川崎フロンターレ VS  浦和レッズ

〜 2006 J1 第14節 〜



日   時 2006年7月22日 19:04
試合会場 等々力陸上競技場(神奈川県川崎市)
天   候 曇り
観 客 数 23,005人
試  合  結  果
川    0 前  半 1 浦   和
0 後  半 1
     
     
     
0 2
得   点   者
      30分 田中 達也
      76分 永井 雄一郎


等々力陸上競技場

W杯中断期間明けのホーム初戦、「修羅場3」の2戦目は浦和レッズ戦
アウェイゴール裏は毎度の熱狂ぶり、フェンスも増設されたようだ




メインスタンド裏通路

メインスタンド裏の通路には黒山の人だかり
その先には何があるのだろうか・・・




ガンダムのプラモデル
ガンダムのプラモデル

近づくとショーケースの中には、ガンダムのプラモデル
かつてはTVアニメに夢中になった私も、思わず釘付けになってしまう
この日から開始された「フロンターレmeetsガンプラ」企画による
フロンターレモデルのガンプラ展示、メインスタンド裏の楽しみが一つ増えた




3代目「FORZA KAWASAKI」横断幕

3代目「FORZA KAWASAKI」横断幕も、ホーム初お披露目
前作と比較すると白を基調に、すっきりとしたデザインに生まれ変わった




試合開始

新ビッグフラッグがバックスタンドに登場、熱戦の舞台が始まろうとしている
首位のフロンターレは鹿島戦の勢いを持続なるか
熱気が渦巻く中、試合開始の時を迎えた




伊藤選手
伊藤選手

田中選手(背番号11:FW)復帰2戦目の浦和
田中選手のスピードを生かすべく、盛んにパスを繰り出してきた
浦和の速攻に対抗するのは伊藤選手(背番号2:DF)
パスの先に体を挟み、浦和の先制攻撃を幾度と断ち切る




フロンターレの攻撃
フロンターレの攻撃

フロンターレも早速反撃開始、浦和の厳しいマークに遭遇しつつも前進を図る
一度は浦和にサイドを突かれクロスを許すが
力強い突破で再度前進、浦和からファウルをもぎ取った




フリーキック
フリーキック

芝生にセットされたボールに何人もの選手が身構える中
マルコン選手(背番号6:MF)の左足が炸裂
鋭い一撃は浦和ゴールのポストをかすめ、ゴールラインを割り込んだ




相澤選手
マルコン選手
箕輪選手

浦和が貪欲に攻め立てる、ロングパスから不安定な体勢であろうと
果敢にシュートを狙ってくる
中盤も激しさを増してきた、ピッチ上では交錯して転倒する選手も少なくない




ゴール裏

優位に攻撃を仕掛ける浦和、程なくコーナーキックのチャンスを得た
多くの観客で埋め尽くされたゴール裏からは
激しいブーイングが響き、大旗が盛大に水平になびく






場面はフロンターレのゴールキック、水平に腕を突き出し、気合を注ぐサポーター
直後、フロンターレはカウンターが炸裂
最後はジュニーニョ選手(背番号10:FW)がシュートを放つが、先制点には及ばない




伊藤選手
三都主選手
伊藤選手

随所にフロンターレが攻撃を仕掛けるも、全体的には浦和が攻撃を支配
伊藤選手の守備はなおも安定、浦和のスピードへの追随性も高く
セットプレーのピンチでも冷静さを保っている




三都主選手

・・・と褒め称えたいところだが、浦和のクロスに気を奪われてしまう
注意が散漫となった裏側から、三都主選手(背番号8:MF)がダイビングヘッド
完全にフリーにさせてしまったものの、ボールは頭にヒットせず命拾い




マルコン選手

浦和の攻撃ばかりではつまらない、フロンターレも自慢の攻撃を見てみたい
素早くボールを繋いだフロンターレ、マルコン選手がフリーの体勢でクロスを繰り出した




浦和ゴール前

・・・が、ニアサイドの谷口選手とは別方向
その後も積極的に左サイドに飛び出し、クロスを供給するも
浦和の堅守に阻まれ、先制点には至らない




小野選手
小野選手

浦和の攻勢を前に、リズムが掴めないフロンターレ
小野選手(背番号16:MF)のサイドアタックを中村選手が懸命に追う
ゴールライン際で体を寄せ、決定的なクロスは防いだものの
中村選手の守備の時間帯が多いようでは、攻撃の機会も乏しくなる




小野選手
浦和のシュート

小野選手はトップ下でもテクニックを披露
左サイドからのパスをダイレクトに逆サイドへ振る
ボールの先は手薄な空間、飛び出した選手が難なくシュート
シュートはフロンターレゴール枠の外、浦和のミスに救われた




Gゾーン

劣勢気味のフロンターレ、そこに試験を終えたコールリーダ氏が到着
早速メガホンを手に応援をリード、熱き応援で形勢の逆転なるか




箕輪選手
マルコン選手

ヒートアップする声援につられるかのように、ピッチ上も熱気も更に帯びる
浦和の猛攻を懸命に弾き返すフロンターレ
素早い切り換えからカウンターを狙うも
浦和の守備もスピードが速く、容易く振り切れない




