川崎フロンターレ VS ガンバ大阪
J1 ファーストステージ 第5節
日 時 | 2000年4月5日 19:03 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 曇り | |||
観 客 数 | 4371人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 0 | 前 半 | 2 | 大 阪 |
2 | 後 半 | 0 | ||
0 | 延長前半 | 0 | ||
0 | 延長後半 | 0 | ||
2 | 計 | 2 | ||
得 点 者 | ||||
川崎:伊藤 彰(75分・86分) 大阪:松波 正信(7分・27分) |
この試合を持ちまして、フロンターレ応援歴1年です
J1ファーストステージも早5試合。一月も経過しないのに1/3を経過しようとしている。
この日の相手はガンバ大阪。飛びぬけた選手は見当たらないものの、宮本(背番号5:DF)・稲本(背番号6:MF)らの五輪代表コンビが顔を揃える。
フロンターレは前節の勢いを持続して、ガンバを一蹴したいところである。
4月はナビスコ杯も含め、連戦が続く。その足がかりとしても絶対に落とせない一戦である。
会社から直行し、トイレに駆け込む
トイレの外に出ると、ふろん太君が
一輪車に乗って場内を一周
あの着ぐるみで凄い・・・
スタメンはご覧の通り
未だ得点のないFW陣を総入れ替え
調子の良いと思われる久野選手
(背番号23:MF)の代わりに
塩川選手(背番号24:MF)を投入
今野選手(背番号28:MF)は
前節と同じ位置での起用
ゼッカ監督にまだ迷いがあるのか・・・
息をつく間もなく、早速試合開始。出だしはペドリーニョ選手(背番号5:MF)のパスを受けた森川選手(背番号29:DF)が柔らかな動きで前方にフィード。
濡れたピッチにも関わらず、滑らかな動きに変化は無い。
さあ、ホームで勝利がない鬱憤をここに晴らすぞ!
フローンターレ!フローンターレ!!
と思ったが、やっぱりピッチは滑りやすい。
フロンターレの選手は皆足元をすくわれている。ホームというのにちょっと情けない。
あれ?相手のボールをクリアしようとした、森川選手と浦上選手(背番号1:GK)が交錯(お見合い?)している。
やばいぞ、またガミさんが滑っているぞ。ディフェンス陣も動きが鈍い。
ああっ、ゴールと水平に鋭いクロスが!そこにガンバの松波選手(背番号24:FW)が飛び込んでくる。
ボールは無情にも、フロンターレネットを貫く。いきなり先制点かいな〜。
まだ試合は始まったばかり、ここで落ち込んじゃどうしようもない。
リスタート後はフロンターレのカウンター。一気に畳み掛け、ペドリーニョ選手に渡る。
打て!打つんだ!!多少間が空いたものの、豪快に右足を振りぬく。
ボールは惜しくもゴールポストに嫌われてしまう。
それにしても皆さんよく滑りますな。悪条件はお互い様なんですから、ホームのフロンターレはもう少し踏ん張って欲しいところです。
本日は気合が入りまくって
大声を張り上げていたので
写真は少ないです
雨に濡れたピッチのおかげで
パスワークはまごついている
10分を過ぎると、ぬかるみををものともしないガンバの攻勢が強まる。
ガンバGK岡中選手(背番号1)からのロングパスが、小島選手(背番号11:FW)に一発でつながる。
そこに佐原選手(背番号3:DF)が詰め寄る・・・ものの足を滑らしてしまい、フリーでシュートを打たれてしまう。
危ない・・・不規則に弾むボールは幸いにもゴールラインを割る。
佐原選手よ、空中戦の激しいぶつかりだけじゃなく、足元のプレーもしっかりしておくれ。
攻撃もチャンスをものに出来ていない。せっかくのフリーキックのチャンスも、ペドリーニョ選手が蹴ったボールは、宙に浮かずスカスカのキック。
続けて鈴木選手(背番号8:FW)のダイレクトボレー!残念ながら得点にはならず。
ピッチが重いのは分かるが、もう少しボールを大切にしてくれい。
我々も沈んでいては駄目だ。大声で選手達の後押しだ。
(ドド)へい!(ドド)ヘイ!、か・わ・さ・き
(ドド)へい!(ドド)ヘイ!、か・わ・さ・き
重いグランドが輪をかけ、フロンターレは守りのコンビネーションも今ひとつ。普通なら確実にクリアできたボールも、お見合い気味となり、その隙をガンバ選手に食い込みかけられる。
ガミさんがボールを蹴りだす。水を吸った芝生の摩擦のためか勢いが弱い。
