我がレンズ殿堂
(2008.12.27 最終更新)
こちらは私が保有するレンズについて語ります。安物買いの銭失い派につき、中古レンズが主体です。
スペックと下手な撮影サンプルを主に紹介します。
注:「お勧め度」はCanon APS-C機との組み合わせに限定。筆者個人的な評価とし、星5つが最高点です。
詳細な画像情報に関してはは、オリジナル画像のExif情報をご覧ください。
RAWからJPEGへの変換は、Digital Photo Professionalを利用(最高画質、シャープネス無し、色温度は撮影時のまま)。
価格はいずれも税別です。
既に手放したレンズに関してはこちらをご覧ください。
〜 キヤノン EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM 〜

| 発売時期 | 2003年9月 |
| 発売時価格 | 30,000円 (販売終了:EF-Sマウント非対応の機種は使用不可) |
| 焦点距離 | 18mm〜55mm (Canon APS-C機装着時:28.8mm〜88mm相当) |
| 最小F値/絞り | 3.5〜5.6 / 22-36 |
| 最短撮影距離 | 0.28m |
| レンズ構成 | 9群11枚 |
| 絞り羽根枚数 | 6(円形絞り) |
| サイズ | 68.5mm(最大径) X 66mm(長さ) |
| 重量 | 190g |
| フィルタ径 | 58mm |
| フード | 別売(キヤノン EW-60C) |
| コメント | 言わずと知れたレンズキット標準添付のレンズ。EF-Sマウント対応で、実質的にキヤノン初のデジタル一眼レフカメラ専用レンズをも意味する。 EOS Kiss Digitalは本体のみとレンズキットの価格差が2万円程度なので、値段的には低ランク、外観も安っぽさは否めない。 しかし、中身はデジタル一眼レフカメラに最適化された設計。その写りは折り紙つきで、多少青みがかかるものの、実質2万円とは信じがたい実力派。 画像のキレ・解像度感は素晴らしく、全域で均一で周囲のゆがみも殆ど確認されない。実力面では並みの単焦点レンズに迫り、常用レンズとして初心者からベテランまで、広範囲で活用出来る万能選手。 レンズキットにはレンズフードが添付されないが、装着を強く推奨。側面からの不要光が遮断され、撮影画像が確実に安定する。 内蔵ストロボ使用時でもケラレは発生しないので、レンズフードは常用でも構わない。 なお、その後IIモデルに切り替わったが、外装の変更が主であり光学面やAF性能での差異は存在しない。 現在はIS搭載のEF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISが登場。描画性能では更なる向上が図られている模様なので、1000万画素超の機種にはそちらを選んだ方が懸命かも知れない。 |
| 長所 | 価格以上のシャープな写り、軽量なので持ち歩きも楽。 USM採用によるAFの高速性。レンズが軽量のためか、快適な撮影が楽しめる。 |
| 短所 | MFが難しい。ピントリングが軽くて小さく回し難い。 実質的にAF専用レンズと割り切るべし。 個体差だろうが、多少片ボケがある。 |
| お勧め度 | いささか苦しいか。] |
| 使用頻度 |
〜 シグマ MACRO 50mm F2.8 EX 〜

| 発売時期 | 1998年 |
| 発売時価格 | 35,000円 (販売終了) |
| 焦点距離 | 50mm (Canon APS-C機装着時:80mm相当) |
| 最小F値/絞り | 2.8 / 32 |
| 最短撮影距離 | 0.188m |
| レンズ構成 | 9群10枚 |
| 絞り羽根枚数 | 7 |
| サイズ | 71.4mm(最大径) X 64mm(長さ) |
| 重量 | 320g |
