セレッソ大阪 VS 川崎フロンターレ

〜 J2 第31節 〜



日   時 2002年9月14日 19:04
試合会場 長居スタジアム (大阪府大阪市)
天   候 曇り
観 客 数 9,030人
試  合  結  果
大   阪 前  半 川   
後  半
     
     
     
得   点   者
トゥルコビッチ 36分   12分 マルキーニョ
大久保 嘉人 46分   57分 マルキーニョ
大久保 嘉人 63分   79分 長橋 康弘

下位山形にまさかの引き分け。上位との差を詰めるチャンスを逃したフロンターレ。
息をつく間も無く、首位セレッソ大阪との対戦を迎えてしまう。背水の陣の一戦であるのは、誰もが承知のところだ。
試合数も徐々に減り、直接対決も限られる。悲願のJ1昇格を成し遂げるには、セレッソを叩き潰す以外、何があろうか。
気持ちを高揚させ、長居に乗り込む。勝利のみを信じて。

拡声器交換?

係員に交渉を持ちかけるサポーター
友情の証?に、サポーター手持ちのピンク色の拡声器と
係員の拡声器の交換を持ちかけたようだが
丁重に断られてしまう
どー考えても、無理な注文でしょうが



バス型チョロQ

セレッソで大人気(らしい)
ピンク色のバス型チョロQを、暇つぶしに購入



お好み焼きにチョロQ?

お好み焼きの上を、爆走するチョロQ



ふろん太君と見つめあうチョロ

ふろん太君と見つめ合うチョロQ
・・・てつまらないネタですいません



応援開始

本日もアウェイ側より、Fサポを撮影
結構な人数が駆けつけたのは事実としても
広大な長居スタジアム
相対的に閑散に映ってしまう
大旗の迫力は、反対側からでも十二分に伝わる


場内アナウンスよ、「浦上」「かみうら(だったかな?)と間違えるな!折角の熱気に、冷水を浴びせられた気分だ。
駆け足でフロンターレゴール裏に戻る私。気持ちも高まったと同時に、待望のキックオフ。
サポーターの熱気も相応に高く、ホームでの雰囲気と錯覚しそうだ。
フロンターレー、フロンターレー
フロンターレー、オオ〜〜〜

早々にフロンターレがセレッソ側に攻め立てる。しかし相手も屈指の強敵、一瞬にして断ち切り逆襲開始。
中盤右寄りに大きなスペースが。セレッソはそこに素早くパスを供給し、鄭選手(背番号25:MF)が一気に駆け上がる。
直後、フロンターレゴール前で緊迫の攻防が。セレッソは小刻みなパスワークを武器に、フロンターレに強いプレッシャーを与える。
フロンターレに突如訪れた、序盤のピンチ。この危機を懸命に耐え凌ぎ、カウンターによる反撃を開始する。
しかし、セレッソの中盤はマークも厳しく、前線へ抜け出すこともままならない。

セレッソの攻撃

序盤からセレッソの厳しい攻撃が火を噴く



迫力の応援

応援の迫力は相当なもの
等々力と錯覚しそうな勢いである


セレッソの破壊力はJ2最強。フロンターレも何とか堪えるものの、ゴール正面でファウルを与えてしまう。
セットプレーの危機が到来する。セレッソの間接フリーキックは壁の側面を通過し、ゴールのポストをぎりぎりでかすめる。
サポーターの背筋も寒くなる。だが、ピンチの後にチャンスあり。
フロンターレは右サイドにパスを繰り出し、長橋選手(背番号20:MF)が得意の俊足を飛ばす。
しかし、相手は守備面でも侮れない。コーナー付近で厳しいマークに遭遇し、鋭いクロスは封じ込まれる。

試合の主導権はセレッソが掌握する。軽快なパスワークから、トゥルコビッチ選手(背番号10:FW)が流れに沿って、タイミング良くシュートを繰り出す。
セレッソの応援も場内に強く反響・・・と思いきや、よくよく聴けばスピーカーからも応援が流れているでは。
場内放送までセレッソの応援とは、実にいやらしい境遇である。

