川崎フロンターレ VS アルビレックス新潟
〜 2006 J1 開幕戦 〜
日 時 | 2006年3月5日 15:00 | |||
試合会場 | 等々力陸上競技場 (神奈川県川崎市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 17,444人 | |||
試 合 結 果 | ||||
川 崎 | 2 | 前 半 | 0 | 新 潟 |
4 | 後 半 | 0 | ||
6 | 計 | 0 | ||
得 点 者 | ||||
我那覇 和樹 | 26分 | |||
我那覇 和樹 | 40分 | |||
我那覇 和樹 | 66分 | |||
中村 憲剛 | 87分 | |||
ジュニーニョ | 89分 | |||
マルクス | 89分 |
待ちわびた2006シーズンの開幕戦
眠たい目をこすらせながら、朝の抽選会へと挑む
時刻は午前6時半を回った頃であるが、周囲は瞬く間に人の渦
締め切りの時刻になると、物凄い人数で通路が埋まってしまった
抽選会は今年からサポーター有志によるものではなく、クラブ主管となった
ご覧のような申し込み用紙に記入し、抽選箱に投函する仕組み
昨年は細かいトラブルも散見されたが
クラブが主体となることで、トラブルの回避が期待なるか
シートの列は延々と続く
ざっと数えたところ、160組は軽く超えていた
J2時代の閑散さと比べると、サポーターが増えたなぁとちょっぴり感慨
開門までの間、しばし周囲を散策
クラブ創立10周年記念のプレート、プレシーズンマッチでは忙しくて
目を向ける時間が無かったが、ようやくじっくり眺められる
等々力陸上競技場へと続く道が、フロンターレブルーに一新
青い鉄柱にはタペストリーが飾られ、風力発電と太陽電池が装備
これらで充電し、夜間はタペストリーを青く染める仕組みである
(実際に見たが、青白い光が不気味な気も・・・)
こちらが通路の終点、足元には巨大なふろん太君
笑顔で競技場への観客を出迎えてくれる
スマ・スタの準備のため、開門前に一旦場内に入る
バックスタンドにはサポーター制作の巨大横断幕が4本登場
その迫力には改めて圧倒、熱き想いがひしひしと伝わる
そのバックスタンドの中央には、間もなく新ビッグフラッグがお披露目
今かと待ちわびる心境で、胸の鼓動は大きくなる
開門と同時にアウェイ側ゴール裏を埋め尽くす、新潟サポーターの軍団
バス40台で乗り込んできただけに、こちらも迫力は十分だ
だが、フロンターレサポーターも負けてはいない
いよいよだ、待望のキックオフが目前に迫る
サポーターの熱き願いが込められた新ビッグフラッグが
今ここに全貌をあらわにする!!
<みなさまにお知らせ>
新ビッグフラッグの写真ですが、撮ったのですが諸般の事情により
当ページでの公開は控えさせて頂きます
何故かって?それはまぁ、そういう訳でありまして・・・
(てか、このページ自体ある意味やばいが・・・)
ビッグフラッグの撮影を済ませ、息を切らしてGゾーンに急行
試合は当に始まっていた、フロンターレが先制攻撃の後
新潟が早速逆襲の気配、試合は早くも激しい攻防の渦であった
撮影体勢が整わぬ間に、フロンターレはコーナーキックのピンチを迎えた
Gゾーンからは激しいブーイング、ゴール裏では大旗を水平に揺らす
新潟の先取点を阻止すべく、サポーターが背後からバックアップ
新潟のコーナーキックは高く舞い、空中戦へと突入
開幕前に負傷し、出場が危ぶまれていたマルコン選手(背番号4:MF)が
長身を生かした豪快なジャンプ
エジミウソン選手(背番号10:FW)と競い合う
フロンターレゴール前の混戦は、新潟がサイドに逃げたものの
フロンターレがボールを奪取、素早いパスで前線へフィード
だが、新潟が即座にボールを奪い戻し
ボールを細かく繋ぎ、フロンターレの隙を狙いにかかる
新潟の追加攻撃を断ち切り、フロンターレが右サイドに展開
ジュニーニョ選手(背番号10:FW)が繰り出したロングクロスは
マルクス選手(背番号11:MF)を狙ったものの
野澤選手(背番号21:GK)の手中
対する新潟はロングパスを繰り出し、カウンターで活路を狙う
エジミウソン選手がフリーで突破を図るも
相澤選手(背番号21:GK)が冷静な飛び出しで失点を防ぐ
フロンターレが左サイドを深くえぐり、コーナーキックのチャンスを掴む
Gゾーンを埋め尽くすサポーターは待っていたとばかりに、腕を前後に動かす
キックのタイミングに合わせ、低いうなり声をピッチに注ぎ
脈打つ腕の動きが、先取点の気配を引き寄せる
コーナーキックは谷口選手(背番号29:MF)の真下に落下
新潟も寺川選手(背番号16:MF)が張り付き、谷口選手の体制は崩れてしまう
フロンターレは続けてコーナーキックを繰り出すも
新潟の粘りの守備を前に、先取点を奪えない
新潟も程なく反撃開始、中盤まで前進を図り、エジミウソン選手がパスを繰り出す
この場面はマルコン選手がパスコースを見定め、ボールをカット
左足がとにかく着目だが、守備のセンスも悪くはなさそうだ
矢野選手(背番号11:FW)には寺田選手(背番号13:DF)が側面から入る
この場面は矢野選手にクロスを放たれるも
箕輪選手(背番号5:DF)がヘッドでクリア、新潟に決定機を与えない
マルクス選手からのパスを受け、マルコン選手が新潟の背後を突く
アウグスト選手とは異なり、力強さは程々ではあるが
シェアに振り抜く左足が、実に美しい
新潟も粘り強くサイドを突き、セットプレーを交えてフロンターレゴールを狙う
新潟の圧力が強まるも、フロンターレの守備に乱れは感じない
そんな選手を励ますように、サポーターの力強い声援がピッチに響く
さあ、フロンターレの怒涛の攻撃が炸裂!
