川崎フロンターレ VS アルビレックス新潟
〜 2009 J1 第33節 〜
| 日 時 | 2009年11月28日(土) 14:03 | |||
| 試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
| 天 候 | 晴れのち曇り | |||
| 観 客 数 | 22,274人 | |||
| 試 合 結 果 | ||||
| 川 崎 | 0 | 前 半 | 0 | 新 潟 | 
| 1 | 後 半 | 0 | ||
| 7 | 計 | 0 | ||
| 得 点 者 | ||||
| 鄭 大世 | 70分 | |||





2009シーズンのリーグ戦も残すは2試合、ホーム最終節新潟戦の日を迎えた
朝から休息の間は皆無、抽選を終えコレオグラフィの準備に取り掛かる

大分戦で敗れ首位陥落の選手達を励ますべく、「過去最大規模」で選手バスの出迎えを実施
用意された大量の後援会旗が、静かに活躍の場を待つ


競技場前の道路に応援団のメンバーが移動
議論を深々と重ね、立ち位置などを綿密にチェック


開門から30分程が経過、競技場前の道路は人垣で埋まる
演出の協力に応じた大勢のサポーターが、後援会旗を片手にバスの到着を待つ


事前の予想よりも早く、選手バスが競技場に接近
応援団の太鼓の合図に合わせ、一斉に旗が掲げられた





青旗の波間をぬい、選手バスは足早に通過
撮影に集中し、車中の選手の表情は伺え無かったものの
最大級の出迎えに、選手達は励まされたに違いない
(試合後の選手コメントにも、勇気づけられた旨の声があった)



澄み渡る青空の元、満員寸前の場内に熱気が走る
盛大な拍手の中、サポーターは横断幕を掲げイレブンを出迎えた








オーロラビジョンには、タイトル獲得へ懸けるPVが放映
脈々と流れるビートルズの「Let It Be」が、胸に熱き魂を呼び起こす





高まる熱気と興奮の中、戦いを控えた選手達がピッチに登場
・・・の前に、先に再選を果たした、阿部川崎市長&後援会会長が挨拶に立つ
声にたどたどしさは募ったが、競技場の改修は頼みまっせ










等々力最後の決戦へ向け、場内の熱気は更に高揚
選手の入場に合わせ、パネルと後援会旗が一斉に掲げられた






過去最大級のコレオグラフィが、等々力の空の下鮮やかに冴える
リーグ逆転制覇の夢をかけ、90分間の激闘は火ぶたを切って落とされた











スタメンでボランチ位置する田坂選手(背番号6:MF)
新潟の攻撃に体を挟み、すかさず弾き返す








森選手(背番号19:DF)もスタメンに復帰
ヒートアップしがちな序盤の攻防戦、冷静にボールを裁く








森選手が右サイドを浮上、手薄な新潟の隙を突き、ミドルシュートを繰り出した
強烈なシュートが新潟ゴールに迫るも、北野選手(背番号1:GK)の攻守に阻まれた






立て続けにコーナーキックのチャンスを得たフロンターレ
新潟ゴールを激しく攻め立てるが、新潟の堅守に選手点は奪えない





















新潟の選手を巧みにかわし、攻撃を仕掛けるフロンターレ
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が左斜めの位置から、シュートを繰り出す
















