川崎フロンターレ VS ジュビロ磐田
〜 2012 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第6節 〜
| 日 時 | 2012年6月9日(土) 16:04 | |||
| 試合会場 | 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) | |||
| 天 候 | 雨 | |||
| 観 客 数 | 7,970人 | |||
| 試 合 結 果 | ||||
| 川 崎 | 0 | 前 半 | 1 | 磐 田 | 
| 0 | 後 半 | 0 | ||
| 0 | 計 | 1 | ||
| 得 点 者 | ||||
| 25分 | 山崎 亮平 | |||

ナビスコカップ予選リーグ第6節
不振で予選敗退確定のフロンターレは、ホーム等々力でジュビロ磐田との対戦
ホームの磐田戦とくればお約束の雨模様、この日も早朝から小雨が舞う


開門を迎えれど場内は閑散、メインスタンドはまるで廃墟の様相
予選敗退に加え悪天候では興味も乏しき、かくも厳しき現実である

応援の中心部であるGゾーンもご覧の縮小体制、J2時代の創生期を思い出す
裏返せばこの日に集まるサポーターこそ、熱烈な証と言えそうだ




「消化試合」の位置付けであるが、西部選手(背番号21:GK)がスタメン出場
応援の規模は縮小されど、普段と変わらぬ声量でお出迎え







残るイレブンもピッチに登場、サポーターと共に必勝を誓う
代表選手の離脱と続出する怪我人、限られたメンバーでの戦いに注目したい














勝負の時を目前に控え、意気上がるサポーター
目的なき「消化試合」を阻止すべく、強い意気込みが肌身に伝わってくる




















選手入場を目前に控え、場内は緊迫の空気に満ちる
単なる「消化試合」とは違う、飛躍のための足掛かりを掴む舞台である








2012シーズンナビスコカップ最後の一戦、悔いなき90分間を過ごしたい
等々力に笑顔を舞い込むべく、激戦は火ぶたを切って落とされた




若手選手の大量抜擢の予感もあれど、フロンターレは「ガチ」なメンバーで挑む
矢島選手(背番号9:FW)が中盤でボールをキープ、早くも存在感をあらわにする








右SBは若きレネ サントス選手(背番号25:DF)が先発
磐田のサイド攻撃に冷静に対応
レナト選手(背番号10:FW)とのコンビでボールを奪取







キャプテンマークを腕に巻く井川選手(背番号4:DF)
特に守備陣が揃わぬフロンターレ、今日も活躍が鍵となる









ボールを細かく繋ぎ、左サイドを駆け出すフロンターレ
登里選手(背番号23:DF)の突破に続き
楠神選手(背番号16:MF)が鋭いクロスを繰り出す

磐田ゴール前で矢島選手がヘッドで競るも、この場面は磐田の守備に阻まれてしまう




前節のC大阪戦に続き、柴崎選手(背番号19:MF)がボランチの起用
磐田のプレッシャーに遭遇しつつ、左右にパスを繰り出す














パスで繋ぐフロンターレだが、なかなか前進を図れない
レナト選手もいささか孤立状態、磐田の守備網に捕まってしまう










厳しい視線をピッチに送る風間監督
序盤はいささか噛み合わぬ展開、どのような試合運びを目論むか?










磐田が中央から攻撃を仕掛け、立て続けにシュートを繰り出してきた
山崎選手(背番号9:FW)のシュートはDFを直撃
こぼれ球を山本選手(背番号23:MF)が狙うも、ゴール枠を大きく外す





















