川崎フロンターレ VS 名古屋グランパスエイト

〜 2005 J1 第6節 〜



日   時 2005年4月17日 15:05
試合会場 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市)
天   候 晴れ
観 客 数 14,565人
試  合  結  果
川    0 前  半 1 名 古 屋
0 後  半 1
     
     
     
0 2
得   点   者
      42分 中村 直志
      77分 杉本 恵太


等々力陸上競技場

炎天下の等々力陸上競技場
いや、別に炎天下では無いのだが
神戸戦の疲労が抜けきれず、直射日光が実にきつい
加えて名古屋サポーターの数多の横断幕が
無意識の間にプレッシャーを与える



フロンターレサポーター

迎え撃つフロンターレサポータであるが、気合満々
今日勝利を挙げれば2位浮上、やる気が起きぬ訳は無い
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が神戸戦の負傷で欠場であるが
代わりにフッキ選手(背番号19:FW)がやってくれるに違いない



新丸子商店街の大旗

さぁ、待望のキックオフ!
なびけ大旗、弾けろ新丸子商店街の巨大旗
・・・うむ、疲れでネタが思い浮かばぬ
いや、毎度ネタらしいネタなどあるまじき



試合開始

強烈な直射日光を嫌ってか、両者控えめな立ち上がり
そりゃ、選手だってこんなに暑い環境下
一週間に二試合では、派手に90分間は戦えない・・・だろう



名古屋の攻撃

だが、名古屋が持ち前のスピードを生かし
サイドからフロンターレに揺さぶりをかける
そのままフロンターレDFの裏を突いた、絶妙のパスを繰り出すが
最後は吉原選手(背番号1:GK)が抑え、事なきを得る



クライトン選手のシュート

名古屋が立て続けに攻め立て
クライトン選手(背番号8:MF)がミドルシュート
名古屋の高品質な攻撃に、幾分押されがちのフロンターレ



フロンターレの反撃

フロンターレもサイドの空きスペースを展開するも
目立ったチャンスには至らない
フッキ選手も持ち前の積極性から名古屋ゴールに迫るも
シュートは外れ、名古屋に対する脅威は薄い



元気なサポーター

春の強い日差しを浴び、熱狂的に飛び跳ねるサポーター
みんな元気があるなぁ、こちらは声を出すのが精一杯で
疲れて跳ね続けるなんて到底無理
あぁ、こんな事を書いてしまっては、Gゾーンから追放かぁ?



谷口選手の守備

クライトン選手の突破に、谷口選手(背番号29:MF)が立ちはだかる
背後に抜け出しを図られそうになるものの
体を張った守備で、容易く突破を許さない



フロンターレゴール前の空中戦

名古屋のコーナーキック、セットプレーで
高い得点力を誇る秋田選手(背番号2:DF)に対し
箕輪選手(背番号5:DF)が一騎打ちを挑む



フロンターレの攻撃

フロンターレも左サイドを展開し、細かい連携から名古屋ゴールを目指す
しかし、フッキ選手の突破は、名古屋DFには通用せず
あっさりとボールを奪取され、容易くクリアされてしまう



フロンターレの守備

名古屋もサイド攻撃を盛んに仕掛けるものの
フロンターレの守備の応答性は悪くない
神戸戦で負傷した箕輪選手も、怪我を感じさせぬ動きで沸かせる



名古屋の攻撃

だが、一瞬でも油断すれば名古屋が牙をむく
名古屋はフロンターレの僅かな守りの乱れを突き
したたかにボールを奪い、即座に突破を試みる



サポーターの応援

もうひとつ波に乗り切れないフロンターレであるが
こんな局面だからこそ、応援の力は欠かせない
統率感も十分、力がこもった声援が響き渡る



両者にらみあい

左サイドでは、フッキ選手が名古屋の選手とにらみ合い
両者仁王立ちで、互いの隙をうかがうものの
さすがに時間を消費し過ぎ、決定的な場面に持ち込めない



名古屋が反撃

拙攻が続くフロンターレから、得点の雰囲気は一向に漂わない
痺れを切らしたサポーターからは、マルクス選手のコールが飛び出すも
名古屋がじりじりと反撃開始
そのまま名古屋に右サイドへの展開を許し
コーナーキックのピンチを迎えてしまう



