川崎フロンターレ VS 横浜FC

〜 J2 第17節 〜



日   時 2001年6月29日 19:03
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候 曇り
観 客 数 4,395人
試  合  結  果
川    前  半 横   浜
後  半
     
     
     
得   点   者
74分 エメルソン   後藤 義一 69分
89分 箕輪 義信      






コンフィデ杯の中断以降、不思議と負け無しのフロンターレ。今日の対戦相手は、もう顔なじみ同然の横浜FC。
ナビスコ杯の影響もあり、ひと月余りで4度目の勝負。実力差も明確なので、いい加減に飽き飽きしたサポーターも少なからず存在するようだ。
だが!勝負に油断は禁物。何回目の対戦だろうと、気を抜くなんで言語道断。
混戦のJ2で上位に少しでも迫ろうならば、この勝負は絶対に落とせない。

平日の等々力競技場

今年初、平日の等々力競技場
このところ仕事に融通をつけるのが難しく
先週もナビスコ杯は欠席しちゃったし



横浜FCのビッグフラグ

横浜FCのビッグフラグが、等々力にも登場
彼らの熱意には、心から敬意を表したい



一週間の労働で、足もパンパンだ。それでも2階席に立つ以上、腰掛けるなんて軟弱の証。
さあ、力を振り絞り応援だ!
オオオーオオオオオー
フォルツァーフロンターレー!

開始直後から横浜の優位。いきなりフリーキックのピンチを迎えてしまう。
ゴール前に浮かしたボールが。これは伊藤宏樹選手(背番号25:DF)がヘッドでクリア。
フロンターレも直後反撃。一瞬の間に横浜サイドに駆け上がり、コーナーキックの大チャンス。
しかし開始早々で本調子ではないのか、あっさりと横浜のGK水原選手(背番号1)にキャッチされ、一気に前線に蹴り返される。
フロンターレの守りは手薄だ。だが鬼木選手(背番号7:MF)が横浜の選手に追いつき、反撃を食い止める。

鬼木選手の守備

鬼木選手が一足早くボールをカット
彼の豊富な運動量は、フロンターレの貴重な財産


序盤は横浜が優位な展開。ファウルからの素早いリスタートから、ボールを右に回す。
そしてセンタリングが放たれる。これは流れてしまい、笹原選手(背番号1:GK)がキャッチ。
お返しとばかりにすかさず中盤に蹴り返す。しかしボールは横浜の選手に渡ってしまう。
それでもフロンターレは徐々に反撃。横浜サイドに侵入し、アウトサイドをじりじりと攻め続ける。
飯島選手(背番号31:DF)のロングクロスに、前線の選手がヘッドを試みる。続けて久野選手(背番号23:DF)にボールが渡り、左サイドにボールを流す。
前線の選手に見事に繋がり、横浜のファウルを誘う。角度がきつめながらも、絶好のフリーキックだ。
キッカーはエジミウソン選手(背番号8:MF)。早くも得点を期待させたが、この場面はチャンスを生かせなかった。

飯島選手のロングパス

飯島選手がロングパスを放つ
ボールは横浜ゴール正面へ一直線


フロンターレは中盤で盛んにパスカット。混戦からエメルソン選手(背番号9:FW)が倒されフリーキック。
大きなボールは幾分流れてしまい。横浜の選手がクリア。そのボールがフロンターレの選手に渡り、強烈なミドルシュートを放つ。
残念ながらボールは右にそれる。横浜も体勢を持ち直し、直後反撃に転ずる。
ワンタッチのボールを左右に回し、ゴール前では高いパスを繰り出す。フロンターレの弱点である空中戦に持ち込む目算だろうか。
横浜の軽快な攻撃に手を焼くフロンターレ。この場面は右サイドでスライディングし、何とか断ち切った。
フロンターレも反撃に転ずる。だがどうしても中盤止まり。選手の動きが非常に鈍く、横浜に対する揺さぶりの類が一切無い有様。
フォローが全く無く、ボールを持った選手はパスコースに迷う始末。最後は左前方に大きなパスを繰り出すも、前線の選手が追い付けず、ゴールラインを淡々と割り込んでしまった。

