鹿島アントラーズ VS 川崎フロンターレ
〜 2013 J1 第30節 〜
日 時 | 2013年10月27日(日) 16:04 | |||
試合会場 | 県立カシマサッカースタジアム | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 18,293人 | |||
試 合 結 果 | ||||
鹿 島 | 2 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
2 | 後 半 | 1 | ||
4 | 計 | 1 | ||
得 点 者 | ||||
土居 聖真 | 20分 | 90+1分 | オウンゴール | |
大迫 勇也 | 44分 | |||
山村 和也 | 56分 | |||
遠藤 康 | 61分 |
J1リーグ戦第30節、鹿島アントラーズとのアウェイゲーム。
5位と6位の直接対決、上位進出へカギを握る一戦。
キックオフ3時間前、開門の時が訪れた。
最前列に巨大幕を設置、網の下に潜り速やかに準備完了。
カシマの開門は他会場より早い、程なく退屈な時間帯。
ならば当然腹ごしらえ、売店には長蛇の列が形成。
カシマの名物といえば説明無用のもつ煮込み。
もっともこの日はカシマらしくない穏やかな陽気、
もうちょっと寒い方が旨みも増す。
調子に乗ってお次の逸品。カリカリの鳥の鉄板焼きも美味。
開門時間が早いのはサポーターに¥を落とさせる策略なのかも。
腹ごしらえも終わり臨戦態勢、
杉山選手(背番号1:GK)と西部選手(背番号21:GK)が登場。
残るイレブンもピッチに登場、敵地で勝ち点3を掴み取れ。
稲本選手(背番号20:MF)がJ1通算200試合出場のメモリアルゲーム、
勝利を飾りベテランに華を添えたい。
熱気と興奮が渦巻く中、運命のキックオフ。
開始直後から先制攻撃を仕掛けるフロンターレ。
山本選手(背番号6:MF)が挨拶代わりのシュート、
浮き球を中村選手(背番号14:MF)が立て続けのシュート。
フロンターレがすかさず縦突破、稲本選手から大久保選手(背番号13:FW)へ託す。
ドリブルから豪快なミドルシュート、曽ヶ端選手(背番号21:GK)がセーブ。
鹿島を攻め立てるフロンターレ、レナト選手のコーナーキックが炸裂!
ゴール前に田中選手(背番号3:DF)が構えるが、鹿島のクリアに阻まれた。
試合はなおもフロンターレが支配、
山本選手のパスを受けた小林選手(背番号11:FW)が抜け出しシュート。
GKの足元をすり抜けたと思いきや、惜しくもガードされた。
・・・と、ここで現&前フロンターレ選手の攻防。
ジュニーニョ選手(背番号8:MF)に中村選手と伊藤選手(背番号2:DF)が
挟み撃ちするも、ジュニーニョ選手を倒し鹿島にフリーキックを献上。
鹿島も徐々にペースアップ、フロンターレに圧力を加えてきた。
対するはJ1 200出場達成の稲本選手、鹿島の圧力に屈しない。
鹿島が右サイドを突破、土居選手(背番号28:MF)がクロスを放つ。
フロンターレゴール前は手薄になれど、登里選手(背番号23:DF)が懸命のクリア。
時間の経過とともに、鹿島の勢いが更に加速。
大迫選手(背番号9:FW)が強烈なミドルシュート。これはゴール枠を外す。
途中経過はすっ飛ばし(コラッ)、前半も20分が経過。
バックパスを選択したフロンターレ、田中選手が追い付きトラップ。
・・・あら?ここで痛恨のトラップミス。
不用意なミスを見逃さぬのが鹿島、土居選手がボールを奪い取りシュート。
ああ・・・、ユウスケのミスからよもやの失点。
しかし試合はこれから、気持ちを引き締め戦闘再開。
試合は神経質な時間帯。主審の判定に両者苛つき気味。
ここはフロンターレがフリーキックを獲得、中村選手の一撃が炸裂!
鹿島の前線で躍動の大迫選手、フロンターレのバックラインは苦しい状況。
伊藤選手も懸命のクリア、何とか懸命に耐えしのぐ。
失点の汚名を晴らすべく、田中選手が大胆な前線突破。
鹿島ゴール付近まで迫るも、鹿島の圧力に屈し転倒。
中村選手のスルーパスに小林選手が飛び出すも、オフサイドの判定。
いささか不運にも見えたが、反撃のきっかけが掴み切れぬフロンターレ。
直後に鹿島が反撃開始、大迫選手のキープ力に手を焼く展開。
遠藤選手(背番号25:DF)のシュート性の一撃は、
ジェシ選手(背番号5:DF)がブロック。
腰痛が癒え本格復帰の中村選手、中盤から起死回生のパスを繰り出す。
しかし前線には繋がらない、せっかくのチャンスも潰えてしまう。
それでもフロンターレに大きなチャンス、レナト選手のフリーキックから波状攻撃へ。
最後はジェシ選手が気迫の空中戦、しかし鹿島を詰め切れない。
試合の流れは再び鹿島に傾き、フロンターレは劣勢を強いられる。
登里選手も懸命の防御。小ぶりな体で奮闘、鹿島の攻撃を跳ね返す。
前半も残り時間は限られる、鹿島のスローインはジュニーニョ選手へ。
田中選手が止めに入るも、ライン際から鋭いクロスが炸裂。
折り返したボールは大迫選手が頭で合わせ、鹿島に2点目を献上。
この時間帯の失点は痛い、しかし下を向いてなるものか。
前半は程なく終了、鹿島に2点のリードを許す。
いずれもミス絡みの失点、後半の立て直しに期待したい。
ハーフタイムのカシマスタジアム、ピッチに僅かな静寂が戻る。
2点のビハインドを如何に跳ね返すか、サポーターも懸命に思案中?
