浦和レッズ VS 川崎フロンターレ
〜 2016 明治安田生命J1 2nd 第9節 〜
2016年8月20日 埼玉スタジアム2002
2016 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節、年間首位を争う浦和レッズとの大一番。
この日の首都圏は豪雨が襲い掛かるも、午後には天気が回復。
試合会場の埼玉スタジアム2002も晴れ間が戻り、雨の心配は回避。
意気込む川崎フロンターレサポーター。試合前に決起集会をかねて新曲の練習。
ブラジル人3選手のリクエストから生まれた「VAI LA DE FRONTALE」。
歌詞はご覧のとおりですが、「カワサ(キ)」の部分は後に「フロンターレ」に変更。
大勢のサポーターが熱唱を響かせ、決起集会兼新曲練習会は無事終了。
テンションを高めに勝負の時を迎えます。
前節鳥栖戦で敗れ年間&2nd首位から陥落のフロンターレ。
けれどもこの試合で浦和に勝てば、再び年間&2nd首位に復帰。
直接対決を制すべく、選手もサポーターも気合満点。
この日のメイントピックは、リオデジャネイロ五輪から戻ってきた大島選手。
インフルエンザにかかり体調は万全とは言い難いが、大きく成長した姿が楽しみ。
埼玉スタジアムの一角を埋めるフロンターレサポーター。
壮絶なチケット争奪戦を制したサポーターが集結、この試合へ強い意気込みが伝わってきます。
選手入場と共に壮大なコレオグラフィ。青黒のシンプルなコントラストが敵地で冴える。
首位争奪戦を制するのはもちろんフロンターレ!
怪我人が続出するフロンターレ。中野選手(背番号22:MF)が久々のスタメンに復帰。
今シーズンは不調であえぐ中、数少ないアピールの機会を生かしてほしい。
浦和のクロスを弾き返す、GKのチョン ソンリョン選手(背番号1)。
失点が大幅減少の2016シーズン、これぞ彼の功績。
先制点を決めたのはフロンターレ。中村選手(背番号14:MF)が豪快にボールを叩き込んだ。
御年35歳で円熟味を増す中村選手、未だ進化を続けている。
失点を喫した浦和も黙ってはいない。猛然と攻撃を仕掛けてきた。
対するフロンターレも守備陣が奮闘、浦和の攻撃を黙々と弾き返す。
だが、浦和のゴールを喫してしまい試合は振り出しへ。
しかし試合は前半途中、ここから再びリードを得るぞ!
畳みかける浦和の攻撃に、フロンターレの守備陣は振り乱される。
危機的な状況を迎えるも、エドゥアルド・ネット選手(背番号21:MF)の献身的な守りで断ち切った。
守勢のフロンターレも反撃開始、小林選手(背番号11:FW)が豪快なオーバーヘッド。
浦和の猛攻が続くものの、再びの失点は許さないフロンターレ。
サポーターも強い気持ちで応援を継続、ゴール裏に盛大な水しぶきが舞う。
前半は1-1で終了。緊張感をキープしたまま後半へ突入。
首位攻防にふさわしき激闘、残された45分間も熱きサポートを尽くしたい。
4年連続J1得点王を狙う大久保選手(背番号13:FW)。
ここ数試合は引き気味のポジションで、後方支援的な立ち回りも目立つ。
後半も浦和の攻撃が続き、フロンターレの守備は乱される。
最後の砦はチョン ソンリョン選手。絶対的守護神の存在は大きい。
激戦が止まらぬピッチ上、中野選手が足をつり戦線離脱。
代わりに投入は浦和戦で強みを発揮の森谷選手(背番号19:MF)、膠着状況の打破を期待。
浦和の猛攻が止まらぬも、フロンターレも最後の局面で守り抜く。
苦境を耐えしのぐ選手とサポーター、この報いは必ずや来ると信じて・・・。
直後にフロンターレがチャンスを演出。
浦和ゴール前で大島選手がボールをキープ、浦和の選手を交わしてパス。
この冷静な対処、大きく飛躍した大島選手を物語る。
大島選手が繰り出したパスに、エウシーニョ選手(背番号18:DF)が反応。
低く鋭いクロスの先には・・・。
ボールの先には森谷選手、浦和ゴールにボールを豪快に突き刺した!
これぞ「浦和キラー」の本領発揮。フロンターレが再びリードを得たぞ!
再びのリードを得て勢いづくフロンターレ。中村選手も追加のゴールを狙う。
浦和の猛攻を跳ね続けた井川選手、中野選手に続き足をつって戦線離脱。
代わりに投入はエドゥアルド選手(背番号23:DF)。
浦和の攻撃が止まらぬも、フロンターレの守備も集中力をとぎらせない。
インフルエンザの影響で寒気を感じたという大島選手も、それを感じさせない守りを披露。
浦和の猛攻を耐え抜き、カウンターを仕掛けるフロンターレ。
中村選手が狭い位置から蹴り込むも、浦和のGK西川選手(背番号1:GK)の好守に阻まれた。
コーナーキックに向かう中村選手。ゴール裏のサポーターを盛大に煽る。
ゴール裏のサポーターも即座に呼応、勝利への気持ちはさらに高まる。
追加点を狙うフロンターレ。エウシーニョ選手のクロスを大久保選手が押し込んだ!
・・・が、これはハンドの判定で幻のゴール。
試合時間も刻々と減少、浦和もリオデジャネイロ五輪から戻った選手を投入し猛攻開始。
懸命に耐え抜くフロンターレ。チョン ソンリョン選手もビッグセーブを披露。
手に汗握る熱戦はアディショナルタイムに突入。そしてアバンテの応援がスタート。
後はこのまま逃げ切るのみ、勝利の願いが埼玉スタジアムに響く。
試合はほどなくタイムアップ。フロンターレが2-1で浦和に勝利!
中村選手が興奮のあまりボールを高々と蹴り上げガッツポーズ。
落下したボールは苦笑いと共に西村主審へ。
激闘を終えたフロンターレの選手たち。一様にピッチに崩れ落ちた。
90分間の過酷な戦いに大きな拍手を送りたい。
勝利で年間&2nd首位奪還、そして歓喜のウォーターファイト。
サポーターと共に喜びを分かち合うフロンターレの選手たち。
最初のポーズがグダグダで決まらず、中村選手が仕切ってやり直し(笑)。
この日のヒーローは新婚の森谷選手。自らの幸せを祝うゴールはさすがの一言。
勝利記念のパインも華麗にキャッチ。
J1リーグ戦も残り8節、まだまだ油断ならぬ戦いが続きます。
気持ちを引き締めサポートを継続。次節のホーム柏戦も頑張るぞ!