高木選手の攻撃

前線を伺う、横浜の高木選手(背番号14:MF 左)
重心の低い攻撃で、フロンターレの隙間を突く


フロンターレの選手は極めて動きが悪い。梅雨の影響からか、体が異様に重く映る。
それでも動かなければ、先は開けない。中盤からエメルソン選手に安直なパスを渡すも、横浜DFに瞬く間に囲まれてしまった。
すると横浜の逆襲が。右サイドを増田選手(背番号11:FW)が一気に駆け上がり、ゴールライン手前で鋭いセンタリングが。
ボールはフロンターレゴール正面へ。運良く詰める選手がおらず、笹原選手が落ち着いてキャッチ。

フロンターレも反撃とばかり、久野選手がパスカット。そのままドリブルから、中盤を突破する公算だ。
だが、これも横浜の選手に止められる。フロンターレの選手は極めて鈍重で、中盤の連携がまるで見受けられない。
自分よがりのプレーが続出。一体どうしたのだ?かのナビスコ杯よりも動きが悪いぞ・・・。

久野選手のドリブルも・・・

久野選手が全快のドリブルで前へ・・・
が、いささか無理過ぎたか


オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー

フロンターレは動きが鈍いなりにもドリブルで前へ。前方右寄りで横浜の選手に倒され、フリーキックを迎える。
今度こそどうか・・・。鋭いキックはスッと右に回転しながらも、水原選手の正面に終わる。
するとフロンターレはまた動きが止まる羽目に。中々攻め込まない展開に、サポーターからもイライラの声が募る。
アヴァンテ川崎、オイ・オイ!
アヴァンテ川崎、オイ・オイ!

「前へ、前へ」と必死に応援。この声がピッチに届いたのか、ようやく反撃に転じてくれる。
中盤から今野選手(背番号18:MF)がエメルソン選手にパス。横浜の選手に囲まれながらも、粘りのドリブルで一気に前へ。
最後は角度の乏しいながらもシュート。久々に訪れたチャンスに、サポーターもどっと沸き立つ。

今野選手のパス

今野選手が体をひねり
前方に絶妙のパスを放つ



エメルソン選手に繋がる

鮮やかにエメルソン選手に繋がる
ここは横浜の選手を振り切るには至らなかったが
最後はシュートまで持ち込んだ


前半も20分を超えたあたりか。ゲームの流れはまだ横浜優位である。
フロンターレゴール正面でフリーキックのピンチを迎える。浮かしたボールがゴールを襲うが、ここは笹原選手がパンチングで逃れる。
ボールはタッチラインを割って、フロンターレのスローイン。あれあれ?ファウルスローの判定を受けたか、横浜のスローインでプレー再開。
どうもフロンターレはぱっとしない。攻撃のスピードは横浜を上回るも、選手間の連携が取れておらず、最後は崩れるパターンの繰り返し。
対する横浜は控えめなスピードながらも、巧みなパスワークでフロンターレを脅かす。両者のプレーは対照的で、興味深い試合運びだ。

が、無理な速攻が堪えるのか、フロンターレはバックラインでボールを回し、体力温存に努めるばかり。
積極性が今ひとつの展開に、応援する方はやきもきするばかりだ。

増田選手のプレー

増田選手がポスト気味のプレー
連携面では、完全に横浜が上回る



エメルソン選手のシュート

対するフロンターレは、エメルソン選手が頼りの綱
確かに彼なら、どんな場面でも
点を稼ぐと思ってしまうのだが


前半も2/3近くを経過。横浜の選手は徐々に乗ってきた。
左右に低く素早くボールを回し。フロンターレを脅かす。最後は左サイドに流して、コーナーキックを迎える。
キックは笹原選手が懸命のパンチング。ボールは(フロンターレから見て)左サイドに流れ、中盤まで一気に戻す。
途中で横浜に奪われかけるも、何とか右サイドに逃れる。だが最後は行き詰まり、結局は横浜の手中に渡る。
そして横浜に押し戻される。フロンターレはヘッドのクリアも中途半端で、横浜にボールを拾われまくる。
巧みに体を回されて、中盤からシュートを浴びてしまう。フロンターレも速攻で反撃しているつもりだろうが、如何せんスピードが遅く、横浜には脅威に映らないようだ。
その後も横浜が巧みな連携で持ち込み、何度もシュートを放つ。ゲームの組み立て方だけで比較すれば、フロンターレの比ではない。