| フィルタ径 | 55mm |
| フード | 標準添付 |
| コメント | シグマのエントリークラスのマクロレンズ。キヤノン純正よりも安価で、純正とは異なり当倍撮影が出来るのがポイント。 写真のレンズは中古店で16,800円で購入。キヤノンの一眼レフデジタルカメラとサードパーティー製のレンズはしばし相性問題が発生するが、筆者の環境では一度も「Err」と遭遇はせず、特段問題は招いていない。 写りは単焦点らしく、明快かつカチッとしたもの。マクロレンズなので被写界深度が浅く使い始めはピント合わせに難儀するが、慣れればボケもしっかりした深みのある画像を得られる。 当然、通常の風景撮影やポートレートもOK。絞るとピントの合う範囲が拡大し、隅々までシャープな画像を得られ、その実力はとてもエントリークラスとは思えない。 その画質はキヤノンのEF 50mm F1.8IIを上回る。但し、Kiss DigitalではAFの迷いも少なくなく、常用レンズとするには安定性に欠くのが難点。 方や20D以降ではAFの安定性向上しているようで(キヤノン純正では無いため、全ての機種で該当するとは限らない)。フォーカス速度が遅いものの、動く被写体を撮るのでなければ、なんら問題は感じられない。 標準添付のフードも金属製で安心感が高い。最近のフードはプラスチック製が多数を占め割れてしまう心配もあるが、金属製であればその恐れも少ない。 この価格でこの実力は納得。コーティングがデジタルに最適化された新製品も登場したが、使い勝手ではこちらの方が勝る印象。 |
| 長所 | 最短撮影距離が短い。とにかく被写体に近寄れる。 ボディーの強度が高く、キヤノン純正品より安心感が高い。 ファインダーが見やすく、MFがしやすい。 |
| 短所 | 時折思いっきりAFのピントが外れる(キヤノン純正よりも頻度が高い)。 若干固めの背景のボケ。 |
| お勧め度 | |
| 使用頻度 |
〜 キヤノン EF80-200mm F2.8L 〜

| 発売時期 | 1989年9年 |
| 発売時価格 | 160,200円 (販売終了) |
| 焦点距離 | 80mm〜200mm (Canon APS-C機装着時:128mm〜320mm相当) |
| 最小F値/絞り | 2.8 / 32 |
| 最短撮影距離 | 1.8m |
| レンズ構成 | 13群16枚 |
| 絞り羽根枚数 | 8 |
| サイズ | 84mm(最大径) X 185.7mm(長さ) |
| 重量 | 1330g |
| フィルタ径 | 72mm |
| フード | 標準添付(キヤノン ES-79) ES-79 IIも使用可能 |
| コメント | キヤノンの定番焦点域のLレンズ。現行70-200mmの旧モデルに相当する。 15年の時を経て中程度の中古品が程度にもよるが5万円から入手可能と、お値打ち感は高い。 モータは非USMであるが、比較的高速かつ静粛。AF速度は今でも通用し、ヘタなレンズメーカのモータよりはるかに快適。 フルタイムマニュアルフォーカスが非搭載なのが惜しまれるが、F2.8の明るさ故かファインダーも見やすくMFも比較的楽にこなす。 弱点はその重量。1.3Kgと相応に重く、手持ちでは手ぶれの危険性が増す。 安定した撮影結果を得るには、三脚or一脚は必須。F2.8と明るいレンズではあるが、開放付近はぶれの心配も高く、本領を発揮するにはF5.6以下に絞りたい。 中古流通品ではフード欠品も目立つ。現行製品ではES-79IIが装着可能なので、是非とも揃えたい(と言うより必須と考えたい)。 製造中止から相応の期間が経過し、メーカでは既に修理不能のリスクも抱えるが、それも承知で出費を抑え、とにかくLレンズが欲しい方にはおすすめのレンズ。 |
| 長所 | 15年以上前のレンズだが、現代にも通用する高い描画性能。 中古市場でも人気が高く、デジタル一眼との相性も優れている。 |