前進を図るフロンターレだが、中盤の連携がぎこちない
田坂選手(背番号6:MF)のパスは磐田がカット、攻撃の起点をつくれない






實藤選手(背番号15:DF)が右サイドにパスを繰り出し、レネ サントス選手が浮上
ドリブルで一気に駆け上がるも、山田選手(背番号10:MF)のマークに遮られた





磐田のバックパスが乱れ、矢島選手が一気に詰め寄る
竹重選手(背番号31:GK)のミスキックを誘い、田坂選手がミドルシュート
















磐田が試合の主導権を握るが、フロンターレも實藤選手の縦パスから反撃開始
レナト選手が右サイドを一気に浮上、ミドルシュートを放つが磐田のDFに激突














磐田もすぐさま反撃開始、左サイドを浮上し松浦選手(背番号11:MF)が浮き球を繰り出す




ここは辛うじてクリアするも、コーナーキックのピンチを招いてしまう
絶対にゴールを阻止すべく、Gゾーンとゴール裏から激しい圧力を加える











前線へ突破を図りたいフロンターレだが、攻撃に流動性が見られない
もたつく間に磐田が厳しいマーク、幾度とボールを奪われてしまう








































最終ラインが乱れたフロンターレ、磐田にボールを奪われてしまった
田中裕介選手(背番号3:DF)が素早く危機を察知、山崎選手からボールを奪取成功




直後にフロンターレが速攻開始、磐田の守備が整わぬ間に中盤を突破
矢島選手へスルーパスが繰り出されたが、僅かに長く竹重選手がセーブ







直後に磐田も攻撃開始、左サイドのスペースからクロスが襲い掛かる
ゴール前に山崎選手が飛び込み、半身の姿勢から押し込まれてしまった








山崎選手のシュートが決まってしまい、磐田に先制点を献上
しかし試合は前半途中、この程度で挫けてはなるものか!

















先制ゴールで勢いづく磐田の攻撃、フロンターレは苦しい状況から抜け出せない
磐田のクロスは實藤選手が懸命のクリア













「消化試合」の筈であるが、磐田が激しくぶつかってくる
決勝トーナメント進出へ勝負を落とせぬ磐田、意識の違いが如実に現れる





前線で楠神選手が奮闘するも、周囲のフォローが足りずに孤立状態





磐田のゴールをこじ開けるべく、楠神選手が囲まれつつも気迫のクロス
だが、磐田ゴールには届かない




時間の経過と共に、ピッチ上の攻防は激しさを増す
勢い余った山崎選手の膝が、登里選手の腰を直撃してしまう










磐田の攻撃は一向に止まらず、フロンターレの守備は翻弄される
宮崎選手(背番号13:DF)がオーバーラップ、鋭いクロスが襲い掛かる



何とかボールを掻き出すも、フロンターレゴール前に2選手が転倒
主審が中々気付いてくれず、プレーは一向に止まらない




登里選手が腰を強打、サポーターも心配でヤキモキする
腰を抑えつつもプレーに復帰、サポーターも拍手で送り出す















・・・が、しばらくすると登里選手がピッチに崩れ落ちてしまった





登里選手は担架で搬出され、無念の交代となってしまった
田中雄大選手(背番号24:DF)が緊急投入











































































・・・と、前半は磐田が1点リード
登里選手は試合後の診断で骨折と判明、あぁ無情・・・


小雨舞う等々力のピッチ、モチベーションも正直上げづらい
こんな時はふろん太君の笑顔が頼り
ユニ型バックの中にはちゃっかりとチップスター、スポンサー様への配慮も万全!?


ハーフタイムは程無く終了、選手たちがピッチへ戻って来た
・・・が、心なし不安げな表情に見える


コールリーダーは俺達の等々力だ!と絶叫
収穫なき「消化試合」だけは絶対に嫌だ






後半から小林選手(背番号11:FW)を投入、あくまでも勝ち気のフロンターレ
ナビスコカップ最後の45分、逆転で等々力に歓喜を呼ぼう!

