セレッソの守備

セレッソは守備面でも侮れない
長橋選手をすっと囲い、クロスを上げさせない


序盤はセレッソの支配下のまま。フロンターレは森島選手(背番号8:MF)に気を取られているのか、トゥルコビッチ選手に対するマークが甘いのが気掛かりだ。
トゥルコビッチ選手がパスを受けるや、ドリブルでフロンターレゴール正面へ迫る。そこからセレッソのパスが錯乱し、フロンターレの守備も焦点が定まらない。
セレッソも一旦中盤に戻す。ほっと一息と思いきや、森島選手が豪快なミドルシュートを放ち、安息の間も与えてくれない。
フロンターレもようやく反撃に転ずる。斜め角度の位置から待望のフリーキックが到来するも、ここは全くチャンスに直結しない。

この時間帯は駄目かな・・・そう思いかけた矢先、飛んだ幸運が舞い降りた。
斜め角度からフロンターレのシュートが炸裂。セレッソのGK下川選手(背番号1)が懸命に抑えたかに見えたが、主審がゴールとジャッジする。
サポーターも一瞬遅れ、先制ゴールの喜びに浸る。ゴールを決めたのは、久々の登場マルキーニョ選手(背番号10:MF)であった。

フロンターレの先制点

写真がぼやけ気味ですが
確かにボールはゴールの中へ
知らず間にマルキーニョ選手が押し込んだようだ





サポーターも反応が遅れたが
先制点に気が付くや、ゴール裏は歓喜の渦に浸る


さあ、この調子で攻めまくれ!攻めて攻めて、セレッソを打ち破れ!!
レッツゴー、レッツゴー(どんどん)
レッツゴー、レッツゴー(どんどん)

先制ゴールの影響は、ピッチにも明らかだ。セレッソは多少慌てているのか、高度な連携に乱れが生じている。
その隙にフロンターレが反撃開始。右サイドに大きな隙間が生まれ、長橋選手が得意の俊足を飛ばす。
先程とは異なり、セレッソの守備も多少甘い。長橋選手がつかまりそうになるや、後方から選手がカバーに入り、連帯の良さもアピールする。

だが、フロンターレの心に隙が生じたのか。一瞬の油断からセレッソにカウンターを許し、右サイドから選手が巻き込みを図る。
箕輪選手(背番号5:DF)のチェックも僅かに遅く、鋭いクロスが襲い掛かる。更にトゥルコビッチ選手へとボールが渡り、ゴール正面付近の選手に、危険なパスが供給される。
そしてシュートの体勢へ・・・。フロンターレも一気に複数の選手が詰め寄り、絶体絶命のピンチを免れた。
その直後、ピンチの後はチャンスありと、フロンターレが怒涛のカウンターで、一気の逆襲に乗り出す。

・・・かと思いきや、それもつかの間。一瞬にしてセレッソが速攻に転じている。
セレッソとフロンターレの攻撃が、交互に激しく繰り返す。手に汗握る攻防が、ピッチ上で演出。
観ている者の心拍数も自然に速くなり、応援にも熱がこもる。

大久保選手のプレー

若手筆頭株、大久保選手(背番号15:FW)の
鮮やかなポストプレー
前回の長居(第二陸上の方だが)でも
個人技から失点を喫している



迫力の応援

緊迫感溢れる攻防に
サポーターの応援も力がこもる


オーオオー、レッツゴー川崎〜
オーオオー、フロンターレー!
フロンターレはボールをキープし、前線を伺う展開。セレッソの守備は焦点が定まり切っておらず、付け入る隙は幾らでもある。
中盤付近でボールをコントールし、強烈なミドルシュートが炸裂。続けてマーロン選手から絶妙なパスが飛び出し、長橋選手が鮮やかな飛び出しを図る。
押せ押せの試合状況に、サポーターも快調に応援を続ける。しかし、最後はアレックス選手のセンタリングが流れてしまい、風向きは突如、セレッソに傾いてしまう。
一気の逆襲からスローインへ。フロンターレの守備も通用せず、そこから厳しい攻撃が開始される。
力強いセンタリングが繰り出された。このボールは誰にも合わなかったものの、不思議にもトゥルコビッチ選手へとボールが渡ってしまい、強烈な一撃を許してしまう。
至近距離から放たれたシュート。一瞬の惨劇に最悪の事態も覚悟するが、幸いにもジャストミートせず、大きくゴールラインを割り込んだ。