ジュニーニョ選手のクロスに、マルクス選手がダイビングヘッド!!
だが、この一撃は野澤選手の真正面
フロンターレは尚も攻め立てるも、後一歩及ばず新潟からゴールを奪えない
対するフロンターレの守備であるが、着々とこなす印象
箕輪選手の守備も安定、歴然たる存在感で新潟の攻撃を断ち切る
おっ、マルコン選手の左足が華麗に炸裂!
我那覇選手(背番号9:FW)がヘッドで押し込み、新潟から先制ゴール!
開幕戦を祝う先制弾に、場内は盛大な拍手が沸き起こる
ゴール裏の大旗も盛大になびき、記念すべきゴールを祝福する
Gゾーンの応援もヒートアップ、サポーターの気持ちも乗ってきたぞ
1点を追う新潟がリスタートの隙を狙い、寺川選手が一気に駆け上がる
フロンターレの守備は落ち着き払い、伊藤選手(背番号2:DF)があっさりと防御
フロンターレの守りは安定感が高く、特に不安は感じない
新潟はコーナーキックから圧力を加えるも、フロンターレの守備は乱れない
堅実な守備を前に、応援も激しさを増してきた
初アシストに気を良くしたのか、マルコン選手の動きが冴える
長い足を伸ばし新潟の選手に立ちはだかり
周囲の選手もすかさずフォロー、新潟の反撃を危なげなく防ぐ
とは言え、新潟のサイド攻撃が徐々に鋭さを増してきた
鈴木選手(背番号18:MF)に突破を許すや、危険なクロスを許してしまう
ここは相澤選手が渾身のパンチング、谷口選手(背番号29:MF)が前方にクリアと
新潟に決定的なチャンスを与えない
新潟が優位な状況に変化が見られぬまま、前半も残りは僅かとなった
新潟は攻撃のコンビネーションが悪く
寺川選手のクロスも精度を欠き、相澤選手が余裕でキャッチ
前半を終える前に、追加点が欲しいフロンターレ
・・・おっ、マルコン選手のクロスボールに、またもや我那覇選手の姿
豪快にボールを押し込み、待望の追加点をゲット!!
