アビスパ福岡 VS 川崎フロンターレ

〜 J2 第3節 〜



日   時 2002年3月16日 15:04
試合会場 博多の森球技場 (福岡県福岡市)
天   候 晴れ
観 客 数 5,345人
試  合  結  果
福   岡 前  半 川   
後  半
     
     
     
得   点   者
篠田 善之 5分      
牛鼻 健 6分      
ビスコンティ 64分      
盧 廷潤 82分      


前節待望の初勝利をあげ、滑り出しは合格点のフロンターレ。
今季初のアウェイ戦は、悲劇と屈辱の地、博多の森球技場。
'98年の入れ替え戦で涙をのんだのは、長年のフロンターレサポータであれば、誰の記憶にも鮮明だ。
J1に昇格した開幕戦も力及ばず、返り討ちにあっている。過去の対戦は全て敗退と、苦渋の思いが募るばかりだ。
もうこれ以上負けられない。過去の昇格戦の束縛から放たれるためには、勝利以外の策は無い。
そう、J1に復帰するためにも・・・。

ゴール裏

博多の森のゴール裏に立つと
2000年の開幕戦の惜敗を思い出す
あれから2年・・・、福岡とJ2の舞台で
再戦するとは、全くの想定外だった



サポーターも応援開始

壮絶な過去がありつつも
試合前のサポーターはリラックスムード
それでも試合開始が近づくと
いつもの熱気が沸き起こる


福岡のサポーターが何やら挑発気味だ。そんなのに付き合う暇は無い。
過去の因縁など関係無い。今日こそは絶対に勝つ!それだけだ!!
お〜〜〜、フロンターレー
お〜〜〜、川崎ウォオ〜〜


フロンターレが開始直後に左サイドを展開。直後福岡の反撃を受けるものの、ここは即座に対応する。
ボールを中盤に戻して、ベンチーニョ選手(背番号9:FW)が巧妙なヒールパス。選手の動きも悪くないようだ。
が、試合は早々に福岡ペースへ。自力に勝る福岡が、じわじわと波状攻撃を仕掛けてくる。
素早いパスワークから、原田選手(背番号33:MF)がミドルシュート。福岡のスピードは明らかに上回り、フロンターレの選手たちは、のっけから手を焼いているようだ。

胴上げするサポーター

対するサポーターは余裕の胴上げ
おいおい、落ちて針を縫うなよ〜


福岡の勢いは圧倒的だ。軽快な左右のサイド攻撃に対し、フロンターレは相当苦しんでいる。
と、服部選手(背番号8:FW)が中央突破。フロンターレの選手を猛然と振り切り、ペナルティエリアへ驀進する。
続けて鋭いセンタリングが襲う。福岡の精度の高いパスワークに、フロンターレは対応に苦慮している。
福岡のロングパスは右サイドへ渡る。ゴールライン際で攻防が繰り広げられるも、福岡のコーナーキックになってしまった。

コーナーキックから、フロンターレゴール前では混戦にもつれ込む。懸命なクリアを試みるものの、福岡には通用しなかった。
至近距離から福岡のシュートが襲う。一度は浦上選手(背番号1:GK)が止めたかにも思えたが、篠田選手(背番号6:MF)に敢え無く押し込まれてしまった・・・。

福岡の先制点を喜ぶ

福岡の実力は本物だった
序盤からの勢いに圧倒され放題で
僅か5分余りで、先制点を喫してしまった


まだたったの1点だ。真の勝負はこれからだ!
お〜〜〜、フロンターレー
お〜〜〜、川崎ウォオ〜〜

フロンターレの動きはぎこちない。選手達も消極的なのか、ボールはバックラインの伊藤宏樹選手(背番号2:DF)へと戻す・・・。
な、何が起きたのだ??。福岡の速攻が目に映ったや否や、弾丸シュートがフロンターレゴールに突き刺さる。
DJの絶叫がスタジアムに響く。状況が飲み込めぬ間に、2点目を失ってしまった。
何たる悲劇なのか。歴史は再び繰り返されるのだろうか・・・。

