コンサドーレ札幌 VS 川崎フロンターレ
〜 2004 J2 第26節 〜
日 時 | 2004年8月11日 19:04 | |||
試合会場 | 札幌厚別公園競技場 (北海道札幌市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 18,751人 | |||
試 合 結 果 | ||||
札 幌 | 1 | 前 半 | 3 | 川 崎 |
0 | 後 半 | 0 | ||
1 | 計 | 3 | ||
得 点 者 | ||||
相川 進也 | 32分 | 0分 | 我那覇 和樹 | |
9分 | 我那覇 和樹 | |||
38分 | ジュニーニョ |
フロンターレを応援し6年目に突入するが
真夏の札幌は実は初体験だったりする
厚別公園のあじさいが悠然と咲き誇り
これが夏なのかと錯覚
照明設備が未設置の厚別公園競技場
ナイターになると照明車が用意されると聞いていたが
既に待機し、準備に余念が無い様子であった
照明車のアームが伸びる前に
スポットライトが全快で点灯
これがメインスタンド裏の通路にまともに直撃
強烈な光はとにかく熱いが
照明を浴びると、スター気分に変身出来る?
一方のサポーターは、仙台戦の余波は表向き皆無で
着々と応援準備中
期間が期間だけに、駆けつけたサポーターの数は控えめだが
手分けしててきぱきと準備を済ませた
日もすっかりと暮れ、キックオフの時を迎えた
アウェイにも関わらず青新聞を広げ
等々力の雰囲気を可能な限り再現
真夏の夜の激戦が、火蓋を切って落とされた
・・・あら?、試合開始直後
はるか彼方で、我那覇選手(背番号9:FW)の
シュートが不思議と決まっている
状況が飲み込め無いが、紛れも無い先制ゴール!
照明が暗めで、視界が優れぬ中
我那覇選手のゴールに、サポーターは反応が遅れたものの
ゴールと気がつくと即座に歓声をあげた
幸先の良いゴールに、満足げである
ホームの熱気に後押しされ、札幌が反撃体制に入る
DFの岡田選手(背番号2)が、大胆不敵にサイドを攻める
札幌は続けてシュートの体制(だったか?)に入り
早々に冷や汗をかかされる
対するフロンターレも、逆襲で対抗
・・・と語る間も無く、彼方で歓喜のシーンが再来
我那覇選手(背番号9:FW)が
立て続けの2点目をゲット!!
連続ゴールに、サポーターも満面の笑みを浮かべる
仙台戦のショックも何のその
勝利に向け、応援に一層熱がこもる
札幌は細かくパスを繋ぎ、フロンターレゴールへ迫る
だが、肝心な所でのパスミスが続発し
チャンスを次々逸してしまう
前線へのパス出しに迷う場面もあり
反撃への突破口を探し切れない
対するフロンターレは、技術の高さを披露
マルクス選手(背番号11:MF)の
サイドへのロングパスが鮮やかに決まり
個々の選手も動きは快調
競技場の涼しげな空気が
プレーに好影響をもたらしているのであろうか
灼熱下での試合が続いただけに
札幌の涼しげな夏は、サポーターにも好都合
軽快に手拍子と跳躍をこなし
応援家も怪しいホーンの音色を響かせる
札幌の堀井選手(背番号9:FW)に
伊藤宏樹選手(背番号2:DF)が追走
堀井選手をコーナーに追い詰め
札幌からボールを奪取する
だが、札幌の自滅パターンに慣れてしまったのか
ふと、隙が生じてしまう
札幌のパスワークが、突如正確に決まるや
フロンターレの守備は反応が遅れてしまった
サイドボールを、和波選手(背番号20:MF)に
フリーでのクロスを許してしまう
最後は相川選手(背番号11:FW)が蹴り込み
シュートはフロンターレゴールを深く貫く
一瞬の油断が招いた失点、ただ悔やまれてならない
この1点で、フロンターレは足元が浮きだってしまう
攻撃・守備共にちぐはぐさが目立ち
序盤の小気味よいリズムは完全に喪失
