ミニエコー2006
〜 2日目 〜


写真
大晦日の朝を迎えました。6:06発の始発に乗車すべく、松本駅に到着。
暗闇の駅構内に目をこらすと、ミニエコーが折り返しのため、構内を移動中。
写真
駅ホームの一角に到着したミニエコー。10名余りの乗客が乗り込んでゆきます。
早朝にも関わらず、ここでもカメラを向ける人の姿。
目的は始発限定、「辰野」行きの方向幕の撮影でしょうか。
写真
写真
無人の小野駅へ到着。白い息を吐きながら、塩尻方面へ移動します。
幹線道路の温度表示は氷点下5度。信州の寒さは身に堪えます。
写真
缶コーヒーで寒さを紛らわしつつ、付近の踏み切りで時間をつぶします。
うっすらと朝焼けを背後から受け、ミニエコーが傾斜を駆け上がります。
写真
早朝の時間帯を中心に、115系の活躍も見られます。
写真
写真
写真
ここからは撮影に没頭、気がつけば午前の運行を終えていました。
昨日は側面が影となったポイントも、撮影時間を早めてリベンジ成功。
ここからは早足で移動開始。小野駅を通りすごし、信濃川島駅に急行。
重い荷物を抱えての徒歩の移動は、2日目になるとさすがに堪えます。
駅ホームの一角で荷物を降ろすと、ミニエコーが視界に入ってきました。
写真
呼吸が整わぬ状況下、ここではうまく撮影を決められません。
そんな私を見過ごすように、ミニエコーは静かに走り去ります。
写真
信濃川島駅より、辰野方面へと移動を続けます。
暖冬の影響か、この冬は野生動物の出没も少なくないようで、
地元の方の話によれば、イノシシとの激突事故も珍しくないとのこと。
農作物の被害も増える一方、問題は深刻さを増しているそうです。
写真
写真
写真
路線脇には、各所で「通行止め」の看板が目立ちます。
7月に発生した集中豪雨が原因。爪跡が生々しく残されています。
完全復旧には相応の時間が必要なようです。
写真
写真
歩き続けると、幹線道路と並行する区間へ到着。
荒涼とした水田の傍らにたたずむ祭祀に目を向けると、ミニエコーが付近を通過。
電車の影も長くなり、日没の気配が漂います。
写真
周囲は急速に、日陰に包まれます。
鉄橋を渡るミニエコーを撮影、ここは縦構図にするべきだったと反省。
写真
写真
写真
ミニエコーが去りし後、辰野方面へ歩き続けます。
市街地に近づけど、人影の気配は乏しきまま。
錆びつつある線路を見つめつつ、地方の寂しさが伝わります。
そう言えば、地元の人が「引っ越して来ない?」とか、
懇願にも近いような呟きを発していたなぁ・・・。
写真
写真
写真
2006年も無事に終えようとしています。
同時にミニエコーとの別れも間近。重いドアを開き、最後の乗車。
写真
甲高いドアチャイムの音が響き、辰野駅を出発。
乗客も私を含めわずか3名、皮肉にも長大なロングシートが、ソファーにも錯覚。
この路線の行く先が心配でなりません。
写真
写真
塩尻駅に到着したミニエコー、帰路の電車の到着間際まで見送ります。
毎日の活躍を祈りつつ、将来の再訪を誓いながら。
・・・頼むから廃線になるなよ〜。


1日目へ戻る

メインページへ戻る

トップページに戻る