場内にもやが立ち込める中、キックオフの時刻が迫る
新潟戦の乱入劇の影響からか
屈強な警備員が随所に配備
前回の対決と同様、鳥栖は激しい当りで対抗
厳しいチャージに、アウグスト選手（背番号4：MF）が
苦悶の表情でピッチに倒れる
頼む、立ってくれ・・・
だが、先制点はフロンターレ
中村選手（背番号26：FW）のラストパスから
絶好調、今野選手（背番号18：MF）が軽快に一撃
待望の先取点に、ゴール裏も沸き立つ
大旗が威勢良くなびき
歓喜の拍手が響き渡る
オーロラビジョンも興奮で勘違い？
18は今野選手の背番号で
18分に決めたのではありません・・・
鳥栖も正面突破から、フロンターレゴールを狙う
最終ラインの渡辺選手（背番号30：DF）は
石橋選手（背番号19：FW）のプレッシャーにも動じず
足元のボールを巧みにコントロール
冷静に体を回し、鳥栖の攻撃を凌ぐ
伊藤宏樹選手（背番号2：DF）の守備も光る
鳥栖のスルーパスに足を伸ばし、ボールをカット
ピンチの芽を即座にもぎ取る
場面は鳥栖のコーナーキック
観客席の最前列には、大勢の子どもたちが
大人に負けじと、強気のブーイングを披露
鳥栖に微妙な影響を及ぼしたのか
コーナーキックは遠目に流れ、シュートには至らず
鳥栖の反撃は過ぎ去り
流れは徐々にフロンターレへ
またまたキンちゃんが決めてくれました
至近距離から強烈な一撃を放ち
あっさりと2点目をゲット
サポーターはLフラッグを大きく振り、絶叫
新潟戦の重苦しい雰囲気は一掃され
観客席は暖かい雰囲気に包まれる
鳥栖も決して黙ってはいない
クロスボールを連発し、フロンターレゴールを盛んに脅かす
吉原選手（背番号17：GK）も懸命の守備
選手が守備に一丸と集中、鳥栖にゴールを許さない
ピンチの後に訪れたのは、鮮烈なゴール
アウグスト選手のロングクロスから
中村選手がダイレクトでボレーシュート！
ボールはゴール隅に深く突き刺さる
余りの早業で、シャッターに収まり切れず
鮮やかな一撃に、サポーターも魅了
このまま前半を終了、早くも勝利は濃厚だぁ〜
さあ、気合一杯で、後半開始
観客席最前列の子どもたちも
前半以上に増えているぞ
だが、フロンターレに不覚の失点
鳥栖は強引な突破から
佐藤選手（背番号7：FW）が押し込む
3点リード故か、守備に綻びが生じたのか
まさかの失点に、サポーターの表情一瞬曇る
しかし、まだ2点リードである
即座に気持ちを入れ直し、応援再開
失点でフロンターレに緊張感が戻る
山根選手（背番号6：MF）も積極的にコントロール
1失点を取り戻すべく、鳥栖を攻め立てる
そして、誰もが待ち侘びた瞬間が
左からのクロスに、バルデス選手（背番号9：FW）が
得意のヘッドでシャープな一撃！
ボールは写っていないが
ついにシュートを決めてくれた！！
バルデス選手は雄たけびをあげ、地面にひざまづく
極度の感激からか、両手で顔を覆い
しばらくその場にうずくまる
サポーターも狂喜乱舞でバルデス選手を称える
開幕から無得点が続き
活躍を絶望視する意見もある中
見事に決めてくれた
このゴールで、サポーターの期待度も急上昇だ〜
窮地に立たされた鳥栖は、激しい突破で対抗
山根、伊藤宏樹選手が体当たりを食らい
続々とピッチに倒れ、サポーターをやきもきさせる
伊藤弘樹選手は担架でピッチの外へ
その隙に鳥栖の攻撃が炸裂
高いクロスボール、空中戦を制しきれず
無情にも2点目を献上してしまう
このままじりじり後退しないのが、今年のフロンターレの強み
アウグスト選手が果敢に中央突破を図り
鳥栖ゴール直前まで迫る
コーナーキックからは、岡山選手（背番号32：DF）が
打点の高いヘディング
鳥栖の守備も動きが鈍く、追加点を強く予感させる
猛攻を締めたのは、今野選手
クールな一撃は、鳥栖のゴールを深くえぐる
これでハットトリック達成！
今野選手の勢いは止まらない
試合は完全にフロンターレペース
とどめの一撃はバルデス選手
鋭いクロスボールにタイミングを合わせ
強烈なヘッドで叩き込む
鳥栖に引導を渡す、6点目が決まる
オーロラビジョンの得点経過も圧巻
さあ、後は何点決まるかなぁ〜
ふと、ゴール裏を見渡すと、もの凄い観客
コンクリートの地べたが目立つ風景も
この日ばかりは人の波で埋め尽くされた
試合終了間際に、鳥栖はコーナーキックから3点目
終始圧巻に見えたフロンターレも
集中力に課題を残す結果に
5分間と長いロスタイムも過ぎり
フロンターレの勝利で幕を閉じる
6ゴールと圧勝に、サポーターも満面の笑み
試合後はバルデス選手に、熱い視線が注がれる
「あんたが大賞」の賞品である
ティッシュペーパーの箱を観客席に投げ入れ
ファンサービスも怠らない
選手がバスに乗り込む直前の光景も凄い
選手から写真をもらうべく
子どもを中心に腕を伸ばす姿は圧巻だぁ
（でも危ないから、後ろから押さないでね）