浦和レッズ VS 川崎フロンターレ
〜 2013 J1 第32節 〜
日 時 | 2013年11月23日(土) 14:04 | |||
試合会場 | 埼玉スタジアム2○○2 | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 45,607人 | |||
試 合 結 果 | ||||
浦 和 | 0 | 前 半 | 1 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 2 | ||
1 | 計 | 3 | ||
得 点 者 | ||||
槙野 智亮 | 57分 | 12分 | ジェシ | |
59分 | オウンゴール | |||
90+1分 | 大久保 嘉人 |
2013シーズンのリーグ戦も残すは3試合、時の流れはかくも早い。
この日は埼玉スタジアムで浦和レッズとのアウェイゲーム。
先月のナビスコ杯惜敗の借りを果たすべく、
早朝からフロンターレサポーターがスタジアムに集結。
お、埼玉県のマスコット「コバトン」登場。
何とも言えぬ無表情さが個人的にはお気に入り。
溢れそうな闘志を胸に抱き、狭いビジターエリアに足を踏み入れる。
横断幕の掲出スペースは限られるが、手際よく装着完了。
売店では過去シーズンのグッズをセール中。
「16テセ、24大橋選手」などなど、一体何シーズン前のグッズなの?
と言いつつ、ヒロキ(伊藤選手)と周平(現:寺田コーチ)のリストバンドを衝動買い。
フロンターレの成長期を支えた選手の魂を腕に、「紅い悪魔」への戦いを誓う。
試合開始1時間前を経過、西部選手(背番号21:GK)と杉山選手(背番号1:GK)が登場。
頼むぞフロンターレの守護神、浦和の攻撃を跳ね返せ。
残るイレブンもピッチに登場、ゴール裏は一気に燃え上がる。
絶対に勝つぞ!敵地で勝ち点3を掴み取ろう。
決戦へ向け闘志を高めるサポーター、何も失うものは無い。
得るは敵地での勝ち点のみ、勝利のために心はひとつである。
リーグ戦逆転制覇を目指す浦和、壮大なコレオを演出。
息を呑む美しさではあるが、勝つのは勿論フロンターレ。
熱き鼓動と熱烈な声援、ゴール裏は劇的空間が演出。
絶対に勝つぞ!勝って笑顔で川崎に帰るぞ!!
のっけから激しい攻防の連続、ピッチから強い緊張感が漂う。
右SBの先発は小宮山選手(背番号8:DF)、
本職とは逆の起用だが徐々に適応、試合を重ねる毎に攻撃味を増している。
こぼれ球を井川選手(背番号4:DF)がシュート、ゴール枠を大きく外してしまう。
浦和ゴール前ががら空きなのを見逃さず、思い切った判断。
浦和が左サイドを浮上、宇賀神選手(背番号3:MF)のパスがDFの隙間を突く。
槙野選手(背番号5:DF)が駆け上がるも、西部選手ががっちりと対応。
浦和は即座にサイドチェンジ、平川選手(背番号14:MF)が縦突破を図る。
登里選手(背番号23:DF)が渾身の守備、平川選手の突破を封じ込める。
浦和が攻撃を仕掛けるが、一体となり攻撃を跳ね返す。
ここから仕切り直しで攻撃再開。
浦和のサイド攻撃が止まらない、平川選手のクロスが襲い掛かる。
ジェシ選手(背番号5:DF)が長身を活かしヘッドでクリア、
続く浦和のコーナーキックを跳ね返すぞ。
中盤からプレスを仕掛ける浦和、フロンターレを速攻で攻め立てる。
ペナルティエリアに侵入を図れどフィニッシュが乱れ、決定的危機は免れる。
圧力を弱めぬ浦和であるが、最終ラインにボールを戻す。
・・・と、パスの乱れをレナト選手(背番号10:FW)が見逃さない。
ボールを奪い取ったフロンターレ、
大久保選手(背番号13:FW)とレナト選手が素早くボールを繋ぐ。
中村選手(背番号14:MF)が痛烈なミドルシュート、
伸びたボールが浦和ゴールに急迫、山岸選手(背番号1:GK)の好セーブに阻まれた。
コーナーキックを獲得のフロンターレ、中村選手のキックが炸裂。
高いボールに飛び込んだのはジェシ選手、豪快なヘッドが炸裂!
ジェシ選手の魂の一撃が、浦和ゴールへと吸い込まれた。
フロンターレサポーターは狂喜乱舞、カッコ良すぎるぜ!ジェシ!
