川崎フロンターレ VS ヴァンフォーレ甲府
〜 2007 ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 〜
| 日 時 | 2007年7月15日 19:00 | |||
| 試合会場 | 国立競技場(東京都新宿区) | |||
| 天 候 | 曇り一時雨 | |||
| 観 客 数 | 10,107人 | |||
| 試 合 結 果 | ||||
| 川 崎 | 1 | 前 半 | 1 | 甲 府 | 
| 2 | 後 半 | 1 | ||
| 0 | 延長前半 | 0 | ||
| 1 | 延長後半 | 0 | ||
| 4 | 計 | 2 | ||
| 得 点 者 | ||||
| 谷口 博之 | 29分 | 12分 | 須藤 大輔 | |
| 谷口 博之 | 64分 | 74分 | 須藤 大輔 | |
| 鄭 大世 | 88分 | |||
| 黒津 勝 | 113分 | |||



ナビスコ杯準々決勝、第2戦の朝を迎えた
ホームの等々力はアメフトの試合で使用不可、国立にてヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ
気合いを入れて早朝に、国立競技場に到着したものの
巨大台風通過で大雨の様相、試合の順延も想定される


雨も徐々に小康状態、試合は予定通りの開催が決定
午後になると多くのサポーターが国立に集結
広大な場内では応援準備も着々と進む




水分を大量に含んだピッチに、選手たちが挨拶に登場
アウェイでの第1戦、ロスタイムの失点で落としたフロンターレ
準決勝進出には勝利が必須条件、サポーターも俄然気合いが入る



広大な国立のゴール裏、悪天候も重なり、青一色には到底及ばない
だが、熱きサポーターの真摯な叫びは、反対側のゴール裏にも確実に響いてくる

キックオフの時刻も目前に迫る、急いでホームのゴール裏に戻ると・・・
サポーターが大挙して、コンコースに移動を始めているではないか
この現象はいったい・・・、何を意味するのであろうか?




理由も分からず後をついてゆくと、コンコースで激しいリードを演出
闘志を注ぎ直したサポーター、再び小雨が舞う場内へと向う




可能性がある限り全力勝負!力の限りサポートするぞ!!
以下、今回も夜逃げの写真特集(恥)

最近の練習試合で8針を縫う大怪我を負った、谷口選手(背番号29:MF)
出場が危ぶまれるもピッチに登場、包帯姿で果敢にヘディングに挑む





テセ(鄭選手 背番号16:FW)の痛快なシュートが繰り出されるも
ボールは鶴田選手(背番号21:GK)の正面を突いた























先の対決にてハットトリックの屈辱をなめさせられた、須藤選手(背番号9:FW)がシュートを狙う
ここは寺田選手(背番号13:DF)が体を預け、シュートを寸前で食い止めた




フロンターレも直後に反撃開始
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)がミドルシュートを繰り出すが
惜しくも鶴田選手のファインセーブに阻止
・・・と、熱きスタンドの一角には、大粒の雨が降りかかる





直後のコーナーキックのチャンスを逃したフロンターレ・・・、須藤選手にボールを奪われてしまった
須藤選手は一瞬のためらいも見せずに突進開始
フロンターレの守備が追い付かない、強烈なシュートがフロンターレゴールに襲いかかる!



相澤選手(背番号21:GK)のセーブも届かず
須藤選手のシュートは、フロンターレゴールへと吸い込まれた
事もあろうに、同じ選手から4ゴールも喫してしまうとは・・・















場内は白熱の一戦が展開、先制ゴールを得た甲府が幾分有意な状況
場内は雨脚と風が強さを増す、メインスタンド付近ではもやがかすみ、視界は不良












久木野選手(背番号23:FW)が甲府DFの側面をすり抜け
狭い角度ながらもシュートを繰り出した
小気味よい一撃に、「初ゴールも近いぞ!」との歓声が飛ぶ

















寺田選手が不覚のファウル、フロンターレはセットプレーの危機を招いてしまう
藤田選手(背番号10:MF)のフリーキックが襲いかかるも
森選手(背番号19:MF)がすかさず弾きだす







フロンターレが懸命にクリアするも、甲府もすかさず切り返す
ここは我慢のフロンターレ、伊藤選手(背番号2:DF)らが体を張って甲府の勢いを止めた







甲府の猛攻を耐え抜いたフロンターレ
うっぷんを晴らすが如く、左右から甲府ゴールを激しく攻め立てる
右サイドからのスルーパスに谷口選手が反応
甲府ゴール前は混戦にもつれ込むも、思い切って右足を振り抜いた!