後半開始早々、レナト選手が魅せてくれた
フリーの姿勢からミドルシュートを披露、鋭いボールは磐田ゴールをかすめた














レナト選手が再びミドルシュート、これも磐田ゴールを僅かに外す






















だが、時間の経過と共にフロンターレの攻撃は影を潜める
磐田が右サイドからロングクロス、これは西部選手が的確にキャッチ













小林選手のパスを受け、田中雄大選手が左サイドを駆け上がる
クロスを放つも山本選手(背番号20:DF)に詰め寄られ、決定機には繋がらない






続けてレネ サントス選手が右サイドを浮上
じっくりと見据えてクロスを繰り出すも、藤田選手(背番号33:DF)に跳ね返された









































磐田の速攻に振り乱されるフロンターレ、山田選手のクロスが襲い掛かる
フロンターレゴール前に危険なボールが迫るも、西部選手が必死に弾き出す



フロンターレもお返しとばかりに速攻を披露
駆け出す小林選手にスルーパスが到達・・・の筈が、どうも繋がらない


















田坂選手から矢島選手には繋がらぬも、楠神選手が鮮烈なシュート


フロンターレに待望のコーナーキックが到来
先ずは同点に追い付きたい、サポーターの気持ちも自然と高揚



・・・が、このチャンスも結局モノに出来ず
逆に磐田が速攻開始、早く戻らぬと危機を招きかねない




磐田のカウンターが襲い掛かるも、田中裕介選手が食い止めた
強いメンタルでフロンターレの守備を牽引する




















































































磐田のダイビングヘッドが、フロンターレゴールへ襲い掛かる
絶体絶命の場面は西部選手がビッグセーブ、辛うじて失点を免れた





直後にオーロラビジョンに入場者数を発表
悪条件が重なると寂しい数値となってしまう




程なくしてフロンターレは最後の選手交代
レネ サントス選手に代わり、怪我から復帰の稲本選手(背番号20:MF)を送り込む







依然と好転しない試合状況、風間監督のリアクションも激しさを増す
Gゾーンに集中する熱きサポーターも、変わらぬ声量で後押しを続ける







小林選手がするりと抜け出し、磐田の選手と交錯して転倒
フリーキックの場面が到来・・・の筈が
何故かファウルを取ってくれない(オフサイドの判定らしいが・・・)
































後半も残すは10分弱、フロンターレも試合を捨ててはいない
しかし磐田ゴール前の詰めが甘く、ゴールへの形が導けない














一発逆転を図るべく、楠神選手の鋭いスルーパスが炸裂
・・・が、これもタイミングが合わずじまい

































試合も残り時間はごく僅か、是が非でも同点に追い付きたい
久々のコーナーキックのチャンスが到来、ピッチへ熱い視線が注がれる


サポーターの大きな期待を乗せ、田坂選手のキックが炸裂
磐田ゴール前に田中裕介選手が飛び出すも
ロドリゴ選手(背番号6:MF)のヘッドに阻まれた


直後に磐田のカウンターが炸裂
攻撃に人数を割いていたフロンターレ、瞬く間に窮地へ陥ってしまう


松浦選手が至近距離から流し込み、フロンターレは万事休す
・・・と観念しそうになるも、辛くも枠を外れてくれた



最後まで意地を見せたいフロンターレ
實藤選手も体を張って守備に奮闘、磐田に追加点を与えない





























しかし時は刻々と流れ、タイムアップの瞬間を迎えた
磐田に0-1と惜敗、ナビスコカップ最後の勝負は「消化試合」の域に留まってしまった




















ナビスコカップの夢は絶たれるも、リーグ戦の戦いは続きます
雨の中集まったサポーターの願いが、選手たちの心に届きますように
しかし、ノボリの骨折=長期離脱は痛過ぎる・・・
| <フロンターレの出場メンバー> | 
| GK:西部 DF:レネ サントス・實藤・井川・登里 MF:田中(裕)・柴崎・楠神 FW:田坂・レナト・矢島 SUB:杉山・田中(雄)・稲本・田中(淳)・小林・小松・谷尾  | 
    
| <フロンターレの選手交代> | 
| 登里>田中(雄)(39分) 柴崎>小林(46分) レネ サントス>稲本(77分)  |