川崎フロンターレ
ハッピーサッカー春祭り
日 時 | 2000年3月5日 11:00位 |
会 場 | JR川崎駅前 ルフロン広場 (神奈川県川崎市) |
観 客 数 | ???人 |
特にメモを取っていた訳ではないので、内容は今ひとつ&不明瞭です (<_>);
Jリーグ開幕まであと少し。川崎フロンターレに関する話題を列挙すると、練習試合の連携の悪さなどといった暗いことがつい頭に浮かぶ。
開幕戦の準備が一息ついたそのとき、某ホームページ(フロンターレのページに決まっている)から、緊急告知を発見。そこには3月5日に「ハッピーサッカー春祭り」なるものが開催されるとある。
こうなったら、開幕前の挨拶&気合挿入を兼ねて出席せねば。でも場所がどこか分からない。
他のページを探っていると、川崎駅近くの広場であることが確認。
春らしくない?薄寒さの中、いざ出陣と相成る。
12時45分、目的の広場に到着。しかし選手が登場する15時までかなり時間がある。
しょうがない暇つぶしだ・・・と案内板を見ると、選手の他に何と!松本球団社長とタレントの三井ゆりさんも登場するとは!!
これは非常に楽しみだ。その時になるのを今か今かと待ちわびる。
ボランティアスタッフ&ふろん太君もすっかりスタンバイ
レプリカを見せて、ハイタッチしたところ、動きが鈍い
今日の彼は、ノリが今ひとつ(笑)
ボランティアの登録人数が250人もいるとは
びっくり
これが3月18日の等々力での試合に配られる
「ハッピーサッカーはっぴ」
昨年配布された「みんなでJ1ビブスを」
持参すればもらえるとのこと
メインスタンドの脇では、ミニキック大会が
私も挑戦しましたが、大たたきで
景品はシール1枚でした
時刻は14時。先ずは松本球団社長と三井ゆりさんのミニトークショーが始まる。
出だしは軽い話題(というよりずっと軽めの調子)。今年のキャッチフレーズである「ハッピーサッカー」について、松本社長直々にコメント。
「全力でプレーして、自然に出る喜びを大事にしたい:松本社長 以下松と略す」。
続けてゆりさんのトーク。Jリーグ創世記からのファンという事で、優しい中にも、意気を感じさせる口調でサッカーを語る。
そして、ハッピーはっぴのデザインについても言及。「大変鮮やかで、綺麗ですね:ゆり」。
その後はステージ中央のモニターに合わせ、今期の目玉選手紹介へ。
ゆりさんが「森山選手(背番号9:FW)の熱いところが好き」と申せば、松本社長も「彼は職人気質で、熱心なんだよ」と返す。
そして松本社長一押しの選手が、それはズバリ!寺田選手(背番号6:DF)。
昨年の終盤から根気強く使い続けたためか、「背が高く、私が日本代表だったら真っ先に招集したい:松」と期待を抱かせる評価。
続けて新加入のパラグアイ代表、アルバレンガ選手(背番号18:MF)や若手選手についてもコメント、これだけ期待を抱かれた選手達は、本当に幸せでしょう。
球団社長自ら背を向き、はっぴをアピール
今期は営業面に専念したいとのこと
ちなみに今期、社長が注目するチームは
「大分トリニータ」です
ゆりさんも手振りを加えて、熱のこもったトーク
フロンターレの選手に言及されると
言葉が詰まるシーンも
あまり選手について知らないようだ
話題は等々力での開幕戦(3月18日:対鹿島アントラーズ戦)について。
鹿島の新戦力ベベト選手に触れ、おそらくこの試合から登場するだろうと推測。
「大変楽しみにして、注目しています。多くのファンに世界のプレーを楽しんで欲しい:松」。
それに合わせ、ゆりさんがベベトの来日理由を説明。
あまり海外志向でないのに関わらず、子どもの「日本に行ったら、ポケモンがたくさんある」の一言で、来日を決意したとのこと。
ポケモンで来日ですかぁ?家庭を大切にするベベト選手ならではでしょうが、私がその立場ならちょっと考えちゃうなー。
時間はあっという間に過ぎて、最後の質問コーナーへ。
私も質問したので。それを含めて紹介します。
回答者は、松本社長です。Q3が私からの質問です。
Q1:フロンターレの選手とサポーターは真面目すぎる、昨年の天皇杯の対城西大学戦(5−1でフロンターレが勝利)のような展開であれば、もう少し気を抜いてもいいのでは?