2点目を失う

不用意なプレーから
福岡にボールを奪われてしまい
そのまま速攻を許してしまう
フロンターレの守備は手薄であり
突破を止める術は無かった


場内は地元サポーターの歓喜で包まれる。フロンターレサポーターも応援を再開するが、精彩は失せ、ショックは隠せない。
何とか視線をピッチに向けると、フロンターレも猛然と大反撃。福岡ゴールに一気に迫り、至近距離からシュートを放つ。
が、これは大神選手(背番号1:GK)のファインセーブに阻まれる。フロンターレは早くも力尽きたのか、その後は福岡の一方的な試合運び。
フロンターレの守備は隙間が目立つ。福岡はそこを見逃さず、盛んにパスを放ってくる。

福岡の猛攻を何とか凌ぎ、フロンターレも前へ切り返す。しかし、福岡の中盤も実に厚く、攻撃の活路が見出せない。
パスコースもまともに定まらない。まだ試合開始から10分程度というのに、フロンターレは隘路に迷い込んだのだろうか。

藤崎選手の攻撃

福岡のキャプテン、藤崎選手(背番号3:DF)が
積極的に攻撃に絡んでくる
本職はサイドバックの筈であるが
DFとは思えぬ攻撃性に
フロンターレの選手達も戸惑っている


アビスパオーレー!アビスパオーレー!
アビスパオーレー!オオー!!

フロンターレー!フロンターレー!
フロンターレー!オオー!!

福岡のコールにフロンターレサポーターも対抗。連続失点の直後は落ち込むも、応援を諦める言い訳にはならない。
福岡のゴール前で、細かいパスワークが。ボールはベンチーニョ選手の足元だ!
打て!シュートを打つんだ!!多くのサポーターが願いを込めて、ピッチに向けて絶叫する。
しかし、福岡の守備も実に堅い。前線の選手は勇気に欠けたのか、結局はシュートを打てなかった。

フロンターレは更に攻め続ける。だが、塩川選手(背番号15:MF)のサイドアタックも通用しない。
結局は福岡にボールを奪われ、盧選手(背番号10:MF)へ。怒涛のドリブルで、フロンターレサイドへと襲い掛かる。
ここは塩川選手が辛うじて食い止めた。福岡の守備が手薄な間に、フロンターレも鋭いパスを前線に送り込む。
これはビックチャンスかと思ったが、福岡の牛鼻選手(背番号13:MF)が追い付いた。塩川選手とゴールライン際での攻防の末、福岡のゴールキックになってしまった。

ベンチーニョ選手がシュートを打てず

フロンターレに数少なきチャンスが訪れた
ここはベンチーニョ選手がシュート・・・いや、打たない
福岡の驚異的な粘りで、打てなかったのか


ボールはゴールキックで中盤まで戻される。マルキーニョ選手(背番号10:MF)が回り込んで高いパス。
左サイドのベンチーニョ選手へボールは託された。福岡ゴールまで相当な距離があったものの、ベンチーニョ選手は思い切ってシュートを放つ。
ボールは福岡ゴール前で弾む。ベンチーニョ選手らしい豪快なシュートであったが、ここは大神選手が余裕で対処。
そして福岡の反撃へ。右サイドへ猛然と切れ込みを図り、フロンターレもここは守備で対抗する。

しかし、テクニックでは福岡が一枚上手。フロンターレのマークを個人技で振り切り、徐々にプレッシャーを加えてくる。
内藤選手(背番号5:DF)も積極的に駆け上がる。ビスコンティ選手(背番号11:FW)も精悍な表情から、シュートを狙ってくる。
緊迫した攻防が続いたものの、フロンターレもここは耐え抜いた。カウンター狙いで、最前線に大きなパスを繰り出す。
塩川選手が懸命に駆け上がる。ここはビックチャンスの到来かと期待したが、福岡も藏田選手(背番号21:DF)が追い付き、塩川選手はバランスを崩して転倒する。
福岡のレベルとスピードは、一桁違う印象。元J1の実力は決して侮れない。