まさかの豹変に、サポーターから
「焦るな!」「まだ勝ているんだ」と
選手に気持ちの切り替えを促す
そんな窮地を救ったのは、ジュニーニョ選手の一撃
札幌に傾きかけた流れを、これで断ち切った
心配の表情を浮かべたサポーターも、これでひと段落
だが、仙台戦の惨劇が記憶に鮮明なだけに
「2点リードでは全く安心出来ない」の声が多数
追加点を目指すべく、気を引き締めて応援再開
その言葉を裏付けるかの如く
札幌が集中力を高め、攻撃の時間帯に突入
懸案の連携ミスも減少し
セットプレーを交え、フロンターレゴールを再三脅かす
フロンターレの守備は、連携面が今ひとつながらも
個人能力の高さを武器に、札幌の反撃を食い止めた
程なく前半終了、2点リードで折り返す
ハーフタイム中はお疲れ気味のサポーターも
後半開始が迫るや、突如テンションが高くなる
残された45分、勝利と勝ち点3を得るには
熱い応援が絶対に欠かせない
開始直後は、ジュニーニョ選手のクロスを基点に
フロンターレが札幌ゴールを脅かす
コーナーキックを蹴るマルクス選手
地味ながらもトップ下で攻撃を組み立てる
序盤を過ぎると、ゲームの動きが鈍くなる
札幌は散発的な反撃に留まり
対するフロンターレも動きは控えめで、面白みに乏しい
そんな中、サポーターは快調に声援を飛ばす
暗めの照明の中、プレーに対する眼差しは熱い
札幌ゴール前の混戦
ボールはジュニーニョ選手から
中村選手(背番号14:MF)に託される
最後はシュートを放ったようだが
札幌も粘っこくまとわりつき
思うようなシュートは放てなかったようだ
その後は札幌の反撃を受けるが
フロンターレは再び札幌ゴールに迫る
ボールはアウグスト選手から中村選手へ
札幌の選手をうまく振り切り
ドリブルから鋭いクロスを放つ
クロスボールは、ジュニーニョ選手の背後を通過
ジュニーニョ選手も身体能力の高さを生かし
懸命にボールに食らいつくが
さすがにこれは届かなかった
札幌もフロンターレも、一定間隔でチャンスに持ち込むが
最後の甘さが目立ち、決定的場面を迎えない
札幌はセットプレーからの空中戦を制し切れず
フロンターレはクロスは盛んに繰り出すものの
雑なパスが多く、最後の選手へと繋がらない
フロンターレの連携がまとまらぬ間に、札幌の意地が炸裂
中盤の攻防から、相川選手が
フロンターレゴール真正面を捉えた
最後はシュートを許すも
吉原選手(背番号17:GK)の真正面
更に危険な場面が続く
無人同然のフロンターレゴールに、ボールが点々と迫る
中村選手が懸命の走りで追い付き
大きく蹴り出して、辛うじて何を逃れた
消化不良の試合状況ではあるが
サポーターは懸命の応援を捧げるのみ
札幌に傾きつつある流れを覆すべく
両腕を掲げて声援を送る
途中交代の今野選手(背番号18:MF)
ボールを懸命に追う姿はいつもどおりだが
パスに対する飛び出しが遅い感もあり
選手間との意思疎通がイマイチな印象を受ける
この後は両者共に目立った場面は無く
程なく試合終了を迎えた
いささか煮え切らぬ一戦であったが
勝ち点3を順当にゲット
サポーターに挨拶に訪れる選手たち
その表情は2系統に分類され、笑顔と渋めのどちらか
勝利は素直に嬉しいが、後半は攻め手に欠くなど
内容面では課題も多かった気がする
最後は照明がゴール裏を直撃
スポットライトを浴びるべく今日の主役は
遠路はるばる駆けつけたサポーター・・・かな?
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:吉原 DF:伊藤(宏)・渡辺・箕輪 MF:久野・中村・アウグスト・マルクス・長橋 FW:ジュニーニョ・我那覇 SUB:浦上・佐原・木村・今野・黒津 |
<フロンターレの選手交代> |
我那覇>佐原(65分) 久野>今野(73分) |