水戸ホーリーホック VS 川崎フロンターレ

〜 J2 第16節 〜



日   時 2001年6月23日 18:00
試合会場 ひたちなか市総合運動公園陸上競技場
(茨城県ひたちなか市)
天   候 曇り
観 客 数 1,629人 (あんな場所じゃ、人が来ないよ〜)
試  合  結  果
水   戸 前  半 川   
後  半
     
     
     
得   点   者
      0分 林 晃平
      64分 伊藤 宏樹
       89分 我那覇 和樹






ナビスコ杯からメンバーを刷新したものの、前節も調子が低下傾向の仙台と引き分け、不本意戦いを強いられるフロンターレ。
今日の対決は小林監督率いる水戸ホーリーホック。前回の対戦では大勝。実力差を考慮すれば、今回も容易い相手だろう。
いや、話は簡単に済まない。水戸も韓国人選手を大量投入し、今後の巻き返しを図ってきた。
小林監督も雪辱を晴らすべく、最善の布陣で挑むのは間違えない。フロンターレの優位は疑う余地も無いが、ここでまさかの敗北を喫するようでは、もうリーグ戦も絶望だ。
今後の戦いを占う意味でも、確実に試合を運び、勝ち点3は譲れない。

競技場

勝田駅には午後4時半ごろに到着
競技場経由の路線バスは、既に終車!だったので
タクシーで競技場入り
併設されている野球場に比較?すれば
実に寂しげな競技場だ



頑張れ

日に日に変動するフロンターレイレブン
飯島選手(背番号31:DF)が復帰し
右サイドには負傷した土居選手(背番号15:DF)に代わり
髪を金に染めた高田選手(背番号2:DF)が


さあ、キックオフ。それにしても、実にローカルな雰囲気だ。
周囲に虫の音が鳴り響き、とても競技場特有の緊迫した雰囲気とは程遠い。
緊張どころかリラックスムード。これでは気分も萎えてしまいそうだ。
それを打ち消すには、応援にのめり込む以外、何も無い。
オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー


開始早々、フロンターレのサイド攻撃が爆発。右タッチライン付近を、高田選手らが豪快に走りこむ。
コーナーエリア付近に攻め込み、水戸のスローイン。が、フロンターレも直ぐにボールを奪い返し、林選手(背番号33:FW)が鋭い一撃。
1分もしない間に先制点をゲット。幸先の良いスタートには、ただ満足だ。

得点を祝福

これまであっさりと点が入るとは
得点を決めた林選手が
高田・塩川(背番号24:MF)両選手に祝福される


おおおーおお、川崎、フロンターレおうおう〜
おおおーおお、川崎、フロンターレおうおう〜

この先制点で、サポーターもリラックス?相手が水戸では、勝利も同然か??
いやいや、試合はこれからだ。フロンターレも1点に甘えず、攻撃の手を緩めていない。
右サイドの鬼木選手(背番号7:MF)にパスが渡る、ボールを一度止め、見計らったようなセンタリングを放つ。
ボールは前線の選手に触れず、水戸のGK石川選手(背番号21)がセーブ。それでも積極性ではフロンターレが優位に立つ。

対する水戸も負けてはいない。鳥羽選手(背番号5:DF)から黄選手(背番号23:MF)
へダイレクトに繋ぎ、前線へ一気の縦パス。
フロンターレも守備も隙間が目立つ。それでも浦上選手(背番号1:GK)が冷静沈着な守備で、水戸の縦パスを次々キャッチ。
が、水戸も徐々にペースアップ。立て続けに縦パスを放つので、フロンターレは押されっ放し。
水戸の攻撃も雑ではあるが、試合の流れ上、反撃の機会が中々訪れない。

激しいつばぜり合い

タッチラインを背に
フロンターレと水戸の選手が
激しいつばぜり合いを展開


優位に試合を進める水戸が、間接フリーキックのチャンスを掴む。安選手(背番号32:MF)がちょこっと蹴り出し、続けて豪快なシュートが襲う。
これはゴール枠を大きく外れる。フロンターレは高田選手のスピードを生かし、右サイドのスペースを積極的に攻め立てる。
対する水戸も厳しく対抗。中盤からドリブルと低いパスを組み合わせ、スピードに乗じてフロンターレサイドに攻め立てる。
再び水戸のフリーキック。浮いたボールがフロンターレゴール前に達し、水戸の選手がヘディングシュート。
ボールは勢いが無く、高田選手が余裕を持ってタッチラインに逃す。続けてのスローインからボールをクリアし、序盤の危機を断ち切った。

