FC東京 VS 川崎フロンターレ
〜 2005 プレシーズンマッチ 〜
| 日 時 | 2005年2月27日 14:00 | |||
| 試合会場 | 味の素スタジアム (東京都調布市) | |||
| 天 候 | 晴れ | |||
| 観 客 数 | 11,740人 | |||
| 試 合 結 果 | ||||
| 東 京 | 0 | 前 半 | 1 | 川 崎 | 
| 0 | 後 半 | 0 | ||
| 0 | 計 | 1 | ||
| 得 点 者 | ||||
| 22分 | ジュニーニョ | |||

スタジアム名改称後、初訪問となった味の素スタジアム
J1に舞台を移した今、今後の激戦を繰り広げるべく
幾度と足を運ぶことになるであろう

試合前、熱きサポーターが一同際しミーティング
J1に相応しき応援スタイルを構築するよう
開幕を前に気合を注入、一年間熱き応援を誓い合う

フロンターレのスタメンは昨年とほぼ同一
注目すべきは控え組、着目度No1と噂される
フッキ選手(背番号19:FW)が早々にメンバー入り

真新しいユニフォームに身を包み、選手がピッチに登場
フロンターレの新たな歴史を、間もなく迎えようとする瞬間

強烈な日差しを受け、試合開始の時を迎えた
東京の攻勢に、寺田選手(背番号13:DF)が
長身を生かした守備で対抗
今やJ1上位の実力を誇る東京に対し、互角の立ち上がり

前線では繊細なパスワークが光る
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)にパスが託されると
東京の選手が数人集結し行く手を塞ぐ
ジュニーニョ選手の突破力は、既にJ1でも警戒水準なのか

中盤から献身的なプレーの我那覇選手(背番号9:FW)
この位置でも東京のプレッシャーは厳しく
J2時代と比較すると窮屈な印象を受ける

東京はサイドから鋭いクロスを繰り出す
フロンターレの守備は概して安定するも
一瞬でも相手を自由にすると、容赦なくシュートの洗礼を食らう

ルーカス選手(背番号9:FW)の柔らかなパスから
東京が鋭い一撃を披露
判断スピード・精度共に、J2とは一枚上の印象だが
下川選手(背番号21:GK)の反応は俊敏

東京の攻勢を断ち切り、反撃に転ずるフロンターレ
背中の「ピーカブー」にデザイン的な不安を与え
中学生の体操着を彷彿させたアウェイのユニフォームだが
不思議と違和感は感じない
このデザインが仮に、プレー中に最適化を図られたものならば
デザイナーの手腕に感銘を覚える

マルクス選手(背番号11:MF)のコーナーキックを基点に
東京ゴール付近で攻め立てるフロンターレ
久野選手(背番号8:MF)も積極的に空中戦に挑み
昨年以上の攻撃性を感じさせる

東京の反撃を即座に絶ち、フロンターレが鮮やかなコンビネーション
前後にワンタッチで繰り出すパスワークに
日本代表の加地選手(背番号20:DF)も翻弄

後方からジュニーニョ選手が、軽快な一撃を繰り出す
斜め角度のボールは、選手の合間をぬい
東京ゴールに突き刺さる

先制ゴールに、バックスタンドから盛大な拍手と歓声
え・・・・・・、本日は応援はありません
Gゾーンの面々に代わり、盛大になびく大旗をどうぞ

先輩格の東京も黙ってはいない
フロンターレゴール付近で盛んにチャンスを狙うも
フロンターレの守備は的確なマークで、東京に隙を与えない

東京からボールを奪うや、素早いカウンターで反撃
ジュニーニョ選手の突破力、基本的ながらスピード感溢れる攻撃に
東京の守備は対応が遅れる

東京は低く、縦の突破を狙う
ここでも箕輪選手(背番号5:DF)の長身が生きる
伸ばした足に東京の突破は阻まれ
コーナーキックを献上するも、致命的なピンチには至らせない

中村選手が倒され、フロンターレはフリーキックのチャンス
キックを担当するのは、当然マルクス選手
数々の舞台で勝利を導いた一撃が、東京ゴールを襲う!