素早い攻防戦が展開される中、テセ(鄭選手 背番号9:FW)がクロスを放つ
ファーサイドにジュニーニョ選手が飛び込むが、ボールには届かない







新潟がボールを奪い、速攻を仕掛けてきた
内田選手(背番号17:DF)のクロスに、真正面からヘディングシュートを放たれるも
ボールはフロンターレゴールを辛くも外す









センターバックでスタメン復帰の寺田選手(背番号13:DF)
落ち着いたボールコントロールで、最終ラインに安定感をもたらす



























ピッチ上ではスピード感あふれる攻防戦が続く
緊迫感溢れる試合展開に、ピッチ上から一瞬たりとも目が離せない
























コーナーキックの好機を得たフロンターレ、中村選手(背番号14:MF)の右足が炸裂
鋭いボールに、レナチーニョ選手(背番号34:FW)とテセが果敢に跳び込む








時間は脈々と流れ、攻撃を一切緩めぬフロンターレ
対する新潟も必死の防御、見応え満点の攻防が続く







息詰まる攻防戦を前に、サポーターの声援も熱がこもる










中村選手の縦パスを起点に、速攻に挑むフロンターレ
ジュニーニョ選手がクロスを繰り出すが、逆サイドのレナチーニョ選手と呼吸がずれた



































高まる興奮と期待の中、中村選手のコーナーキックが放たれた
テセがヘディングシュートに挑むが、タイミングが外れてしまった




村上選手(背番号26:DF)のスローインから、ジュニーニョ選手がシュートを放つ
ボールの勢いは弱く、北野選手のセーブに阻まれた







横山選手(背番号18:MF)が新潟の選手に密着、松下選手(背番号7:MF)のドリブルを止める




直後に新潟がクロスを繰り出すが、川島選手(背番号1:GK)がパンチで弾く
続く競り合いのこぼれ球は村上選手がクリア、ピンチを免れる























中村選手のミドルシュートが炸裂、鋭い弾道は新潟ゴールの上方を通過



前半途中にして、新潟の大島選手(背番号16:FW)が負傷退場
「川崎の(優勝の)夢を砕きたかったが、自分の腰が砕けた」の名文句?を残した



































































試合も前半ロスタイムに突入、終了間際にジュニーニョ選手のミドルシュートが炸裂!
決まったかに見えたものの、北野選手が素晴らしいセーブを披露









前半は両者無得点で終了、優位に試合を進めたフロンターレだが、ゴールが遠い
途切れぬ両者の応酬、ピッチに引き寄せられるかの如く熱きサポートに、満足度は高い


場内は僅かな休息に突入、並行する鹿島対G大阪の途中経過が気になるが
前半終了時点で、両者無得点
こんな時はふろん太君の笑顔でリフレッシュ!?







選手達がピッチに戻って来た、場内に興奮の空気が流れだす
首位鹿島を追走・・・そして逆転すべく、後半45分間の戦いがスタート






先制攻撃を仕掛けたのは新潟、手薄なサイドから松尾選手(背番号28:DF)がクロスを放つ
フロンターレゴール前にボールが到達するも、村上選手がクリア












新潟が素早くボールを繋ぎ、フロンターレの隙を狙う




新潟は右サイドを浮上、三門選手(背番号14:MF)のスルーパスから
矢野選手(背番号11:FW)が強烈な一撃
シュートは川島選手がセーブ、フロンターレは難を逃れる

















新潟が右サイドを基軸に攻撃、コーナーキックの危機が到来
この場面は新潟の連携が乱れ、失点は免れた













フロンターレがようやく反撃開始、新潟ゴール前の密集地帯でボールを繋ぐ
最後は横山選手がシュート、新潟ゴールの枠をとらえず






チャンスを逃したフロンターレだが、すかさず次の攻撃を仕掛ける
スローインからテセがロングシュート、ボールは惜しくもクロスバーを直撃




カウンターを仕掛ける新潟、クロスは伊藤選手(背番号2:DF)がヘディングでクリア






新潟の攻撃を断ち切ったフロンターレ、お返しとばかりにカウンターを仕掛ける
ジュニーニョ選手のシュートは、新潟の選手に激突するも
こぼれ球を繋いで田坂選手がシュート、これも新潟ゴール枠をとらえない





















新潟のカウンターが再び炸裂、フロンターレは突如危機に陥るものの
川島選手らがゴールを死守、新潟にゴールを割らせない












鋭く駆け上がるフロンターレ、新潟ゴール前は混戦になだれ込む
レナチーニョ選手のパスに中村選手が飛び込むが、新潟の守備に阻まれた





フロンターレはチャンスを逃したものの、次なる攻撃を仕掛ける
レナチーニョ選手のクロスに、ジュニーニョ選手がシュートを放つが
空中でバランスが乱れてしまい、シュートは北野選手がセーブ