伊藤宏樹選手の守り

水戸の縦パスに対し
フロンターレも伊藤宏樹選手(背番号25:DF)が
落ち着いてボールに先回り


水戸のパス攻勢に対し、押され気味のフロンターレ。これではマズイと判断したのか、突如ディフェンスラインを中盤付近まで押し上げ、攻撃的布陣に切り替える。
DFが左右にボールを回し、水戸の選手をかき乱す。フリースペースが生まれるや否や、前線に縦パスを放つ。
・・・が、試合の緊迫感はまるで全く漂らず。周囲の森林からは野鳥のさえずりが響き、プロサッカーの雰囲気からほど遠くなるばかり。
応援が止まると、一気に静寂に包まれる。こんな環境では、どうも調子が乗らないぞ。

いやいや、水戸も左サイドをえぐって来たぞ。前に迫るや否や、フロンターレゴール前に鋭い切り返しだ。
フロンターレも浦上選手が大きくジャンプし、しっかりボールをキャッチ。水戸の選手が戻りきらぬ間に、一気に前線へ展開だ。
フロンターレの選手がペナルティエリア前後で倒された。が、PKなどのチャンスは巡らず、残念だ。

ボールを追う今野選手

ボールを懸命に追う、今野選手(背番号18:MF)
おや?控えにはルイス選手(背番号22:FW)や
浅野選手(背番号4:MF)の姿を確認
選手紹介でSUBが発表されなかったので
今まで分からなかったりして



応援は如何に?

肝心の応援は・・・
普段の勢いに欠き、穏やかな声援と手拍子
それなりに勢いはあるのだが
周囲ののほほんムードに飲まれつつあるのか


かれこれ前半も20分近くを経過。水戸の攻撃パターンは相変わらずで、低いパスを前線に繰り出してくる。
攻撃は単純なので、フロンターレの守備も対処が楽・・・とも言い切れず、DFの背後に空きスペースが目立ってしまい、水戸もそこを狙ってパスを放つ。
浦上選手が積極的に飛び出し、速やかに危険を回避。DFとGKの連携がもうひとつなのか否なのか、ぱっとしない守備である。
いやいや、それ以前に試合がぱっとしない。時間が経過するにつれ、草サッカーを観戦しているかのように錯覚しつつある。

水戸の攻勢を断ち切り、フロンターレも反撃に転ずる。中盤から右のフリースペースにパスを放ち、我那覇選手(背番号17:FW)が走り込んでセンタリング。
フロンターレのスピードに間に合わないのか、水戸のDFは乱れている。これを押し込めば追加点は間違えないぞ!
・・・が、フロンターレも詰める選手がおらず。緊迫感と決定力が乏しい試合に、サポーターもイライラが募り始める。
ダカダカダン、ダカダカダン、オイオイオイオイ!
ダカダカダン、ダカダカダン、エイエイエイエイ!
フロンターレは左サイド寄りに、フリーキックのチャンス。林選手がヘディングシュートを放つも、タイミングがずれたのか、ボールはゴールラインへ。
水戸のゴールキックを、フロンターレは中盤でカット。競り合いのこぼれ球を林選手が拾い、一気に前線へフィード。
・・・の前に、フロンターレのファウルで試合中断。その後も左サイドにボールを流すも、直ぐに水戸の反撃を食らうばかりで、フロンターレの攻撃はままならない。
さすがのサポーターも幻滅気味。応援に熱がこもるどころか、ストレスばかりが蓄積されてしまう。

林選手のヘディング

林選手のヘディングもミートせず
エメルソン選手(背番号9:FW)の出場停止で
前線の緊迫感も今ひとつか


フロンターレの攻撃が失敗するや、水戸も反撃に転ず。フロンターレは前線どころか守備も緊迫感が乏しく、クリアも思いっきりが欠けてしまい、鳥羽選手にボールをプレゼント。
水戸は中盤の縦パスから、須藤選手(背番号9:FW)が前へ。フロンターレは飯島選手が必死に纏わり付き、須藤選手のファウルを誘い攻撃を断ち切る。
眠い試合展開とも、そろそろおさらばしたい。そうなったら応援するしかないぞ!
オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー

飯島選手の守備

飯島選手(右)が須藤選手(左)にまとわり
須藤選手のファウルを誘発
DFも手薄で、突破されたら危険だった


前半も2/3程経過するも、両者試合内容に目立った変化は無い。
中盤から低いパスを盛んに繰り出す水戸。対するフロンターレは早めにボールを奪い取り、速攻を狙うつもりなのか。
水戸のボールをカットし、すかさずスペースにパスが。林選手が見事にボールに追いつくも、ここは痛恨のオフサイド。
続けて右サイドから高田選手がオーバーラップ。前方の我那覇選手にボールを託し、即座にセンタリングを放つ。

しかしながら、依然緊張感とは程遠い試合内容。サポーターのイライラも募る一方。
両者の変動が極めて乏しく、マンネリムードが場内を覆う。競技場に漂うローカルな空気も追い討ちをかけるのか、否応無くだらけてしまう。
とにかく試合の躍動感が皆無。水戸の単純なパス攻勢に、フロンターレイレブンものまれつつあるのだろうか。
相手が弱いから助かっているも、こんな試合運びじゃ、先が思いやられそうだ。

久野選手

久野選手(背番号23:MF)も精彩を欠く
ちらっと聞いた話では
試合中に堀井監督から
絶えず指示が飛び出していたらしい
(その前にそちらこそしっかりせい→監督殿)



サイレンが・・・

水戸の選手が倒れると、フロンターレサポーターから
何処となくサイレン(救急車)の音が
これぐらいしか面白くないぞ〜



前半もどんどん経過。フロンターレも水戸にお付き合いか、低いボールを多用した攻撃。
しかし、実に詰めが甘い。散漫な空気に押されているのか、ゴール前での決定的場面は、中々訪れない。
守備も同様で、ディフェンダーの背後に水戸のパスが。浦上選手がペナルティエリア外でボールをクリアするから済むものの、実に密度の薄い守りである。
残り5分辺りで、ようやくチャンス到来。中盤から左サイドにロングパスが渡り、コーナーキックの場面を迎える。
久野選手のキックを、ヘディングシュート。ボールは残念ながら、水戸のGKがしっかりキャッチ。
続けて中央をドリブル突破。これも水戸の選手が立ちはだかり、あっさり奪われてしまった。

最後の最後で、水戸の猛攻が炸裂。高いコーナーキックを放ち、ここは浦上選手がパンチングでクリア。
が、直ぐに水戸の選手に拾われ、左サイドにボールを流して中央に折り返す。
フロンターレゴール前にボールが転がる。ディフェンスも体勢が崩され、あわや失点のピンチを迎えたが、浦上選手が一足早く、体勢を崩しながらもタッチラインに蹴り出す。
最後の最後まで水戸の攻勢が。フロンターレは中盤に選手を一人残し、後はゴール前を固める作戦。
水戸のコーナーキックを大きくクリア。程なく前半を終了する。

しかし・・・、実にぬるい試合だ。フロンターレサポーターは口々に「まったり」と評していたが、私も異論は無い。
試合の変動が余りに少なく、サッカーのダイナミックさとは無縁な展開。
もう眠くなりそうだ。早くホテルに戻り、とっとと睡眠したい気分。
あ・・・、その前に駅に向かう交通手段が無いぞ。どうやって帰ろうかなぁ〜(笑)。

浦上選手の健闘

浦上選手の健闘が光った前半戦
もっとも、強いて挙げれば・・・て感じで
正直面白みに乏しい試合だ


闘争心が戻らぬまま、後半開始を迎えてしまった。気分はすっかりまったりモードで、どうもやる気が沸いて来ない。
しょうがない、ムードを一変するには、このコールが一番かぁ?
サポートする手を叩こうパンパン
サポートする手を叩こう
パンパン
みんなの大好きなフロンターレ〜
サポートする手を叩こう
パンパン

うかうかしていると、水戸の反撃を受けかねないぞ。開始早々左サイドの速攻で、コーナーキックのピンチを迎えてしまうとは。
ここは耐え凌ぎ、フロンターレも逆襲だ・・・駄目だ、前半のまったりムードが一掃されるどころか、ますますだらだらする一方。
試合のペースは相変わらずで、水戸がフロンターレDFのフリースペースにパスを送るばかり。
何度もリプレイを見ているかのようで、辟易する一方だ。

