横浜FC VS 川崎フロンターレ

〜 第81回天皇杯 第4回戦 〜



日   時 2001年12月16日 13:00
試合会場 徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場 (徳島県鳴門市)
天   候 晴れ
観 客 数 2,663人
試  合  結  果
横   浜 前  半 川   
後  半
     
     
     
得   点   者
神野 卓哉 83分   51分 阿部 良則
      61分 今野 章
      65分 阿部 良則






前節J1の札幌を、延長戦の末撃破。天皇杯では別人の如く、絶好調のフロンターレ。
この日の対戦相手は、J1東京を破り、フロンターレ同様J2の横浜FC。
横浜FCとは相性が抜群。今季6連勝で負けなしである事実は、誰もが知るところ。
6連勝ならば7連勝を狙うべし。こうなれば勝利は疑う余地すらない。
超攻撃的な4トップの布陣も、横浜FCに無敵のフロンターレは、恐れるまでも無い。
ここまで好条件が揃えば、後は勢いで圧倒すべき。リーグ戦・ナビスコ杯の再来を期待し、勝利を確信するのみだ。

横浜FCのゴール裏

試合開始1時間30分前
横浜FCのゴール裏は
横断幕も多数飾られ
サポーターも結構な人数が
早くも熱気がほとばしる



フロンターレのゴール裏

対するフロンターレのゴール裏は・・・
人が・・・誰もいない(泣)
J1札幌を撃破したのに
このしらけムードはどうしたことやら



浦上・吉原選手がアップ中

サポーターが集まるまで、ピッチを注目しよう
トラックの一角では、浦上(背番号1)
吉原(背番号34)、両GKがアップ中
観客席の閑散さは気に留めず
集中力を徐々に高めつつあるようだ



フロンターレサポーターも終結

フロンターレ側に人が全然集まらないのかと
一時は危惧の念を覚えたが
キックオフ直前には、相当のサポーターが集結
今日も全力で、選手たちをサポートするぞ!


相手が横浜FCじゃ、無条件で勝つっきゃない。キックオフと同時に、毎度のパターンで応援開始。
オ〜〜〜、フーロンターレ!
オ〜〜〜、川崎オーオ〜

攻撃重視の横浜が、早々に攻め立てる。いきなり右サイドを深くえぐり、フロンターレのファウルを誘発。
横浜のフリーキックから、フロンターレゴール前の混戦へ縺れ込む。こぼれ球を高木選手(背番号14:MF)が、思い切ってシュートの体勢へ。
序盤は横浜が積極的にボールをコントロール。驚異は余り感じないものの、横浜のボールは何度もフロンターレ側のゴールラインを割り込み、浦上選手(背番号1:GK)はゴールキックで忙しい。

フロンターレも徐々に反撃に転じるも、横浜の守りも冴えている。
対する横浜の守備であるが、手薄かとも思ったが、予想以上に堅い守りを誇っている。
素早い動きでボールに追い付き、フロンターレの攻撃を封じている。人数で手薄な分は、スピードで見事なフォローだ。

横浜の攻撃

横浜独特の4トップは
早くも鋭い攻撃を仕掛けて来た
フロンターレの守備もそこそこ安定
幸先のピンチは事無く過ぎる


中盤より前の位置で、横浜が左右に素早いパス。フロンターレは鬼木選手(背番号7:MF)が足を伸ばしてパスカット。
・・・と思いきや、足の短さ故か(失礼)、ボールは再び横浜の元へ。中盤での激しい攻防を経た後に、フロンターレは縦パスを前線に放つ。
パスの先には阿部選手(背番号16:FW)の姿が。横浜の守りは手薄と化し、ここは相手GKと1対1か。

期待を抱いたパスであったが、僅かに長かったようで、横浜の水原選手(背番号1:GK)が抑えてしまう。
続けて土居選手(背番号15:DF)が低いパスを繰り出し、最後は横浜ゴール前に低いボールが。
しかし、これも水原選手の手中へ納まる。フロンターレは横浜ゴール付近でボールをキープするも、混戦の中から一歩前に繰り出せない。

