アルビレックス新潟 VS 川崎フロンターレ
〜 2015 明治安田生命J1 2nd 第12節 〜
日 時 | 2015年9月26日(土) 19:04 | |||
試合会場 | デンカビッグスワンスタジアム | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 22,573人 | |||
試 合 結 果 | ||||
新 潟 | 1 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
0 | 後 半 | 2 | ||
1 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
山本 康裕 | 6分 | 63分 | 小林 悠 | |
74分 | 小林 悠 |
明治安田生命J1リーグ戦2nd第12節、「鬼門」ビッグスワンでアルビレックス新潟との勝負。
連勝で波に乗るフロンターレであるが、巨大白鳥を前に苦戦の予感。
嘆いても始まらないので腹ごしらえ。新潟のソウルフード「イタリアン」をご賞味。
味はまさに「微妙」づくし、不思議と憎めない上越グルメ。
スタジアム前の一角には痛車が集結。
真面目な印象が強かった新潟の運営ですが、観客数低下でフロンターレ路線を追随か!?
開門直前のビジター席入場口前。大勢のフロンターレサポーターが整列。
「鬼門」なのは誰もが承知、だからこそ勝ち点3を切望。
開門と同時に応援準備をスタート。狭いビジター席は横断幕の取り付けも一苦労。
散水用の水も用意、スプリンクラーは誤動作せずとも濡れるのは必至。
キックオフ1時間前を切り、GKの2選手がアップに登場。
ビッグスワンで最少失点に留め、2012年以来の勝利を収めたい。
残るイレブンもピッチに登場。サポーターと全力の戦いを誓い合う。
頼むぞ青黒の選手たち。「鬼門」撃破へゴール裏から精一杯応援するぞ。
意気上がるゴール裏のサポーター。連勝のおかげで暗いムードは一掃。
この勢いで「鬼門」を撃破するぞ。
と、ここで伊藤宏樹さんがトラメガを握り挨拶。
この日はアウェイツアーの先導役。明日の稲刈ツアーも頑張って。
Suki Suki フロンターレのMC、阿井莉沙さんも後に続く。
元気な掛け声と大きな身振りで、ゴール裏を更に盛り上げた。
更にはファイフロMCの木村朱美さん・・・は、ちょっぴりの挨拶で終了。
程なく試合はキックオフ、今の調子であらばビッグスワンの勝利も見えてくる。
気合を入れて応援と撮影をスタート。照明が暗いのは少々残念。
新潟の先制攻撃を跳ね返し、速攻を仕掛けるフロンターレ。
素早いパスワークから一気に前進、
最後は田坂選手(背番号35:FW)が飛び出すがここは及ばず。
直後に新潟も反撃。不安定なフロンターレの右サイドを突く。
中央に折り返したボールを指宿選手(背番号11:FW)がシュート。
流れるような連携を見せるフロンターレ。左右に素早くボールを回す。
対する新潟はゴール前を固める作戦。この辺りはどのチームも同様の戦術。
新潟は積極的に縦への攻撃、対するフロンターレは黙々と守る。
この場面は小技は効かせず、セーフティーに蹴り返す。
試合は早くも激しい展開。目が離せぬ攻防の連続。
エウシーニョ選手(背番号18:MF)が右サイドを浮上しクロス、田坂選手とは惜しくも合わず。
場面は新潟のフリーキック。ファーサイドに流れたボールを折り返されるが決死のクリア。
空中戦で武岡選手(背番号17:DF)が頭を打ち、額を抱えて倒れこむ。
新潟が左サイドを浮上、山本選手(背番号23:MF)のドリブルに武岡選手が対応。