フロンターレが新潟からボールを奪取、一気に前進を図る
狭い角度から中村選手がシュートを放つが、ボールはポストを直撃



















新潟を次々と攻め立てるフロンターレだが、新潟の守備を崩し切れない
得点はなかなか現実化してくれない・・・






フロンターレの縦パスを新潟の選手がクリアに失敗、ボールはゴールラインを割り込んだ
絶好のコーナーキックの場面が到来、サポーターの期待は一気にアップする












好機を逃したフロンターレ、煮え切れぬ状況に森選手はいら立ちを隠せない
・・・は実はウソで、まごつくボールボーイに声を荒げる





























詰め切れぬ状況が続いたフロンターレだが、その瞬間が遂に訪れた
森選手のパスを黒津選手(背番号7:FW)が折り返し、
更に繋いでジュニーニョ選手のクロス、テセが左足で流し込む!







均衡を破るゴールに、等々力は歓喜に包まれた
この勢いは誰にも止まらない、逆転優勝へ一気に加速するぞ!




追加点を狙うべく、テセが貪欲に飛び出しを図る




森選手が接触プレーで転倒するも、冷静さは決して失わない







勢いが止まらぬフロンターレ、中村選手のコーナーキックが炸裂!
新潟ゴール前の混戦に、前線の選手が果敢に挑む








オーロラビジョンに来場者数が発表、2万人を大幅に超えた










反撃の糸口を探す新潟に対し、フロンターレは中盤から激しいプレッシャー












新潟も勝負は捨ててはいない、内田選手がロングクロスを放つ
フロンターレゴール前に新潟の選手が飛び込むが、体を張ってシュートを阻止











新潟がカウンターを披露するが、寺田選手が追い付き体を寄せる









新潟の反撃が止まらぬものの、フロンターレの集中力は途切れない
素早いチェックで新潟の動きを封印、ボールを奪い取る













中村選手のコーナーキックに、横山選手が気迫のヘディングシュート

寺田選手も高さを存分に生かし、矢野選手との競り合いを制する



ピッチには谷口選手(背番号29:MF)が投入、新潟のロングパスを弾き返す





黒津選手が新潟の裏を抜け出し、大きく反転してシュートを放つ








抜け出した黒津選手がフリーの体勢でシュートを放ったが
事もあろうに、ゴール枠を外してしまった・・・



















緊迫の攻防が繰り広げられる中、後半もロスタイムに突入
残された時間は3分前後、このまま逃げ切りを図れるか?

じっくりと指示を送る川島選手、時間を着実に消費する

















アヴァンテの声援が響く中、試合終了の瞬間を迎えた





新潟も懸命の反撃を凌ぎ、接戦を制したフロンターレ
ホーム最終節を勝利で飾り、ピッチ上の選手達には笑顔がこぼれていた



ピッチの中央で円陣を組む選手達、一心で喜びを分かち合う
ホーム最終戦のセレモニーにを控え、メインスタンド下に一旦移動

オーロラビジョンには、鹿島対G大阪の試合結果が映し出された
鹿島の大勝で、自力優勝の可能性は復活しなかったが
残る最終節も平常心で戦い、勝利で吉報を待つのみである

その最終節のアウェイ柏戦が、等々力にてパブリックビューイング開催が決定!
チケットを入手出来なかった方も、当日は等々力を青一色で染めよう





等々力に静寂が戻り、ホーム最終戦のセレモニーが開始
武田社長が壇上に立ち、1年間のサポートに感謝の言葉を述べた




関塚監督と伊藤キャプテンも壇上に立ち、挨拶の言葉を述べた




最後に選手が場内を半周、等々力のフィナーレを締めくくった
リーグ戦も残すは1試合、状況は楽観視し難いが、可能性はまだ残されている
最終節のアウェイ柏戦でも全力でサポート、最後まで奇跡を信じて・・・
| <フロンターレの出場メンバー> | 
| GK:川島 DF:森・寺田・伊藤・村上 MF:田坂・横山・中村 FW:鄭・ジュニーニョ・レナチーニョ SUB:相澤・井川・菊地・谷口・木村・登里・黒津  | 
    
| <フロンターレの選手交代> | 
| レナチーニョ>黒津(69分) 鄭>谷口(83分) 村上>菊地(89分)  |