谷口選手のシュートが鮮やかに決まった、フロンターレが同点に追い付いた
サポーターも俄然ヒートアップ、ここから甲府を突き放しにかかるぞ!!















久木野選手の守備にも着目、相手選手への素早い寄せ
ボールを奪い取る技術も高い、将来がますます楽しみである








































前半終了間際に甲府の猛攻を受けてしまうも、辛うじて同点で切り抜けた
箕輪選手と相澤選手がピッチから去り際に、守備に関する議論であろうか
何度も言葉を交わし合っていたのが、強く印象に残った


ハーフタイムも興奮冷めやらぬ、ふろん太の接近もとうに気が付かず
選手たちがピッチに再び登場、休息の15分は一瞬にして過ぎ去ろうとしている


再び熱き戦いに挑む、残された45分間、力の限りサポートするぞ!
後半からレンズを交換、撮影にも一層力が入る




開始直後にフロンターレが不意打ちを仕掛けた
谷口選手のアシストから、ジュニーニョ選手がループシュートを繰り出すが
ボールは僅かに浮いてしまい、逆転ゴールは奪えない

























箕輪選手(背番号5:DF)のクリアボールが、甲府の選手に渡ってしまった
直後に不覚のカウンターを喫っしてしまう
強風が吹き荒れる舞台、不用意なプレーは禁物だ












ジュニーニョ選手の積極性が光る、甲府の最終ラインの隙を狙い、盛んに飛び出しを図る


























試合はこう着状態が続くも、久木野選手がドリブルで一気に浮上
ジュニーニョ選手が甲府の選手と交錯、コーナーキックのチャンスゲットしたぞ




原田選手のコーナーキックに、テセが頭で押し込みを図る
甲府ゴール前のこぼれ球、谷口選手が見逃さない
猛然と甲府甲府ゴールへと駆け上がり、渾身のヘディングシュートを繰り出した!





谷口選手の魂の一撃が、甲府ゴールを強く貫いた
気迫のゴールにサポーターも大興奮、力強くマフラーを振り回す
ゴール裏のコアゾーンには、大量の水が夜空を舞った

甲府からリードを奪い取ったフロンターレ、ここで井川選手(背番号4:MF)をピッチに投入














甲府を突き放したいフロンターレであったが、またもや須藤選手の餌食と化す
セットプレーからフロンターレゴール前は混戦に突入
須藤選手の執拗な押し込みに屈し、再び同点へと追い付かれてしまった


















試合は再びこう着状態へ、藤田選手のパスに惑わされつつも
フロンターレ集中力を絶やさず、甲府の選手にまとわりつく
両者が激しく交錯し転倒、ここはフロンターレがセットプレーを得たぞ!





熱烈な声援に引き寄せられるかのように、大橋選手(背番号24:MF)のフリーキックが炸裂
ゴール前のこぼれ球に箕輪選手が突っ込むが
池端選手(背番号19:DF)が懸命のガード、互いの闘志が激しく激突













白熱の一戦は見る者を夢中にさせるど・・・
このまま引き分けで試合が終われば、フロンターレの挑戦も潰えてしまう
後半も残り時間は5分前後、最後まで絶対に諦めてなるものか!





中盤で懸命にボールを繋ぐフロンターレ、甲府のマークを気力でかわす
・・・と、井川選手が長い縦パスに反応、全力で前線へと駆け上がる

甲府の選手も足が止まっている、最後のチャンスと覚悟したのか
そのままドリブルで中央へと切れ込み、甲府ゴールへと一気に駆け寄った!