先制点を挙げたフロンターレだが、試合の流れは浦和に傾く。
浦和のコーナーキックに懸命に対抗、西部選手が弾いたボールをジェシ選手がクリア。
浦和が依然と攻め続けるが、フロンターレの守備陣は崩れない。
興梠選手(背番号30:FW)の飛び出しに稲本選手(背番号20:MF)が対応。
シュートを放たれる直前に圧力を加え、西部選手のセーブを演出。
フロンターレの守備は最終ライン付近で隙間が多く、浦和に狙われてしまう。
平川選手のクロスはジェシ選手が対応、こぼれ球を中村選手らが懸命に弾き出す。
速攻に転じたフロンターレ、抜け出した大久保選手(背番号13:FW)が倒された。
絶好の位置でのフリーキック。追加点の期待が急浮上。
前線で奮闘の大久保選手、浦和の連携の乱れを見逃さない。
阿部選手(背番号22:MF)のタックルも巧みにかわし、ボールを滑らかに折り返す。
浦和のコーナーキックの場面、こぼれ球が大久保選手の足元へ。
卓越した下半身でボールをキープ、守備面の貢献も見逃せない。
浦和の最終ラインはまたもや乱れ、苦し紛れのバックパス。
山岸選手に中村選手猛然と仕掛け、あわやゴール・・・の場面を演出。
浦和は左寄りに展開、槙野選手がドリブルで抜け出しを図る。
フロンターレは小宮山選手が素早い応対、鮮やかなスライディングで奪取成功。
早速反撃と行きたいが、フロンターレの守備が逆に乱れる。
ボールを奪われ柏木選手(背番号8:MF)がクロス、
原口選手(背番号24:MF)のヘディングが襲い掛かる。
稲本選手が接触プレーで警告、セットプレーの危機を迎えてしまう。
前半も残り時間は僅か、この場面はしっかりと締めてゆきたい。
ゴールキックからフロンターレが絶好のチャンス、中村選手が怒涛のドリブル突破。
浦和の守備が手薄な間に、絶妙の折り返しを披露。
クロスボールを大久保選手が合わせたが、シュートはポストに嫌われた。
こぼれ球になおも詰め寄るが、あと一歩及ばない。
前半はアディショナルタイムに突入。残された時も僅か。
浦和に圧力を加えるフロンターレ、サポーターも応援の勢いを緩めない。
このままで終わらぬのがフロンターレ、中盤からレナト選手が怒涛の突破。
土壇場でコーナーキックのチャンスを獲得、この勢いで追加点を叩き出せ!
前半は1点リードで終了。埼スタの舞台に相応しき、緊迫感溢れる攻防戦。
まだ1点のリードではあるが、後半も大いに期待できる。
・・・という訳でお疲れ様のサポーター。
埼玉スタジアムのゴール裏に登場、東急のマスコット「のるるん」マスク。
この日は東急線の電車ツアーが催行、フロンターレのスタッフが応援中も着用。
気づけば休息の間は終了、埼スタは静寂から熱気の舞台へ。
後半もしっかりと闘い抜き、勝ち点3を掴み取るぞ!
左サイドに展開のフロンターレ、レナト選手が狭いエリアを駆け抜ける。
鋭い折り返しに大久保選手が突っ込むが、僅かに届かなかった。
浦和を攻め立てるフロンターレ、登里選手がじわりと駆け上がる。
コーナーキックのチャンスを獲得、浦和ゴールにボールをぶち込んでくれ!
レナト選手のコーナーキックは、ジェシ選手の頭上に落下。
こぼれ球を鈴木選手(背番号13:MF)と競り合う、手に汗握る迫真の攻防戦。
大久保選手が後に続くが、浦和の選手と接触し転倒。
天を扇ぐサポーター、しかしいい流れは続いている。
浦和も徐々に反撃体制、ここは気持ちを引き締めたい。
1点のリードが適度な緊迫感を演出、熱き声援が深々と響く。
浦和の攻撃が牙をむく、平川選手の鋭いクロスが襲い掛かる。
フロンターレゴール前はがら空き同然のピンチ、しかしこの場面は命拾い。
浦和のカウンターが炸裂、大胆な中央突破を図られてしまった。
真正面からシュートを浴びてしまうも、西部選手ががっちりと抑え込む。
浦和が両サイドから波状攻撃、フロンターレの両サイドの守備は浮足立つ。
それでも中央はしっかりとガード、井川選手も慌てない。
浦和の攻撃を跳ね返し続けたフロンターレだが、槙野選手の突破を止められない。
井川選手が懸命のスライディングを試みるも、一瞬早くシュートを放たれた。
槙野選手のゴールが決まり、試合は振り出しに戻された。
慌てる必要は皆無、魂を据えてピッチ上の選手を後押しするぞ!
失点を喫したフロンターレだが、気持ちの切り替えは実に早い。
大島選手は前方をしっかりと見据え、攻撃の機会をうかがっている。
浦和のゴールキックは小宮山選手が空中戦、宇賀神選手を弾き飛ばしてボールを奪取。
続けてボールは大島選手、中盤を一気に切り裂き浮上。
ボールはレナト選手へ託され、スルーパスが登里選手へ繋がった。
手薄な浦和のゴール前に、鮮やかなクロスを繰り出した!