フロンターレは乱雑な悪い癖が飛び出し、鬼木選手が早くもイエローカードを受けてしまう。横浜は直後のリスタートから縦パスを繰り出し、一気の逆襲を狙って来た。
フロンターレもスライディングで食い止める。鬼木選手を経由して、細かくパスを繋いで前線に押し戻す。
左サイドから大きなセンタリング。だがこれも、水原選手がキャッチ。
フロンターレの攻撃リズムは悪くない。だが、ゴール前のプレーに関しては、幾分淡白な傾向だ。

伊藤宏樹選手の守備

横浜のサイドアタックに対し
フロンターレは伊藤宏樹選手(背番号25:DF)が
素早いマークに入る
ボールを奪い戻し、逆襲開始だ


フロンターレは伊藤宏樹選手がボールを奪い戻し、左サイドを展開。だがパスが大き過ぎたか、ボールはタッチラインを今にも割りそうだ。
ダメか・・・一瞬諦めかけたその時、阿部選手が猛然と追いかけ、ラインぎりぎりの位置で追い付いた。
そこから低いライナー性のパスが放たれた。ボールは横浜ゴール前を、疾風の如く突き抜ける。
水原選手はボールコースを読み違え、横浜ゴールはがら空き同然。だが、フロンターレも誰も対応出来ず、このチャンスは逃してしまう。

横浜も直後速攻に転じ、鋭いラストパスを放つ。小野選手(背番号18:FW)が猛然と突っ込むも、浦上選手がボールを地面に押さえつける。
フロンターレも負けじと猛反撃。横浜ゴール正面にボールを送り、立て続けにシュートをお返しする。
最前線では阿部選手が大奮闘。横浜ゴール間近の位置で、激しいプレーを繰り広げる。
接触プレーの影響からか、阿部選手が地面に倒れこむ。負傷者が発生したにも関わらず、プレーは中々中断されずじまい。
サポーターも一同心配の余り、盛んに「阿部」コールを繰り出す。

小野選手が突っ込んでくる

クロスボールに対し、横浜の小野選手が
突っ込みを仕掛ける
フロンターレも浦上選手が抑え
一瞬のピンチを脱する



阿部選手が1トップ

前線が充実した横浜に対し
フロンターレは阿部選手が1トップ
横浜ゴール付近で、激しいプレーを盛んに演じる


前半は1/3程度経過。横浜は依然として攻撃最重視の布陣。
フロンターレのクリアもやや小さい。横浜はそれを利用してか、ミドルレンジから盛んにシュートを放つ。
だが、横浜の突破力は中途半端。フロンターレも増田選手(背番号11:FW)を右サイドに追い詰めて、早い段階で反撃の芽を摘む。
フロンターレも中盤までボールを戻す。前線の様子をじっくり見極めるものの、横浜のチェックも想像以上に厳しい。

横浜も速いパスから、右サイドへ。吉武選手(背番号3なのにFW)の切れ込みに対し、フロンターレも3人がかりで攻撃を食い止める。
激しい競り合いは更に継続。小野選手と鬼木選手が、懸命のボールの競り合いを演じる。
この時間帯はやや劣勢なフロンターレ。サポーターも熱い声援で、ピッチ上の選手を盛り立てる。
オーオオー、レッツゴー川崎〜
オーオオー、フロンターレー

大塚製薬の工場

派手なエメラルドグリーンの建物は何?
正解は、大塚製薬の工場
ここ鳴門は大塚製薬の城下町なのか
街外れには大きなポカリスエットの絵が
建物の壁に大胆に描かれていた


横浜がコーナーキックのチャンスへ。ファーサイドのボールに対し、森田選手(背番号25:DF)が飛び出す。
フリーの体勢からヘディングシュートを狙うものの、ボールは流れてしまう。フロンターレもすかさず右に展開し、瞬く間に横浜ゴールへ迫る。
桂選手(背番号12:MF)が鋭いセンタリングを放つ。創成期からチームを支える桂選手のプレーに、サポーターも盛大なエールを贈る。
ううむ、これだけキレのある選手を、どうしてリーグ戦で使わなかったのだろうか??
ましてや今季限りでクビなんて・・・、信じられないのですがねぇ。
おーおかつら、ひでき!
おーおかつら、ひでき!

