我がレンズ殿堂
(2008.12.27 最終更新)

 

こちらは私が保有するレンズについて語ります。安物買いの銭失い派につき、中古レンズが主体です。
スペックと下手な撮影サンプルを主に紹介します。
注:「お勧め度」はCanon APS-C機との組み合わせに限定。筆者個人的な評価とし、星5つが最高点です。
   詳細な画像情報に関してはは、オリジナル画像のExif情報をご覧ください。
   RAWからJPEGへの変換は、Digital Photo Professionalを利用(最高画質、シャープネス無し、色温度は撮影時のまま)。
   価格はいずれも税別です。


既に手放したレンズに関してはこちらをご覧ください。


〜 キヤノン EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM 〜
キヤノン EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM

発売時期 2003年9月
発売時価格 30,000円 (販売終了:EF-Sマウント非対応の機種は使用不可)
焦点距離 18mm〜55mm (Canon APS-C機装着時:28.8mm〜88mm相当)
最小F値/絞り 3.5〜5.6 / 22-36
最短撮影距離 0.28m
レンズ構成 9群11枚
絞り羽根枚数 6(円形絞り)
サイズ 68.5mm(最大径) X 66mm(長さ)
重量 190g
フィルタ径 58mm
フード 別売(キヤノン EW-60C)
コメント 言わずと知れたレンズキット標準添付のレンズ。EF-Sマウント対応で、実質的にキヤノン初のデジタル一眼レフカメラ専用レンズをも意味する。
EOS Kiss Digitalは本体のみとレンズキットの価格差が2万円程度なので、値段的には低ランク、外観も安っぽさは否めない。

しかし、中身はデジタル一眼レフカメラに最適化された設計。その写りは折り紙つきで、多少青みがかかるものの、実質2万円とは信じがたい実力派。
画像のキレ・解像度感は素晴らしく、全域で均一で周囲のゆがみも殆ど確認されない。実力面では並みの単焦点レンズに迫り、常用レンズとして初心者からベテランまで、広範囲で活用出来る万能選手。
レンズキットにはレンズフードが添付されないが、装着を強く推奨。側面からの不要光が遮断され、撮影画像が確実に安定する。
内蔵ストロボ使用時でもケラレは発生しないので、レンズフードは常用でも構わない。

なお、その後IIモデルに切り替わったが、外装の変更が主であり光学面やAF性能での差異は存在しない。
現在はIS搭載のEF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISが登場。描画性能では更なる向上が図られている模様なので、1000万画素超の機種にはそちらを選んだ方が懸命かも知れない。
長所 価格以上のシャープな写り、軽量なので持ち歩きも楽。
USM採用によるAFの高速性。レンズが軽量のためか、快適な撮影が楽しめる。
短所 MFが難しい。ピントリングが軽くて小さく回し難い。
実質的にAF専用レンズと割り切るべし。
個体差だろうが、多少片ボケがある。
お勧め度 [安価だが写りは本格派。ただ、1510万画素の50Dには
      いささか苦しいか。]
使用頻度 [軽量なのでそこそこ使用。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
風景
サンプル1
20D
F7.1,1/400秒,太陽光
ISO 100
JPEG Large Fine
マクロ風撮影
サンプル2
30D
F7.1,1/800秒,太陽光
ISO 200
JPEG Large Fine
夜景
サンプル3
30D
F4.0,1/10秒,曇り
ISO 1250
JPEG Large Fine
ディーゼル機関車
サンプル4
30D
F6.3,1/1000秒,太陽光
ISO 250
RAW (JPEG変換)
応援メッセージ
サンプル5
50D
F8.0,1/400秒,太陽光
ISO 160
JPEG Large Fine
路地裏
サンプル6
50D
F4.5,1/13秒,AWB
ISO 1600
JPEG Large Fine





