川崎フロンターレ創立20周年記念OBドリームマッチ
〜 チーム誰かに合わせてくるぞ(DAK) VS チームソルト 〜
2016年5月14日 等々力陸上競技場
川崎フロンターレ創立20周年記念事業のOBドリームマッチ。
J1リーグ戦(ヴィッセル神戸戦)の前座試合として等々力陸上競技場で開催。
フロンターレの歴史を語るOB選手が等々力に集結、サポーター垂涎の企画である。
場内には歴代のFORZA幕がすべて掲出、その存在感にただ圧倒。
OBドリームマッチの盛り上げに一役買います。
(一部の写真は巨大幕掲出時に撮影したものです)
OB選手たちがピッチに登場。現役時代と比較し「丸く」なった選手たちが汗を流す。
ブラジルからもアウグスト、ジュニーニョ、ジェシの3選手が出場。
あぁ、早くプレーを見たいぞー。
程なくして選手紹介、現役時代の写真がオーロラビジョンに映し出された。
「あの」選手はかなり「丸く」なったなぁと、心の中で苦笑い。
絶好のサッカー日和のもと、OBドリームマッチは華々しくキックオフ。
チーム誰かに合わせてくるそ?(DAK)(青)VS チームソルト(白)、勝者はいったいどちら!?
あ、各チームのメンバーはこちらです(川崎フロンターレ20周年記念事業実行委員会のHPから転載)
チーム誰かに合わせてくるそ?(DAK) | チームソルト | ||||||
ユニフォーム:1stユニフォーム(水色) | ユニフォーム:2ndユニフォーム(白色) | ||||||
背番号 | ポジション | 名前 | 在籍 | 背番号 | ポジション | 名前 | 在籍 |
監督 | 松本育夫 | 監督 | 福家三男 | ||||
1 | GK | 浦上壮史 | 1997-2004 | 21 | GK | 吉原慎也 | 2001-2008 |
2 | DF | 高田栄二 | 1997-2001 | 2 | DF(Cap) | 伊藤宏樹 | 2001-2013 |
3 | DF | 佐原秀樹 | 1997-2010 | 13 | DF | 寺田周平 | 1999-2010 |
4 | DF | 小松崎保 | 1997-1999 | 5 | DF | 箕輪義信 | 2000-2008 |
5 | DF | ジェシ | 2012-2014 | 29 | DF | 森川拓巳 | 1999-2000 |
11 | FW | 向島建 | 1997-2001 | 33 | DF | 大久保将人 | 2005-2007 |
14 | MF(Cap) | 中西哲生 | 1997-2000 | 32 | DF | 神崎亮佑 | 2001-2004 |
15 | MF | 土居義典 | 1997-2001 | 25 | DF | 吉田勇樹 | 2008-2011 |
18 | MF | 飛弾暁 | 2003-2007 | 4 | MF | アウグスト | 2003-2005 |
21 | MF | 石塚啓次 | 2003 | 24 | MF | 塩川岳人 | 2000-2004 |
24 | MF | 大橋正博 | 2007-2008 | 26 | MF | 玉置晴一 | 2001-2003 |
25 | MF | 鈴木達矢 | 2006-2008 | 20 | MF | 長橋康弘 | 1997-2006 |
26 | MF | 村上和弘 | 2007-2009 | 15 | MF | 原田拓 | 2005-2008 |
28 | MF | 岩本輝雄 | 1999 | 19 | MF | 森勇介 | 2005-2010 |
31 | GK | 鈴木洋平 | 2002-2003 | 10 | FW | ジュニーニョ | 2003-2011 |
31 | FW | 西山貴永 | 2004-2007 |
チームDAKのGKは、フロンターレU-18のGKコーチを務める浦上壮史選手。
現役時代は「ガミさん」の愛称、かなり「丸く」なった選手の一人です(笑)。
Gゾーンを中心に大勢のサポーターが応援に集合。
試合中は懐かしの応援歌が披露。ただ一発目が「西部警察」なのは・・・(苦笑い)。
気合を高めるアウグスト選手。2004シーズンにフロンターレをJ1復帰させた立役者のひとり。
御年50歳にしてこのジャンプ力、いきなり凄いものを見せつけられた。
「ヒロキー」こと伊藤宏樹選手のスマイルと共に、OBドリームマッチはキックオフ!
お、フロンターレの歴代得点王、「川崎の太陽」ジュニーニョ選手がいきなりキープ。
爆発力のあるドリブルで、早速等々力を沸かせるか!?