止めに入るが切り返しから逆走、距離が開いたところを折り返された。
地を這うボールは小宮山選手に当たり、角度が変わってフロンターレゴールへ。
まさかの形で先制点を献上。今年も歴史は繰り返されるのか。
しかし試合は始まったばかり。時間はたっぷり残っている。
気持ちを引き締め応援再開、先ずは同点に追いつこう。
リスタートと同時にフロンターレの攻撃も再開。中村選手(背番号14:MF)のパスで一気に前進。
素早い連動性で新潟に揺さぶりをかけるが、新潟も激しい当たりで対抗。
中野選手(背番号22:MF)が見せ場を演出、ドリブルで一気に駆け上がる。
中盤で新潟の選手に囲まれたが、持ち前のスピードで振り切った。
そのまま新潟ゴール前まで駆け上がり、渾身の一撃を繰り出した。
中野選手のひたむきなプレーに、ゴール裏のサポーターは拍手で応えた。
という訳で前半は終了。説明は飛ばしましたね?飛ばしました、はい。
新潟に1-0のリードを許し後半へ。
賑やかなビッグスワンのハーフタイム。大勢のちびっ子チアガールが登場。
どうやったらこの人数が集まるのか?新潟の動員力や恐ろしい・・・。
程なく後半がスタート。新潟は前半飛ばした印象、後半に付け入る隙はありそうだ。
ピッチ上の選手達は締まった表情、ゴール裏にも緊張感が伝わってくる。
後半開始と同時にフロンターレは速攻を披露。
田坂選手のスルーパスに小林選手(背番号11:FW)が飛び出す。
この場面は新潟のマークに阻まれ、シュートの体制には至らない。
中村選手のサイドチェンジにエウシーニョ選手が反応。華麗なトラップで中央に折り返す。
田坂選手が後に続くも、新潟DFの挟み撃ちに遭遇。
絶好機は及ばずも攻撃の手を止めぬフロンターレ。田坂選手が倒されフリーキックを獲得。
新潟ゴールまでの距離は長めだが、ほぼ真正面の好ポジションに沸く。
フリーキックは中村選手がスルー、田坂選手がシャープな一撃を披露。
ボールは新潟の壁に弾かれるも、なおもチャンスは続いている。
が、続く好機は短命で終了。気持ちを切り替え次のチャンスに託したい。
新潟が一気に前線へと繰り出したが、ボールが伸び過ぎてゴールラインを割る。
新潟は前半飛ばした影響が表面化、プレーの精度は緩やかな低下傾向。
最終ラインを引き上げるフロンターレ。背後にスペースが空き新潟が一気に飛び出す。
この場面は新井選手(背番号31:GK)が飛び出しクリア、冷や汗をかかされた。
ボールを小気味良く繋ぐフロンターレ。新潟もプレスを強めるが、簡単には取られない。
が、田坂選手に大野選手(背番号2:DF)の足が・・・。ファウルで無いのか!?
プレーはそのまま続行。激しいブーイングが響く中、新潟のカウンターが炸裂する。
この場面はエウシーニョ選手が対応。前野選手(背番号5:DF)の突破に体を預け、
ボールをゴールラインへと追いやった。
大島選手(背番号16:MF)がファウルで転倒。リスタートからフロンターレが素早い仕掛け。
エウシーニョ選手が切れ込みクロスを放つが、ボールは大久保選手に届かない。
更に攻め込むフロンターレ。浮いた縦パスに中村選手が反応。
下半身を投げ出しシュートを狙うが、守田選手(背番号21:GK)がキャッチ。
好機が続くフロンターレ、立て続けのコーナーキックで激しく畳み掛ける。
対する新潟もゴール前を固め対抗、なかなかゴールを奪えない。
直後に新潟がカウンター。折り返したボールを山本選手がシュート。
鋭い弾道はゴール枠をかすめる、極めて危ない場面であった。
と、直後にフロンターレが縦突破を披露。
中村選手が繰り出したボールを、小林選手がトラップし短いドリブル。
GKの動きを冷静に見抜き、柔らかなシュートを繰り出した!