〜 シグマ MACRO 50mm F2.8 EX 〜
シグマ MACRO 50mm F2.8 EX

発売時期 1998年
発売時価格 35,000円 (販売終了)
焦点距離 50mm (Canon APS-C機装着時:80mm相当)
最小F値/絞り 2.8 / 32
最短撮影距離 0.188m
レンズ構成 9群10枚
絞り羽根枚数 7
サイズ 71.4mm(最大径) X 64mm(長さ)
重量 320g
フィルタ径 55mm
フード 標準添付
コメント シグマのエントリークラスのマクロレンズ。キヤノン純正よりも安価で、純正とは異なり当倍撮影が出来るのがポイント。
写真のレンズは中古店で16,800円で購入。キヤノンの一眼レフデジタルカメラとサードパーティー製のレンズはしばし相性問題が発生するが、筆者の環境では一度も「Err」と遭遇はせず、特段問題は招いていない。
写りは単焦点らしく、明快かつカチッとしたもの。マクロレンズなので被写界深度が浅く使い始めはピント合わせに難儀するが、慣れればボケもしっかりした深みのある画像を得られる。

当然、通常の風景撮影やポートレートもOK。絞るとピントの合う範囲が拡大し、隅々までシャープな画像を得られ、その実力はとてもエントリークラスとは思えない。
その画質はキヤノンのEF 50mm F1.8IIを上回る。但し、Kiss DigitalではAFの迷いも少なくなく、常用レンズとするには安定性に欠くのが難点。
方や20D以降ではAFの安定性向上しているようで(キヤノン純正では無いため、全ての機種で該当するとは限らない)。フォーカス速度が遅いものの、動く被写体を撮るのでなければ、なんら問題は感じられない。

標準添付のフードも金属製で安心感が高い。最近のフードはプラスチック製が多数を占め割れてしまう心配もあるが、金属製であればその恐れも少ない。
この価格でこの実力は納得。コーティングがデジタルに最適化された新製品も登場したが、使い勝手ではこちらの方が勝る印象。
長所 最短撮影距離が短い。とにかく被写体に近寄れる。
ボディーの強度が高く、キヤノン純正品より安心感が高い。
ファインダーが見やすく、MFがしやすい。
短所 時折思いっきりAFのピントが外れる(キヤノン純正よりも頻度が高い)。
若干固めの背景のボケ。
お勧め度 [安くて写りも良好。1本持っていて損の無いレンズ。]
使用頻度 [実際には滅多に使用せず。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
マクロ撮影1
サンプル1
Kiss Ditital
FF6.3,1/100秒,太陽光
ISO 100
JPEG Large Fine
マクロ撮影2
サンプル2
Kiss Digital
FF5.6,1/400秒,太陽光
ISO 100
JPEG Middle Fine
マクロ撮影3
サンプル3
20D
F3.2,1/1000秒,AWB
ISO 100
RAW (JPEG変換)
マクロ撮影4
サンプル4
50D
FF3.5,1/250秒,AWB
ISO 160
RAW (JPEG変換)
マクロ撮影5
サンプル5
50D
FF3.5,1/250秒,AWB
ISO 160
RAW (JPEG変換)
高層ビル
サンプル6
Kiss Digital
F5.6,1/320秒,AWB
ISO 100相当
JPEG Large Fine





〜 キヤノン EF80-200mm F2.8L 〜
キヤノン EF28-80mm F2.8-4L USM

発売時期 1989年9年
発売時価格 160,200円 (販売終了)
焦点距離 80mm〜200mm (Canon APS-C機装着時:128mm〜320mm相当)
最小F値/絞り 2.8 / 32
最短撮影距離 1.8m
レンズ構成 13群16枚
絞り羽根枚数 8
サイズ 84mm(最大径) X 185.7mm(長さ)
重量 1330g
フィルタ径 72mm
フード 標準添付(キヤノン ES-79) ES-79 IIも使用可能
コメント キヤノンの定番焦点域のLレンズ。現行70-200mmの旧モデルに相当する。
15年の時を経て中程度の中古品が程度にもよるが5万円から入手可能と、お値打ち感は高い。

モータは非USMであるが、比較的高速かつ静粛。AF速度は今でも通用し、ヘタなレンズメーカのモータよりはるかに快適。
フルタイムマニュアルフォーカスが非搭載なのが惜しまれるが、F2.8の明るさ故かファインダーも見やすくMFも比較的楽にこなす。