アウグスト選手が左サイドを浮上、黄金の左足が早くも火を噴く。
これだけキレがあるのに50歳だなんて、到底信じがたい・・・。
OB選手が繰り出すボールさばき、感激のあまりシャッターを切るのを忘れそう。
現在は横浜FCのサッカースクールコーチを務める西山貴永選手が、キレのあるシュートを披露。
ちなみに、フロンターレの現役時代は坊主頭がトレードマーク。
現在はべガルダ仙台のスタッフを務める村上和弘選手。
この場面は守備でアピール、現役時代は守りはさほど得意ではなかった記憶が。
あ、紹介が遅れましたがスタメン選手一覧。
どれもこれも懐かしいプレーヤーばかり、これだけでお腹いっぱい。
華麗なトラップを見せるのは、川崎フロンターレU-15のコーチを務める高田栄二選手。
「エイジ」といえば欧州でプレーする川島選手がお馴染みですが、初代「エイジ」は彼です。
ドリブルで駆け上がる長橋康弘選手。現在は川崎フロンターレU-18のコーチ。
現役時代はサイドを一気に駆け上がり、精度の低い(失礼)クロスで等々力を沸かせた立役者。
ブラジルで現役選手を続行するジェシ選手が、迫力あふれるヘディングシュート。
これは浦上選手がファインセーブ。体格に似合わない反射神経。
劣勢であったチームDAKが反撃。現在はアイドル評論家(?)の岩本輝雄選手が一気に浮上。
ドリブルを止めるのは「川崎山脈」の一角、新城高校教諭の箕輪義信選手。
ゴール前でボールをコントロールする大橋正博選手。
現在は横浜F・マリノスの下部組織のコーチ。
現役時代は気持ちのこもったプレーが印象的、
敵地の神戸戦で大量失点されながらも、一人気を吐きゴールを叩き込んだプレーは鮮明です。
沖縄の地域リーグで選手権コーチを務める森勇介選手。
「ユースケ」の愛称で皆から愛され、現役時代の「武勇伝」はもはや語るまでもなし。
この試合の注目点のひとつは、どのタイミングでカードを受けるか(??)。
チームソルトのコーナーキック。新旧キャプテンがゴール前で激しい競り合い。
我らがキャプテン中西哲生選手、ここまでは存在感が薄いぞ(笑)。
チームDAKは組織的な戦いは放棄(?)し、徹底したカウンター狙い。
大橋選手のシュートは吉原慎也選手がナイスセーブ。
アウグスト選手の左足が炸裂。シュートは枠を外すも、実にしびれるシーン。
西山選手の攻撃に対応する佐原秀樹選手。
現在は川崎フロンターレU-12の監督。イケメンですが未だ独身。
ゴール前で巧みなボールコントロールを披露するジュニーニョ選手。
いやはや、まだJリーグでプレー出来るのでは??
クールなプレーを披露する原田拓選手。現在はロアッソ熊本のスタッフ。
大地震で大変な中等々力まで駆け付けてくれて、感謝の言葉以外ありません。
チームソルトの選手交代。寺田周平選手に代わり森川拓巳選手が投入。
現役時代では想像したがい選手交代、これもOBドリームマッチの醍醐味。
おおっ!ジュニーニョ選手がドリブルで急浮上。
だが、この場面は佐原選手がブロックで対抗。
現役時代では佐原選手がFC東京に期限付き移籍時代に見られただけ。
川崎フロンターレで育成PJコーチを務める吉田勇樹選手。
現役時代は等々力でプレーした記憶がほとんどありませんが、
ユニフォーム脱いだ現在も、フロンターレのために全力を尽くしています。
ジュニーニョ選手の突破を食い止めるのは、金沢星稜大学サッカー部の監督である小松崎保選手。
個人的に背番号「4」ときたら、この選手の名前が浮かびます。
川崎フロンターレU-12のコーチを務める玉置晴一選手。
伊藤宏樹選手と同じく愛媛県出身、フロンターレの下部組織で長年尽力。
夢舞台のドリームマッチは前半終了。
20分ハーフの試合は両者無得点で、後半戦へと続きます。
ハーフタイムにGゾーンに登場するのは、2010シーズンに加入の高須英暢さん。
膝の怪我で僅か1シーズン限りの在籍でしたが、今もフロンターレを応援してくれて感謝。
さてさてここからは後半戦。残る20分脳裏に焼き付け、しっかりと写真を撮りましょう。
ああっ!ジェシ様の美しい姿に発狂寸前。
ジェシ様、お願い!またフロンターレに戻ってきてっ!!