小林選手のゴールが決まり、フロンターレが同点に追い付いた。
待ちに待ったサポーターは喜びを爆発、やったぞ!ユウ様!
小林選手の同点ゴールで勢いづくフロンターレ。途中交代の杉本選手(背番号9:FW)が気迫の一撃。
ゴール裏のサポーターも応援を加速。絶対に逆転するぞ!
新潟が立て続けのコーナーキック。フロンターレに試練の時が続く。
最後は新潟が連携ミス、運も見方についている。
左サイドを浮上のフロンターレ。大島選手のクロスに大久保選手が反応。
ヘディングでゴールを狙うが、新潟のゴール枠を僅かに外す。
小刻みに繋ぐフロンターレ。大島選手が中央からスルーパス。
・・・エウシーニョ選手がまさかの突破。ライン際から驚愕の折り返しを披露!
折り返したボールの先には・・・小林選手の姿。
ユウ様が!ユウ様が決めたぞ!!!!
小林選手のゴールで待望の逆転。笑顔の選手と狂喜乱舞のサポーター。
必ずや「鬼門」を突破するぞ!3年ぶりにビッグスワンで勝つぞ!
逆転を許し新潟も必死の反撃、ロングボールからの空中戦は武岡選手がブロック。
こぼれ球は新井選手がゆうゆうとキャッチ。
新潟は消耗が激しいのか、ラフプレーが増加の一途。
中村選手が新潟の選手に脛を蹴られ転倒、苦悶の表情を浮かべる。
大久保選手の足にも新潟の選手の足が!しかし警告すら出ずじまい。
ラフプレーの連続と主審の判定に、ゴール裏のサポーターは怒り心頭。
残り時間は刻々と経過、疲労の色が濃い新潟はロングパスを多用。
ボールの精度は明らかに低下、フロンターレに脅威を与えない。
新潟のコーナーキックを耐え切った直後に、フロンターレは2人目の選手交代。
2ゴールの小林選手を下げ、井川選手(背番号4:DF)を投入し守備固め。
中村選手がよもやの警告、これが警告ならば新潟の選手は3人ぐらい退場だろうに・・・。
不満はあるが流れはフロンターレ、断ち切らずに試合を続行。
そして後半はアディショナルタイム、残された猶予は4分。
まだまだ予断は許さない。持てる力を振り絞り、ビッグスワンの勝利を引き寄せるぞ。
フロンターレは最後の選手交代。田坂選手に代わり車屋選手(背番号20:DF)を投入。
頼むぞシンタロウ、しっかりと守り抜いてくれ。
勝利を確信のサポーター、アバンテの応援をスタート。
誰もが待ち焦がれたビッグスワンの勝利、歓喜の瞬間はもうすぐだ・・・。
そして試合はタイムアップ。「鬼門」ビッグスワンで逆転勝利。
勝ったぞ!ビッグスワンで勝ったぞーーー!!!
歓喜の選手とサポーター。「鬼門」突破に加え、リーグ戦は3連勝。
2得点の小林選手が笑みを浮かべ、中村選手の肩を抱く。
この二人が更に活躍したら、チャンピオンシップも見えてくるぞ。
敵地での勝利を分かち合う選手とサポーター。
この瞬間があるからこそ、遠征はやめられないなぁ。
この日のヒーロはーもちろん小林選手。トラメガを握り自らの応援歌も披露。
最後はパインを両手に記念撮影、ユウ様完全復活だぁ。
J1リーグ戦セカンドステージは残り5試合。最後まで全力で突き進もう。
さて、夜行バスで川崎に帰るぞ〜
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:新井 DF:武岡、谷口、小宮山 MF:大島、中村、エウシーニョ、中野 FW:田坂、小林、大久保 SUB:西部、井川、車屋、山本、アルトゥール マイア、森谷、杉本 |
<フロンターレの選手交代> |
中野>杉本(63分) 小林>井川(86分) 田坂>車屋(90+4分) |