鹿島アントラーズ VS 川崎フロンターレ
J1 セカンドステージ 第2節
日 時 | 2000年7月1日 19:03 | |||
試合会場 | 県立カシマスタジアム (茨城県鹿嶋市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 13,307人(鹿島にしては控えめ?) | |||
試 合 結 果 | ||||
鹿 島 | 0 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
4 | 後 半 | 0 | ||
4 | 計 | 0 | ||
得 点 者 | ||||
鹿島:ファビアーノ(46分) ,平瀬 智行(59分・74分) 長谷川 祥之(88分) |
競技場への入り口を間違え、ぐるっと一周(失敗)
でも適度な運動が功を奏し、今期最高の大声で結果OK
J1セカンドステージでまさかの黒星を喫し、のっけから後がなくなったフロンターレは、カシマスタジアムでのアウェイ戦に挑む。
鹿島アントラーズの選手層の厚みは揺るぎ無い。相手もセカンドステージ奪取と高い目標を持っており、この試合は勝利を計算し尽くしている。
圧倒的なホームの声援も不利に働き、苦しい戦いが予想される。
だが、あれこれ考えても始まらない。悲願の(本来ならもっと上を目指すべきだが)J1残留に向け。背水の陣で臨むより他ないのだ。
頼むぞフロンターレ、絶対に勝利をもぎ取るぞ!
鹿島神宮脇のアントラーズのモニュメント「栄光の碑」
チームが地域に馴染んでいることを証明する
※クリックすると拡大画像がご覧頂けます
その後ろにある石版には、歴代の輝かしい経歴が
左側には余裕もあり
未来の輝かしい成績を刻むスペースは十分
密かな自信がうかがえる
※クリックすると別角度でご覧頂けます
カシマスタジアムはW杯に向け改修の最中
周囲には赤い人影ばかり
フロンターレのサポータは、当然私ひとり(笑)
否応なく注目を浴びてしまう
入り口を間違え、アントラーズのサポーターにも手助けされる
競技場をぐるりと一周し
何とかアウェイ側のスタンドにたどり着く
到着直後は控えめにスタンド上段に腰掛けるも・・・
応援団の呼びかけに応じ、前方へ移動
私手製の下品なゲートフラグも掲げ
練習に励む選手にエールを送る
ちょっとフロンターレの選手の登場が遅いのは気になる
鹿島の圧倒的な声援とビッグフラグが
我々と対峙する
鹿島の応援に対し、アンコールを要求したら
強烈なブーイングが返ってきた(笑)
フロンターレのサポーターは圧倒的少数。応援面で不利なのは否めない。
だが負けちゃいられない。こんな状況だからこそいつも以上の大声を張り上げるべきなのだ。
さあ、見ていろ!川崎魂を鹿島のサポーターに植え付けさせてやるぞ!!。
おおーおおー、レッツゴーかわさきーーー!!!
おおーおおー、フロンターレーーーーー!!!!
本日の声の調子に自画自賛。こんなに張りのよい声が出るなど、自分でも信じられない。
やるぞ~、いくぞ~、超アウェイで力尽きるまで声を振り絞るぞ~。
ついでに、サッカー観戦記も手抜きだぁ~。
※んな訳で、本日も内容は省略させてもらいます。厳密にはホテルの一室で、ノートパソコンの小さいキーボードを余り叩きたくないので、単なる手抜というのが、事の真相です。
序盤は両者ミスが目立つ
アントラーズは盛んに縦パスを送るものの
前線の選手と連携が取れず、ラインを割ってしまう
アントラーズはパスミスが多い。フロンターレの守備陣も落ち着いて対処
だが油断は禁物、相馬選手(背番号7:MF)が中盤から勢いよく突っ込み、左寄りの位置から思い切ったミドルシュートを放つ。
ボールは浦上選手(背番号1:GK)の腹元に。キャッチを断念し、腹から両腕を突き出し、パンチングでシュートを弾き返す。
アントラーズの2列目からの飛び出しは、ディフェンスの陰に隠れることも多く、要注意である。
アントラーズの浮かしたフリーキックから
西澤選手(背番号31:DF)とアントラーズの選手が
激しく接触
相手選手は地に崩れ落ち、立ち上がれず
アントラーズは柳沢選手(背番号13:FW)が
ボールを受け、ループ気味のシュートを放つ
ボールは枠をそれたが、シュートタイミングは絶妙
フロンターレの中盤の立役者は大石選手(背番号25:MF)
相手のボール回しを的確にチェックし
パスコースを遮り、攻撃の芽を再三つぶす
ボールを受けた際の攻め上がりも思い切りよく
見ている者にもやもやを残さない
30分を過ぎた辺りで、アントラーズも本領を発揮し始める
ボールを小刻みに回し、フロンターレのディフェンスの
マークを微妙にずらし・・・
ゴール前の混戦に持ち込み
リバウンドを名良橋選手(背番号2:)が豪快にシュート
フロンターレは浦上選手が何とか反応し
得点を許さない
2列目以降の破壊力も強烈である
前半終了近くになると、アントラーズの波状攻撃が。ただ、肝心なところでミスが目立ち、攻撃の機会をありがたく潰してくれている。
随所に王者の風格を覗かせるものの、高めの縦パスの連携がとれていないので、ボールは軒並みラインを割ってくれる。
対するフロンターレは・・・選手の切れも良く、初登場のイジドーロ選手(背番号35:FW)も得点の機会に盛んに絡み、南米特有のリズミカルな動きを披露してくれる。
前半終了近くに、中盤からのパスを受け取るや、見事なドリブルでゴール付近へ。個人能力の高さは折り紙つき。
だが決定力の欠如は隠せない。空間をうまく活用し、ラインの切り替えも素早いのだが、相手の守りも固く、得点の形になかなか持ち込めない。
そんな間に前半は終了してしまう。総じて攻守の形は決して悪くない。後半に期待したい。
ビスマルク選手(背番号10:MF)の頭が
かつてのアルシンド選手に似てきたと感じるのは
私くらいなものか?