弱点はその重量。1.3Kgと相応に重く、手持ちでは手ぶれの危険性が増す。
安定した撮影結果を得るには、三脚or一脚は必須。F2.8と明るいレンズではあるが、開放付近はぶれの心配も高く、本領を発揮するにはF5.6以下に絞りたい。
中古流通品ではフード欠品も目立つ。現行製品ではES-79IIが装着可能なので、是非とも揃えたい(と言うより必須と考えたい)。
製造中止から相応の期間が経過し、メーカでは既に修理不能のリスクも抱えるが、それも承知で出費を抑え、とにかくLレンズが欲しい方にはおすすめのレンズ。
長所 15年以上前のレンズだが、現代にも通用する高い描画性能。
中古市場でも人気が高く、デジタル一眼との相性も優れている。
短所 1Kgを超える重量。重量による手ぶれの心配、手持ち撮影は推奨できない。
フォーカスリングの感触がいまひとつ掴みにくい。
F2.8はおまけと考え、多少暗くとも絞っての使用を推奨。
お勧め度 [描画性能は相応に高いが、手ぶれには十分注意したい。]
使用頻度 [列車撮影時のお供も、単焦点レンズの増加で出番は減少。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
夜景(スローシャッター)
サンプル1
20D
F10,5秒,AWB
ISO 100
RAW (JPEG変換)
花壇
サンプル2
Kiss Digital
F7.1,1/320秒,太陽光
ISO 100
JPEG Large Fine
電車
サンプル3
30D
F5.6,1/640秒,AWB
ISO 500
RAW (JPEG変換)
サポーター
サンプル4
Kiss Digital
F7.1,1/400秒,AWB
ISO 200
JPEG Large Fine





〜 シグマ 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF 〜
シグマ 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF

発売時期 2001年1月
標準小売価格 70,000円
焦点距離 20mm (Canon APS-C機装着時:32mm相当)
最小F値/絞り 1.8 / 22
最短撮影距離 0.20m
レンズ構成 11群13枚
絞り羽根枚数 9
サイズ 88.6mm(最大径) X 87mm(長さ)
重量 500g
フィルタ径 82mm
フード 標準添付(シグマ LH875_02)
コメント シグマの超広角単焦点レンズ。スペック面では純正以上のF値1.8が特徴。
明るい描画力と開放付近のボケ具合は絶品。最短撮影距離も200mmと、ヘタなマクロレンズをも上回る。
被写体に相当接近し、ちょっとしたマクロレンズの代用にもなる。
絞った際の画質は更に素晴らしい。隅々まで均一で安定し、F8付近でのシャープさは、ズームレンズとは無縁の素晴らしさ。

ただし、弱点も相当多い。遅くうるさいAFは閉口、その精度もお世辞にも悪い部類。
安心感は純正の比では無いのは事実。けれどもこのレンズの魅力はスペックで片付けられず、使えば使うほど愛着が増す。
抜群の描写力を引き出すのは容易くない。単純にフルオートで撮影しても、結果に明らかなばらつきがあり、いつも良好な画質を得られるとは限らない。
使いこなしは難しい部類に属し、最良の結果を引き出すのは困難を極める。
けれども使いこなしは不思議と楽しく、シャッターを切るうちにとことん使い込みたくなる。
MFの操作性も良好。開放付近ではAFに頼らず、積極的にMFを活用したい。

ズームレンズが当然の今、このレンズは貴重な存在。高スペックの割には安価であり、シグマの心意気は憎い限り。
巨大なボディではあるが、重量はKiss Digitalとほぼ同じ。故に重量バランスは良好で、想像以上に重さを感じさせない。
スナップ撮影には最適な存在。Kiss Digital装着時は32mm相当と画角は狭まるが、一般的には十分広角と言えよう。
フードも堅牢そのもの。しっかりとした花形フード付属も高く評価出来る。
長所 超広角レンズとは思えない背景のボケ具合。絞った際のシャープさも絶品。
純正とは一味異なる、落ち着きがありしっとりとした描画。
短所 時代遅れのAF。実質MFレンズと認識すべき。
レンズを交換すると、1枚目は露出が乱れる場合がある。
フィルタ径82mmはちょっぴり抵抗感あり。
お勧め度 [風景・スナップ派には最適なレンズ、長く使い込んで見たい。]
使用頻度 [超広角レンズ購入後は、暗所以外では用いなくなってしまった。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
開放付近&マクロ1
サンプル1
Kiss Digital
F2.5,1/200秒,太陽光
ISO 100
JPEG Large Fine
開放付近&マクロ2
サンプル2
50D
F2.8,1/125秒,AWB
ISO 100
JPEG Large Fine
そこそこ開放
サンプル3
30D
F4.5,1/500秒,太陽光
ISO 100
RAW (JPEG変換)
室内撮影
サンプル4
30D
F2.8,1/80秒,AWB
ISO 500
JPEG Large Fine
スナップ1
サンプル5
50D
F6.3,1/80秒,AWB
ISO 200
JPEG Large Fine
スナップ2
サンプル6
Kiss Digital
F6.3,1/400秒,太陽光
ISO 100
JPEG Large Fine