増田選手のシュート

その後はフロンターレは小休止・・・のつもりが
横浜の攻撃は止まらず、中盤で活発な試合運び
横浜はミドルレンジから、増田選手がシュート
精度は低いながらも、ことシュートの本数では
横浜がフロンターレを、圧倒的に上回る


横浜の攻勢がしばらく続くも、フロンターレもようやく反撃開始。
サイドチェンジを基点に速攻に転ずる。センタリングの流れ球を、阿部選手が強烈な一撃。
角度が厳しいためか、横浜のゴール枠には収まらず。横浜は中盤までボールを戻し、今度は左サイドにパスを放つ。
フロンターレも土居選手が対応。一瞬クリアミスを犯しそうになるも、最後は大きく前に蹴り返す。
そして中央から左へ。横浜の守備はまたも手薄となり、フリースペースをドリブルで一直線に駆け上がる。
ゴールライン付近に迫り、鋭いクロスボールが放たれた。逆サイドの阿部選手がトラップするや、すかさずシュートをお見舞いだ。
だが、これも角度が厳しい。阿部選手の動きは優れながらも、その他選手のシュートに対する意識が、今ひとつ物足りない。

前半の残り時間も減少の一途。横浜も猛然たる攻撃を披露。
ミドルレンジから頻繁にセンタリングを繰り出す。フロンターレもここは単純に、クリアで対抗。
ならばと横浜は、ミドルレンジからシュートを放って来る。ゴールから相当の距離がある為、危険性は余り高くない。
しかし、過度の油断は禁物。一瞬でも気を抜こうものならば、横浜の4トップは黙っていない。
左右から盛んに選手が飛び出す。破壊力は控えめながらも、攻撃に加わる人数が多いためか、いささか心配の念が残る。

吉武選手が迫る

横浜の吉武選手が
フロンターレのペナルティエリア付近に迫る
背番号3なのに、その実態はFWだったりして
フロンターレも高田選手(背番号2:MF)が
スライディングで行く手を阻む



フロンターレサポーター

度重なる遠征にも関わらず
サポーターの応援も熱を帯びる
当の私は、かなりへたっていましたが
それなりに大声を張り上げされて頂きました


横浜はやがてフリーキックのチャンス。フロンターレゴールを目掛け、ぐんぐんとボールが迫る。
一度はタッチラインを割るも、なおも横浜のスローイン。ボールはフロンターレのペナルティエリア内に入り、ゴールを背に、両者が激しくつばぜり合い。
詰まったようなこぼれ球から、横浜の選手が振り向きざまのシュート。フロンターレもこの危機を乗り越え、何とか中盤までボールを戻す。
サポーターの絶叫が周囲の工場に反射。結構な反響が周囲にこだまし、応援は高揚の一途を辿る。
レッツ・ゴー、レッツゴー(ドンドン)
レッツ・ゴー、レッツゴー(ドンドン)

この熱気に後押しされ、フロンターレも再び攻め戻す。高田選手がドリブルで駆け上がり、横浜ゴール前でボールをキープ。
粘りに粘り、見計らったセンタリング。ボールは横浜の選手に当たり、そのままゴールラインを割り込んだ。
前半も残り僅か。このコーナーキックで、先制点をゲットするぞ!
久野選手(背番号23:MF)が放ったボールは、更にフロンターレが繋ぐ。しかしここも詰めが甘く、最後は水原選手の手中止まり。
どうもピリッとしない。横浜の守備力も徐々に落ちているので、前半の間に先制点を要求したいのだが。

桂選手が前へ

桂選手が横浜のパスカットに成功
中盤からの切り返しは
それなりに早いのだが
肝心のゴール前が、いささか物足りない


前半も残り時間は僅か。この時間帯なるや否や、横浜が厳しい攻撃を仕掛ける。
小野選手からセンタリングが放たれる。神野選手(背番号26:FW)が一瞬の隙を狙い、鋭いヘッドをお見舞いする。
しまった・・・。あわや失点を覚悟するも、運良くフロンターレゴールの外。幸運にも救われたフロンターレは、前半を無失点で切り抜けた。