久野選手が攻撃するも・・・

久野選手が積極的に攻撃するも
他の選手が上がっておらず
繋ぐプレーに持ち込めない



横浜の攻撃

対する横浜は、中盤がしっかり機能
プレーの組み立てもしっかりしており
強引なフロンターレとは対照的


横浜のプレッシャーに手を焼いたのか、フロンターレは攻撃に転じられず。ディフェンス同士でパスをするのが精一杯で、袋小路に追い込まれたかのようだ。
サポーターも我慢の限界。動け!、前へ!などと叫びが交錯する。
フロンターレの戸惑いをよそに、横浜の攻撃は絶好調。素早くサイドにパスを回し、フロンターレの守備に揺さぶりを掛ける。
スピード・テクニック共に横浜が上手。今までの圧倒振りは何処へ消え失せてしまったのか・・・。
ああ!横浜が縦パス1本で増田選手へ。ここは箕輪選手(背番号5:DF)がヘッドで逃れ、コーナーキックの場面を迎える。

フロンターレゴール前で激しく交錯し、ボールは一歩後退。横浜の選手がパスを送るも、副審の旗が水平にあがる。
ここはオフサイド・・・、あれれ?主審は何故か、コーナーキックの判定を下しているぞ。
サポーターからも盛んにオフサイドコールが。主審は副審に確認を取り、晴れてオフサイドの判定へ。
が、プレー再開と同時に、横浜サポーターから激しいブーイングが。場内は一瞬、異様な雰囲気に覆われる。

コーナーキックからの攻防

フロンターレゴール前の激しい攻防が
よく見ると、我那覇選手(背番号17:MF)も
守備に入っている



判定を確認

副審に判定を確認する、主審のディック氏(右)
お〜い、良く見てくれよ〜


オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー

前半も残り5分余り。フロンターレも徐々に反撃に転じる。
しかし、横浜もしっかりと守りを固める。的確な守備を配されており、突破口を見出すのが困難だ。
しかも選手の動きの鈍さは相変わらず。サポーターの熱気とは裏腹に、積極性に動かないのは、ちょっと残念。
中盤で中途半端なパス回しに終始。フリーキックのチャンスもあったのだが、敢え無く失敗に終わる。
久野選手も中盤まで駆け上がり、エメルソン選手にパス。これも横浜DFに囲まれて。得点には程遠い結果に。

結局良いところ無く前半を終える。選手の冴えがまるで無く、特に中盤の連携の悪さに頭を抱えるばかり。
これではナビスコ杯以下のゲーム展開だ。仕事帰りに駆けつけたサポーターの為にも、後半の奮起を祈るばかりだ。

何かを数えるボランティアスタッフ

ハーフタイムに入るや、ボランティアスタッフが
何かを数えだした





神奈川ダービー恒例、サポーターの人数比べ
横浜FCサポーターは両腕を上げ
堂々と存在をアピール



アピールが今ひとつのフロンターレサポーター

対するフロンターレは・・・(爆)
結果は2185対1183で
フロンターレが見事勝利
もっとも数の根拠が不明なのですが


さて後半だ。先ずは横浜サポーターを真似て、このコールから。
カ・ワ・サキ!カ・ワ・サキ!!
これは冗談。ここからが本番だぞ〜。
オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー


応援の熱気とは裏腹に、後半も横浜ペース。フロンターレもそれなりに攻め返してはいるが中盤止まり。
我那覇選手が激しい当たりを食らい、ピッチに崩れ落ちる。サポーターからは懸命の我那覇コールが沸き起こる。

腰をおさえる我那覇選手

しばらく倒れていたが、腰をおさえつつ
ゆっくりと立ち上がる


前半とは異なり、選手間の連携はまずまずのようだ。右から左への大きなサイドチェンジも通り、前線の動きも
悪くは無い。
ここでフロンターレのフリーキック。エジミウソン選手選手が蹴ったボールは、スッと角度を変えて横浜ゴールへ迫る。
林選手が詰めるものの、横浜のDFは一足早く、ダイビングヘッドでクリア。続けて左サイドから鋭いクロスが放たれ、中央のエメルソン選手が胸でトラップ。
ボールは前方に転がり、林選手が突っ込んでくる、だがこれも水原選手が抑え込む。
ならばと林選手が、横浜の選手からパスカット。すかさず鬼木選手に繋ぎ、鋭いクロスボールが。
だが、これも横浜が何とかクリア。絶好のチャンスが連続するも、どうしても得点を奪えない。