〜 キヤノン EF300mm F4L IS USM 〜
キヤノン EF300mm F4L IS USM

発売時期 1997年3月
標準小売価格 203,000円
焦点距離 300mm (Canon APS-C機装着時:480mm相当)
最小F値/絞り 4.0 / 32
最短撮影距離 1.5m
レンズ構成 11群15枚
絞り羽根枚数 8
サイズ 90mm(最大径) X 221mm(長さ)
重量 1,190g
フィルタ径 77mm
フード 内蔵(組み込み式)
コメント キヤノンのIS(手ぶれ補正機能)搭載レンズの第2弾。300mmながらF4.0のスペックに抑え、1Kg強と比較的軽く何とか手の届く価格帯が魅力。
描画力は「さすが」の一言。開放付近からシャープかつ色彩豊かな画質が得られ、望遠効果を生かした背景のボケ具合も優れている。
F4と多少暗めであるが、ファインダーの見易さも十分。フルタイムマニュアルフォーカス搭載で使い勝手も優れ、「絶対にF2.8!」と追求しない向きには十分過ぎる性能。

中古市場でも時折見かけ、実売10万円強。決して安くないレンズであるが、その実力を考慮すれば、むしろ安い位と錯覚。
目立った弱点は存在しないが、AFは遅く迷う傾向はある(特に30Dの場合)。
スポーツ撮影など被写体の動きが激しい場合、ピントを外すと復帰までに時間を要するのには注意が必要。

IS搭載レンズなので、レンズ枚数は単焦点としては11群15枚と多い。そのため光学性能の低下が若干感じられるものの、得られる画質はクリアで、まさに「単焦点のL」。

F4.0の制約はあるものの、屋外撮影がメインであれば文句なしにお奨めの1本。
300mmと長い焦点距離につき、空気中の微粒子を見事に拾う事もあり、早朝時等の撮影は思わぬ配慮が必要になる。
長所 「単焦点のL」に相応しい高次元な画質。旧世代であるがISは強力。
下手なマクロレンズと匹敵する接写性能。最短撮影距離1.5mは凄い。
短所 ISが旧世代なためか、消費電力の高さは注意。IS非搭載レンズと比べると、駆動時間が3割程度は短い感触を受ける。
直射日光をまともに受けると、猛烈なフレアを発生する場合がある。
お勧め度 [300mmの焦点距離が必要で、静体撮影が主であれば、
         文句なしにお奨め。]
使用頻度 [EF 400mm F4 DO IS USM購入後、使用頻度は減少。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます:ISは全てON)
江ノ電
サンプル1
20D
F6.3 1/500秒,太陽光
ISO 200
RAW (JPEG変換)
特急列車
サンプル2
20D
F7.1,1/640秒,太陽光
ISO 200
RAW (JPEG変換)
通勤電車
サンプル3
50D
F5.6,1/500秒,AWB
ISO 400
RAW (JPEG変換)
信号機
サンプル4
50D
F6.3,1/250秒,AWB
ISO 200
RAW (JPEG変換)
マクロ撮影
サンプル5
Kiss Digital
F5.0,1/500秒,太陽光
ISO 100
JPEG Large Fine
逆光性能は・・・
サンプル6
20D
F4.5,1/1000秒,太陽光
ISO 800
JPEG Normal