塩川選手のクリア

福岡のぶ厚い攻撃が再び襲う
ここは珍しくセンタリングが流れ
塩川選手が先回りしてクリア


だが、塩川選手のクリアは中途半端で、牛鼻選手に渡ってしまう。左サイドをタッチライン際から回り込み、ペナルティエリアへと突破を図る。
この危機は塩川選手が守り抜く。いや、塩川選手も振り切られたが、牛鼻選手もコントロールミスしたと考えるべきだろう。

おやおや、ピッチの遥か遠方では、フロンターレがフリーキックのチャンスを掴んでいる。
ゴールから多少斜めであるが、絶好の位置だ。ベンチーニョ選手もここぞとばかりに、ボールを地面にセットする。
ベンチーニョ選手のフリーキックは、大きくカーブ。福岡ゴールに急接近するものの、必死にタッチラインに逃れる。
福岡サポーターの盛大なブーイングの中、フロンターレのスローインでプレーが再開。
これは福岡にクリアされ、ボールは中盤まで戻される。フロンターレもタイミングを見計らって、箕輪選手(背番号5:DF)が右サイドにパスを繰り出すも、塩川選手と呼吸が合わない。
数少ないチャンスも、自らのミスで逃してしまう。応援する立場からしても、歯がゆいばかりである。

原田選手のドリブル

原田選手がドリブルで迫る
福岡のスピードは明白に勝り
フロンターレは苦境の一途だ


福岡の猛攻に対し、フロンターレは対応すらままならない。積極的なパス回しの前に、手も足も出ない状況だ。
・・・が、フロンターレも突如反撃に転ずる。左サイドをドリブルで駆け上がり、鋭いクロスが放たれた。
前線の選手が体を反らしながらも、ヘッドで押し込んだ。ボールは福岡ゴールに突き刺さる。
決まったぞ!1点戻したぞ!!いや、その前に反則があったらしく、得点は泡と化してしまった。

幻のゴール

ようやく1点取り戻したと思いきや
このゴールは幻と消えた


しかも、悲劇はこれに留まらない。更に追い討ちをかける事態が、フロンターレに重く圧し掛かる。
中盤から放たれたボールに対し、両者の選手が激しく交錯。ピッチ上に選手が転倒する。
そのシーンを目の当たりにし、マルキーニョ選手の頭に血が昇ったのか。あ・・・マルキーニョ選手が福岡の選手に詰め寄っているではないか。
何か手らしきものが視線に入ったような気が、興奮して覚えていない・・・。正気に戻った時はすでに遅し、マルキーニョ選手に対し、主審からレッドカードが掲げられた。
まさかの退場劇に茫然自失。場内は騒然さを隠せぬまま、プレーが再開される。

これだけでは収束しなかった。ベンチーニョ選手が不服を覚えたのか、ふてぶてしい態度にて、福岡の選手にボールを投げつけた。
どよめきの空気の中、主審がベンチーニョ選手の元へ。天下の宝刀、イエローカードが静かに示される。
私はとっさに、落ち着け!と叫ぶ。今ここで冷静さを欠いてしまえば、反撃への道は閉ざされてしまう。
フロンターレのフリーキックでプレーが再開される。だがボールに精彩は無く、福岡に呆気なくクリアされてしまった。

マルキーニョ選手が退場

接触プレーの余波で、マルキーニョ選手がエキサイト
この退場はあまりに痛すぎる



ベンチーニョ選手が警告

しかもベンチーニョ選手も非紳士的プレーで警告
つまらない警告に対し、愕然たる想いは募るばかりだ


試合は荒れた展開へ。フロンターレの攻勢に対し、福岡がペナルティエリア付近でファウルを犯す。
ここは冷静にならなければ。ゴールから斜めではあるが、絶好の位置でのフリーキックだ。
ベンチーニョ選手が身構え、強烈なシュートが福岡ゴールに迫る。ボールは大神選手の直前でバウンドし、キャッチは相当に難しそうだ。
イレギュラーなボールに対し、岡山選手(背番号32:DF)と塩川選手がこぼれ球を狙い、福岡ゴールへと一気に詰め寄る。

だが、大神選手もベテランらしい冷静さ。ボールをうまく見送って、福岡のゴールキックへ場面は変わる。
試合はまだ荒れている。ピッチ中盤で塩川選手が倒され、藤崎選手に警告が示された。