慌てて森川選手がクリアしようにも、相手選手に詰められてしまう。
コーナーに逃れるのがやっと。そして再び鋭いクロスが襲い掛かる。
あああ〜っ・・・前半27分、またまた松波選手のヘッドにやられてしまうとは・・・。
イエローカードには至らないものの、ファウルが多く
フリーキックのピンチもしばしば
30分を過ぎても、選手の足元はおぼつかない。
森川選手の精度の高いロングパスですら、相手選手の正面に飛んでしまう。
ディフェンスは相手の素早さにとコンビネーションに付いていけず、振り切られそうである。
こればかりじゃしょうがない、さて反撃だ。
・・・のはずが、中央右サイドのパスワークの息が合わず、ボールはラインをまたいでしまう。
サポーターからはため息が、ガミさんは両手を挙げて怒っているぞ。
中央の今野選手はいわば「前方への司令塔」
この日はやや目立たず
フロンターレも反撃するものの、つめが甘いと言うよりは、攻撃の層が薄い。
サイドチェンジからの塩川選手のミドルシュートが炸裂。柔らかなゴールセンスはなかなかだ。
・・・などと喜んでいる暇はない。またまたガンバの攻勢だ。
シュートをバンバン打たれまくられるものの、枠に入らず一安心・・・してる暇ではない。
フロンターレも反撃に移らねば。40分を過ぎると怒涛の攻撃を繰り広げ、ところ構わずがんがんシュートをお見舞いする。
しかし・・・守りが堅すぎる。打った先に必ず選手が立ち塞がる。
振り切ったつもりでも、岡中選手の攻守が立ちはだかり、どうしても得点を奪えない。
うーん、オリンピック代表を中心とした守りは半端ではないな。
ロスタイムに入ると、フロンターレの選手の動きがぴたりと止まる。
その隙を突いて、ガンバの選手がスルリと抜ける。
ああーフリーで打たれるぞ!!
だがここで主審の手があがり前半終了。ふう、助かった。
それにしても、前半は嘆きの声が多かった、それだけチャンスを生かせなかったことだろう。
気分を入れ替えて、後半に臨むぞ!
それと全然余談だが、ガンバの道頓堀のような応援はどうも気味悪いなぁ。
関西系の気質は、どうも好みになれないな・・・。
さあ、後半だ!ますます気合を入れて頑張るぞ。
吉野君もハンドマイクを片手に「中よれー」、「声たんねーぞ!」とサポータに向け大声を張り上げる。
私も負けちゃいけない。前半以上の大声で、得点を奪っちゃうぞ〜
さあ、応援のオンパレードだ!!(と言うよりは単なる手抜き)
オーオオー、レッツゴーかわさき〜
おーおおー、フロンタァレー
オーオオー、レッツゴーかわさき〜
おーおおー、フロンタァレ
(バンバババ)ヘイ!、(バンバババ)ヘイ!、(バンバババ)ヘイ!、オオオオーレッツゴー!!
サポーターの気合は半端じゃない
人数は少ないが凄い声援
仕事帰りの疲れは何処へやら?
後半10分を過ぎると、フロンターレの一方的なペース。右に左に波状攻撃を展開。
得点の期待が高まるとともに、応援のテンポもヒートアップ。
塩川選手の飛び出すタイミングは、絶品ものですね。
サイドチェンジのパスを受け取り、一気に前方にたたみ掛ける。
このポジションは久野選手で決まりとも思いましたが、うかうかしてはいられません。
センスの優れたシュートのタイミング。このプレーを披露できるのならば、もう何試合か試しても良さそうです。
時間が経つにつれ、互いの選手の運動量が落ち込んでくる。両者ともスペースが広くなり、無尽の縦パスで得点を狙うケースが目立つ。
一瞬の隙を突き、ガンバ選手のダイビングヘッドが襲いかかる。危ないあぶない。
フロンターレも負けていない。カウンターを連発し、何度もタイミングの良いシュートを放つ。
が、ガンバの壁は依然固い。森山選手(背番号9:FW)の至近距離からなるヘッドも、相手選手(岡中選手?)に当たり、得点には至らない。
悔しいな〜、後一歩なのに。
試合の流れは停滞気味、フロンターレは得点を奪いに、伊藤彰選手(背番号19:MF)を投入。
頼むぞ彰、我々にホーム初得点を見せてくれ。
オオいとーあきら、ゴールね・ら・え、シュートは・な・て!!
サポーターの応援は途切れることなく、ますます熱を帯び、テンポは速くなる。
一心の願いが天に届いたのか、遂にその瞬間がやってきた。
相手のディフェンスのマークがずれて、フリーになった伊藤彰選手がヘッド(じゃ無かったらしい、スイマセン)!
ボールは岡中選手がファンブルし、ゆるりとゴールに入り込む。
やったー!ホーム初得点だ!!!