試合は後半にもつれ込む。相手に負けないよう、これまで以上の声援だ!!!
こうなったら意地でも落とせない。
勝つぞ!~、勝つぞ~!!
・・・あれあれ、アントラーズが開始早々、ゴール前でフリーキックのチャンスを得ている。
この時間、この角度・・・どうもいやな予感がよぎる。
プレー再開、あ・・・、アントラーズの選手がゴール前に一気に詰め寄ってくる。
あーーー!!悲鳴と同時に先制点を奪われ てしまった・・・。
後半開始直後にセットプレーで先制点を喫してしまう
今期はこのような失点パターンの繰り返し
立ち上がりの課題は解消していないのか
ここで諦めては元も子もない。これまで以上の声援で、一気に同点、そして逆転に持ち込むぞ!!
おおーおおおおお~、フォルツァフロンタレー
だが、俄然アントラーズの流れに、フロンターレのショックをよそに、一気に攻撃を畳み掛ける。
まずい、ゴール前で選手を倒してしまった!PKか・・・、フリーキックで不幸中の幸い。
胸をなでおろすのは未だ早い。早く同点に追いつかねば、相手の思う壺になってしまう。
そんな間もなく、平瀬選手(背番号9:FW)のシュートが襲う。リズムはアントラーズに傾くばかりだ。
フロンターレも反撃開始、左サイドを縦パス一本・・・これまたオフサイドでがっかり・・・。
不利な状況を覆すには、応援が第一
数では負けても、気持と勝負では負けない!
フロンターレもセットプレーの機会を得るが
数少ないチャンスも最後は競り負け
混戦になると、基礎能力の高いアントラーズの選手に
対抗するのは難しい
続けて左サイドを果敢に突破を図るが
相馬選手の鋭いスライディングに潰される
アントラーズのカウンターは、とにかくテンポが良い。フロンターレの比じゃない。
なんて考える隙もない間に、一気に詰め寄られ、平瀬選手に2点目を献上してしまう。
うーん、苦しくなってきた。けれども諦めるのは早すぎる。
今ここで耐えなければ、J2に陥落してしまう。試合を投げる訳にはいかない。
フロンターレも鈴木選手(背番号8:FW)を投入するが
動きはいまひとつ
前の試合と同様、ゴール前でボールを受けても
次のプレーに迷い、挙句苦し紛れのパスがやっと
これでは期待は望めないか
アントラーズの選手がハンド気味ながらも
プレーは流れてしまい
むっときた長橋選手(背番号20:DF)が
相手選手を引っ張ってしまった(ようだ)
一歩間違えれば、あわや退場の危機に
後半を20分過ぎると、フロンターレのプレーには、徐々に焦りの色が。プレー全体に精彩が失せ、パスミスからなるカウンター攻撃を、何度もお見舞いされる。
アントラーズの選手はバックラインが自陣でボールを回し、時間稼ぎ&前線の体力回復に努める余裕が。
湿度の高さも影響してか、フロンターレはいたずらに体力を磨耗し、徐々に動きが鈍くなってくる。
フロンターレは途中から久野選手(背番号23:MF)を投入
「ベティ」コールを受けながら
アントラーズのゴールを狙うものの・・・
ひねりが効いたフリーキックは
ゴールの枠を僅かにかずめ
サポーターのため息を誘う
過酷な環境下でのプレーに
イジドーロ選手も足を吊ってしまい
自ら筋肉をほぐす
私も応援中に足を吊ってしまいましたが(笑)
ロスタイムに入り、フロンターレ最後の攻防も
高桑選手(背番号21:GK)の好判断で
遂に得点ならず
フロンターレはこれ以外にも2失点。最後までアントラーズに翻弄され続け、力及ばなかった。
空しく試合終了。結果は4-0と、ファーストステージ以上の大差をつけられ、完敗で幕を閉じました。
力戦を終え、サポータに挨拶に向かう選手たち
心なしか落ち込み気味である
写真がボケ気味ですいません
今井監督もサポーターに挨拶に来たようです
選手が去った後も、サポーターは暖かく応援
J1死守に向け、選手とチームを信じる以外ない
この声が届いてくれることを祈ります
ファーストステージに続きアントラーズに完敗。実力と経験の差を如実に知らされた試合となりました。
セカンドステージ開幕以来、勝ち点はおろか得点も0。相手の強固さも手伝ってか、決定力不足を改めて認識する結果に。
しかしイジドーロ選手のプレーは想像以上に充実していた。高温多湿の過酷な環境下で、フル出場したのは、特筆に値します。
やがて他の選手との連携が強固になれば、自ら得点を量産し、決定力不足は解消に向かうでしょう。・・・て考えねば先がない。
状況は更に厳しくなりましたが、J1残留を信じて、また応援に励みます。
最後になりますが、旅先での作成のため、手抜きの観戦記で申し訳ありませんでした。
家に帰ってからにしたら、と指摘されそうですが、試合の余韻がある間に仕上げるのをモットーにしているので、勘弁願います。
さて、これは何の痕でしょう?
正解は出発したときからキャプテンマークを
巻き続けていたが、やり方が悪く
腕に巻き痕が残ってしまった
最悪腕が痺れるので、似たような真似はしないように