川崎フロンターレ VS レノファ山口
〜 第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 〜
| 日 時 | 2009年10月11日(日) 13:00 | |||
| 試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
| 天 候 | 晴れ | |||
| 観 客 数 | 4,855人 | |||
| 試 合 結 果 | ||||
| 川 崎 | 1 | 前 半 | 1 | 山 口 | 
| 5 | 後 半 | 0 | ||
| 6 | 計 | 1 | ||
| 得 点 者 | ||||
| 鄭 大世 | 22分 | 23分 | 柏原 渉 | |
| 鄭 大世 | 46分 | |||
| 鄭 大世 | 54分 | |||
| レナチーニョ | 59分 | |||
| レナチーニョ | 77分 | |||
| 井川 祐輔 | 88分 | |||

今年の天皇杯は、Jリーグ勢は2回戦からの登場
秋晴れのホーム等々力陸上競技場にて
山口県代表、中国社会人リーグ所属の、レノファ山口との対戦






清々しい快晴の下、新たな戦いを控え、選手達がサポーターに挨拶
J2時代同様の観客数に留まるも、ホームの熱気に満ちあふれる













まぶしさを増す等々力の舞台、サポーターの熱気は俄然アップ
選手入場を目前に控え、場内の緊迫感は更に高まる










相手は格下ながら、油断は一切禁物
元日の国立決戦を目指し、戦いは火ぶたを切って落とされた








先のナビスコカップ準決勝に続き、GKは杉山選手(背番号28)がスタメン











序盤から優位に試合を進めるフロンターレ
谷口選手(背番号29:MF)のミドルシュートは
テセ(鄭選手 背番号9:FW)を直撃し、山口ゴールに転がるが
直前にオフサイドの判定









相対する山口だが、アグレッシブな姿勢で勝負に挑む
中盤で激しい当たりを披露、強い闘志を引き立てる












フリーキックのチャンスを得たフロンターレ
木村選手(背番号22:MF)が放ったボールは、テセの頭に到達するも
収まりが効かず、好機を逃してしまった







山口もフリーキックのチャンスを得たが、ゴール前の選手と呼吸が合わず
互いに決定機は巡るも、得点のチャンスは逃してしまう








































































実力差はさて置き、ピッチ上では一進一退の攻防が続く
フロンターレは普段とは調子が異なるのか、攻撃力は控え気味
















様子見の状況が続くと思った矢先、フロンターレは連続してのセットプレー
木村選手のコーナーキックを、テセが強烈なヘッドで押し込む





山口ゴールへとボールをねじ込み、フロンターレが選手点をゲット
爽快な秋晴れの下、サポーターの歓声が広大に響いた










歓喜の瞬間はつかの間、直後に山口が不覚を突く
素早い繋ぎで一気に浮上
井川選手(背番号4:DF)の背後に柏原選手(背番号8:FW)が抜け出し
斜め角度からシュートを浴びてしまう




低く繰り出された一撃は、フロンターレゴールへと吸い込まれてしまった
リードは一瞬にして潰え、試合は振り出しに戻されてしまった


















































































































































・・・と、相変わらず億劫なので、説明は省略
前半は1-1の同点で終了、ある程度予想はしたが、フロンターレは想像以上に難戦
山口のメンタルも極めて高く、苦戦に輪を掛けているかのようだ

ピッチを巡回するふろん太君、天皇杯は特別のイベントも無い

体感温度は更に上がり、眩しさも緩和の兆しは薄い
少しでも涼を得るべく、Gゾーンの前に打ち水





両チームの選手がピッチに戻り、後半45分間の勝負に挑む
試合の難しさは一応理解するも、このままでは到底物足りない



選手達の奮起を促すべく、力の限りサポートするぞぉ〜
では、説明は程々に写真でも・・・(恥)
























後半開始早々に、テセが追加点を叩き出した
場内に盛大な歓声が響き、濛々たる空気は払拭された





















2得点のフロンターレに、攻撃のリズムが戻って来た
レナチーニョ選手(背番号34:FW)のクロスボールに
木村選手がダイビングヘッドを挑むが、僅かに届かない














フロンターレに再びセットプレーの場面
木村選手のフリーキックを、テセが押し込みハットトリック達成!
・・・む、決定的瞬間が全然撮れていない















木村選手のフリーキックは、数を重ねる毎に脅威を増す
テセが貪欲に追加点を狙い、山口の守備陣は必死に防御





勢いが止まらぬフロンターレ、レナチーニョ選手が個人技を披露
山口の選手を巧みに振り切り、冷静に見据えてシュートを放つ






4点目を得たフロンターレ、等々力に再び歓喜が舞い降りた






































谷口選手の縦パスに、途中投入の登里選手(背番号23:MF)が反応
鋭い飛び出しを仕掛けたが、山口の選手に行く手を遮断









入場者数は5,000人に届かなかった
最近にしては寂しい数値だが、J2時代の雰囲気を思い出す
集客が伸び悩み、2階席が埋まらぬ時代も、今では懐かしい記憶である



























黒津選手(背番号7:FW)がペナルティエリア内で倒され、PKを得たフロンターレ
キッカーはレナチーニョ選手が担う

レナチーニョ選手の集中力を高めるべく
サポーターは応援を中断、固唾をのんでピッチに視線を送る








レナチーニョ選手がPKを確実に決め、5点目をゲット
場内は静寂から歓喜の渦、レナチーニョ選手を祝福する







5得点で勝負はほぼ決着、サポーターの心にも余裕が生まれる
タオルを豪快に振り回し、ピッチ上の選手を更に引き立てる














大量失点を喫した山口だが、勝負は決して投げ出していない
気持ちが緩みがちのフロンターレに、立て続けで攻撃を仕掛けてくる








前かがみのフロンターレは、最終ラインの対応が途切れがち
至近距離からシュートを食らってしまうも、杉山選手が好セーブで失点を阻止
























後半もロスタイム突入間近、フロンターレが6点目を叩き出す
村上選手(背番号26:DF)のクロスボールを
井川選手がヘッドで丸め込み、山口ゴールへと流し込んだ












後半も残り時間は僅かだが、山口も最後の力を振り絞る
パワープレーを仕掛け、フロンターレゴールへと突進
至近距離からの捨て身のヘディングが炸裂
フロンターレはあわや失点の場面であった
















直後に試合はタイムアップ、6得点のフロンターレが2回戦を突破
山口の闘志に苦しんだものの、幸先の良いスタートを切った











健闘を称え合う選手とサポーター
次の対戦相手は、J2のカターレ富山が決定
2010年元日の国立決戦へ向け、出来る限りのサポートを続けたい

・・・と、山口の選手が、フロンターレサポーターの元に挨拶に訪れた


奮闘を経た山口の選手を、歓声と拍手で出迎えるサポーター
感動の空気が、場内を優しく包み込んだ
これこそが、等々力が誇る魅力あふれる温かさであろう

Jリーグを目指して全力で戦う、レノファ山口のイレブン達
J1の舞台での再会を、心から待っているぞぉ〜
| <フロンターレの出場メンバー> | 
| GK:杉山 DF:久木野・井川・菊池・村上 MF:横山・谷口・木村 FW:鄭・黒津・レナチーニョ SUB:安藤・伊藤・薗田・田坂・登里・ジュニーニョ・杉浦  | 
    
| <フロンターレの選手交代> | 
| 鄭>登里(65分) 久木野>薗田(69分) 木村>杉浦(78分)  |