横浜相手に互角の内容。フロンターレは最後の形が崩れ、決定的なシュートチャンスが生み出せないのか。
シュート本数ひとつ取っても、明らかに横浜より劣る。守備面は悪くないので、後は精度の高い攻撃を希望したい。
後半にチャンスは絶対訪れる。漠然とした願いではあるが、それを信じて応援するだけだ。

後半戦を前にしたサポーター

後半を直前に控え
応援するサポーターの光景
こう見直すと、アウェイまでに駆けつける方って
大体同じメンバーなんだなぁと、妙に納得


程なく後半の45分がスタート。サポーターのボルテージも前半から高く維持され、熱い声援がこだまする。
オーオオー、レッツゴー川崎〜
オーオオー、フロンターレ〜

ピッチ上の選手達もそれに呼応し、序盤からフロンターレが攻勢だ。左サイドから低い鋭いクロスが放たれ、最前線の阿部選手へ。
このままシュートの体勢へ・・・。ここは横浜の選手に倒されてしまい、奇しくも先制ゴールとはならず。

阿部選手の攻撃

阿部選手に絶好のパスが
だが、背後から横浜の選手が迫り
このチャンスは逃してしまう


対する横浜も即座に反撃。フロンターレのサイドがぽっかり開いてしまい、そこへ大きなパスを放つ。
横浜の横山選手(背番号13:MF)が懸命に追走。ゴールライン付近でボールに触れるや、お返しとばかりにラストパスを放つ。
続けて横浜のコーナーキック。低いライナー性のボールがフロンターレゴールを横切り、激しい攻防が繰り広げられる。

横浜の猛攻を耐え抜いたフロンターレは、再び反撃ののろしをあげる。横浜サイドに一気に攻め込み、今野選手がシャープなセンタリング。
パスの先には阿部選手が。決定的なチャンスと期待するも、迫井選手(背番号27:DF)と接触し転倒。
塩川選手(背番号24:MF)も後に続かない。今回もダメなのか・・・。
そう諦めた瞬間、均衡を切り裂いたのは、阿部ちゃんの豪快な一撃だ!
ボールは横浜の選手の間をぬって、横浜ゴールに突き進む。選手の影から出現したボールに対し、水原選手も反応ならず。
そのまま横浜ゴール角に吸い込まれ、こう着状態を打ち破った。
う〜ん、最高だ〜。惚れ惚れするようなシュートだぞ〜。
あ・べ・よ・し・のーり、ゴール!ゴール!
あ・べ・よ・し・のーり、ゴール!ゴール!

阿部選手のシュート

阿部選手(右隅)が、横浜の選手の
影に隠れながらも
思い切った一撃を放つ
水原選手も追い付けず
待望の先制ゴールが決まったぞ!



ベンチに駆け戻る阿部選手

阿部選手はその足でベンチへ駆け込む
大勢の選手・コーチに囲まれ
惜しみも無い祝福を受ける


リスター後は横浜もじわじわと反撃。ぶ厚い攻撃でフロンターレゴールに迫るものの、伊藤宏樹選手らが体を張って耐え凌ぐ。
続けて横浜の鋭いコーナーキックが、フロンターレゴール前を通過。続けて低い危険なボールが、フロンターレゴール前に転がる。
ここはタッチラインを割り込み、一度はピンチを凌いだかに見えた。しかし、横浜の攻撃も執念深い。
横浜サポーターも横浜!横浜!横浜!ヘイヘイヘイヘイ!と盛り立てる。この応援に呼応を合わせるように、低い重心から猛然と波状攻撃を食らわせる。

横山選手と塩川選手

横浜の横山選手と
フロンターレの塩川選手(背番号24:MF)が
激しいつばぜり合いを演じる


横浜の猛攻はひと段落。フロンターレも中盤までボールを押し返す。
フロンターレはフリーキックのチャンスを掴む。久野選手が繰り出したボールはは大きく曲がり、一瞬にして横浜ゴールへ突き進む。
これは水原選手が抑えるも、もはやフロンターレの押せ押せムードは、誰にも止められない。
左サイドのスペースにボールが放たれ、フロンターレが一気に突き進む。一度は重田選手が食い止めるも、僅かな時間稼ぎに過ぎなかった。