浦和ゴール前に飛び込んだのは槙野選手、ボールは浦和ゴールのネットを揺らす。
槙野選手のゴールで再びリード・・・、鮮やかなオウンゴールであった。
リスタート直後に浦和が不意打ちを披露、井川選手がファウルを犯してしまう。
得点直後の危険な時間帯、しっかりと締めてゴールを絶対死守。
浦和のフリーキックはジェシ選手がクリア、こぼれ球をレナト選手が競い合う。
逆襲に転じたいフロンターレだが、浦和のカウンターを浴びてしまう。
ここは我慢の時間帯。絶対に得点を与えてなるものか。
柏木選手のコーナーキックがフロンターレゴール正面へ落下。
西部選手が渾身のパンチング、槙野選手のダイブを複数の選手でブロック。
こぼれ球を浦和に拾われ、至近距離からのシュートを浴びてしまう。
これはクロスバーを叩き命拾い、思わず冷や汗をかかされた。
浦和が中盤から縦突破、原口選手と井川選手がペナルティエリア内で接触。
原口選手が転倒するもフロンターレボール、主審の目が光っていた。
浦和の攻撃を跳ね返し、フロンターレが自在にボールを繋ぐ。
レナト選手が左側に駆け出しシュート、これは浦和の壁がブロック。
フロンターレが攻撃の時間帯、山本選手がペナルティエリア内へと駆け上がる。
ここで中村選手がピッチにうずくまる、腰の調子が心配である。
浦和が再びの波状攻撃、フロンターレは守勢を強いられる。
何とか猛攻を切り抜けた、ここから仕切り直しの反撃だぁ。
ここでよもやのアクシデント、守備に入った小宮山選手がバランスを崩し転倒。
古傷の左膝を抱え転倒、一体何が起きたのだ!?
ピッチに担架が搬入、よもやの状況にサポーターも気が気でない。
それでもジェシ様は格好いい。
小宮山選手は無念の戦線離脱、後日全治1ヶ月の報。
田中選手(背番号3:DF)がピッチに急きょ投入。緊急事態だが頼んだぞ。
選手交代でリズムが乱れたか、なおも守りを強いられるフロンターレ。
ここも我慢の時間帯、集中力を保ち全力で守り抜け。
フロンターレが怒涛のカウンター、レナト選手のシュートでコーナーキックを獲得。
興奮で渦巻くゴール裏を尻目に、中村選手は冷静にショートコーナー。
中村選手のコーナーキックに、ジェシ選手が豪快なヘディングシュート。
これは決まらずもナイスプレー、ジェシ選手の闘志にサポーターも心が踊る。
中村選手が中盤でバックチャージ、腰に浦和の選手の膝が入る。
ピッチにそのまま崩れ落ち、残念ながらここで交代。
ピッチを去る中村選手の背後に、興梠選手が腕を付き出した。
中村選手は腰を痛めているのに・・・、余りの態度にサポーターからはいかりの声。
と、中村選手は腰を押さえながらベンチの外へ。
腰の不調が続くだけに、とにかく心配でたまらない。
後半も気づけばアディショナルタイム、目が離せぬ攻防の連続。
稲本選手のパスは大久保選手へ、浦和の背後を鮮やかに突いた。
周囲には浦和の選手が不在、こうなると大久保背選手の独壇場。
山岸選手の動きを冷静に見据え、豪快なシュートを繰り出した!
大久保選手が試合を決定付ける3点目、今シーズン25点目となるゴール。
ゴール裏のサポーターは大爆発、これぞ川崎のヨシト!
後は小林選手(背番号11:FW)の復活弾が見たい、浦和ゴール前へ果敢な突破を披露。
しかしこれは打ち切れなかった。
後半も残り時間は極僅か、フロンターレは3人目の選手交代。
レナト選手に変わり中澤選手(背番号7:DF)を投入、万全の守備固めに入る。
後は終焉を待つばかり、サポーターはアバンテの応援を開始。
時よどんどん流れてゆけ、フロンターレに勝利よ訪れろ。
浦和も最後まで諦めない、梅崎選手(背番号7:MF)が一気のドリブル突破。
ここは田中選手が対応、気迫のスライディングで梅崎選手をブロック。
程なく試合はタイムアップ、浦和に3-1で見事に勝利。
横浜F・マリノスの勝利で優勝の望みは消滅したが、
ACL出場権まで勝ち点差が3、まだまだ最後まで分からないぞ。
勝利の歓びに浸る選手とサポーター、埼スタの勝利はまさに「格別」。
ピッチと観客席で一丸となり、掴み取った勝利に違いない。
リーグ戦は残り2試合、連勝で最後を締めくくりたい。
次節は最下位の大分が相手、リーグ戦で未勝利のビッグアイ・・・だが、
絶対に勝って帰るぞ!
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:西部 DF:小宮山、ジェシ、井川、登里 MF:山本、稲本、中村 FW:大島、レナト、大久保 SUB:杉山、田中、中澤、森谷、アラン ピニィエイロ、矢島、小林 |
<フロンターレの選手交代> |
小宮山>田中(78分) 中村>小林(87分) レナト>中澤(90+3分) |