試合展開に変動無し

時は変われど、試合内容に変化無し
プロの試合にしては、余りに退屈過ぎるなぁ


水戸の攻撃が単調ならば、フロンターレの攻撃然り。サイドのスペースに選手を送り、それにめがけて中盤から低いパスが前線に。
詰めの甘さは如何ともし難い。せめてもの救いは、水戸と比較すれば攻撃パターンが幾分長けているだけか。
フロンターレは守備も貧弱の一途。飯島選手がボールをクリアすれど、前に蹴り返すどころか、ボールは高く宙を舞うばかり。
水戸のプレッシャーも殆ど無いと言うのに・・・、まったりムードは選手を深く蝕んでしまっているのだろうか。

水戸のラフプレイから、フロンターレのフリーキック。右サイドにボールを流し、前方を伺う。
・・・が、これまた水戸にあっさりと防御される。ことごとくチャンスを潰す試合運びに、もうおかんむり状態だ。
いや、それどころではない。水戸は右サイドのフリースペースにパスを繰り出し、中盤から飛び出した選手が追いつき、 ボールは足元へ。
そのままドリブルで迫り、逆サイドにセンタリング。前線の選手がトラップするや、強烈な一撃が炸裂!
遂に殺られたか・・・、いや、ボールはサイドネットに突き刺さり、九死に一生を得た。

今野選手がラストパス

今野選手が水戸ディフェンスをかわし
ゴール前にラストパス
が、これに合わせる選手はおらず


オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー

水戸の反撃からか、さてまたサポーターの応援の賜物か、ここに来てようやく試合が動き始めた。
中盤では今野選手と久野選手が細かなパスワーク。しかしボールは左右に受け渡しするのみで、前に進みそうな感じでは無い。
もう少々積極性があれば・・・、おやおや?フロンターレは塩川選手を下げて、箕輪選手(背番号5:DF)を投入だ。
後半開始と同時に2人交代したので、もう枠は使い果たした。それにしてもこの選手交代の意図が、素人の私には些か理解不能だ。
今から守備固め・・・なんて訳無いと信じたい。1点きりでは絶対なる安全圏とは程遠い。

それでも不思議とフロンターレが息を吹き返す。中盤で素早くボールを回し、右サイドに鋭い縦パス。
我那覇選手を経由して、林選手にボールが繋がりシュート。ボールは石川選手に触れたのか、コーナーキックのチャンスだ。
が、水戸に守り切られるばかりか、直後逆に急襲を食らう羽目に。メインスタンドからは歓声が沸き、バックスタンドからは悲鳴があがる。
水戸の選手がコーナーエリアに迫る。ここはフロンターレが守りを固め、程なく攻撃を断ち切った。

水戸の攻撃を止める

水戸のカウンターが炸裂するも
フロンターレもパスコースを素早く封じる
水戸の選手の動きを封じ、この危機を免れた


後半も15分以上経過。競技場には電光掲示板はおろか時計すら無いので、やもすると試合経過の感覚が掴み難いのも事実。
フロンターレは中盤からドリブル。ワン・ツーでボールを繋ぎ、前線にスルーパスを繰り出す。
ボールは向島選手(背番号11:FW)の足元にへ。ここは水戸がパスカットに成功し、絶好の場面はまたもやお預け。
水戸も選手交代。場内アナウンスは「背番号23番・・・」で何故か沈着。
あれれぇ?選手名を読めないのか??自分達の選手ぐらい、すらすらと読んでくれ。
そう言えば久野選手のアナウンスにも詰まっていたし、水戸の運営スタッフに対しては、交通手段の問題だけじゃなく、試合進行にも課題が多いと言わざる得ないぞ。

そんなことより試合に集中しよう。フロンターレは中盤から高いパスを右サイドに放つ。
後方から選手が抜け出し、水戸のファウルを誘う。コーナーエリア付近からのフリーキックは、大きく弧を描き、水戸のゴールに迫る。
一度は水戸がクリアするも、すかさず伊藤宏樹選手がシュート!低い弾丸は水戸のゴールに突き刺さる。
これで2点目。試合展開は別にしろ、極めて貴重な追加点だ。