シュートは入らず

ゴール前でバウンドする
ベンチーニョ選手独特のシュートが炸裂
しかし、ここは大神選手が、ボールを冷静に見送った


前半も30分を過ぎると、再び福岡の時間帯へ。右サイドの盧選手に浮かしたパスが渡り、一直線でドリブルでの突破を図る。
フロンターレのファウルで止めるのが精一杯なのか。福岡に危険な位置でのフリーキックを与えてしまう。
盧選手自らキックを担当。鋭いボールがフロンターレゴールに迫るものの、福岡のオフサイドで命拾い。

しかし、福岡の優位に変化は無く、更にシュートを連発する。
最後は緩いポールがゴールラインを割るも、福岡のコーナーキックへと変化。盧選手のショートコーナーは、彼自身にボールが戻り、すかさず鋭いセンタリングを繰り出す。
激しいヘッドでの応酬となるものの、運良くゴールキックへ。さあ、負けじと反撃だ!
オーオオオー、LOVEかわさきー、
俺たちと共に行こうぜ〜
オーオオオー、LOVEかわさきー、
ラーララーラララララーラララ・・・
俺たちの想いは〜、誰よりも熱く〜
に、光ると共に〜、
Football Together かわさきー

しかし、フロンターレは消極的なプレーが連発。バックパスも相当目立っている。
俺たちの必死な想いは、ピッチ上の選手たちに届かない。虚しさが無性にこみ上げるばかりだ・・・。

ビスコンティ選手のシュート

ビスコンティ選手がもの凄い形相から
強烈なシュートを放ってくる
勝負に対する意気込みが、ひしひしと伝わる



福岡の厚い攻撃

説明無用な、福岡のぶ厚い攻撃
フロンターレはとにかく守備を固め
嵐が過ぎ去るのを待つばかりなのか


前半も時間が少ない。福岡のバックラインが珍しく乱れ、不用意なバックパス?が転々とする。
大神選手も慌ててボールを蹴り出し、フロンターレのスローイン。ここはチャンスとばかりに攻勢を強め、コーナーキックのチャンスが到来した。
数少ないチャンスだけに、必ずや得点に結び付けたい。ニヤーサイドのボールは立て続けにクリアされ、コーナーキックは都合3連発。
オーレ!オーレ!フーロンターレオーレ!
サポーターも魂を込めて絶叫する。しかしこれも願い届かず、ボールはファーサイドに流れてしまう。

そして福岡の速攻を浴びてしまう。瞬く間に中盤まで戻されてしまい、左サイドを執拗に攻め立てる。
フロンターレもボールを奪取し、ベンチーニョ選手が前へ。前線の動きを見計らい、鋭いパスを繰り出した。
そこには飯尾選手(背番号26:FW)の姿が。パスを受けてドリブルで切れ込むも、ペナルティエリア内で飯島選手(背番号15:DF)と接触する。
飯尾選手が激しく転倒し、待望のPKか!?。いや、そんなに簡単に、PKを得られる筈は無い。
サポーターも不満を覚えたのか、激しい偽りの叫びが交錯する。

飯尾選手が転倒

飯尾選手が転倒するも、PKには遠く及ばず
よくよく見ると、飯尾選手に対応していたのは
昨年までウチに在籍した飯島選手だったりする


レッツゴー、レッツゴー!(ドンドン)
レッツゴー、レッツゴー!
(ドンドン)
サポーターの声援に後押しされ、フロンターレも必死の反撃。右サイドの塩川選手に、パスが渡ったぞ。
前線を冷静に見計らい、鋭いクロスを放つ。福岡ゴール前のベンチーニョ選手に渡り、大神選手と激しい競り合い。
そしてフロンターレのコーナーキックへ。福岡ゴール前では緊迫した攻防が繰り広げられるも、選手達も若干慌てているのか、決定的な場面が訪れない。
ライン際でのフリーキックも生かせない。福岡の速攻を食い止めるのだが、ディフェンスラインでボール回しと、攻撃に迷いが生じているかのようだ。