〜 キヤノン EF50mm F1.8 II 〜
キヤノン EF50mm F1.8 II

発売時期 1990年12月
標準小売価格 12,000円
焦点距離 50mm (Canon APS-C機装着時:80mm相当)
最小F値/絞り 1.8 / 22
最短撮影距離 0.45m
レンズ構成 5群6枚
絞り羽根枚数 5
サイズ 68.2mm(最大径) X 41mm(長さ)
重量 130g
フィルタ径 52mm
フード 別売(キヤノン ES-62)
コメント キヤノン純正で最も安価なレンズ。実売価格は1万円を切り、単焦点初心者にも手を出しやすい。
Kiss Digital発売と同時に人気爆発。価格に似合わない描画力と高評価を受け、一時期は売り切れ続出の大ヒット。
現在では入手性は回復しているが、製造国は日本から海外製へシフト。一部では製造品質の低下を危ぶむ声もあるが、具体的な品質低下の指標には至っていない。

実物は極めてコンパクト。重量は130gと軽く、常用しても苦にはならない。
描画性能は単焦点としては中程度。濁りの無いシャープさは単焦点そのものだが、鮮明さは然程優れない。開放付近では周辺域の歪みと光量不足も気になる。
フレア・ゴーストも強めに出る傾向があり、設計年度の古さは隠せない。巷の評価はいささか過大の感じは否めない。
円形絞りは不採用なので、照明を撮ると五角形の光軸が発生する場合があるが、この特性は好みが分かれる部分。

しかし、F5.6以上に絞ると評価一変。全域で均一な画質が得られ、満足度は急上昇。
ただ、デジタル前提での焦点距離を考慮すると本来はスナップ・風景向きでは無く、ポートレート等で用いるのが正解。
本来ならば余り絞らず、F1.8の明るさを生かすのが正解だろう。私はポートレートは撮影の範疇外につき、イレギュラーな用途での評価と思って欲しい。
発色はあっさり系なので、必要に応じレタッチ等で濃い目に調整したい。
長所 とにかく安く描画力も十分、暗い室内でも活用できるF1.8の性能。
F5.6以上に絞り込むと、高級レンズに匹敵する描画力を発揮。
短所 遅いAF、マニュアルフォーカスリングは細く、操作性は悪い。
プラスチックマウントなので、耐久性に難あり。
お勧め度 [価格の割には描画力が良いので、単焦点初心者にもお奨めだが、
        35mm換算80mmの焦点距離をどう生かすのかがポイント]
使用頻度 [個人的にポートレートは撮影しないので、手持ちのレンズでの使用頻度は
   やや低め。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
電車(夜間)
サンプル1
30D
F2.5,1/40秒
AWB,ISO 640
RAW (JPEG変換)
電車(曇空下)
サンプル2
50D
F5.6,1/320秒
AWB,ISO 400
RAW (JPEG変換)
気動車(晴天下)
サンプル3
20D
F6.3,1/640秒
太陽光,ISO 100
RAW (JPEG変換)
工業地帯
サンプル4
Kiss Digital
F10.0,1/200秒
太陽光,ISO 100
RAW (JPEG変換)
セミの脱皮
サンプル5
20D
F3.2,1/250秒
AWB,ISO 400
RAW (JPEG変換)
駅ホームにて
サンプル6
50D
F7.1,1/1250秒
太陽光,ISO 200
RAW (JPEG変換)





〜 キヤノン EF200mm F2.8L II USM 〜
キヤノン EF200mm F2.8L II USM

発売時期 1996年3月
標準小売価格 118,000円
焦点距離 200mm (Canon APS-C機装着時:320mm相当)
最小F値/絞り 2.8 / 32
最短撮影距離 1.5m
レンズ構成 7群9枚
絞り羽根枚数 8
サイズ 83.2mm(最大径) X 163.5mm(長さ)
重量 765g
フィルタ径 72mm
フード 別売(キヤノン ET-83B II)
コメント 200mmと一般的な望遠単焦点レンズ。このクラスでは70-200mmの着目度が高く、いまひとつ地味で注目されない存在。
単焦点らしく、その描画力は極めて高い。ズームレンズとは一段違うシャープさと、適度な柔らかさを兼ね備える。
背景のボケ方が極めて自然。デジタル一眼レフの場合は望遠の圧縮効果も生かせ、立体的な作例も容易に得られる。
適度に絞るとシャープさは更に向上。動体撮影やポートレートはもとより、適度な色のりから風景撮影にも適している。