得点を喜ぶサポーター

完璧に得点シーンを撮り逃したので
得点を喜ぶサポーターの姿を
表面的にはそう見えないのだが・・・


オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー

サポーターの応援にも余裕が。後が無くなった水戸イレブンは、リスタートと同時に一気にフロンターレサイドに攻め立てる。
ゴール前に浮き球が。水戸の選手が強烈なヘディングシュートを放ち、ボールは一直線でゴール枠。
だが、そこには笹原選手(背番号21:GK)が。真正面のボールも慌てること無く、しっかりと両手でボールを抑える。

水戸も懸命に反撃。何処からとも無く前線にパスを繰り出し、必死の抵抗を試みる。
右サイドから水戸のセンタリング。再び至近距離からシュートを許してしまう。
フロンターレの守りにも疲れが目立つ。そんな中笹原選手が積極的に声をあげる。
「ベティー、動け!ベティー、声!!」
ゴールマウスを守る笹原選手が、久野選手に大声で指示。周囲の静寂さも手伝ってか、笹原選手の声がいつも以上に響き渡る。
が、水戸も渾身のミドルシュートを放つ。笹原選手がパンチングを試みるも、ボールに届かない。
今度こそ失点か・・・。いや、ボールはゴールポストに激突し、辛くも免れた。
冷や汗をかきつつ、運の良さには感謝するばかりだ。

水戸の反撃

水戸の抵抗も衰えない
木澤選手(背番号2:DF)も攻撃参加


水戸の反撃を何とか断ち切り、フロンターレも攻撃に転ずる。中盤から林選手にパスが飛び出し、足元にボールが繋がる。
ボールをキープし、味方の飛び出しをじっくり待つ。タイミングを見計らいラストパスを繰り出すも、シュートの形まで持ち込めず。
続けて左サイドにスルーパス。フリースペースに向島選手が追い付き、一旦バックパスで久野選手にボールを託す。
ボールを受けた久野選手は、すかさず中央にセンタリング。これにも対応する選手がおらず、直後水戸の反撃を受けてしまう。
が、守備は安定を取り戻した。水戸が懸命に攻撃すれど、落ち着き払った守備でまるで危険を感じさせない。
試合時間も徐々に減少。水戸の攻撃はなおも続くが、2点の余裕からか、フロンターレに慌てる素振りは見られない。

フロンターレの攻撃

久野選手が左足でセンタリング
が、これはちょっと浮き過ぎか



水戸も抵抗

水戸も攻撃を緩める気配は見せず
鬼木選手ばかりでなく
今野選手も守備重視のプレー



我那覇選手

我那覇選手も中盤から前へ
ボールは前に後ろにと
ピッチ上はめまぐるしい展開が


後半も残り5分余り。フロンターレは右サイドを抜け出し、中央にボールを折り返す。
ゴロが転々と水戸ゴール前を横切る。林選手が一瞬早く抜け出し、体勢を崩しながらも強烈なシュート!
惜しくもゴール右側に反れてしまった。水戸も勝負を諦めず、最後の最後まで攻撃の手を緩めない。
だが、最後はミスに泣かされる。中盤から斜めに前線にパスを送るも、勢いが強すぎてタッチラインを割ってしまった。

フロンターレは試合終了直前にも、我那覇選手が駄目押しの3点目を叩き出す。蓋を開ければ0−3で水戸を一蹴。
チーム状況は不完全ながらも、貴重な勝ち点3を確保。ゲーム内容はともあれ、結果は十分なものと言えるでしょう。

挨拶に訪れる選手たち

内容はもうひとつだったが
確実に勝ち点3をゲット
選手の皆様、ご苦労さまでした



笑顔で選手を出迎えるサポーター

サポーターも笑顔で出迎える


繰り返しになるが、ゲーム内容は満足出来ない。エメルソン選手抜きで3得点は評価出来るが、これも相手が水戸レベルなる事実を忘れてならない。
不安なのは守備。土居選手が戦線離脱してしまい、軸になる選手が不在なのは正直痛い。
これまた相手が水戸だから無失点で済んだと思うが、もし強豪相手の戦いだったらと思うと、正直ぞっとする。
まあ、取り敢えずはこんな感じ。もう睡魔が酷いので、今日はこれでおしまいです。
明日(正確には今日)はゆっくり、水戸観光と致しますか。


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