡単にチャンスを与えない。
佐野日大の攻撃を耐え抜くフロンターレ。脇坂選手が中盤でボールをカット。
そのままドリブルで正面突破、GKの飛び出しを見極めボールを流す。
フロンターレが2点目をゲット。脇坂選手の冷静な判断力が光った。
得点の後はピンチあり、佐野日大も負けじと大胆な突破。
フロンターレは玉永選手が決死のセーブ。こぼれ球も後続選手が懸命のクリア。
勢いに乗るフロンターレ、脇坂選手が至近距離から強烈なヘッド。
しかしこれは力み過ぎたか、ゴール枠を見事に外してしまった。
絶好機を逃した脇坂選手だが、多彩な攻撃が光る。
続けてミドルレンジからループシュート、僅かに落下が足りなかった。
前半も振り向けばアディショナルタイム、フロンターレがフリーキックの場面。
キッカーはキャプテンの脇坂選手、右足を滑らかに振り抜いた。
小さなカーブを描いたボールは、岸選手が巧みなスルー。
ボールはそのまま佐野日大ゴールへ。コンビプレーで3点目を獲得成功。
直後に前半を終了、フロンターレが3点リードで折り返す。
強風の影響からか不安定な時間帯もあったが、先制点でリズムが生まれてきた。
選手は程なくピッチに回帰、後半開始のホイッスルが鳴り響く。
引き続き、問答無用の写真をご覧ください（手抜きなだけ）。
フロンターレが不安定な立ち上がり、不用意な警告を受けてしまう。
ピンチ到来のフロンターレ、玉永選手が大声を張り上げ
フィールドプレーヤーを引き締める。
開始直後の危機を切り抜けたフロンターレ、直後から攻勢を強めてきた。
佐野日大ゴール前に積極的にボールを供給、追加点の気配も色濃くなる。
佐野日大が波状攻撃を仕掛けるも、フロンターレの守備は慌てない。
太田選手と加藤選手がボールを交換、佐野日大の攻撃を巧みにかわす。
左サイドを浮上のフロンターレ、佐野日大のクリアボールに
岡田選手が詰め寄り足元でキープ。
混戦に岸選手が参戦、その勢いで強烈なミドルシュート！
岸選手が繰り出したシュートは、佐野日大ゴールの片隅へ吸い込まれた。
岸選手はU-18に昇格したばかり、頼もしい戦力が加わった。
試合は4点差に拡大後、しばらくは膠着状態が続く。
佐野日大も捨て身の攻撃を披露、息が抜けぬ状況は続く。
梶田選手がドリブルで中央突破、エースの岡田選手も後に続く。
佐野日大ゴールへ貪欲に迫るも、この場面は潰された。
佐野日大の反撃を断ち切ったフロンターレ、左サイドを大胆に駆け上がる。
折り返したボールを梶田選手が至近距離からシュート。
これは得点を奪えぬも、太田選手が後に続く。
クロスボールに岸選手が飛び込み、豪快なヘッド！
忍耐の時間帯を乗り越え、5点目を獲得のフロンターレ。
これで勝利に大きく近づいた。
しかしフロンターレは気が緩んだか、佐野日大に立て続けに攻め込まれる。
最終ラインの背後に飛び出されるも、オフサイドに救われた。
その後も佐野日大がボールをキープ、フロンターレは守勢を強いられる。
大量リードを得てはいるが、ここは気を引き締めたい。
が、その心配は杞憂だったようだ。
途中投入の伊藤選手が躍動、斜め角度からシュートを繰り出した。
伊藤選手のゴールで6点目、U-18のムードメーカー「イトケン」ここにあり。
締めくくりはエースの岡田選手、脇坂選手の折り返しを流し込み7点目をゲット。
・・・と、板倉選手がここでエキサイト（静粛に）。
陽は程よく柔らかくなり、後半も残す時間はごく僅か。
サポーターはアバンテの応援を開始、勝利は確実であろう。
程なくし合いはタイムアップ。佐野日大高校相手に大量7ゴールの快勝。
最後までしっかり戦い抜いた若きイレブン、惜しみない拍手が送られた。
佐野日大高校の選手たちがフロンターレサポーターに一礼、
彼らの健闘に暖かい声援が送られた。
若き世代の「成長」が伝わるアカデミーの試合、是非楽しんでみてください。