この瞬間を待っていた
シャッターを押すのが遅かったが・・・
この時をどれだけ待ちわびたか
サポーターも歓喜乱舞状態
さあ、まだ1点。同点そして逆転だ。
応援のオンパレードで、一気に乗りまくるぞ〜。
おおおおお川崎、フロンターレをおうおう
おおおおお川崎、フロンターレをおうおう
アヴァンティーおお、川崎おお、シャラーラララーララーラ
おーおおー、レッツゴー川崎〜
※本日は応援のバリエーションが非常に多かったです。
フロンターレの勢いは止まらない、疲れが見え始めたガンバの選手をもろともしない。
選手も意欲的に得点を狙いにかかる。右サイド長橋選手(背番号20:MF)がドリブルで前方へ。
鋭いクロスが繰り出される。それに伊藤彰選手がヘッドでどんぴしゃで飛び込み、2点目をゲット!!
やったー!!遂に同点だ〜
応援は熱を帯びるばかり
タオルを豪快に振り回す
こうなったらいけいけだ!!更なる応援で一気に試合をひっくり返すぞ!!!
おれ!おれ!おれ!川崎
オオーオオオオオー、フォルツァフローンタレー
俺たちのフロンターレ、今ここに
大阪を倒すんだ、さあいこう
相手のクリアミスにつけ込む
岡中選手も慌ててクリア
応援が等々力の地をこだまする中、フロンターレが押しまくったまま後半終了。
後は延長Vゴールのみだ。勝利は頂きだ!
さあ、延長となったが、力の限りの声援で、ホーム初勝利を奪い取るぞ。
あれれ?延長前半序盤、奥野選手(背番号4:DF)が自ゴール前でぼーとしてしまい、ルーズボールが目の前に転々と。
そこにお誂えとばかりに、ガンバの選手が突っ込んでくる・・・だが相手も慌てたのか、ものの見事にすかしてくれて大助かり。
この時間帯、ちょっとガンバの気力が勝っている。気分を取り返して、最後の力を振り絞り応援だ!!!
おおおおお川崎、フロンターレをおうおう
おおおおお川崎、フロンターレをおうおう
それとお願いですが、バック・メインスタンドのお客様、せめて拍手ぐらいでもお願いします。
ただじっと見つめるよりは、選手達も勇気づけられ、意気あがるはずです。
ちょっとおとなし過ぎませんか?
両チームの選手共に運動量が著しく低下している。守りの隙も多くなり、ロングパスから一気に前線へフィード。
攻撃と思いきや、瞬く間に守りに移るといったシーソーな流れとなる。
延長前半終了際は、ガンバの攻勢。至近距離から盛んにシュートを放ちまくる。
幸運なことに(疲れのためでしょうが)、どれも枠からそれてくれる。これも天の思し召しか。
このまま前半終了。後半で一気に決着だ。
ああ、何度も失神しそうになる。だが負けずに声を出しつづけるぞ。
オーオオー、レッツゴーかわさき〜
おーおおー、フロンタァレー
(もう死にかけている。気を失って倒れそうだ・・・)
延長後半はフロンターレのペース。いきなりコーナーキックのチャンスを得る。
蹴られたボールを寺田選手(背番号6:DF)が落とし、シュートコースを演出。
だが誰もシュートを打てず、惜しいチャンスを逃してしまう。
続けて伊藤彰選手が飛び出し、ダイビングヘッドを狙うものの、ちょっと届かない。
そのまま決着はつかず。同点のまま終了しました。
白熱した好ゲームに
サポーターも暖かい拍手を送る
勝利はおあずけとなったものの、2点差から同点に追いついてくれました。
正直言って貴重な引き分けです。粘りのフロンターレがいよいよ本領発揮でしょうか。
脇役の活躍も著しい。選手間のポジション戦いも目を離せません。
懸案だった悪質なファウルも減少したようです(イエローが無かっただけとも言えませんが)。
ただ、相変わらずFWの得点力不足は解決されていません。長いシーズンを乗り切るためには、更なる得点力が不可欠と存じます。
それと足元の不安定さはちょっと心配です。このような悪条件下で、下半身の安定性が心配な選手が何人かいたので、その辺りの強化もお願いします(もちろんスパイク選びなどと言った、ピッチを考慮した配慮もです)。
次の市原戦で、どのような選手起用&攻撃パターンを見せてくれるのかが楽しみです。
おまけ:私の隣に初心者のサポーターがいて、歌詞が分からずにまごついていました。
そのような方を見かけたら、皆さんすすんで教えてあげましょう。
一応分かりやすいように、イントネーションを強めに声を出したつもりでしたが、理解してくれたかどうか・・・。