名古屋のヘディングシュート

コーナーキックから、名古屋の選手がヘッド
幸いにも失点は免れたものの
一瞬でも守備のポイントが崩れようものなら、危ない場面である



フッキ選手のシュート

対するフロンターレも、フッキ選手がシュートを放つ
だが、名古屋の守備は崩すに至っておらず
決定的な場面には程遠いのが現実である



盛大な拍手

動きが乏しい試合展開、状況を打破すべく
サポーターは力強い拍手を送る
激しい打音に促されて、フロンターレの選手は前進を図れるのか



名古屋ゴール前の攻防

右サイドからフロンターレが、大きなクロスを供給
我那覇選手(背番号9:FW)が空中戦に挑み
正面ではアウグスト選手(背番号4:MF)が構えるものの
名古屋の固い守備は中々崩せない



名古屋の反撃

アウグスト選手が負傷し、ピッチの外へ搬出
一人少なくなったフロンターレ、名古屋はその隙を見逃さず
一気に攻勢を強め反撃開始
縦横無尽にボールを回し、フロンターレに盛んにプレッシャーを与える



攻めきれないフロンターレ

名古屋の激しい当たりに、フロンターレの選手は幾度と倒され
攻撃のリズムも崩れる一方
どうしても攻め切れぬフロンターレ、我慢の時間帯が続く



精一杯の応援を送るサポーター

苦しいながらも、じわじわと名古屋を攻めるフロンターレに
サポーターも懸命に声援を送る
勝利を頑なに信じ、盛大に叫びそして跳ねる



名古屋のフリーキック

前半も残り時間は限られる
名古屋の正面突破を受け、フロンターレはファウルの判定
正面から名古屋のフリーキック、絶体絶命のピンチを迎えてしまう



脈打つ大旗

ゴール裏の大旗を水平に揺らし、ゴールの死守を図るサポーター
脈打つ旗が、名古屋の選手に心理的影響を与えるのか



中村選手のフリーキック

落ち着かぬフロンターレの壁に対し、主審が注意を与える
・・・と、その不意を突くかの如く
中村選手(背番号7:FW)が鮮烈な一撃



名古屋のフリーキックが決まる

完全な不意を食らったフロンターレ
吉原選手も反応が遅れ、懸命にジャンプするものの
ゴール斜め隅に放たれた一撃には、遠く及ばない
名古屋の技ありの一撃に、フロンターレは先制点を喫してしまう



フリーキックを生かせず

前半も残り時間はごく僅か
再開後、フロンターレもフリーキックのチャンスを掴んだものの
名古屋ゴール前の連携は悪く、同点ゴールには届かない
名古屋に1点のリードを許したまま、前半終了を迎える



腰掛ける少年

ハーフタイム中に発見、消火栓?に腰掛ける少年の姿
これは結構見やすいポジションかも知れないと
妙に関心したりする



後半開始

・・・と、千頭いるかの対応中に、後半開始の時を迎える
慌ててGゾーンに戻りつつ、熱狂的なサポーターを遠方から激写



我那覇選手がつかまる

いつもの撮影ポイントに戻るや
我那覇選手が肩口を掴まれるシーンに遭遇
J1の厳しさには目が慣れたつもりではあるが
改めてJ2とは別次元なのを実感



マルクス選手

名古屋のぶ厚い守備を崩せぬ中
マルクス選手が機転をきかせ、流れを変えるべくミドルシュートを放つ



うなり声を上げるサポーター

名古屋の反撃を凌ぎ切り、フロンターレが左サイドを突破
続けてコーナーキックの場面が到来
サポーターは腕を小刻みに振り、期待を込めて低いうなり声を上げる



楢崎選手がキャッチ

サポーターの願いを託されたボールは、名古屋ゴール正面へ
だが、楢崎選手(背番号1:GK)が難なくキャッチ
日本代表の貫禄が漂う、安定感抜群のプレーである



クロスはクリアされる

フロンターレは続けて、フッキ選手がクロスを放つ
名古屋ゴール正面に鋭いボールが届くものの
北朝鮮代表、安選手(背番号17:MF)がヘッドでクリアし
我那覇選手には一歩及ばない



中盤の攻防

程なく試合の動きが止まる時間帯へと突入
中盤では互いにボールを回し、次なる主導権の確保を狙う



名古屋の守備

我那覇選手が右寄りの空間に飛び出し、中央に折り返す
長橋選手(背番号20:MF)が正面で待ち構えるも
名古屋の厳しい守備が、悠然と立ちはだかる



声援を送るサポーター

時折名古屋の逆襲を受けつつも、なおも攻め立てるフロンターレ
1点リードを許す状況に変化は無いが
サポーターは逆転を信じ、脈々と声援を送る



中村選手

優位に攻撃を組み立てるフロンターレではあるが
ジュニーニョ選手が不在の影響は隠せず
有効な突破は導き出せない
中村選手(背番号14:MF)も、名古屋の守備に囲まれるや
敢え無くボールを明け渡してしまう



