イ | ヤ | ー | ス | ピ | ー | カ | ー | で | 聴 | い | た | こ | の | 1 | 枚 | ||
様々なあの1枚を、イヤースピーカーで聴いてみました。
このコーナーはイヤースピーカー談義というよりは、完全なる音楽評です。
オーディオ云々を語るのもいいのですが、音楽を楽しむのを第一とします。
−視聴機器−
イヤースピーカー&ドライバー:STAX CLASSIC System
CDプレイヤー:Pioneer PD-HL5
CRCP-10113 日本クラウン |
男性4人組のグループ「THE イナズマ戦隊」5枚目のシングル。4曲目には川崎フロンターレ公式応援ソングである「明日を迎えに行こう」が収録。
先ずは1〜3曲目を聴く。ボーカル(上中丈弥)の清楚かつ力強い歌声はGood。全体的に奇抜さは無くオーソドックスな曲であり、誰にでも受け入れ易い。
音質的は普通のレベル。ポピュラーでは良くありがちなドンシャリ(高音と低音を強調)なバランスだが、イヤースピーカーは高音域のトゲも緩和され、ギリギリ耳につかないレベル。
但し、左右のステレオ感が大げさ過ぎる。前述の点も加味し、ヘッドホンよりラジカセ向きの感想。
全般的には綺麗に整理され過ぎた感触。ボーカルの息遣いも不自然にカットされている嫌いがあり、人工的な音調はもうひとつ、リアルさには課題が残る。
で、本題の4曲目。推測だがこれだけ別に収録したのであろうか、音調・再生レベル共に、前の3曲とかなり異なる。
高音域の強調は存在せず、大変聞きやすい。曲自体は等々力でよく流れているので、違和感無く耳に入る。
イヤースピーカーでは柔らかさが加味され、スタジアムで聞くほどの力強さは無いが、じっくり聴くのには最適な環境。
曲の最後にコールリーダー氏のリードが挿入されているが、じっと聴けば確実に聞き取れる。イヤースピーカーの高分解能だからこそ成せる技であろう。