川崎フロンターレ VS サンフレッチェ広島
〜 2013 J1 第25節 〜
| 日 時 | 2013年9月14日(土) 19:04 | |||
| 試合会場 | 等々力陸上競技場 | |||
| 天 候 | 曇り | |||
| 観 客 数 | 17,390人 | |||
| 試 合 結 果 | ||||
| 川 崎 | 2 | 前 半 | 0 | 広 島 | 
| 0 | 後 半 | 0 | ||
| 2 | 計 | 0 | ||
| 得 点 者 | ||||
| 中村 憲剛 | 10分 | |||
| レナト | 45+2分 | |||

J1リーグ戦第25節、ホーム等々力でサンフレッチェ広島を迎え撃つ。
台風接近で天候が心配だが、この日の予報では降雨の心配はなし。
・・・が、不気味な入道雲がいささか不安を煽る。




昨年のリーグ覇者の広島、7月のアウェイゲームでは
佐藤選手(背番号11:FW)のハットトリックで惨敗。
この悔しさを絶対に晴らしたい、GKの入場時からサポーターの気合がみなぎる。






公式戦2連勝中のフロンターレ、9月は負け無しで調子は上向き。
この日の等々力も場内は熱気が充満、後援会の無料チケット対象試合の影響も大。










この勝負はまさに「試金石」、結果で残る流れが決まるとしても過言じゃない。
お、子どもたちも元気に跳ねているぞ。




















間もなくキックオフの時が到来、場内は更なる緊張に包まれる。
対する広島のサポーター、何やら横断幕がチラチラ見える。






選手入場直前に掲げられた、広島サポーターによる2ステージ制導入反対の弾幕群。
「注目度、収益改善」を目的とし、後日のJ理事会で導入見込み。
しかしながら公平性の観点等から、大勢のサポーターが疑問を唱える今回のJ改革案、
横断幕の掲出と同時に、川崎サポーターからも大きな拍手が沸き起こった。





個人的にも懐疑的な2ステージ制だが、ここは試合に集中したい。
J1通算200試合出場達成の井川選手(背番号4:DF)には、家族から記念の花束贈呈。





ピッチ上の選手達も気合重点、ジェシ選手(背番号5:DF)と井川選手が熱い抱擁。
今日も勝利を目指して全力勝負、対する試合の模様は・・・疲れ気味につき最小限(恥)。




開始早々から積極的に仕掛けるフロンターレ。
田中選手(背番号3:DF)も中盤から早めの守備。







切り返した広島が左サイドを浮上、清水選手(背番号27:MF)がクロスを放つ。
これは西部選手(背番号21:GK)がセーブ。








記念すべき試合に挑む井川選手、佐藤選手の抜け出しにも冷静に対応。
さぁ、ここから逆襲開始だぁ。















隙間から抜け出すフロンターレ、ペナルティエリア直前で
レナト選手(背番号10:FW)が広島の選手と交錯。
絶好の位置でフリーキックを獲得、早速チャンスが到来だ。



中村選手(背番号14:MF)が蹴ると見せかけ、レナト選手のキックが襲い掛かる。
ボールは惜しくもポストに直撃、早々のゴールは手に届かず。






































右サイドに展開のフロンターレ、素早いパス交換で広島を揺さぶる。
最後に飛び出したのは中村選手、豪快に右足を振り抜いた!








中村選手の一撃は広島ゴールを貫き、待望の先制点!
圧巻の得点劇に等々力は大興奮、夜空に歓声が大きく響く。



















右サイドを攻め立てるフロンターレ、森谷選手(背番号19:FW)と中村選手のパス交換。
森谷選手がライン際から粘りのクロス、レナト選手には僅かに届かない。


コーナーキックを獲得のフロンターレ、場内の熱気と追加点の期待は自然と高まる。
中村選手のキックに合わせ、胸の鼓動も高まるぞ。

















次なる主導権を狙うべく、両者の激しい駆け引きが続く。
フロンターレは中盤の守備を効かせ、広島に攻撃の機会を与えない。







ファン選手(背番号2:MF)が大胆なドリブル突破、フロンターレの選手を続々と振り切る。
この場面は森谷選手が対応、捨て身のガードで行く手を遮った。



































































広島が攻勢を強めるも、井川選手とジェシ選手の2枚看板が奮闘。
締まった最終ラインは見る方も頼もしい。




























切り返したかに見えたフロンターレがファウルの判定、広島にフリーキックを与えてしまう。
突然のピンチに場内は緊迫、絶対にゴールを与えてなるものか!