絶妙の時間帯の追加点に、サポーターも一気に大爆発
タオルを豪快に振り回し、歓喜のエールをピッチに送る
2点リードを喫した新潟、残された時間帯は懸命に攻め立てる
圧力を強める新潟に対し、フロンターレも一丸の守備で守り抜いた
前半は無失点で終了、開幕戦にありがちな固さも見られず
いい雰囲気で後半を迎えられそうだ
前半の興奮が覚めやらぬまま、後半開始の時を迎えた
2点リードで優位には立つものの、選手の表情に気の緩みは感じない
宿敵新潟を倒すべく、熱き応援が再開された
西日は適度に和らぎ、応援にはうってつけな環境だ
新潟が左サイドを先制攻撃、早々にフリーキックの危機が到来
この場面はマルクス選手が守備に専念
混戦の中から前方に大きく蹴り出し、古巣の新潟の出鼻をくじく
ジュニーニョ選手がフリーの体勢でパスを受け、鋭いクロスを繰り出した
・・・と見せかけるや、細い隙間に絶妙のパスを供給
パスの先には谷口選手の姿、巧みな個人技で新潟を翻弄
フロンターレ攻勢は新潟を圧倒
マルクス選手が右サイドの空間にパスを繰り出すや
長橋選手(背番号20:MF)が一気に駆け上がり、得意のクロスを披露
長橋選手のスピードに、カメラマンも反応が遅れたのか
望遠レンズを抱えたまま、別のカメラを慌てて操作
長橋選手のクロスは新潟の選手に当たり、ゴールラインを割り込んだ
コーナーエリアに向かうマルクス選手に、サポーターは強い声援を送る
この場面は箕輪選手が前線へ、新潟ゴール前の混戦に挑む
新潟は矢野選手が絡み付き、箕輪選手の動きを必死に止める
DFとFWが逆の立場、両者とも懸命の攻防戦
程なくピッチには森選手(背番号19:MF)が投入
我那覇選手とのコンビネーションプレーが早くも冴える
逆サイドのマルクス選手にボールが渡りかけるが
背後から海本選手(背番号19:DF)の足が伸び
惜しくもバランスを崩してしまう
リードを喫する新潟であるが、攻撃の形が徐々に乏しくなる
谷口選手も落ち着いて自分のプレーに徹し、新潟のチャンスを封印
停滞感が漂う新潟に対し、フロンターレは自在な攻撃が光る
ジュニーニョ選手が伸びやかなシュートを披露
我那覇選手も後に続き、コーナーキックのチャンスをゲット
コーナーエリアに向かうマルクス選手が腕を上げ、サポーターを煽る
サポーターもマルクス選手の気概に応じ、俄然ヒートアップ
Gゾーンからもゴール裏からも、スタンド全体からも
熱き応援がピッチ一面に響き渡る
この絶好機は逃してしまったフロンターレ、直後新潟の反撃を食らってしまう
だが、新潟のコーナーキックはどうも意図不明
空中戦は早々に乱れてしまい、数少ないチャンスを逃してしまった
さぁ、ケンゴのドリブルが炸裂だぁ〜
新潟のペナルティエリア内に侵入、新潟の捨て身のスライディングに激しく転倒
PKだ!・・・と思ったものの、主審はPKを認めない
この判定にサポーターはブーイングを浴びせる
だが、流れは完全にフロンターレ、観客席からは極度のピリピリさは感じない
その直後、森選手がサイドから抜け出し鋭いパス
ボールはマルクス選手を経由・・・しないで、我那覇選手の足元へ伸びた
鋭く振り抜いた一撃が、新潟ゴールへと突き刺さった!
我那覇選手のハットトリックに、場内は歓喜の渦
新潟を突き放す3ゴール、このまま勝利へと突き進め!
焦燥感漂う新潟に対し、フロンターレは再びコーナーキック
ここは寺田選手と箕輪選手が相打ちするも
高さでは新潟を圧倒、空中戦は明らかに敵無しだ
一矢報いたい新潟は、鈴木選手が右サイドから渾身のクロス
鋭いパスは、フロンターレゴール前を横断
エジミウソン選手が懸命に足を伸ばすも、後一歩及ばない
続けてのコーナーキックのチャンスも生かせず
新潟からはゴールの気配が遠のく一方
フロンターレが圧倒的優位を保つものの、応援の緊張感は途切れない
J2時代からのライバル新潟を倒すべく応援に集中、力強く腕を振る
中盤は谷口選手が効果的、新潟に攻撃の形を作らせない
新潟も懸命に反撃を試みるも、前線の乱れは否めない
新潟の反撃を着実に凌いだフロンターレ
新潟の疲れを待ち構えていたかの如く、一気に総攻撃へと突入
必死に抵抗する新潟に対し、至近距離から容赦なく襲い掛かる
新潟ゴール前の混戦を制したのはフロンターレ
最後は中村選手が冷静に蹴り込んだ
試合を決定付ける4点目に、サポーターも大興奮
だが、フロンターレはこの程度で満足しない
再開後も新潟を優位に攻め立て
ジュニーニョ選手がシャープに振り抜き、5点目をゲット
とどめはマルクス選手の一撃、圧巻の6得点に場内は騒然
間もなく試合終了のホイッスル、新潟を相手に快心の勝利!
しかも・・・堂々の首位じゃないかぁ!(まだ一試合だけれども)
圧巻の勝利に、選手もサポーターも笑みを浮かべる
長きシーズンを前に、幸先の良いスタートを切った
「お立ち台」に登場するは、我那覇選手とマルコン選手
ハットトリックと好アシストの連発に、場内からは盛大な拍手
圧勝にサポーターも笑いが止まらない
最後は肩を組んで、歓喜の絶叫だぁ〜
フロンターレ、俺達のフロンタ〜レ〜〜
フロンターレ、俺達のフロンタ〜レ〜〜
<フロンターレの出場メンバー> |
GK:相澤 DF:伊藤・寺田・箕輪 MF:中村・谷口・長橋・マルコン・マルクス FW:ジュニーニョ・我那覇 SUB:吉原・佐原・井川・森・黒津・鄭 |
<フロンターレの選手交代> |
長橋>森(52分) 我那覇>茂原(80分) マルコン>井川(89分) |