一度は横浜のコーナーキックから、絶体絶命のピンチを迎えたのも事実。だが直ぐに反撃に展じ、今野選手へ縦パスが放たれた。
一回目は水原選手がキャッチするも、続けて絶妙のパスが。お誂えとばかりに今野選手が蹴り込み、これで2点目をゲットだ!
怒涛の得点劇に、サポーターも大満足。今野選手らしい、滑らかで美しい、ただただ素晴らしいシュートであった。
オーレーオレオレオレ〜、こんのー、こんのー
オーレーオレオレオレ〜、こんのー、こんのー

今野選手のシュートが決まる

横浜の守備より一歩早く
今野選手が右足を振り抜く
鮮やかなシュートが決まったぞぉ〜
筆者もカメラを掴みつつ
気持ちよくガッツポーズさせて頂きました


こうなったら試合は貰ったも同然だ。選手の動きも俄然輝きを増すばかり。
塩川選手も軽快なステップワーク。横浜の選手が止めに掛かるも、蝶の如く軽くあしらう。
鮮やかな舞には、見るものを魅了するばかり。横浜も森田選手が警告で止めるのが、せめてもの抵抗に過ぎない。
再び久野選手の出番が訪れた。さあ、ここは一発ぶちかますぞ〜。
久野選手の鮮烈なフリーキックに、水原選手は微動だせず。ボールは惜しくもネットに乗っかるも、試合は完全にフロンターレが支配し切ったぞ〜。

塩川選手のドリブル

「蝶が舞うように・・・」といった比喩があるが
塩川選手のドリブルは、まさしくそれに該当
横浜の選手をすらすらと振り切り
ただ鮮やかとしか表現出来ない



久野選手のフリーキック

そして久野選手の強烈なフリーキック
おお!フロンターレサポーターにとっては
たまらない時間帯だ
鳴門まで駆けつけて、本当に良かった


直後は横浜も反撃に転じる。ショートコーナーからのセンタリングを浦上選手がキャッチするや、前線へ一直線のパスが。
ボールは一瞬にして、阿部選手の足元へ。パスを受けた数秒の後に、電光石火のシュートが炸裂!
横浜ゴールネットを大きく揺らす。阿部選手はサポーターの近くに駆け寄り、得意満面のガッツポーズ!
完璧すぎる得点劇にサポーターも大興奮。余りに劇的なゴールシーンで、まともに撮影出来ぬまま。
この優越感は、言葉では表現し切れない。ゴール裏に居合わせた者しか体験不能な、至極の瞬間だ。
あ・べ・よ・し・のーり、ゴール!ゴール!
あ・べ・よ・し・のーり、ゴール!ゴール!

阿部選手のゴール直後

浦上選手からゴールまでの時間が異様に短く
ネットから跳ね返りのボールを撮影するのが
精一杯であった
ガッツポーズをとり損ねてしまい、申し訳ありません



大興奮のサポーター

阿部選手のガッツポーズが飛び出し
サポーターもますます大興奮
大金をと体力を費やしただけの
価値があったなぁ〜


これで勝負は決着したも同然。横浜も懸命に反撃を繰り広げるも、3点リードを得たフロンターレは、守備も余裕で対処する。
更にゴールを狙うべく、我那覇選手(背番号17:FW)が見せ場を披露。ポストプレーと横浜の選手を見事に偽り、パスを受けるや振り向きざまのシュート。
水原選手の飛び出しも間に合わず、ボールは無人の横浜ゴールへ。これで4点目と思ったものの、惜しくもポストの外を通過。
いやはや、これで我那覇選手が決めてくれたら、何ら文句も浮かばなかったのに。
サポーターから「6点取るぞ」との声も漏れる。ゴールデンウイークの圧勝の再来を、心から期待するばかり。