ゴール前に大久保選手

フロンターレゴール前では、大久保選手が
縦横無尽に駆けずり回る
彼を自由にさせては、危険である


その後は僅かな小康状態。だがそれもほんの一瞬で、再び緊張感溢れる攻防の舞台へ。
ピッチからは一瞬たりとも目を離せない。フロンターレは若干チェックが甘いのか、セレッソに有効なプレッシャーを与えられない。
反面、セレッソも有効な攻め手が見つからぬ模様。フロンターレのポジショニングに付け入る隙も乏しく、止む無くミドルシュートを繰り出した格好だ。

しかし、攻撃面ではセレッソが一歩上手。逆襲からコーナーキックの場面を迎えてしまう。
フロンターレサポーターからは盛大なブーイングの嵐。ボールはフロンターレゴールを大きく飛び越え、最後はセレッソのシュートが炸裂する。
ボールはゴール枠をとらえず、この危機も無失点で耐え抜いた。張り詰めた空気から開放されたサポーターは、元気よく応援を再開する。
お〜〜〜、バモかわさ〜〜〜
かわさ〜〜、かわさ〜〜、
バモかわさ〜〜〜

大旗でセレッソを妨害

セレッソのコーナーキックともなれば
大旗を水平に振り、視界を紛らわす



トゥルコビッチ選手は要注意

このピンチは切り抜けたものの
トゥルコビッチ選手は要注意
箕輪選手も一瞬遅れれど
幸いにもセンタリングが乱れてくれた


サポーターの力強い応援がピッチに響く。選手達もそれに呼応したのか、セレッソに一方提展開を許さない。
中盤ではセレッソのパスを通させず、前線ではアレックス選手(背番号4:MF)が惜しいチャンスを演出。更にマルキーニョ選手が鮮やかなサイド攻撃に転じ、セレッソゴールを脅かす。
よし、攻めろ!だが、マルキーニョ選手が相手選手と交錯し、折角のチャンスも潰えてしまう。
判定もフロンターレ側に傾かず。不満を覚えたサポーターは、盛大なブーイングをピッチに浴びせる。

しかし、良い流れは長続きしない。ひたひたと悪魔が押し迫るとは。
右サイドで森島選手がパスを受け取り、コーナー付近でゴール前を凝視している。
箕輪選手が立ちはだかれど、それも僅かな抵抗に過ぎなかった。ほんの僅かな静寂から、セレッソの猛攻が爆発。
最後はトゥルコビッチ選手にパスが繋がり、至近距離から強烈な一撃。
今度ばかりは駄目であった。シュートはフロンターレゴールネットを大きく揺らし、まさかの同点に追い付いてしまう。

トゥルコビッチ選手がシュートを放つ

気が付いた時には手遅れであった
トゥルコビッチ選手は完全にフリーであり
長橋選手が懸命に付けど
他の選手は諦めの表情で
ボールを見送るのが精一杯



得点を喜ぶセレッソの選手たち

場内はピンク色の声援で埋まる
まさかの失点に、声も出ない


まだ同点に追い付かれただけだ。気迫満点の応援で、再び突き放す!
フロンターレー、フロンターレー
フロンターレー、オオ〜〜〜

しかし、勢いは完全にセレッソが勝る。度重なる猛攻撃に対し、選手もサポーターも背筋が凍りつく。
だが、落ち込んでばかりもいられない。直ぐに応援を再開し、選手に勇気を奮い立たせる。
それでも熱気溢れる応援とは裏腹に、ピッチ上の選手には多少落胆の色が。それが故か、致命的なミスを招いてしまう。
セレッソが右サイドに大きなパスを繰り出す。フロンターレも岡山選手(背番号32:DF)が余裕で追い付けど、処理に手間取りセレッソの選手に奪われてしまう。

