これらの情報は、以下のページを参考に、筆者が独自に集約したものです。

2000/12/26
ヴァンフォーレ甲府の経営危機が表面化。チーム運営会社(株)ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ(代表取締役社長 深澤 孟雄氏:当時)が、山梨県などに追加支援要請。
’00年度決算は6,000万円の赤字。累積赤字も4億3,000万円に達する。
山梨県がヴァンフォーレ甲府問題のページ「ヴァンフォーレ甲府の経営危機について」を公開。
県民から幅広く意見を収集し、今後の運営に反映させる意向。


2000/12/30
「ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会」(幹事 渡辺登氏)が発足。チーム支援を主体とした、一口1,000円の募金活動を発足。
発足会上、クラブ側が来季の経営方針を公開。23歳以下の選手主体に25人体勢、選手人件費を6,000万円に縮小する方針が明らかに。
サポーターらによる活動も活発化。甲府駅前で署名活動を実施。
全国各地でも、自発的に署名活動が敢行された。
山梨県議会議員から構成される「ヴァンフォーレを支援する議員有志の会」もこの頃発足。


2001/01/05
甲府市役所の市職員有志30名が、「ヴァンフォーレ甲府を支援する甲府市役所の会」を結成。


2001/01/08
ヴァンフォーレ甲府の存続を求める募金や署名活動が、成人式会場など山梨県内各所で実施。
署名数は累計で2万を突破。


2001/01/11
韮崎市サッカー協会、韮崎市役所サッカー部が募金活動を開始。
山梨県のホームページによると、この頃までにチーム存続を求める意見が約9割に達したと発表。
ホームページのアクセス件数も35,000件突破。問題が幅広く認知されるようになる。
その一方、安易な税金投入に反対する意見なども多い。


2001/01/12
天野山梨県知事(当時)が談話を発表し、'01年度のチーム存続意向を表明。


2001/01/14
ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会が、JR甲府駅南口にて総決起大会を開催。
300名の県民らが参加。
大会宣言採択後、サポーターらがJR甲府・韮崎・田富駅前で募金・署名活動を実施。
募金合計額は、500万円に迫り、署名数も数万を確保(累計4〜5万名程度:判明分のみ)。
「ヴァンフォーレの会」が結成。サポーターら21名で構成。


2001/01/15
ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブが臨時締役会を開催。
今後の対応などを協議。


2001/01/16
甲府市議会の議員有志により、「ヴァンフォーレ甲府を支援する甲府市議会議員有志の会」(仮称)が発足される意向。


2001/01/18
ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会が第2回推進メンバー会議を開催。
募金額の中間集計が発表。述べ6,400人から6,971,776円もの寄付が集まる。


2001/01/19
Jリーグの川淵三郎チェアマン(当時)が、山梨県・甲府市・韮崎市などを訪問。
山梨県知事・両市長らと会談し、ヴァンフォーレ甲府存続協力を要請。
天野県知事(当時)は「県が追加出資する考えはないが、県民の支援体制を大きく構築し、存続に向けた新たな支援策を検討」と表明。
また山梨YBSグループも、テレビ中継実施の意向を表明。
甲府市役所の幹部職員183名が、クラブサポーター個人会員への加入決定。
山本栄彦甲府市長もその一人。

山梨県サッカー協会(会長:横森 一成氏:当時)が、ヴァンフォーレ甲府に支援金100万円を贈ることを決定。


2001/01/23
竜王町役場サッカー部(部長:加々美 英氏)で、部員全員がクラブサポーター個人会員に加入決定。

余談:筆者も加入するか、真剣に検討・・・していた時期もあった。


2001/01/24
ヴァンフォーレの会がヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ、27項目にわたる要望書を提出。


2001/01/25
ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブと支援団体(山日YBSグループ・山梨県・甲府市・韮崎市)の間で、経営に関する方針がまとまり、山梨県庁で調印式。
この席で、2001年度中のチーム存続が正式に決定。年間運営費は2億円程度となる模様。
また、各者の主支援内容は、以下の通り。

<山日YBSグループ>
運営費用の3,000万円を融資(既実施)
<山梨県>
スタジアム使用量の減免(年間1,000万円程度)

なお、2001年度中に以下の目標が達成不能ならば、2002年以降の存続打ち切りの申し合わせも決まる。
(1)平均観客動員数3,000人以上
(2)クラブサポーター5,000人以上
(3)5,000万円程度の広告料収入の確保
主要株主間で「経営委員会」を設置。定期的に経営状況のチェック実施へ。
メンバーは山梨県・山日YBSグループから各2人、甲府・韮崎両市から各1人の合計6名。


2001/01/29
山梨県職員からなる有志募金が、ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会に230万円あまりを寄付。


2001/01/31
ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの新社長に、山日YBSグループ広告代理店アドブレーン社常務取締役の海野 一幸氏が内定ほか、上層部を刷新。
深澤 孟雄現社長は、会長に就任予定。他の上層部も取締役としてチームに残留。
ヴァンフォーレ甲府を支援する甲府市役所の会が、職員から集めた6万円余りの募金を、ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会に譲渡。
同会の累計募金額は、現時点で177万6000円にも達するという。


2001/02/03
ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会の活動が今年9月まで延長決定。
会が主催する募金額の累計は、1,000万円を突破(本当に凄い!)。
募金者数も10,000万人超。


2001/02/05
運営会社のヴァンフォーレ山梨スポーツクラブは、ブラジルパルメイラスとの間で、選手レンタル無料移籍の協力関係を締結した事を公表。
同チームから3名、1年契約で移籍する予定。

※これは手強い。フロンターレも楽勝ムードじゃ済まないぞ!
県PTA協議会は、ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会に寄付金25万円を贈呈。


2001/02/15
ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの人事が刷新。
臨時株主総会にて、新社長に海野 一幸氏らが選出。現社長の深澤氏は会長に就任。
この席にてブラジル人監督らの人件費が、今季の経営を圧迫する可能性を示唆。


2001/02/16
広域ホームタウン連絡会議が開催。ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの海野社長が自治体に対して支援要請。

※広域ホームタウンは、甲府市・韮崎市を筆頭に県内30市町村。
 (当時:2007年時点のホームタウンは山梨県全域)
ヴァンフォーレ甲府の存続を求める会は、集まった募金1,080万円余りをヴァンフォーレ山梨スポーツクラブに贈呈。

参考記事:がんばれヴァンフォーレ甲府(山梨県)


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