ロスタイムは2分と比較的短く、目立った場面も少ない。最後はベンチーニョ選手が飯尾選手目掛けてパスを放つも、残念ながら繋がらなかった。
反撃の機運も低い中、無得点のまま前半戦を終えてしまう。攻守に渡り、福岡との差は歴然たる限り。
福岡の強さは想像以上だった。一人少ないフロンターレに、後半での逆転は可能なのだろうか。
明白たる力関係に、苦々しさが募るばかりである。

中傷する垂れ幕

フロンターレの攻撃は通用しない・・・
ん??福岡のフロントを中傷する垂れ幕発見
「ムネオ(鈴木宗男氏)は離党した!、
雅隆(今井監督)はまだか?」と続き



中傷する垂れ幕

「選手はプロ!監督コーチはド素人!
フロントもド素人!」とある
ああ、フロンターレのの将来を暗示させるかのようだ
(・・・て、こんな垂れ幕は勘弁願いたいが)


さあ、後半戦が始まるぞ・・・。おやおや?フロンターレはマルコ選手(背番号4:DF)を投入してきた。
この意図は何なのか?劣勢である筈なのに、守備固めは無いと思うのだが。
それとも勝負を諦めて、マルコ選手を試すつもりなのか?まだ試合は半分だと言うのに・・・。
余計な憶測はさて置き、応援を再開するぞ!またまた新しい応援が飛び出したぁ〜。
オ〜〜〜、カーワサキー
ミラクル、ミラクル、カーワサキー!

ミラクル川崎

応援団の皆様、コールの種類が多過ぎると
覚えるのが大変との意見もあるので
思いつきで増やすのは控えめにしてください(笑)


フロンターレは右サイドをじっくりと攻略。福岡の守りに手を焼きながらも、中央にパスを折り返す。
そして最前線のベンチーニョ選手へ。今度こそシュートだ・・・いや、これも打てない!
フロンターレは中盤での動きがぎこちない。大神選手のゴールキックを、マルコ選手が胸でトラップするも、結構不安定だ。
センターバック(本来DFの選手じゃないが)を想定した割には、守備が下手過ぎる。それでも左サイドの久野選手(背番号8:MF)にボールが渡り、そのまま前進を図る。

福岡ゴール前にセンタリング。しかし、ここは福岡の高いヘッドに阻まれてしまう。
逆に福岡の速攻を浴びてしまう。鋭いセンタリングや危険なスルーパスなど、フロンターレゴールに危機が迫る。
浦上選手の必死の飛び出し等で、一度はピンチから脱出する。フロンターレもベンチーニョ選手のフリーキックから、福岡ゴール前で混戦にもつれ込んだ。
が、ここでも不運が。バックパスは主審に当たってしまい、パスコースが変わって福岡の選手へ渡ってしまう。
右サイドの速攻から再びシュートを浴びせる。後半戦に入れど、フロンターレに改善の兆しは無く、依然としてピンチの連続である。

フロンターレのピンチ

フロンターレに危険な時間が、延々と続く
この場面も辛うじて、コーナーキックに逃れた


ゲットゴール、岡山!ゲットゴールお・か・や・ま〜
ゲットゴール、岡山!ゲットゴールお・か・や・ま〜

飯尾!飯尾!飯尾!(ドドド)飯尾!飯尾!飯尾!(ドドド)
得点に飢えたサポーターが、期待出来る選手を連呼する。お、飯尾選手がドリブルで、福岡ゴールに迫って来るぞ。
最後はゴール正面のベンチーニョ選手へ折り返す。だが、ここもパスが乱れ、待望のゴールに至らなかった。
しかし、飯尾選手は諦めない。左サイドから大きく回り込み、飯島選手と競り合いを演じる。
そしてフロンターレのコーナーキックへ。サポーターも一気にフェンスに駆け寄り、ピッチに熱い視線を注ぐ。

一本目のコーナーキックは、福岡の選手がヘッドで逃がす。二本目のキックは、大神選手がパンチング。
打て!シュートを打つのだ!!ここは混戦に縺れ込み、どうしてもシュートが放てない。
岡山選手も凄い跳躍力から、福岡の選手と激しく競り合う。・・・あ、これは岡山選手が福岡の選手を押してしまい、ファウルの判定で万事休す。
フェンスに駆け寄った熱きサポーターも、残念とばかりに元の位置に退散してしまう。