A:プロとしての立場として、常に全力で戦うのは当然です。
Q2:練習試合では連携が悪いようだが、不安はないのか?
それと、今期のキャプテンが決まっていないようだが・・・。
A:今期の目標が8位という点も含め、徐々に調子をあげればよい。
キャプテンは選手をまとめる力がある選手を見極め中、もう少しで決まると思います。
(松本社長はキャプテンが未定であることを知らなかったようだ)
Q3:3月11日の博多での開幕戦にかける意気込みは?
A:調子のいい選手を優先的に出し、全力で戦います。
Q4:寺田選手が入団時にメディカルチェックに引っかかったが、大丈夫なのか?
A:確かに腰に病気を抱えていたが、完全に完治している。不安はまったくありません。
蛇足ですが、Q1については全く同意しかねます。プロならば相手が誰であれ、全力で戦うのは当然じゃないでしょうか。
だから質問に先立ち、思わず「私は全力で戦う、フロンターレが大好きです!!」と叫んでしまいました。
特にJ2のチームにはその姿勢が強く、一部のJ1のチームには欠ける要素です。フロンターレもその悪い点を見習わないように切望したいものです。
更に付け加えると、私はあの試合は評価してません。確かに大勝でしたが、試合そのものに緊迫感がなく、途中で昼寝しそうになったほどです。
何はともあれ、30分あまりのトークショーは瞬く間に終了したのでした。
終了の挨拶に立つ2人
そのまま待つこと30分、15時からは選手を含めたトークショーが始まる。
出席した選手は、中西(背番号14:DF)・寺田(背番号6:DF)・菊池(背番号21:GK)の3選手。
選手がステージに揃うと、歓声とフラッシュが交錯する。
司会の言葉を借りるようですが、1回目のトークと比較すると、女性のファンが特に増えたようです。
左から菊地・寺田・中西の各選手
寺田選手はやや緊張を隠せない
菊地選手は、巨人の松井選手そっくり!?
着席するなり、中西選手が
「マイクって1本しかないの?」とツッコミを入れる
松本社長から、マイクが寺田選手に
手渡される
話題が中西選手の著書「魂の叫び−J2聖戦記」に
及ぶと、何処からともなく実物が
どこかの熱狂的中西ファン(中年の女性)が
持ち込んだもの
トークの構成は1回目とほぼ同じで、その合間に各選手がマイクを片手の展開。
あまり覚えていなくて恐縮ですが、選手ごとにそれぞれ紹介します。
※相変わらず写真の出来が悪く、申し訳ないです・・・。
中西選手:J1に上がったからって、特に変わることはないし、変わってもいけない。
常に全力を尽くし、精一杯のプレーをしたい。
負けることを考えていては、何もならない。
寺田選手:J1は未経験で、まだ実力もないけれど、挑戦者のつもりで戦いたい。
菊池選手:気持ちは既に、「フロンターレの菊池」です
相手がヴェルディ(前所属チーム)であろうと、全力で倒すつもりで向かう!