| 短所 | 1Kgを超える重量。重量による手ぶれの心配、手持ち撮影は推奨できない。 フォーカスリングの感触がいまひとつ掴みにくい。 F2.8はおまけと考え、多少暗くとも絞っての使用を推奨。 |
| お勧め度 | |
| 使用頻度 |
〜 シグマ 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF 〜

| 発売時期 | 2001年1月 |
| 標準小売価格 | 70,000円 |
| 焦点距離 | 20mm (Canon APS-C機装着時:32mm相当) |
| 最小F値/絞り | 1.8 / 22 |
| 最短撮影距離 | 0.20m |
| レンズ構成 | 11群13枚 |
| 絞り羽根枚数 | 9 |
| サイズ | 88.6mm(最大径) X 87mm(長さ) |
| 重量 | 500g |
| フィルタ径 | 82mm |
| フード | 標準添付(シグマ LH875_02) |
| コメント | シグマの超広角単焦点レンズ。スペック面では純正以上のF値1.8が特徴。 明るい描画力と開放付近のボケ具合は絶品。最短撮影距離も200mmと、ヘタなマクロレンズをも上回る。 被写体に相当接近し、ちょっとしたマクロレンズの代用にもなる。 絞った際の画質は更に素晴らしい。隅々まで均一で安定し、F8付近でのシャープさは、ズームレンズとは無縁の素晴らしさ。 ただし、弱点も相当多い。遅くうるさいAFは閉口、その精度もお世辞にも悪い部類。 安心感は純正の比では無いのは事実。けれどもこのレンズの魅力はスペックで片付けられず、使えば使うほど愛着が増す。 抜群の描写力を引き出すのは容易くない。単純にフルオートで撮影しても、結果に明らかなばらつきがあり、いつも良好な画質を得られるとは限らない。 使いこなしは難しい部類に属し、最良の結果を引き出すのは困難を極める。 けれども使いこなしは不思議と楽しく、シャッターを切るうちにとことん使い込みたくなる。 MFの操作性も良好。開放付近ではAFに頼らず、積極的にMFを活用したい。 ズームレンズが当然の今、このレンズは貴重な存在。高スペックの割には安価であり、シグマの心意気は憎い限り。 巨大なボディではあるが、重量はKiss Digitalとほぼ同じ。故に重量バランスは良好で、想像以上に重さを感じさせない。 スナップ撮影には最適な存在。Kiss Digital装着時は32mm相当と画角は狭まるが、一般的には十分広角と言えよう。 フードも堅牢そのもの。しっかりとした花形フード付属も高く評価出来る。 |
| 長所 | 超広角レンズとは思えない背景のボケ具合。絞った際のシャープさも絶品。 純正とは一味異なる、落ち着きがありしっとりとした描画。 |
| 短所 | 時代遅れのAF。実質MFレンズと認識すべき。 レンズを交換すると、1枚目は露出が乱れる場合がある。 フィルタ径82mmはちょっぴり抵抗感あり。 |
| お勧め度 | |
| 使用頻度 |
〜 キヤノン EF300mm F4L IS USM 〜

| 発売時期 | 1997年3月 |
| 標準小売価格 | 203,000円 |
| 焦点距離 | 300mm (Canon APS-C機装着時:480mm相当) |
| 最小F値/絞り | 4.0 / 32 |
| 最短撮影距離 | 1.5m |
| レンズ構成 | 11群15枚 |
| 絞り羽根枚数 | 8 |
| サイズ | 90mm(最大径) X 221mm(長さ) |
| 重量 | 1,190g |
| フィルタ径 | 77mm |
| フード | 内蔵(組み込み式) |