飯尾選手と飯島選手

飯尾選手の前に、飯島選手が立ちはだかる
ボールは飯島選手に当たって
ゴールラインを割り込み
ここはフロンターレのコーナーキックへ



フェンスに駆け寄るサポーター

このチャンスに、サポーターもフェンスに駆け寄る
なお、本日は、ピッチへの乱入は
一切無かった
ので、あらぬ噂は立てぬよう


福岡も一気のカウンター。サポーターからは悲鳴が上がるものの、ここは何とか食い止めた。
ボールはフロンターレディフェンダーに渡る。サポーターも懸命に「コイ!コイ!」と連呼し、12番目の選手として、必死に攻撃を促している。
福岡の優位は相変わらず。形成を逆転するには、懸命の応援もって他無いぞ!
オ〜〜〜、カーワサキー
ミラクル、ミラクル、カーササキー!


サポーターの願いが通じたのか、中盤から絶好のパスが繰り出される。飯尾選手が見事な飛び出しで、殆どフリーの状態から、福岡のゴールへと迫る。
大神選手を引き寄せて、至近距離からシュート。これだけ接近しているならば、ゴールはいただきだ!
ああ!あろう事に大きくふかして、クロスバーの遥か上方を通過してしまう。
飯尾選手も天を仰ぐ。何てこった、この決定的場面を逃すとは。
これを外して、他に得点の機会は訪れるのだろうか・・・。

マルコ選手の守備

そんな間にも、福岡の攻撃は容赦無い
マルコぉ〜、しっかり守備しろよぉ〜


福岡の軽快なパスワークに対し、フロンターレは翻弄の一途だ。隙あらばシュートを放ち、フロンターレの守備は懸命に堪えるのが精一杯。
フロンターレはここで林選手(背番号19:MF)を投入。晃平の突破力で、福岡をかき乱すぞ!
はーやし晃平、ゲットゴール!はーやし晃平、ゲットゴール!

だが、試合の情勢を変えるには及ばず。フロンターレの反撃は中盤止まりで、福岡の守備を全く崩せない。
そして悲劇が訪れた。福岡が右サイドの怒涛のカウンターから、最後はビスコンティ選手が、斜めの角度からシュート。
ボールはフロンターレゴールに、完璧に突き刺さる。防戦一方のフロンターレに、成す術は残っていないのか・・・。

3点目を失う

沸き立つのは博多っ子ばかり
今の力関係を考慮したら
この失点はもはや致命傷


リスタート後も福岡の勢いが圧倒している。必死に追い付かねばならない立場ながら、フロンターレの選手たちは半ば諦めの様相だ。
サポーターの声援も地元サポーターの歓声にかき消される。応援もラッパの音が無常に響き、空しさは否めない。
右サイドでは加賀見選手(背番号13:MF)が粘りをきかせる。しかし、それすら空ろに思え、フロンターレの攻撃は短時間で費えてしまう。

福岡の攻撃意欲は依然衰えない。フロンターレの攻撃を凌ぐや否や、怒涛のカウンターで猛反撃に転ずる。
フロンターレの守備は手薄な一途。がら空きの場所にパスが放たれ、あわや浦上選手と一対一。
もう絶望的か・・・。いや、福岡の選手が意義を唱えて、フロンターレにフリーキックのチャンスだ。
このチャンスを逃してなるものか。せめて・・・、せめて1点でも返し、福岡に意地を見せ付けたい。

ベンチーニョ選手がフリーキックへ

やや厳しい角度ではあるが
数少ないセットプレーのチャンス
意地でもゴールに叩き込んで欲しい



間接フリーキックは壁に当たる

ベンチーニョ選手の間接フリーキックは
鬼木選手と細かく繋ぎ、豪快な一撃
しかし、福岡の壁に吸収されてしまった


待望の場面であれど、最後は福岡にクリアされてしまう。クリアボールは浦上選手が蹴り戻したものの、大神選手へと渡ってしまい、このチャンスも駄目であった。
サポーターも試合を半ば諦めたのか、何か相談している。にわかに新たな応援歌を、思案中のようだ。
フロンターレは左サイドのフリースペースからセンタリング。福岡ゴール前では林選手がヘッドで競り合い、コーナーキックが到来した。
コーナーキックは大きく曲がり、箕輪選手(背番号5:DF)の頭へ。これもタイミングがずれてしまい、ゴールは遠く及ばない。