観客数発表

両者決定力を欠く中、オーロラビジョンに入場者数が発表
堅調に伸びる観客数に、場内から拍手が沸き起こる



熱の入った応援

こう着した状況を打破すべく、応援をリード
全体の統率感は良かったが、時折太鼓がずれるのが気になった
何はともあれ、同点そして逆転を狙うべく
気迫の声援が場内に響き渡る



黒津選手

神戸戦でJ1初ゴールを決めた黒津選手(背番号24:FW)
相手が名古屋になると勝手が違う
ボールを得るや、即座に厳しいマークを受けてしまい
常に窮屈なプレーを強いられる



中村選手のシュート

名古屋の堅守の隙を突き、中村選手がシュートを繰り出す
ボールの勢いは中途半端、楢崎選手が堅実に抑える



箕輪選手

それでも一見すると、フロンターレが試合を優位に進める
名古屋のファウルを誘い、アウグスト選手のフリーキックが炸裂
名古屋のゴールを打ち砕くべく、箕輪選手が空中戦に挑む



マルクス選手

続けて、フロンターレがコーナーキックの場面
頼みの綱はマルクス選手、サポーターの大声援を受けながら
コーナーエリアにボールを構え、静かに右足を振り抜いた!



名古屋の堅守

だが、ここも名古屋の堅守が立ちはだかる
ジュニーニョ選手の突破力が存在しない中
フロンターレはあらゆる試行錯誤を繰り返すものの
名古屋ゴールは遠く、どうしても手に届かない



名古屋の反撃

我慢を強いられた名古屋であるが、お返しとばかりに反撃開始
右サイドを執拗に攻め立て、フロンターレゴールをねじ込みにかかる



名古屋が2点目

名古屋の急襲に対し、守り抜いたかに見えたフロンターレ
だが、状況が理解出来ぬままに
名古屋に追加点を決められてしまった



応援再開

2失点で苦境に立たされたフロンターレ
だが、勝負は最後まで諦めない
強烈な日差しを正面に浴びつつ、気迫の応援が再開される



長橋選手

サポーターの熱気に引き付けられるように
長橋選手が果敢に突破を仕掛ける
得意のクロスは封印し、自らゴールを奪いにかかる



アウグスト選手

長橋選手の気迫に触発されたのか
更に攻め立てたフロンターレが、フリーキックのチャンスを掴む
マルクス選手が放ったボールに対し
アウグスト選手が果敢に空中戦に挑む



長橋選手

こぼれ球を拾ったフロンターレ
右サイドを長橋選手が駆け上がり、強烈に右足を振り抜いた
気迫のクロスは、名古屋DFに激突し
コーナーキックを掴み取った



大興奮のサポーター

総攻撃を仕掛けるフロンターレに、サポーターも大興奮
終盤の応援は一層増幅し
大絶叫は更に大きく、激しさと熱気を増す





空中戦は物に出来ずも、畳み掛けるフロンターレ
名古屋の厳しいマークをかわし
黒津選手から我那覇選手へパスを託し、更に左へ展開する



名古屋ゴール前の攻防

名古屋の反撃をすぐに断ち切り、左サイドへと展開
名古屋ゴール正面へのクロスボール
我那覇選手が空中戦に挑むが、あと一歩のところで及ばない



相馬選手

後半もロスタイム突入目前
残り時間が切迫する中、攻撃の手を緩めぬフロンターレ
左サイドから相馬選手(背番号23:MF)が
冷静な一振り、名古屋ボール正面にパスを繰り出す



楢崎選手が抑える

絶妙のクロスボールに飛び込んだのは長橋選手
だが、楢崎選手ががっちりとキャッチ
名古屋の堅守を前に、1点がどうしても遠いフロンターレ



最後まで諦めないサポーター

ロスタイムに突入しても、サポーターは最後まで諦めない
懸命に、必死に声援を送るものの
最後まで名古屋の牙城を崩すには及ばなかった
熱戦は程なく終了、結果は0-2と完敗であった





選手の表情には、完敗に対する悔しさが滲み出る
ジュニーニョ選手が欠場とは言え
J1上位との実力差を、目の当たりにされた90分間
この敗戦は実に悔しいが、次節に繋げる一戦と信じたい



<フロンターレの出場メンバー>
GK:吉原
DF:伊藤・箕輪・寺田
MF:谷口・中村・長橋・マルクス・アウグスト
FW:我那覇・フッキ
SUB:下川・佐原・久野・相馬・黒津
<フロンターレの選手交代>
寺田>佐原(45分)
フッキ>黒津(60分)
谷口>相馬(72分)



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