| コメント | キヤノンのIS(手ぶれ補正機能)搭載レンズの第2弾。300mmながらF4.0のスペックに抑え、1Kg強と比較的軽く何とか手の届く価格帯が魅力。 描画力は「さすが」の一言。開放付近からシャープかつ色彩豊かな画質が得られ、望遠効果を生かした背景のボケ具合も優れている。 F4と多少暗めであるが、ファインダーの見易さも十分。フルタイムマニュアルフォーカス搭載で使い勝手も優れ、「絶対にF2.8!」と追求しない向きには十分過ぎる性能。 中古市場でも時折見かけ、実売10万円強。決して安くないレンズであるが、その実力を考慮すれば、むしろ安い位と錯覚。 目立った弱点は存在しないが、AFは遅く迷う傾向はある(特に30Dの場合)。 スポーツ撮影など被写体の動きが激しい場合、ピントを外すと復帰までに時間を要するのには注意が必要。 IS搭載レンズなので、レンズ枚数は単焦点としては11群15枚と多い。そのため光学性能の低下が若干感じられるものの、得られる画質はクリアで、まさに「単焦点のL」。 F4.0の制約はあるものの、屋外撮影がメインであれば文句なしにお奨めの1本。 300mmと長い焦点距離につき、空気中の微粒子を見事に拾う事もあり、早朝時等の撮影は思わぬ配慮が必要になる。 |
| 長所 | 「単焦点のL」に相応しい高次元な画質。旧世代であるがISは強力。 下手なマクロレンズと匹敵する接写性能。最短撮影距離1.5mは凄い。 |
| 短所 | ISが旧世代なためか、消費電力の高さは注意。IS非搭載レンズと比べると、駆動時間が3割程度は短い感触を受ける。 直射日光をまともに受けると、猛烈なフレアを発生する場合がある。 |
| お勧め度 | 文句なしにお奨め。] |
| 使用頻度 |
〜 キヤノン EF50mm F1.8 II 〜

| 発売時期 | 1990年12月 |
| 標準小売価格 | 12,000円 |
| 焦点距離 | 50mm (Canon APS-C機装着時:80mm相当) |
| 最小F値/絞り | 1.8 / 22 |
| 最短撮影距離 | 0.45m |
| レンズ構成 | 5群6枚 |
| 絞り羽根枚数 | 5 |
| サイズ | 68.2mm(最大径) X 41mm(長さ) |
| 重量 | 130g |
| フィルタ径 | 52mm |
| フード | 別売(キヤノン ES-62) |
| コメント | キヤノン純正で最も安価なレンズ。実売価格は1万円を切り、単焦点初心者にも手を出しやすい。 Kiss Digital発売と同時に人気爆発。価格に似合わない描画力と高評価を受け、一時期は売り切れ続出の大ヒット。 現在では入手性は回復しているが、製造国は日本から海外製へシフト。一部では製造品質の低下を危ぶむ声もあるが、具体的な品質低下の指標には至っていない。 実物は極めてコンパクト。重量は130gと軽く、常用しても苦にはならない。 描画性能は単焦点としては中程度。濁りの無いシャープさは単焦点そのものだが、鮮明さは然程優れない。開放付近では周辺域の歪みと光量不足も気になる。 フレア・ゴーストも強めに出る傾向があり、設計年度の古さは隠せない。巷の評価はいささか過大の感じは否めない。 円形絞りは不採用なので、照明を撮ると五角形の光軸が発生する場合があるが、この特性は好みが分かれる部分。 しかし、F5.6以上に絞ると評価一変。全域で均一な画質が得られ、満足度は急上昇。 ただ、デジタル前提での焦点距離を考慮すると本来はスナップ・風景向きでは無く、ポートレート等で用いるのが正解。 本来ならば余り絞らず、F1.8の明るさを生かすのが正解だろう。私はポートレートは撮影の範疇外につき、イレギュラーな用途での評価と思って欲しい。 発色はあっさり系なので、必要に応じレタッチ等で濃い目に調整したい。 |
| 長所 | とにかく安く描画力も十分、暗い室内でも活用できるF1.8の性能。 F5.6以上に絞り込むと、高級レンズに匹敵する描画力を発揮。 |
| 短所 | 遅いAF、マニュアルフォーカスリングは細く、操作性は悪い。 プラスチックマウントなので、耐久性に難あり。 |