フリーキックをヘッドでクリア

エジミウソン選手のキックが
横浜ゴールに迫るも
ここは気迫のダイビングヘッドで防がれる



中々ゴールを割らせない

なおもエジミウソン選手が詰めるものの
横浜の守りは最後で踏ん張る


フロンターレの攻撃は止まらない。我那覇選手がポストで繋ぎ、エメルソン選手とのコンビネーションで横浜に揺さぶりをかける。
続けてミドルシュートが炸裂。前線の選手の奮闘が光り、得点も間近かと期待は高まる。
だが、横浜も黙っていない。重心の低い流れる速攻で、フロンターレサイドに一気に迫る。
横浜は右サイドからフリーキック。低いボールはフロンターレの左側に迫り、前線の選手がヘッドでシュートを狙う。
この場面は危険だった。フロンターレDFの足が一瞬止まり、横浜の動きを封じる術が無かった。

フロンターレが攻勢

それでもフロンターレの優位に変化は見られず
だが、ゴール前の判断力が遅く
エメルソン選手も横浜DFのマークを受ける


あーれー、あーれー、あーれーフロンターレ〜
あれー、あれあれー、あーれーフロンターレ〜〜

前線の動きは徐々に本調子、だがバックラインの集中力が途切れがちのフロンターレ。
中盤前方から、横浜の選手がするすると抜けあがる。易々と突破を許してしまい、ゴール正面から強烈な一撃。
すっと浮いたボールは、笹原選手が必死のパンチ。それでもゴールラインに逃れるのが精一杯。
フロンターレも右サイドにスルーパス。林選手(背番号33:FW)が俊足を飛ばし、一気の突破を試みる。
鬼木選手も絡み、コーナーエリア付近での攻防が。しかしこれも横浜のスローインになってしまい、中盤までボールが戻されてしまった。

林選手の攻撃

林選手が俊足を飛ばす
横浜も森田選手(背番号25:DF)が
凄い形相で食らいつく



鬼木選手

腕の汗が光らせながら、鬼木選手が
足元でボールをキープ
だが、ここは横浜に軍配


ここまで押されがちだった横浜も、突如本領を発揮。中盤から鋭いパスを繰り出し、フロンターレDFのもたつきを尻目に一気に前線へ。
瞬く間にゴール正面に迫り、体勢を崩しながらもシュート。続けてコーナーキックを得、ボールはファーサイドに流れつつも、シュートの姿勢に持ち込まれる。
フロンターレサイドのプレー時間は増えるばかり。横浜は両サイドのスペースを見逃していない。
フロンターレも時折反撃するも、即座に横浜の反撃。フロンターレのDFは数が手薄で、一気にゴール前に詰め寄られる。
ペナルティエリア直前で、笹原選手が何とか飛び出し、スライディングでボールを蹴り出す。

フロンターレは林選手を下げて、渡辺選手(背番号30:MF)を投入。しかしこれで中盤のバランスが崩れたのか、横浜に思うがまま攻め込まれる。
横浜が一気に前線にフィード。前線の選手に見事に繋がり、コーナーキックのピンチを迎える。
おやおや、横浜のサポーターが面白い看板を掲げているぞ。早速撮影致しますか。
シャッターボタンを押した瞬間、撮影された画像にはフロンターレゴールに吸い込まれるボールの姿がくっきりと。
何てこった、まさか失点を喫してしまうなんて・・・。

増田選手の攻撃

選手後退の微妙なあやか
中盤のバランスが一気に崩壊
横浜がそれを見逃す訳無い



後藤選手のシュートが決まる

試合とは無関係な画像を撮影したつもりが
見事な失点シーンが(涙)
実に皮肉だ


この試合を落とすようでは、もうリーグ戦も絶望だ。サポーターは一瞬沈黙するも、直ぐに応援再開だ!
オオオーオオオオオー
フォルツァーフロンターレー!