ISが非搭載なのが惜しまれるところ。その半面、レンズ構成が7群9枚と控えめで、ISレンズにありがちな若干の濁りやフレアの発生とはほぼ無縁。
70-200mmクラスのズームと比較すると半分程度の重量で取り回しも容易。全長もコンパクトにまとめられ、荷物がかさばらないのが嬉しい。

別売りのフードも巨大で安心感が高い。軽量がゆえに撮影時の手ぶれには注意であるが、手ぶれを克服すれば素晴らしい描画が得られる。
USMも俊敏かつ静粛、AIサーボを効かした連写もハマってくれ、実に快感。
Lレンズとしては安価な部類なのも嬉しく、珍しく?キヤノンの良心を感じる。
長所 単焦点らしい透明感あふれる画像。高速なAFによりAIサーボとの相性も抜群。
短所 軽いためホールディング性に劣る、重量的には手持ち可能だが、できれば一脚or三脚が欲しい。
付属フードの取り付けが異様に固く、作業性に劣る。
お勧め度 [ズームに目が向きがちなところだが、買って先ず損の無い
          レンズ。]
使用頻度 [電車撮影の強力な武器。焦点距離も適切で、走行中から
          停車中まで、これ一本で大概間に合ってしまう。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
モノレール
サンプル1
30D
F7.1,1/800秒,太陽光
ISO 100
RAW (JPEG変換)
ふくしまの米
サンプル2
30D
F5.0,1/400秒,AWB
ISO 200
RAW (JPEG変換)
神奈川の米
サンプル3
50D
F4.0,1/250秒,AWB
ISO 200
RAW (JPEG変換)
ユニクロ
サンプル4
50D
F4.0,1/400秒,AWB
ISO 125
RAW (JPEG変換)
田園風景
サンプル5
20D
F6.3,1/800秒,AWB
ISO 200
RAW (JPEG変換)
夕暮れ時
サンプル6
30D
F3.5,1/500秒,太陽光
ISO 320
RAW (JPEG変換)





〜 キヤノン EF 100mm F2.0 USM 〜
キヤノン EF 100mm F2.0 USM

発売時期 1991年10月
標準小売価格 69,000円
焦点距離 100mm (Canon APS-C機装着時:160mm相当)
最小F値/絞り 2.0 / 22
最短撮影距離 0.9m
レンズ構成 6群8枚
絞り羽根枚数 8
サイズ 75mm(最大径) X 73.5mm(長さ)
重量 460g
フィルタ径 58mm
フード 別売(キヤノン Et-65 III)
コメント キヤノンの代表的な中望遠レンズ。100mmの焦点距離はポートレートで重宝される。
シャープさと柔らかさが絶妙のバランスを保ち、人物には持って来いの一本であるが(実際撮ると大変美しい描画を見せる)、私の場合もっぱら列車撮影専用レンズと化している。
車体全体と風景を巧みに交えるには、都合の良い焦点域。迫力ある撮影には不適であるが、構図のバランスは悪くない。

Lレンズと比較すると地味な存在だが、描画性能は十分。撮影画像はズームレンズでは絶対に得られない透明感を有し、背景のボケ具合も極めて自然。
シャープネスではLレンズに僅かに劣るものの、十分な解像力を兼ね備える。発色はあっさり系であるが、原色の再現性は極めて高い。