ボールはゴール右上隅に突き刺さる!
・・・と思いきや、土肥選手(背番号1:GK)が弾く
昨年までならば明らかに1点を得た場面も
強敵揃いのJ1になると、容易く同じ絵は描けない

東京が左サイドをドリブル突破を図る
マルクス選手が側面から追随するも
対処が遅れ、痛恨のファイルを喫してしまう

斜め角度からのフリーキックが、フロンターレゴールを襲う
絶体絶命のピンチに、下川選手が懸命のパンチング
東京のコーナーキックが続くものの
ボールはファーサイドに流れ、結果的に危機を断ち切った

1点リードを保ったまま、前半を終了
広大なスタジアム、リーグ戦では超満員の舞台が待つ
こんな環境で緊迫の応援が出来るとは、今から楽しみな限り
あ、ヴェルディ戦は閑古鳥が鳴かぬよう(笑)

空は圧雲で覆われ、気温が急低下
身震いを覚えつつ、後半開始を迎える
中盤で東京に行く手を遮られる我那覇選手
前線への突破は諦め、サイドにパスを繰り出す

パスの先には、サイド突破を狙うアウグスト選手(背番号4:MF)
自身3年振りのJ1復帰、久々に対戦するJ1の舞台に
どんな心境で挑んでいるのか

序盤のフロンターレの攻撃を凌ぎ、東京が反撃
ルーカス選手の突破に、DFの対応が完全に遅れ
サイドから鋭い一撃を許してしまう

低い弾丸は、フロンターレゴールに一直線
失点を覚悟するも、飛び出した下川選手の足に衝突
辛うじて同点は免れた

時間の経過と共に、東京とのスピードに差が生じる
中盤の判断力、サイドのスペースに対する突破等
徐々にではあるが、東京の優位が明らかに

クロスの折り返しを繋ぎ、ルーカス選手のヘッドが襲う
至近距離からの一撃に背筋が凍りつくも
ボールはどこに・・・、ネットの上で助かった

サイドからアウグスト選手が得意のクロス
我那覇選手を狙った模様も、ボールは遠方に流れ
決定的なチャンスの演出には届かない

サイドの守備が甘いフロンターレに、再び危機が到来
東京の右サイドからのボールに、ゴール前の守備が乱れ
混戦から栗澤選手(背番号27:MF)のシュートが!

失点を覚悟するも、ボールはDFに当たり難を逃れた
直後、フロンターレが猛反撃を披露
ジュニーニョ選手が中盤から駆け上がり
自らドリブルで持ち込んでシュート

続けてのチャンスは、我那覇選手との呼吸が試される
混戦の中、最後は東京DFの足元をすり抜けるスルーパスを放つも
コンビネーションは乱れ、ボールは土肥選手の手中

コーナーキックから、ヘディングゴールを狙う寺田選手
今後の苦しい局面で、一発逆転を狙う有効な武器

一進一退の局面の中、フロンターレが選手交代
着目度No1、フッキ選手(背番号19:FW)が投入された

さて、フッキ選手の実力はいかに?
パスを託されたフッキ選手、東京の選手に一気に囲まれ・・・コケた

レフティらしく、左足で木村選手(背番号22:MF)にパスを戻す
来日して日が浅め?の影響か
周囲の選手とのコンビネーションはこれからの印象

サイドアタックを試みるフッキ選手
眼前には日本代表、加地選手が待ち受ける

だが、この勝負はあっけなく加地選手に軍配
実力の面では、まだ向上の余地が多数あり・・・だろう、きっと

終了間際に、東京が決定的な場面に持ち込むも
強烈なヘディングシュートはゴール枠から外れた
程なく試合終了が到来、東京から勝利をもぎ取った

まぁ、あくまで練習試合の一種なので
今日の結果は参考程度
リーグ戦で快進撃の気配は・・・?
それを感じては油断もいいところ
過酷な舞台が待ち構える、気を引き締めて開幕に挑め!
| <フロンターレの出場メンバー> | 
| GK:下川 DF:伊藤・箕輪・寺田 MF:久野・中村・長橋・マルクス・アウグスト FW:我那覇・ジュニーニョ SUB:吉原・佐原・木村・山根・今野・フッキ・飯尾  | 
    
| <フロンターレの選手交代> | 
| 我那覇>木村(76分) アウグスト>フッキ(76分) 久野>山根(87分)  |