バックラインからのパスを受け、飛弾暁選手がドリブルで浮上。
現役時代も負けん気の強いドリブル攻撃が持ち味でした。
好みのアイドルを品定めの如く(?)、シェアなクロスを繰り出す岩本選手。
だが、この場面はチームソルトのブロックに遭遇。
アウグスト選手がライン際まで迫り、チームソルトがコーナーキックを獲得。
チームDAKの松本育夫監督がベンチから立ち上がり、1999年の西が丘での名(迷)言が炸裂、
「誰かに合わせてくるぞ!」
(不覚にも写真を撮り損ねました)
「誰か」に合わせたコーナーキックは、箕輪選手のヘッドにジャストミート。
松本監督の警戒が実らず、チームソルトが先制点をゲット!
反撃にかかるチームDAK。現在は某サッカースクールのコーチを務める鈴木達矢選手がキープ。
チームDAKがコーナーキックからの混戦を経て、鈴木達矢選手が同点弾をゲット。
試合はこれで振り出しに、ますます目が離せなくなりました。
チームDAKが追加点を狙い、チームソルトのゴールを次々と脅かす。
この場面は吉原選手を中心に、チームソルトが守り抜く。
バックラインでボールを散らすのは、ロングスローで等々力を沸かした大久保将人選手。
チームDAKのGKはいつの間にか鈴木洋平選手に交代。
現在は川崎フロンターレU-15のGKコーチとして、若きプレーヤーを育成に励む。
おおっ!アウグスト選手が左サイドをドリブルで駆け上がる。
このシーン、この左足裁き。現役時代の雄姿と重なりただ感激。
ジュニーニョ選手がゴール前でくるりと反転。小技を利かしたループシュート。
これは惜しくもゴール枠をとらえない。
白髪混ざりの中年男性(失礼)は、「土居ちゃん」でお馴染みの土居義典選手。
指導者としても様々なキャリアを積み重ね、現在は・・・フリー?
左サイドを駆け上がり、「カムキャノン」を放つ村上選手。
これはチームソルトの守備に阻まれてしまった。
チームソルトはロングパスから一気に前線へ。
ボールを受けたのはジュニーニョ選手。ふわりと浮かしたシュートが炸裂!
ジュニーニョ選手の匠の一撃が、チームDAKのゴールネットを揺らす。
アウグスト選手が駆け寄りおんぶ。あぁ、実に懐かしい。
伊藤選手も駆け寄りジュニーニョ選手を抱擁。フロンターレの最盛期を忍ばせるシーン。
ん?最盛期はこれからですって??(すいません)。
再びリードを許したチームDAK、同点に追いつくべく必死の反撃。
だがチームソルトも「ガチ」の守り。吉原選手もゴールを明け渡さない。
チームDAKの攻撃を弾き返す神崎亮佑選手。
現在はヴィッセル神戸のスクールコーチに就任。
リードを得ても攻撃の手を緩めぬチームソルト、ジュニーニョ選手がとどめの一撃を狙う。
これは決まらずも西山選手が押し込み、試合を決定づける3点目をゲット。
後がないチームDAK、岩本選手が少々エキサイト。
岩本さん、エキサイトするのはAKB劇場にて(笑)。
試合は3-1でチームソルトが勝利。
興奮冷めやらぬ40分間の夢舞台は、華やかに幕を閉じました。
OBドリームマッチにも「あんたが大賞」が用意。
勝者には「ふくしまの米」が贈呈、果たしてブラジルまで持ち帰れるのやら(笑)。
OBドリームマッチを終え、現在は川崎フロンターレのスカウトである伊藤宏樹さんが挨拶。
ヒロキー、フロンターレの将来を担う逸材の発掘頼んだぞー。
OBドリームマッチを終え、笑顔あふれるOB選手たち。
素晴らしいゲームをサポーターに楽しませてくれてありがとう。
が、我らがキャプテン中西選手は、お疲れなのか微妙な表情。
熱戦を終えたOB選手たちに「パイン賞」が贈呈。
贈呈主のパインさん、パインをちゃんと持ち帰ってくれるか心配していました。
OB選手たちがさわやかな笑顔を浮かべ、続々とGゾーンの前へ。
ジュニーニョ選手の現役時代を彷彿さえる突破力、とにかくしびれたぜ。
お、アウグスト選手がユニフォームを脱いだ。
その下に浮かぶ文字は「イエスキリスト愛してる」、これが再び見られるなんて!
アウグスト選手がユニフォームを観客席に投入。
サポーターにとっては最高のプレゼント、ありがとう!!
戦いを終えたOB選手たち、本当に本当にありがとう。
目の前には憧れの松本監督。また指揮を執る姿を見たいっ!!!
夢舞台のOBドリームマッチはこれで完結。実現に尽力したすべての方に感謝申し上げます。
次は10年後の30周年で(多分)。それまで元気にサポーター生活続けていられるかなぁ。