| お勧め度 | 35mm換算80mmの焦点距離をどう生かすのかがポイント] |
| 使用頻度 | やや低め。] |
〜 キヤノン EF200mm F2.8L II USM 〜

| 発売時期 | 1996年3月 |
| 標準小売価格 | 118,000円 |
| 焦点距離 | 200mm (Canon APS-C機装着時:320mm相当) |
| 最小F値/絞り | 2.8 / 32 |
| 最短撮影距離 | 1.5m |
| レンズ構成 | 7群9枚 |
| 絞り羽根枚数 | 8 |
| サイズ | 83.2mm(最大径) X 163.5mm(長さ) |
| 重量 | 765g |
| フィルタ径 | 72mm |
| フード | 別売(キヤノン ET-83B II) |
| コメント | 200mmと一般的な望遠単焦点レンズ。このクラスでは70-200mmの着目度が高く、いまひとつ地味で注目されない存在。 単焦点らしく、その描画力は極めて高い。ズームレンズとは一段違うシャープさと、適度な柔らかさを兼ね備える。 背景のボケ方が極めて自然。デジタル一眼レフの場合は望遠の圧縮効果も生かせ、立体的な作例も容易に得られる。 適度に絞るとシャープさは更に向上。動体撮影やポートレートはもとより、適度な色のりから風景撮影にも適している。 ISが非搭載なのが惜しまれるところ。その半面、レンズ構成が7群9枚と控えめで、ISレンズにありがちな若干の濁りやフレアの発生とはほぼ無縁。 70-200mmクラスのズームと比較すると半分程度の重量で取り回しも容易。全長もコンパクトにまとめられ、荷物がかさばらないのが嬉しい。 別売りのフードも巨大で安心感が高い。軽量がゆえに撮影時の手ぶれには注意であるが、手ぶれを克服すれば素晴らしい描画が得られる。 USMも俊敏かつ静粛、AIサーボを効かした連写もハマってくれ、実に快感。 Lレンズとしては安価な部類なのも嬉しく、珍しく?キヤノンの良心を感じる。 |
| 長所 | 単焦点らしい透明感あふれる画像。高速なAFによりAIサーボとの相性も抜群。 |
| 短所 | 軽いためホールディング性に劣る、重量的には手持ち可能だが、できれば一脚or三脚が欲しい。 付属フードの取り付けが異様に固く、作業性に劣る。 |
| お勧め度 | レンズ。] |
| 使用頻度 | 停車中まで、これ一本で大概間に合ってしまう。] |
〜 キヤノン EF 100mm F2.0 USM 〜

| 発売時期 | 1991年10月 |
| 標準小売価格 | 69,000円 |
| 焦点距離 | 100mm (Canon APS-C機装着時:160mm相当) |
| 最小F値/絞り | 2.0 / 22 |
| 最短撮影距離 | 0.9m |
| レンズ構成 | 6群8枚 |
| 絞り羽根枚数 | 8 |
| サイズ | 75mm(最大径) X 73.5mm(長さ) |
| 重量 | 460g |
| フィルタ径 | 58mm |
| フード | 別売(キヤノン Et-65 III) |
| コメント | キヤノンの代表的な中望遠レンズ。100mmの焦点距離はポートレートで重宝される。 シャープさと柔らかさが絶妙のバランスを保ち、人物には持って来いの一本であるが(実際撮ると大変美しい描画を見せる)、私の場合もっぱら列車撮影専用レンズと化している。 車体全体と風景を巧みに交えるには、都合の良い焦点域。迫力ある撮影には不適であるが、構図のバランスは悪くない。 Lレンズと比較すると地味な存在だが、描画性能は十分。撮影画像はズームレンズでは絶対に得られない透明感を有し、背景のボケ具合も極めて自然。 シャープネスではLレンズに僅かに劣るものの、十分な解像力を兼ね備える。発色はあっさり系であるが、原色の再現性は極めて高い。 本体の操作性も優秀。フルタイムマニュアルフォーカスも備え、ピントリングも適度な硬さ。 AFは一見すると遅めに思えるが、実際の撮影では好感触。動体予測AFとの相性も抜群で、高速な被写体も的確にとらえる。 フードも大型で深く安心感が高い。登場から10年以上経過するが、現在でも一流の実力を誇る。 キヤノンの100mmではマクロが余りにも有名だが、このレンズももっと着目されてしかるべき存在だ。 |