鋭いキックがフロンターレゴールに迫るも、西部選手が渾身のパンチング。

こぼれ球を広島が押し戻そうとするも、登里選手(背番号23:DF)が決死のガード。
ボールを全身で弾き返し、大きな危機を断ち切った。








SBに復帰の登里選手、広島の攻撃に粘り強く対応。
一対一の強さは確実に向上、競り合いは簡単に譲らない。























登里選手が苦境を迎えるや、ジェシ選手がすかさずフォローに入る。
塩谷選手(背番号33:DF)の奇襲攻撃をガッチリとガード。








忍耐の時を断ち切ったフロンターレ、稲本選手(背番号20:MF)からレナト選手へ託す。
ドリブルで浮上し鋭い切り返し、ゴール前の大久保選手(背番号13:FW)には届かない。





レナト選手が折り返したボールは稲本選手へ、すかさずドリブルで駆け上がる。
稲本選手の奮闘でコーナーキックを獲得、追加点の期待もうなぎのぼり。



レナト選手のキックにジェシ選手が豪快なヘッド!
地面に叩き付けられたボールは・・・、西川選手(背番号1:GK)の好セーブに阻まれた。




サイドをえぐる広島に対し、田中選手が体を挟み込む。
清水選手の圧力に屈すること無く、ボールを巧みにラインへ逃した。




















空中戦で競うジェシ選手、ここはファウルの判定を食らう。
判定に苛立ちを隠せぬジェシ選手、ここは冷静さを保ちたい。








青山選手(背番号6:MF)が繰り出した縦パスは、最前線の佐藤選手を狙う。
ここはジェシ選手が対応、「天敵」佐藤選手を強靭な肉体で跳ね返す。




直後にカウンターのフロンターレ、中村選手が最前線へ飛び出した。
裏を突かれた広島、塩谷選手がたまらずバックチャージ。








中村選手が激しく転倒、広島からフリーキックを獲得したぞ。
絶好のポジションと絶妙の時間帯、高まる期待に場内はヒートアップ。

この場面も中村選手が蹴ると見せかけ、レナト選手がキック。
・・・ん?単に私が騙されただけか(恥)。




前半も残すは5分あまり、フロンターレは攻撃の波に乗る。
中村選手が巧みなステップで浮上、ライン際から鋭いクロスを放つ。



好機が続くフロンターレ、レナト選手のコーナーキックが炸裂!
広島ゴール前に絶好のこぼれ球、しかしこれは詰め切れない。












広島が至近距離からシュート、西部選手が鋭い反応で弾く。
処理に手こずり不安定なボールが宙を舞うが、必死に外へ掻き出した。






























前半もアディショナルタイムに突入、同点を狙う広島が最後の攻撃。
森崎兄弟に対するはジェシ選手、幾度とボールを跳ね返す。




広島のクロスを森谷選手がブロック、そして即座に速攻を披露。
繰り出したパスは中村選手が潰れ役、スルーされたボールにレナト選手が飛び出す。


ボールを大久保選手に預け、西川選手の視線を引き付ける。
低く叩いたボールにレナト選手が反応、半ば無人のゴールにボールを流し込む。









レナト選手ゴールで2点目をゲット。
前半終了間際の鮮やかな得点劇、サポーターも喜びを爆発させた。







直後に前半がタイムアップ、2点リードでガッチリをゲームを支配。
この調子を後半もキープし、優位に試合を進めたい。

ずぶ濡れ必至のGゾーン。ポリバケツに満たされた水はばら撒かれ、前半で空っぽに。
ハーフタイム中にすかさず補充、激闘に欠かせぬ存在。


2点リードでゴキゲンのふろん太君。この日のポースはスキフロ風。






激闘の舞台に選手が復帰、場内に熱気の渦が戻る。
2ゴールでは満足に程遠い、後半のゴールラッシュを期待するぞ。















左サイドを切り裂くフロンターレ、稲本選手が高精度のクロスを繰り出す。
広島ゴール前のボールに森谷選手がヘッド、これは西川選手に阻まれた。


こぼれ球に追随する大久保選手、ライン際で大きく旋回しクロス。
腰の粘り強さは驚異的、素人ではこの折り返しは絶対無理。





対する広島も速攻を披露、高萩選手(背番号10:MF)も負けじとクロスを繰り出す。
フロンターレゴールに鋭いボールが急迫、田中選手が頭で弾き出す。









中村選手のパスを起点に右サイドに舵を切るフロンターレ。
田中選手のパスを大久保選手が折り返し、
レナト選手がシュート・・・の直前にオフサイド。






直後に広島のフリーキック、森崎浩司選手(背番号7:MF)のキックが迫る。
高く浮いたボールはジェシ選手らが対応、広島の圧力を跳ね除ける。















レナト選手が怒涛のドリブル突破、広島の挟み撃ちも懸命にこらえる。
続けて森谷選手がシュート、これは西川選手の正面。











































しばしの攻防の時を経て、レナト選手が左サイドを猛然と突破。
ファン選手のファウルを誘い出し、待望のPKをゲット!