井川選手の突進からテセがゴールを決めた、土壇場でフロンターレが勝ち越しに成功!
絶体絶命の窮地を救った井川選手の勇気に
サポーターは最大限のエールを送った






後半残された猶予は僅か、90分内の決着を果たすべく、フロンターレが怒涛の攻撃体制
サポーターも俄然ヒートアップ、甲府の息の根を止めるべく、懸命に叫びそして跳ねる



頭部の負傷も気迫でカバー、谷口選手が果敢に混戦に挑む
惜しくもシュートには至らぬも、体を張った全力プレーに、盛大な歓声が沸く








石原選手と大橋選手が、手に汗握る攻防戦
ボールを奪われた大橋選手、一度は大きく引き離されるも
懸命にボールを追いかけ、石原選手に食らいつく









甲府のコーナーキックを凌いだフロンターレ、ジュニーニョ選手のドリブルで甲府ゴールへ急接近
甲府の山本選手(背番号4:DF)が警告覚悟で食い止めた
同時に、フロンターレに最後のチャンスが到来
劇的ゴールを演出すべく、ゴール裏から熱狂的な声援が響く



大橋選手のフリーキックは決まらぬ、直後に後半がタイムアップ
2試合合計で5-5のドロー、準決勝進出の座をかけて
試合は延長戦へともつれ込んだ



5分間のインターバルを経由し、選手とサポーターが戦線に復帰
準決勝進出の座をかけ、総力を尽くしての延長戦に突入





黒津選手が左サイドを急浮上、甲府DFのファウルを誘いコーナーキックのチャンスを得た















ジョジマール選手(背番号34:FW)の破壊力は恐怖
伊藤選手も強引に押し切り、フロンターレゴールへと襲い掛かる










甲府のカウンターを凌いだフロンターレ
じわじわと圧力を加え、セットプレーのチャンスを次々と得た
絶好の得点機の到来に、サポーターも力を振り絞り
熱き声援をピッチに送る



大橋選手の渾身のフリーキックは・・・、クロスバーを惜しくも直撃






フロンターレが試合の主導権を握りつつ、延長前半が終了
両者得点を挙げることなく、残された15分に全てをかける



死闘を繰り広げてきた選手たち、固く円陣を組み最後の勝負へ気持ちを高めた
泣いても笑っても最後の15分、力の限り戦い抜くぞ!











蓄積する疲労と反比例するかの如く、フロンターレの攻撃に鋭さが増す
井川選手の積極性から、フリーキックのチャンスを奪い取った





























延長後半も半分前後が経過、ジュニーニョ選手のドリブル突破は甲府DFがブロック






だが、その直後に黒津選手が魅せてくれた
縦へのスルーパスに鋭く反応、甲府DFの隙間をすり抜け、鮮やかなゴールを決めてくれた
粘り強く戦い抜いた末の劇的ゴール、サポーターも大興奮で観客席を駆け降りた












残り時間も2分を切った、勝利を引き寄せるアヴァンテの応援に突入
暗黒の空に向かい、力強く両腕を突き上げるサポーター
勝利の瞬間まであと僅か、歓喜の時を固く信じ、一心不乱に叫ぶ






ジュニーニョ選手のドリブルを止めた杉山選手(背番号32:DF)だが
主審の判定は退場処分、甲府の息の根は断たれてしまった










誰もが待ちわびた勝利の瞬間、過酷な試練を耐え抜いた一戦は
延長での決勝ゴールで決着がついた
長かった、この時まで実に長かった・・・






勝利を分かち合う選手とサポーター
甲府の奮闘に苦しめられたが、フロンターレの実力はこんなものじゃないぞ
ナビスコ杯もタイトル獲得を目指し、11月の国立決戦へ向けて全力勝負!







最後に決勝ゴールを決めた、黒津選手がサポーターのもとに登場
ファン感謝デー、みんなで来てね!
| <フロンターレの出場メンバー> | 
| GK:相澤 DF:箕輪・寺田・伊藤 MF:森・落合・原田・谷口・久木野 FW:鄭・ジュニーニョ SUB:植草・佐原・井川・川村・大橋・黒津・我那覇  | 
    
| <フロンターレの選手交代> | 
| 森>井川(66分) 原田>大橋(81分) 久木野>黒津(87分)  |