直後セレッソの猛攻が。フロンターレのゴール正面には、トゥルコビッチ選手の姿を確認。
一瞬の間に、奈落の底に突き落とされた気分である。岡山、落ち着け!、まだ試合は振り出しに戻っただけでは無いか。
闘志を湧き立たせるには懸命の応援のみ。それが全てであるのならば、叫ぶ以外他無い。
お〜〜〜、バモかわさ〜〜〜
かわさ〜〜、かわさ〜〜、
バモかわさ〜〜〜

だが、ここは過酷なるアウェイの地。セレッソサポーターも同様の応援を繰り出し、懸命の叫びもかき消されそうだ。
フロンターレも中盤で懸命に粘り、セレッソからボールを奪取する。右サイドの長橋選手にパスを繰り出し。得意のサイドアタックで起死回生を狙う。
だが、それも徒労に終わる。ロスタイムに突入するがセレッソの中盤は集中力が保たれ、フロンターレにチャンスは訪れない。

・・・いや、一瞬の隙が生まれた。縦一直線の攻撃から、アレックス選手が下川選手と一対一の場面。
これは惜しくも下川選手が抑えてしまう。更にフロンターレが圧力を強めるも、皮肉にもオフサイドで幕を閉じる。
それと同時に前半終了。サポーターには落胆の様相は微塵も無く。勝利の雄たけびが悠然と上がる。
並々ならぬ、毅然とした意気込みが感じられる。

ロスタイムの攻撃

ロスタイムにフロンターレが破竹の反撃
ここは下川選手の守備が一歩勝る



サポーターの気迫

サポーターに落ち込みは見受けられない
主審のホイッスルと同時に雄たけびを上げ
勝負に対する確固たる意志が感じられる


退屈なハーフタイムも瞬く間に過ぎ去る。高度な緊迫感が保たれた中、後半開始のホイッスルを迎える。
おおおーおおおおおー
フォルツァーフローンタレー!

サポーターの声援も気迫満点。だがその願いも空しく、早くも悲劇が到来してしまう。
セレッソは早々にコーナーキックの場面。直後、こぼれ球を大久保選手が豪快なシュート。
非情にもシュートは、フロンターレゴールに突き刺さる。後半開始早々からハンデを背負うとは、何たる悲劇であろうか。

大久保選手のシュート

「天敵」大久保選手が、強力なシュート
後半開始直後にして
試合をひっくり返されてしまった


これ如きで挫けてなるものか。夢のJ1昇格を果たす為には、意地でも諦めてなるものか!
さあ、応援再開だ。サポーターも失点に動揺する事無く、毅然たる声援をピッチに送る。
オーオー、フロンタ〜〜レ
フロンタ〜〜レ、オオオオオー!


セレッソの圧力は凄まじい。重圧の余り塩川選手(背番号15:MF)が、苦杯の警告を受けてしまう。
だが、セレッソも直後にファウル。ここは絶好のチャンスとばかりに、フロンターレが一気の逆襲に転ずる。
バックラインから大きくボールを戻す。左サイドの塩川選手にパスが渡り、鋭いクロスが炸裂だ。
これはセレッソがヘディングでクリア。その後セレッソはファウルを犯し、フロンターレに絶好の場面が到来。
待望のセットプレーの機会である。サポーターの気合も一気に高まり、ゴール裏は押せ押せムードである。
オ〜レ!オ〜レ!
フローンターレーオ〜レ!

オ〜レ!オ〜レ!
フローンターレーオ〜レ!