興奮が渦巻くスタジアム、倒されたレナト選手が自らボールをセット。
サポーターの大きな後押しを受け、力強い助走からシュート!

・・・が、ボールは西川選手がセーブ。3点目は幻と化してしまった。





















広島は右サイドを狙う流れ、手薄なエリアからクロスを放ってくる。
伸びたボールは西部選手がセーブ、安定感溢れる守りは頼もしい。








広島はミキッチ選手(背番号14:MF)を投入、サイドの崩しに磨きがかかる。
危険なボールがフロンターレゴールへ幾度と迫るが、黙々とボールを跳ね返す。








レナト選手のパスに登里選手が呼応、広島のラインの隙間を抜ける。
しかし僅かにボールに及ばなかった。




















広島の攻撃が牙をむく、左右から鋭いクロスを連発。
森崎和幸選手(背番号8:MF)が豪快なボレーシュート、西部選手が渾身のセーブ。



危機が続くフロンターレ、直後に佐藤選手のシュートが炸裂。
またもや天敵にやられたか・・・違う、オフサイドの判定に命拾い。


























森谷選手と高萩選手が交錯、このプレーで森谷選手が負傷退場。
フロンターレはアラン ピニェイロ選手(背番号18:FW)を投入、
天皇杯(9/11:高知大学戦)に続きゴールを見せてくれ。







この日の入場者数は17,390人、後援会招待チケット効果で場内は大盛況。















































広島も勝負を諦めない、右サイドからミキッチ選手が鋭いクロス。
西部選手が触れたボールはクロスバーを直撃。寸前で失点を免れた。









































選手交代が控えめの八宏采配、この日は逆に積極策。
實藤選手(背番号15:DF)と小宮山選手(背番号8:DF)を連続投入。
守備の枚数を増やし逃げ切る公算であろうか。




広島が左サイドを強引に突破、浅野選手(背番号29:FW)がドリブルから折り返す。
逆サイドで佐藤選手が待ち受けるも、小宮山選手がボールをかき出す。




















































後半も残り時間は僅か、広島の猛攻を耐え凌ぐフロンターレ。
西部選手が渾身のセーブで転倒、しばらく動かぬも何とかプレーに復帰。
(最後までプレーするもこのシーンで負傷、後日「全治3〜4週間」と発表)





後半もアディショナルタイムに突入、アバンテの応援で逃げ切りに図る。
残り時間は刻々と消費、後は勝利を呼び込むのみ。













程なくし合いはタイムアップ、昨年の覇者広島に2-0で勝利。
無失点で強敵を見事撃破、この勝利は大きいぞ!








勝利者インタビューは先制点を挙げた中村選手、
最近のゴールラッシュはFW顔負けのハイペース。

「あんたが大賞」はJ1通算200試合出場、無失点に貢献の井川選手。



マクドナルドWOWプレーヤーズアワードはもちろん中村選手。
プレゼントの巨大ビッグマッグをスタンドに投入・・・と思いきや、
「子どもが欲しがる」理由により、この日は大事に抱えて退出。








勝利をわかちあう選手とサポーター、まさに至福の瞬間。




J1通算200試合出場の井川選手が、サポーターの前で挨拶。
ハワイ好き?の井川選手にハワイアンなレイがプレゼント。

更には巨大な観葉植物が贈呈、最後までハワイづくしなひと時。




レイをまとった井川選手、鳥栖戦で発売のニューエラーキャップがとってもお似合い。








勝利を喜ぶサポーター、調子に乗って「西部警察」のメロディー。
おやおや、次節の鳥栖戦は大丈夫かぁ?




喜びに沸くGゾーンの上方に、
2シーズン制導入を皮肉る横断幕が登場(写真は無いが試合前にも登場)。
後日のJ理事会で大多数の反対の声を押し切り、2015シーズンからの導入が決定したが、
これで本当に収益が改善され注目度が上がるのか?(はぁ)
混迷を深めるJリーグ、向かう先は一体何処なのか・・・。
| <フロンターレの出場メンバー> | 
| GK:西部 DF:田中、ジェシ、井川、登里 MF:山本、稲本、中村 FW:森谷、レナト、大久保 SUB:杉山、伊藤、中澤、小宮山、實藤、福森、アラン ピニェイロ  | 
    
| <フロンターレの選手交代> | 
| 森谷>アラン ピニェイロ(73分) 稲本>實藤(84分) 登里>小宮山(86分)  |