本体の操作性も優秀。フルタイムマニュアルフォーカスも備え、ピントリングも適度な硬さ。
AFは一見すると遅めに思えるが、実際の撮影では好感触。動体予測AFとの相性も抜群で、高速な被写体も的確にとらえる。
フードも大型で深く安心感が高い。登場から10年以上経過するが、現在でも一流の実力を誇る。
キヤノンの100mmではマクロが余りにも有名だが、このレンズももっと着目されてしかるべき存在だ。
長所 100mmの割には軽量&コンパクト。
単焦点にふさわしい自然な描画と背景のボケ具合。
意外と流し撮りがしやすい。
短所 強い光源下では、発色が不自然になる傾向がある。
最短撮影距離が0.9mはいささか長い。
暗所ではAFが迷う傾向が強い。
お勧め度 [EF 135mm F2L USM等の影に隠れて地味なレンズだが、
          デジタル一眼レフと組み合わせても高い実力を誇る。]
使用頻度 [列車撮影用だが、割と持ち出す比率は高い。]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
電車
サンプル1
30D
F7.1,1/640秒
太陽光,ISO 160
RAW (JPEG変換)
通過列車
サンプル2
50D
F5.6,1/320秒,AWB
ISO 320
RAW (JPEG変換)
流し撮り
サンプル3
20D
F22,1/50秒
AWB,ISO 100
RAW (JPEG変換)
タペストリー
サンプル4
50D
F4.5,1/250秒,AWB
ISO 125,露出+2/3
RAW (JPEG変換)
絞った例
サンプル5
Kiss Digital
F9.0,1/250秒
太陽光,ISO 100
RAW (JPEG変換)
トークショー
サンプル6
30D
F2.8,1/320秒
AWB,ISO 1600
JPEG Large Fine





〜  タムロン SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)  〜
タムロン SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO

発売時期 2003年4月21日
標準小売価格 55,000円
焦点距離 28mm〜75mm (Canon APS-C機装着時:44.8mm〜120mm相当)
最小F値/絞り 2.8 / 32
最短撮影距離 0.33m
レンズ構成 14群16枚
絞り羽根枚数 7
サイズ 73mm(最大径) X 92mm(長さ)
重量 510g
フィルタ径 67mm
フード 標準添付
コメント 誰もがその実力を認める、タムロンの銘作。デジタル対応の冠をあらわす Di(Digitally Integrated Design)のスペック恥じる事無く、素晴らしい描画性能を誇るレンズ。
発色も自然で透明度の高い画質を誇り、解像力もかなり高い。 ワイド端は歪みが目立つが、ズームレンズとしては許容範囲、フルサイズで使用しない限りは大きな弱点には至らない。
35mm以上の望遠寄りでは、周囲の歪みも解消される。14群16枚と多レンズ構成ながら、逆光にもめっぽう強い。
直射日光が直接入りかねないシーンでもフレアの発生は最小限に抑制され、並みの単焦点にも匹敵する実力を持つ。

フルサイズ対応ながら、純正の半分の重量&コンパクトさには驚く。今となっては他社から同様なコンセプトのレンズも登場しているが、発売当時はまさに画期的であった。
発売開始からしばらくは品質にばらつきが多かったようだが、製造工程が安定化したのか、最近は悪評は余り耳にしない。
エンジニアリング・プラスチックを多用した外装だが、本体の強度は十分確保。ピントリングの操作性も長けており、大口径レンズならではのピント合わせも容易である。
しっかりとした花形フードも付属し、好感を持てる。ただAPS-Cサイズの一眼レフデジタルカメラでは浅い印象もあり、オプションでも良いのでAPS-Cサイズに特化したフードが欲しい。

とにかく実売3万円前半〜4万弱と、コストパフォーマンスは抜群。デジタル対応レンズが続々と登場する中、依然として最高性能を誇る。
その魅力は依然として色あせる事なく、発売開始から数年経過した現在もベストセラーを続ける。
長所 価格からは信じ難い高画質、(円形絞りらしく)ボケも綺麗、F2.8を生かした作例も自由自在。
純正のLレンズと比較し半分近くの軽量、多レンズ構成ながら逆光にも強い。
短所 僅かに遅く、不規則に動く動体に不得手なAF。USMであれば文句なし。
欲を言えば、広角域は24mmから欲しい。このレンズ構成のままでISが付いたら最強間違え・・・なし?
お勧め度 [純正のLレンズに肉薄する描画性能、コストパフォーマンスは
           申し分無い]
使用頻度 [標準ズームとしての利用頻度は多め]

撮影サンプル(画像をクリックすると実サイズで表示されます)
列車
サンプル1
20D
F4.5,1/320秒
太陽光,ISO 200
RAW (JPEG変換)
森林
サンプル2
20D
F4.0,1/60秒
太陽光,ISO 400
JPEG Large Fine
ナイトハブ
サンプル3
Kiss Digital
F3.5,1/80秒
AWB,ISO 400
JPEG Large Fine
開放(ぶれ気味)
サンプル4
30D
F2.8,1/50秒
AWB,ISO 800
JPEG Normal



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