塩川選手の攻撃

先程の警告(&鳥栖戦の退場)もなんのその
塩川選手が鮮やかなサイド攻撃を披露


大勢の大人たちに混じり、子ども達もあどけない声で絶叫。この無邪気な願い、ピッチに届くのか?
残念ながらも、小さな願いは断ち切られる。アレックス選手がボールを奪うものの、混戦のあおりで倒されてしまう。
しかし、チャンスは完全には途切れていなかった。ボールは塩川選手へと繋がり、左サイドから中央へ巻き込みを図る。
さあ、何処へパスを繰り出すか?最後はマルキーニョ選手へと託され、豪快なミドルシュートが炸裂だ。
ゴールはぐんぐんとセレッソゴールへ迫る。惜しくも枠から外れるものの、素晴らしい判断であった。

塩川選手が中央へ迫る

塩川選手がクロスと見せかけ、中央へ折り返す
セレッソの選手も判断を誤ったか
距離感が微妙にずれている



マルキーニョ選手のシュート

そして、マルキーニョ選手の強烈な一撃が
ボールはぐんぐんとセレッソゴールに迫り
ゴール斜め隅を僅かに横切った


フロンターレの攻撃はなおも続く。だがそこには甘い罠から、一瞬の油断が生じる。
アレックス選手へのパスは、鈴木選手(背番号7:DF)がスライディング。フロンターレのリズムが突如乱れ、セレッソの反撃を招いてしまう。
だがそれも短命であった。セレッソも延々と続く攻撃に疲れたのか、僅かではあるが集中力の低下が認められる。
そしてフロンターレに歓喜の瞬間が。マーロン選手の攻撃に続き、マルキーニョ選手が見事な一撃。
華麗な同点ゴールが、セレッソゴールに突き刺さる。勝利を信じて疑わないサポーターが生んだ、起死回生のゴールであった。

マルキーニョ選手のシュート

マルキーニョ選手のシュートが鮮やかに決まる
ここしばらく、出場機会に恵まれなかった彼も
相当のアピールが出来たのではなかろうか



喜ぶサポーター

同点ゴールに、サポーターも大爆発
黙々と続けた応援が、実を結んだ瞬間だ


セレッソも程なく尹選手(背番号6:MF)を投入。フロンターレを突き放すべく時間帯と悟ったようだ。
フロンターレは選手交代特有の隙を狙い、激しい攻撃を展開する。セレッソのバックパスをマルキーニョ選手が絡む等、積極性溢れるプレーでサポーターを沸かせる。
そしてマーロン選手のシュートが炸裂!これに留まらず塩川選手がドリブルで中央に折り返し、アレックス選手が続けてミドルシュート!
更にマーロン選手が激しく攻め立てる。しかし、一方的な展開は闇に葬られ、セレッソが怒涛のカウンターを披露。
正気に戻った瞬間、大久保選手のシュートが決まっていた。同点の喜びもつかの間、再びリードを許してしまう。

アレックス選手のシュート

フロンターレが目を見張る猛攻を披露
アレックス選手のシュートが、セレッソゴールに迫る



大久保選手のゴール

だが、それもはかない夢であった
セレッソの怒涛の反撃から、大久保選手の一発が決まる
またしても大久保選手とは・・・
もう「大久保」の名前など
聴くだけで拒絶反応が起きそうだ(笑)


勝負はこれからが本番だ。フロンターレもリスタート直後の不意打ちから、コーナーキックの場面を勝ち取った。
コーナーエリアには大活躍のマルキーニョ選手が。彼の健闘を祝福すべく、サポーターから温かい声援が送られる。
絶妙なキックがセレッソゴール前に落下。だが誰一人として、シュートを放つに至らない。
直後セレッソが鮮やかな速攻。右サイドから華麗なサイドチェンジが決まり、フロンターレゴール前は瞬く間に危機に陥る。

直後フロンターレに絶体絶命のピンチが。ゴール前でファウルを犯したのか、信じ難いPKの場面を迎えてしまう。
何たる悲劇であろうか、これ以上追加点を与えるようでは、悲願のJ1昇格が夢の彼方に消え去ってしまう。

大久保選手がPKの体勢へ

悠然と大久保選手が身構える
彼にハットトリックを献上してしまうのか!?