だが、フロンターレの選手は意気消沈。動きに精彩を欠き、反撃の糸口すらおぼつかない。
中盤でフリーキックを得るも、我那覇選手に渡ったところでオフサイドの判定。横浜も初勝利に燃えるべく、左サイドをするすると抜け出し、勢いが衰える気配は皆無。
ここはスライディングで攻撃を断ち切る。それでも横浜は優位にボールを回し、なおもピッチを支配する。
が、ここで横浜のパスミス。フロンターレはボールを奪うや否や、左サイドのエメルソン選手へ。
フリースペースを一気に駆け上がる。横浜の水原選手の飛び出しも巧みに交わし、ボールを小さく蹴り込む。
ボールはゆっくりと横浜ゴールへ。やったぞ!同点だ!!

エメルソン選手の得点

エメルソン選手のゴールは
横浜ゴールに静かに吸い込まれる



喜びまくるサポーター

鬱憤がたまったサポーターも大爆発
ビバ!エメルソン!ビバ!エメルソン!!


サポーターも元気復活。この勝負、絶対に90分でケリをつけるぞ!
オ〜フロンターレ〜
オ〜、川崎オーオー
オ〜〜フロンターレ〜
オーオオーオオオー

選手たちも調子が乗ってきた。中盤の連携の悪さは相変わらずだが、動きは俄然良くなって来た。
中盤から前線にスルーパスを連発。途中投入の塩川選手(背番号24:MF)もきびきびした動きで、左サイドをかき乱す。
対する横浜の選手達は、すっかり意気消沈。反撃をするも今までの緊迫感は失せ、単発に終始する。
フロンターレは連携の悪さは解消されずも、勢いでは圧倒。横浜サイドに盛んに攻め込み、横浜にプレッシャーを与え続ける。
後は90分内に決着をつけるのみ。後半も僅かであるが、最後まで望みは捨ててなるものか。

今野選手にパスが通る

今野選手にパスが通る
続けて横浜ゴール前にセンタリングが
もう後は勢いで圧倒するぞ


バモーオオ、おおーフロンターレ〜
バモーオオ、おおーフロンターレ〜
おおおー、おおおおーおーお、おーおおお、おーお
ララーラララーラララーラララーララ〜〜ラ〜

試合の流れは、完全にフロンターレ。塩川選手の切れの良さに、横浜ディフェンスも追い付くのが精一杯。
・・・いや、全体的には足が止まっている。横浜も中盤でパスを奪うや、一気に前線に迫ってくる。
フロンターレディフェンスを振り切り、ゴール前にスルーパスが。横浜もまだ勝負を捨ててはいない(当然だが)。
フロンターレも速攻に転じ、ゴール前のエメルソン選手へ。横浜の選手にボールをぶつけ、コーナーキックのチャンスを得る。
後半も残り時間は僅かだ。このチャンスを逃してしまうと延長突入か・・・。
一度はチャンスを失うも、再びコーナーキック。今野選手が繰り出すボールに、箕輪選手がヘッドで押し込む。
ボールは豪快に横浜ゴールを揺らす。延長も覚悟したが、これで試合は頂きだ!

今野選手のフリーキック

今野選手が静かに身構える
緊迫した空気が、周囲を覆う



箕輪選手の得点

直後、箕輪選手のヘッドが炸裂
ゴールの隅に、豪快に突き刺さる



得点を喜ぶ箕輪選手

得点を決めた箕輪選手は
闘志を秘めたガッツポーズ
イレブンからも祝福が


もう勝利は確信だ。後は時が流れるのを待つばかり。
熱狂的なサンバのリズムの中、試合は終了。劇的な試合ながらも、冷静に結果を振り返れば、2-1と薄氷の勝利。
正直、横浜が相手ならば、もっと健闘して欲しいのが本音。数試合を振り返ると、横浜も実力を増しており、次回以降は侮れない相手になるだろう。
この試合で特筆できたのは、両者警告が0だったこと。クリーンなプレーには、惜しみない拍手を贈りたい。

個人的に印象に残ったのは、試合終了直後、横浜の森田選手が崩れ落ち、悔しそうに地面を叩いたシーン。
その闘志を、フロンターレも見習って欲しい。闘志が全てとは思えないが、プロである以上は、直向さは必須だから。

ピッチを去るフロンターレの選手たち

それでも貴重な勝ち点3をゲット
少しでも上位に迫るべく、大切なゲームを
ものに出来たのは、素直に評価したい



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