場面は福岡のゴールキックへ。大神選手も露骨な時間稼ぎからか、何度もボールをセットし直す。
フロンターレサポーターからは「そんなに几帳面なのか!」と罵声が飛び出す。リスタート後にフロンターレは林選手が懸命に突破を図るものの、福岡の守備を崩すに至らない。
ふと、またまた新曲が飛び出した。そんなに矢継ぎ早で、皆さん覚えきれるのかしら?
オー、フロンターレー!オー、フロンターレ!
某フランス曲と同様のリズム。その間にも福岡のやりたい放題。
最後は盧選手がミドルシュートを決めて、フロンターレは完璧に息の根を止められた。
もう白旗も同然だ。あららららぁぁぁあ・・・

横断幕を片付けるサポーター

悪夢の4失点にサポーターも呆れたのか
早々に横断幕を片付ける



福岡が攻守に圧倒

その後も福岡が攻守に圧倒
これも良く入らなかったものだ・・・


福岡は余裕綽々のプレー。残り時間も僅かであり、中盤でゆったりとパス回し。
戦意喪失のフロンターレは、完全にかき回されている。時折放たれる長い縦パスに対し、慌てた対応が目立つばかり。
選手の運動量はガクンと低下。守備も隙間だらけと化してしまい、反撃への意欲は彼方に失せたのだろうか。
珍しく縦パスが放たれるも、呆気なくオフサイド。サポーターも完全に開き直り、大神選手のゴールキックに対し、声援を掛ける有様だ。

林選手が異議を唱える

林選手が主審に異議を唱える
福岡に実力が全く通用せず
選手達も闘争心が空回りの一途


ロスタイムにはフロンターレにコーナーキックが、マルコ選手の頭に焦点を合わせる。
だが、これもゴールには至らず。サイド攻撃から今野選手がセンタリングを繰り出すも、これも敢え無く弾き返される。
マルコ選手が再びダッシュするも、福岡の守備に阻まれる。時間はいたずらに過ぎ去るばかりで、抵抗の機会は減少の一途。
そして試合が終了。フロンターレの力は全く及ばず、愕然たる敗戦を喫してしまいました。

マルコ選手の空中戦

セットプレーからマルコ選手が
懸命の空中戦を挑む
これもタイミングがずれてしまい
得点のチャンスは生まれなかった



選手たちを出迎えるサポーター

試合後の選手たちを出迎えるサポーター
地元サポーターの声が無性に響き
博多の森の夕日が眩いばかりだ


完敗だった。それ以上でもそれ以下でもなく、勝機はゼロだった。
攻守・メンタル面共に、福岡の足元に及ばなかった。歴然たる実力差を、重く認識せざるを得ない。
まだ序盤だし、焦る必要は無いと思う。しかし、J1復帰が最終目標ならば、この差を早急に埋める必要があるし、埋めない限りは昇格は不可能だ。
多くの課題が露呈したゲームであった。監督・コーチ・選手一同、過酷な現実を受け止め、目覚めるのを期待する他ありませんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・(ガッカリ)。

挨拶する選手たち

神妙な顔つきで、選手が挨拶に訪れた
深々と頭を下げる加賀見選手に対し
「次頑張ろうな!」と声を掛けたら
会釈してくれたのが印象的でした
時節のセレッソ戦は苦戦は間違えないが
選手たちが何かを掴むことを信じ
応援に励みます


<フロンターレの出場メンバー>
GK:浦上
DF:岡山・伊藤(宏)・箕輪
MF:鬼木・塩川・マルキーニョ・加賀見・久野
FW:ベンチーニョ・飯尾
SUB:吉原・マルコ・茂原・今野・林
<フロンターレの選手交代>
塩川>マルコ(45分)
岡山>林(63分)
飯尾>今野(68分)



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