サポーターの緊迫感はピークに達する。呼吸も乱れ、心拍数も異常な上昇を見せる。
その瞬間、大久保選手がシュートの体勢。浦上選手は小刻みに体を揺らし、思い切ってゴール正面から左にジャンプ。
大久保選手のキックは・・・左であった。浦上選手が懸命に弾き返し、この危機は奇跡的に耐え抜いた。
浦上選手の神業に、サポーターも大興奮。だがそんな間にも、セレッソの容赦無い攻撃が延々と続く。
それでもフロンターレはゴールを明け渡さない。セレッソの猛攻に勝ち抜いた瞬間だ。

大久保選手のPKを防ぐ

大久保選手のPKを弾き返す
浦上選手の偉業に
サポーターも歓喜の雄たけびを上げる


さあ、フロンターレも反撃だ。今までの鬱憤を一気に晴らすぞ!
ピッチの左寄りをじわじわと展開。センターサークル付近を経て、右サイドへと進撃を図る。
そして長橋選手が鋭いクロス。アレックス選手が絶妙のタイミングで走り込み、ヘディングシュートが炸裂だ!
決まったぞ!いや、シュートは僅かにクロスバー上方を通過。アレックス選手は顔を抱え、こみ上げる悔しさをあらわにする。

それでも情勢は明らかにフロンターレ。茂原選手(背番号14:MF)がセレッソのボールを奪うや、塩川選手に素早いパス。
ボールは逆サイドに大きく流れるも、フロンターレのスローイン。直後セレッソが悪質なファウルで、フリーキックの場面が訪れた。
アレックス選手のフリーキックから、絶好のチャンス・・・とは行かず、セレッソに逆襲を許すのは至極残念。

森島選手

森島選手のテクニックは、さすがである
彼に翻弄されたフロンターレは
再び守勢へと追い込まれてしまう


それでもフロンターレは程なく反撃。右サイドからセンタリングが繰り出され、ゴール正面のマルキーニョ選手へ迫る。
これは喜多選手(背番号2:DF)がヘッドでクリア。直後セレッソが速攻に転じ、僅かな時間で危険な場面へと変貌する。
・・・かと思いきや、フロンターレも中盤でボールをキープ。ボールを大きく回し、岡山選手が果敢にも中央突破を挑む。
予想外の攻撃にセレッソも慌てたのか、岡山選手の足を引っ掛けてしまう。
場面はフロンターレのフリーキックへ。更に前進を図り、続けてコーナーキックの場面に至る。
塩川選手から岡山選手に繋ぎ、強力なヘディングシュートをお見舞いする。

岡山選手の中央突破

岡山選手の中央突破は、かなり予想外
セレッソの選手の足が引っ掛かり
フリーキックを得るのに成功


その後はセレッソが反撃に転ずる。状況は目まぐるしく変動し、手に汗握るシーソーゲームが繰り広げられる。
セレッソの密度感高い攻撃から、最後はシュートが放たれた。こぼれ球をフロンターレが拾い、一気に前進を図る。
林選手(背番号19:MF)が鋭いクロス。これは反れたかと思う間もなく、長橋選手が逆サイドから起死回生の一撃を繰り出した。
状況を把握する間もなく、セレッソゴール内にボールが転がる。下川選手は悔しそうにピッチを叩き。フロンターレの選手は冷静な喜びをアピールする。
再び同点に追い付いた。もはや勝利以外、サポーターの脳裏には浮かばない。

フロンターレが同点に追い付く

僅かに目を離した隙に
長橋選手のゴールが決まっていた
下川選手が悔しそうに
何度も地面を叩いていたのが印象的だ



喜ぶサポーター

起死回生の一撃に、サポーターも大興奮
追撃体制は整った
セレッソを倒し、J1昇格へまい進するぞ!