我那覇選手のシュートは外れる

我那覇選手の一撃は外れる
もうちょっと横浜の選手と
距離が開いていれば、余裕でシュートを打てたかも


横浜も懸命に反撃を試みる。対するフロンターレは、全く慌てた素振りを見せない。
横浜の猛攻を食い止めるや否や、高田選手から中盤へパスが。鬼木選手がそのボールを受け、素早いドリブルから積極的に前線へと迫る。
ラストパスと欺きつつ、最後は珍しく自らシュートを繰り出す。横浜ゴールのサイドネットを豪快に揺らす。
続けて塩川選手から今野選手へリレー。今野選手が鋭いセンタリングを繰り出し、攻撃の手を緩める素振りは感じさせない。

ん??私の近くに、地元の子どもが沢山寄って来る。「ユニフォームに書かれた選手のサイン土居選手のサインは、本物なの?」と質問が。
応援を続行しながら、「もちろん、本物だよ」と回答。なになに?腕に巻いてある、キャプテンマーク'99年のキャプテンマークをよこせって???
ゲェ〜それだけは勘弁して。中西哲生氏の熱き魂が込められた、由緒正しき本物のキャプテンマーク。
これはフロンターレの宝同然。これを鳴門の地に残したら、サポーターから袋叩きにあいかねない(笑)。
もっとも地元の子ども達からすれば、単なる腕巻きにしか映らなくて当然か。ユニフォームに書かれたサインに対し、羨みの視線が集中する。
ならば試合後にサインをもらってね。地元出身の土居ちゃんならば、親身になってくれると思うよ。

横浜も一矢報いる

横浜も一矢を報いる
ゴール前の混戦からシュートを放ち
荒れた地面で不規則なバウンド
浦上選手も抑え切れず
弾いたこぼれ球を、神野選手に蹴り込まれた


神野選手のゴールが決まるも、慌てた空気は流れない。後は堅実に試合を進め、勝利の瞬間を待ちわびるのみ。
オ〜〜〜、フーロンターレ!
オ〜〜〜、川崎オーオ〜

横浜も必死に食い下がるものの、フロンターレの支配を覆すには至らない。フロンターレは横浜のボールを奪い取るや、右サイドでフリーに構える塩川選手へ託す。
塩川選手も豪快なドリブルから、キレの一撃を放つ。直後、ペナルティエリア内の我那覇選手も続き、最後の最後まで、攻撃の手を緩めない。
2点リードにサポーターも安堵。軽妙な関西限定バージョンの応援も飛び出し、タイムアップを迎えるのみ。
試合はこのまま幕を閉じる。横浜FCに対し、破竹の7連勝!
磐石の勝利に満足の声が漏れる。鳴門まで駆けつけ、応援した甲斐があったものだ。

塩川選手が容赦なき一撃

塩川選手が容赦なき一撃を放つ
もはやフロンターレが一方的な展開となり
後は主審の長い笛を待つばかり



勝利を喜ぶサポーター

勝利の瞬間、サポーターが最前列に駆け寄る
んん?地元の子ども達が
選手達のサインを欲しがっているでは
さあ、ペンを貸すぞぉ・・・
あらら?ペンを取り出したのに
子ども達に無視されてしまった(恥)



土居選手に花束が

サポーターの元に駆け寄る土居選手に
花束が贈られる
土居選手よ、長い間本当にありがとう
本当に今季限りなのか
未だに信じたくないよぉ〜


横浜FCを撃破し、J2で唯一の8強入り。次の対戦相手が東京ヴェルディと来れば、4強もちらつく。
エジムント選手なんて怖くない!弱虫ヴェルディを打ち破り、神戸まで突き進むぞ!
・・・と書いたものの、遠征三昧でボロボロの私。毎週毎週遠征では、体力も磨耗して当然か。
ああ疲れたぁ〜。申し訳ないですが、試合の感想は勘弁してください。

後片付けをする横浜FCサポーター

岡崎城の天守閣(復元らしいが)をバックに
後片付けをする横浜FCサポーター
試合中は圧倒的なビッグフラグも
こと持ち帰るのは大変そう
どうもご愁傷さまでした(笑)



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