後半開始のホイッスル、後半も説明は手短に・・・(恥)
早々に1点取り返したいが、後半は一層鹿島のペース。
ゴール裏のサポーターは必死の声援、この思いがピッチに届くように・・・。
登里選手が左サイドを抜け出し、渾身のクロスを繰り出す。
コーナーキックを獲得のフロンターレ、限られたチャンスは生かしたい。
ジェシ選手らが鹿島ゴール前に飛び出すも、鹿島の壁に阻まれた。
こぼれ球はジュニーニョ選手がクリア、うむむむむ・・・。
時間の経過と共に、フロンターレは最前線へボールが届きにくくなる。
なかなか苦しい状況であるが、サポーターはピッチ上の選手を信じ声援を送る。
時間は更に流れゆき、鹿島の一方的状況を強いられる。
度重なる危機から逃れるべく、サポーターは必死に声援を送る。
・・・が、コーナーキックから鹿島に3点目を献上。
まだまだ諦めてなるものか!
懸命の声援も実らず、鹿島に4点目を献上。
さすがの中村選手も気持ちが切れたか、ボールを地面に叩き付ける。
フロンターレはここで2選手を一気に交代。
矢島選手(背番号9:FW)と中澤選手(背番号7:DF)を投入、事態の打開を図る。
選手交代である程度流れは戻るも、鹿島も油断の素振りは見せぬ。
ボールへの素早い寄せは健在、矢島選手へのマークも相当ハード。
ボールを繋ぎに繋いだフロンターレ、鹿島のファウルを誘い出す。
先ずは1点返して欲しい、サポーターは切なる願いで絶叫する。
フロンターレはもはや攻めるのみ、ジェシ選手も自らドリブルで浮上。
鹿島のマークを必死に振り切り、前線の選手を鼓舞させる。
鹿島は完全なカウンター狙い。サイドから鋭いクロスが襲い掛かる。
フロンターレも必死に戻り中澤選手がブロック、こぼれ球は杉山選手が抑え込む。
山本選手のクロスは大久保選手を狙えど、鹿島の壁に阻まれ届かない。
ジェシ選手が大胆な攻撃参加、ボールを大きく跳ね返す。
矢島選手のトラップは宙を舞い、小林選手が必死の形相で駆け寄るも、
山村選手(背番号4:DF)のガードに阻まれてしまった。
レナト選手がドリブルで駆け出し、自らシュートを繰り出した。
これは曽ヶ端選手の正面を突く、時間だけが悶々と過ぎてゆく。
中村選手が左右にパスを繰り出し、鹿島に揺さぶりを加える。
・・・はずが完全なミスキック、これも焦りなのだろうか。
捨て身の攻撃を図るフロンターレ、レナト選手のコーナーキックに中澤選手が突っ込む。
これは曽ヶ端選手がセーブ、鹿島の最終ラインは依然揺るぎない。
連携が乱れたフロンターレ、ボールを奪われ大迫選手のシュートを浴びる。
もはや失点は覚悟したが、杉山選手が渾身のセーブ。
何とか一矢報を報いたいが、局面が打開できぬフロンターレ。
後半もロスタイム突入間近、このまま一方的にやられてしまうのか・・・。
右サイドを抜け出したフロンターレ、ジェシ選手のスルーパスは小林選手へ渡る。
鹿島ゴールへ突き進む小林選手、渾身のクロスを繰り出した。
小林選手のボールを大久保選手が叩き込み、フロンターレが1点を取り戻したぞ!
・・・が、実は鹿島のオウンゴール。けれども紛れも無いゴールである。
しかし反撃は遅過ぎた。鹿島に4失点と完敗。
リーグ戦制覇の可能性はほぼ消滅、ACL出場権獲得も険しくなってしまった。
リーグ戦は残すは4試合、悔いなき戦いを続けたい。
頼むぞ青黒の戦士たち、最後の最後まで奮闘を信じ・・・。
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:杉山 DF:田中、ジェシ、伊藤、登里 MF:山本、稲本、中村 FW:小林、レナト、大久保 SUB:西部、中澤、小宮山、實藤、福森、矢島、アラン ピニィエイロ |
<フロンターレの選手交代> |
稲本>矢島(61分) 伊藤>中澤(61分) |