こうなったら意地でも勝利あるのみ。セレッソのバックパスに対し、アレックス選手が積極的に絡んでいる。
サポーターも極度の興奮状態。度重なるセレッソの猛攻撃を耐え凌ぎ、フロンターレも貪欲に突破を図る。
センターサークル付近の選手が倒されてしまう。素早いリスタートから右に叩き、飽くなき勝利への意欲を見せ付ける。
セレッソも負けじと眞中選手(背番号11:FW)がドリブル突破。フロンターレの守備は多少手薄であったが、懸命の守備で最後は突破を食い止めた。

セレッソは続けてクロスボールを繰り出した。眞中選手が胸でトラップし、シュートの体勢に入りつつある。
フロンターレの選手も素早く集中、眞中選手の周囲を取り囲み、彼のプレーを封じ込める。
さあ、フロンターレも逆襲だ。林選手が豪快なミドルシュートを繰り出し、サポーターを勇気付ける。
オーレ!オーレ!フローンターレオーレ!
オーレ!オーレ!フローンターレオーレ!

林選手

林選手のスピードも健在だ
セレッソの中盤の手薄さを突き
豪快な一撃をお見舞いする


場内は興奮の熱波が覆う。両者の魂が熱く交錯し、稀に見る激戦に昇華した。
セレッソは斜め角度からシュートを繰り出す。浦上選手も懸命に弾き返すものの、猛攻は収まる気配を知らない。
フロンターレも集中した守備から、セレッソの猛攻を必死に耐え抜く。激しい攻防の末にボールは中盤へと戻され、セレッソの選手が大きくフィード。
ボールは浦上選手の手中へ。さあ、ここから一気の逆襲で、セレッソゴールを突き破れ!!
右サイドの長橋選手にボールが渡る。見計らったセンタリングを繰り出すが、不可解にもオフサイドの判定を受けてしまう。

激しい競り合い

アレックス選手と鈴木選手が
激しい競り合いを演じる
勝利、即ち勝点3は、両者とも絶対に譲れない


熱戦は瞬く間にロスタイムに突入。限られた時間の中、フロンターレに勝利は訪れるのか。
塩川選手と林選手が鮮やかなコンビネーション。最後は呼吸が乱れ、絶好のチャンスには至らなかった。
直後セレッソが怒涛の猛反撃。耐えろ、耐えろ、耐えて耐え抜いてくれ!
セレッソのパスを奪い取り、塩川選手がドリブル突破。そのままシュートを放ったようだが、セレッソゴールを捉えない。

ロスタイムは刻々と過ぎ去ってゆく。だが、試合はまだ終わりを告げていない。
セレッソゴール前で、緊迫の攻防が繰り広げれれる。粘り腰から逆転シュートを狙うものの、ジョアン選手(背番号5:DF)の足が邪魔をする。
まだ諦めてなるものか!そう思った矢先、主審の長い笛が響く。
激戦は静かに幕を閉じた。場内には随所でざわめきが残り、過酷な一戦を物語っているかのようだ。

試合終了

勝負はまだ終わっていない!
しかし、ジョアン選手のファウルと同時に
試合終了の長いホイッスルが響く



堂々たるサポーター

サポーターの表情には落胆は無い
堂々たる姿勢で、選手達を待ち受ける



多少落胆の選手達

その反面、選手達の表情は冴えない
この勝負の重要性を理解していただけに
勝利を逃した悔しさが感じられる



岡山選手がスタンドに挨拶

最後に岡山選手がメインスタンドに手を振る
古巣のセレッソサポーターに対し
簡単な挨拶であろうか


惜しくも勝利は果たせなかった。セレッソを直接倒し、上位との差を詰めたかったのは、偽りの無い事実。
しかし、素晴らしい勝負を目の当たりに出来た。両者とも「J1昇格」と確固たる目標に向け、気迫溢れる勝負であった。
見応え満点のゲームを演出してくれた両チームの選手達に、惜しみない拍手を送りたい。結果と気持ちは別として、満足感の高い一戦には、満足度が高い。
ピッチ上の選手達と激戦を共にし、正直誇りに思っている。J1昇格は絶対に譲れない、その気持ちを一層強くし、長居を後にしました。

<フロンターレの出場メンバー>
GK:浦上
DF:佐原・箕輪・岡山
MF:鬼木・茂原・伊藤(宏)・マルキーニョ・長橋
FW:マーロン・アレックス
SUB:吉原・塩川・黒津・加賀見・林
<フロンターレの選手交代>
佐原>塩川(45分)
マルキーニョ>林(77分)



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