中西選手はいつもの強気のコメント(本人はそうでもないんでしょうが)と、菊地選手のフロンターレの一員である自覚を感じさせるコメントが印象的でした。
だから私の後ろにいたおばさんよ、「菊地なんかじゃなく、浦上さん(背番号1:GK)にしろ」なんて小言は禁物ですよ。
2回目のトークショーもあっという間に時間が流れ、最後の質問コーナーに。
質問者が殆どなかったので、私も再質問しました。Q6が私からの質問です。
Q5:13人の選手補強と、各選手の今期の目標について。
A:13人の優れた選手が加入したということで。前向きに捉えたい。
色々な方からレギュラー取りを尋ねられるが、僕自身は意識していない。
目標は5位以内。常に全力を尽くしたい。(回答者:中西選手)
Q6:頼もしい選手が多いが、実力的に均衡した場合はどのように使い分けるか?
A:戦術面はゼッカ監督に一任しているので、お答えは出来ません。(回答者:松本社長)
Q5の回答後に、5位に届かなければ、髪を剃ることを改めて公言。
「某週刊ポストにそう書いたから。冬場は寒く、生まれたこのかた坊主はないので、絶対に嫌だ。:中西選手」
Q6の後に、周囲から粒ぞろいの選手が揃っていることを尋ねられると、松本社長はまんざらでもない表情。
選手と監督をはじめとしたスタッフ間で、固い信頼があるからこそなのでしょう。
それと質問の際に、緊張して「松本監督」と喋ってしまい。スイマセンでした。
最後に中西選手が「等々力での開幕戦に是非来てください」と締めて、2回目のトークショーは拍手の中幕を閉じたのでありました。
ステージを去る松本社長に
何故かシャツの投げ入れが
締めはサイン会。ステージにテーブルが用意され、3人の選手が腰をおろす。
サインを求める列に加わる前に、松本社長に近づき、様々な会話を交わす。
「今年は競技場に顔を出さないんですか?」と尋ねると、「そんなことはありませんよ。」と頼もしい回答が。
嬉しいな〜、あの精悍な姿を目の当たりに出来るなんて、本当に楽しみです。
(何と!社長から握手を求めてきたのは感激!!)
社長からちゃっかりサインを頂戴し、行列に加わる。
さて、何にサインを貰おうかな。そう言えば丸亀(昨年の対ヴェルディ川崎戦)に行ったとき、地元の高校生とユニフォーム交換をし、「菊地選手のサイン」入り天皇杯スタッフジャージをゲットしたではないか。
そうとなると話は早い。「ヴェルディ 菊地新吉」の脇に「フロンターレ 菊地新吉」と書いてもらおう。
選手が一人に限定されるため、迷わず菊地選手を指名し。彼の前に立ち寄る。
天皇杯のスタッフジャンパーを差し出し、「ヴェルディの脇に、是非!!」。
すると菊地選手の顔が曇り、サインを書きながら一言「藤川・・・」。
あれ??これって藤川さん(ヴェルディのゴールキーパーコーチ)だったの???高校生の嘘つきめぇーーー!!!
しかしもう遅い、とんでもない勘違いで、不快な印象を与えてしまいました。
ああ、本当に申し訳ありません・・・。
三井ゆりさんの生き生きとしたトークは出色の出来
松本社長も笑みが絶えない
私も社長になりたいと思った瞬間
松本社長に「選手を引っ張るのが中西
まとめるのが寺田」と評され
不敵な笑みを浮かべる中西選手(右)
ステージ上でも、余裕たっぷり
壇上でサインに勤しむ各選手たち
中西選手が圧倒的な人気
ゆりさんの左手薬指には・・・何もない
意中の男性は存在しない???
おまけ:ベベト選手について尋ねられた中西選手が、こう答えてました。
「特に意識はしていないし、普段どおりやればいい。ベベトだって力が衰えたから日本に来たんじゃないの。」
この発言に場内はどよめく、なかなか大胆な発言にも思えます。
でも正直言えば私も同感です。数年前からプレーの鮮鋭さは徐々に薄れているのは、隠せないところです。
日本のメディアが口に出来なかったことを、正直に述べただけのことです。
当の本人さえ、「僕は嘘を付けない」と言ってるんだし。
そんなことで等々力の開幕戦、勝利はがっぽり頂きましょう。