・国立競技場
住所 | 東京都新宿区霞ヶ丘町10-1 | |||||||||||||
交通手段 |
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観客数 | 約60,000席(うち車いす席:約500席) | |||||||||||||
完成 | 2019年11月30日(竣工日) | |||||||||||||
照明設備 | あり | |||||||||||||
ホームチーム | - | |||||||||||||
評価 |
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特色 | 首都東京にそびえる巨大スタジアム。2020年東京五輪のメイン会場のため旧国立競技場を解体、設計が二転三転を経て新たな姿に生まれ変わったのは、多くのスポーツファンが知る所。 都心部のスタジアムのためアクセス性は文句なし。「軒庇」と称された多くの木材からなる外観が特徴的で、周囲の建築物とは明確に様相が異なる。 内部は普遍的な巨大スタジアムそのもの。昨今はコスト低減のため内装を簡略化するスタジアムが増え、新たな国立競技場もその例にもれない。 観客席は森の木漏れ日をイメージし5色(白、黄緑、グレー、深緑、濃茶)をランダムに配置。座り心地はまずまずで間隔も十分であるが、素材のプラスチックが薄目で強度不足がいささか心配。 カップホルダーは全席に設置されている模様だが、小径で位置が低めなのが難点。太めの容器が収まらないことがあるので注意が必要。 トラックは全天候型の9レーン。レーン数が多いためピッチと観客席の距離は離れているが、上層階の傾斜は十分に確保され、ピッチの見通しは悪くない。 下層階は傾斜が緩めなので、前席に長身の観客が座ると視野を遮る可能性あり。一部エリアは観客席内の通路が存在しないため、着席後の移動に難航するケースもある。 (東京五輪後に一部座席が撤去され、観客席内のアクセス性が改善されるとの話もあるが真偽不明) コンコースの広さはそれなりのレベル。巨大競技場なのでもうちょっと広ければ・・・が本音だが、建築スペースの制約上これが限界なのかも知れない。 巨大な屋根は全面を覆い、雨天時は多くのエリアで快適に観戦が可能と推測。 反面ピッチには日差しがあまり届かず影が多い。このため時間帯によっては明暗差が激しく、目がチカチカするのは気になる。 南スタンドは太陽が低い冬場では日差しの影響により、ピッチ状況が把握不能のケースも。日本のナショナルスタジアムで「これは・・・」が率直な感想。 観客席の外部は外壁で覆われているため、外気が届かず冬場の寒さも緩和。ただしピッチの風通しは「?」であり、特に冬場は芝がボロボロとこれまたナショナルスタジアムの名に恥じる。 総評的には平均的な巨大スタジアムだが、2002年日韓W杯時に建設されたスタジアムと比べ細部が甘く、後発の長所に欠けるのは残念。 |
地図情報 |
写真情報 | |
外観1 | |
外観2 | |
外観3 | |
外観4 | |
ピッチ全景1 | |
ピッチ全景2 | |
ピッチ全景3 | |
ピッチ全景4 | |
メインスタンド(全景) | |
バックスタンド(全景) | |
バックスタンド (近景:2層スタンド) |
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サイドスタンド (北側:全景) |
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サイドスタンド (南側:全景) 北側と比べエリアが一部削られ収容人員が少ない。く |
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サイドスタンド (南側:近景:1層スタンド) |
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大型映像装置(北側) フルハイビジョン画質、視認性に優れカメラの高速シャッターでも画像の乱れは皆無。 |
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大型映像装置(南側) 表示品質は北側に準ずるが、時計や45分計は未設置。 |
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サイドスタンド南側1層スタンド裏スペース | |
サイドスタンド南側2層スタンド裏コンコース | |
サイドスタンド南側3層スタンド裏コンコース | |
バックスタンド2層スタンド裏コンコース | |
各層を繋ぐ階段 | |
青山門入口 | |
旧国立競技場の聖火台 青山門付近に存在。実際に使えるとのこと。 |
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男子トイレ | |
巨大な屋根 木材と鉄骨のハイブリッド構造。 |
撮影日:2021年1月1日
関連リンク:https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/