| 長所 | 100mmの割には軽量&コンパクト。 単焦点にふさわしい自然な描画と背景のボケ具合。 意外と流し撮りがしやすい。 |
| 短所 | 強い光源下では、発色が不自然になる傾向がある。 最短撮影距離が0.9mはいささか長い。 暗所ではAFが迷う傾向が強い。 |
| お勧め度 | デジタル一眼レフと組み合わせても高い実力を誇る。] |
| 使用頻度 |
〜 タムロン SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model
A09) 〜
![タムロン SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO](../graphics/eos/021601.jpg)
| 発売時期 | 2003年4月21日 |
| 標準小売価格 | 55,000円 |
| 焦点距離 | 28mm〜75mm (Canon APS-C機装着時:44.8mm〜120mm相当) |
| 最小F値/絞り | 2.8 / 32 |
| 最短撮影距離 | 0.33m |
| レンズ構成 | 14群16枚 |
| 絞り羽根枚数 | 7 |
| サイズ | 73mm(最大径) X 92mm(長さ) |
| 重量 | 510g |
| フィルタ径 | 67mm |
| フード | 標準添付 |
| コメント | 誰もがその実力を認める、タムロンの銘作。デジタル対応の冠をあらわす Di(Digitally Integrated Design)のスペック恥じる事無く、素晴らしい描画性能を誇るレンズ。 発色も自然で透明度の高い画質を誇り、解像力もかなり高い。 ワイド端は歪みが目立つが、ズームレンズとしては許容範囲、フルサイズで使用しない限りは大きな弱点には至らない。 35mm以上の望遠寄りでは、周囲の歪みも解消される。14群16枚と多レンズ構成ながら、逆光にもめっぽう強い。 直射日光が直接入りかねないシーンでもフレアの発生は最小限に抑制され、並みの単焦点にも匹敵する実力を持つ。 フルサイズ対応ながら、純正の半分の重量&コンパクトさには驚く。今となっては他社から同様なコンセプトのレンズも登場しているが、発売当時はまさに画期的であった。 発売開始からしばらくは品質にばらつきが多かったようだが、製造工程が安定化したのか、最近は悪評は余り耳にしない。 エンジニアリング・プラスチックを多用した外装だが、本体の強度は十分確保。ピントリングの操作性も長けており、大口径レンズならではのピント合わせも容易である。 しっかりとした花形フードも付属し、好感を持てる。ただAPS-Cサイズの一眼レフデジタルカメラでは浅い印象もあり、オプションでも良いのでAPS-Cサイズに特化したフードが欲しい。 とにかく実売3万円前半〜4万弱と、コストパフォーマンスは抜群。デジタル対応レンズが続々と登場する中、依然として最高性能を誇る。 その魅力は依然として色あせる事なく、発売開始から数年経過した現在もベストセラーを続ける。 |
| 長所 | 価格からは信じ難い高画質、(円形絞りらしく)ボケも綺麗、F2.8を生かした作例も自由自在。 純正のLレンズと比較し半分近くの軽量、多レンズ構成ながら逆光にも強い。 |
| 短所 | 僅かに遅く、不規則に動く動体に不得手なAF。USMであれば文句なし。 欲を言えば、広角域は24mmから欲しい。このレンズ構成のままでISが付いたら最強間違え・・・なし? |
| お勧め度 | 申し分無い] |
| 使用頻度 |