フロンターレの守備
フロンターレの守備

小野選手もスピードは控えめだが、ゴール前の存在感は相当なもの
フロンターレは3人がかりの守備で必死に対抗
その後も浦和のシュートを何本も浴びてしまう




田中選手
田中選手
浦和の先制ゴール
浦和の先制ゴール

それでも我慢を重ねたフロンターレだが、遂に限界が訪れた
闘莉王選手(背番号4:DF)のパスを受けた田中選手が
ドリブルで持ち込みシャープな一撃
ボールはフロンターレゴールに低く突き刺さり、復帰後初ゴールを献上してしまう




サポーター

先制点を許すも、この程度でサポーターの気持ちは揺るがない
失点のショックを即座に払拭、逆転を信じ力強い声援を響かせる




山田選手が退場
山田選手が退場

リスタート後も苦境が続いたフロンターレだが、幸運が舞い込んだ
山田選手が伊藤選手に悪質なファウル
2度目の警告を受け退場処分、鹿島戦に続き数的優位を得たぞ!




中村選手

浦和のパスをカットし、逆襲に転ずるフロンターレ
守勢を強いられた中村選手、中盤に浮上し攻撃の軸となる




マルコン選手
谷口選手
ジュニーニョ選手

浦和サイドへと攻め立てたフロンターレが好機を迎えた
マルコン選手のロングスロー、高く浮いたボールは浦和ゴール前へと落下
谷口選手(背番号29:MF)がヘディングシュートの体勢に入るが
闘莉王選手の側面からのプレスにバランスを崩す
こぼれ球をジュニーニョ選手が狙うが、浦和の堅守にシュートを放てず




三都主選手
マルコン選手
伊藤選手
谷口選手

その後もピッチ上は激しい攻防戦が繰り広げられるも
両者共に決定的な場面には至らない
攻撃のリズムがどうも掴みきれないフロンターレ
浦和に1点リードを許したまま前半を終了






ハーフタイム中に一息つくと、場内をもやが覆い尽くしていた
視界は優れないが、アウェイゴール裏の威圧感を適度に中和するかのようだ




後半開始

数的優位の状況を生かし、逆転を狙いたいフロンターレ
後半開始と同時に、Gゾーンには熱気が舞い戻ってきた




マルコン選手
マギヌン選手

開始直後はいささか不安定ながらも、フロンターレは左サイドを浮上
ジュニーニョ選手からマルコン選手のボールが託されクロス
マギヌン選手が浦和ゴール真正面から空中戦に挑むものの
ボールは遠く及ばず、山岸選手(背番号1:GK)がキャッチ




箕輪選手
中村選手

最終ラインを引き上げたフロンターレ、箕輪選手のパスからチャンスを演出
・・・どころか浦和に呆気なくカットされてしまう
普通なら通りそうなパスであるが、依然としてちぐはぐさが残っているのか




浦和の攻撃
浦和の攻撃

浦和は数的不利である筈だが、好機と見れば勝負を仕掛けてくる
平川選手(背番号14:MF)のシュートは
相澤選手(背番号21:GK)が弾き返すものの
こぼれ球を拾われてしまい、田中選手が貪欲にシュートを放つ




長橋選手が交代

後半開始から程なくして、長橋選手(背番号20:MF)がピッチを去った
森選手の累積警告による出場停止で、久々の先発出場を果たしたが
攻撃に絡む場面も少なく、武器のクロスも精度を欠いた
貴重なアピールの場に失敗した印象、かつての輝きはもう見られないのだろうか・・・




我那覇選手
我那覇選手

トップ下で奮闘する我那覇選手(背番号9:FW)
浦和の厳しいマークに、前半は振るわなかったが
浦和のマークが一瞬外れた、どんな攻撃を仕掛けるのか?




黒津選手
米山選手

自らシュートを繰り出すと思いきや、黒津選手(背番号24:FW)をアシスト
足元のボールは闘莉王選手にクリアされるも
米山選手がこぼれ球をシュート




米山選手
米山選手
米山選手

米山選手が積極的に攻撃参加、得意とは思えぬ(?)ドリブルで突破を図る
突然の変貌ぶりは作戦なのか、ベテラン故の状況判断なのだろうか




中村選手
谷口選手

もっとも、この2人は攻撃面で振るわない
この場面は谷口選手が浦和のファウルを受け、セットプレーのチャンスを得た




サポーター
ゴール前の混戦

絶好のチャンス到来に、サポーターも俄然気合が入る
マギヌン選手のフリーキックは、箕輪選手の頭を狙ったようだが
意図が伝わらなかったのか、箕輪選手はボールを叩けない




マギヌン選手
浦和の守備
闘莉王選手
松下選手

それでも好機突入のフロンターレ、浦和ゴールに猛然と襲い掛かる
対する浦和は守備を固め、必死のクリア
浦和ゴール前の手に汗握る攻防戦、最後は松下選手(背番号17:MF)が
ミドルシュートを繰り出したが、ボールは不運にも浦和ゴールのポストを直撃




ジュニーニョ選手
ジュニーニョ選手
ジュニーニョ選手

ゴールが届きそうで届かないフロンターレ
後はジュニーニョ選手のゴールに期待・・・だが
浦和の厳しいマークが相当堪えるのか、チャンスの演出には程遠い
抑制を効かしたシュートも、浦和ゴール枠をとらえない




テセ

なおも浦和に猛攻を仕掛けるも、得点の気配は薄れる一方
鹿島戦で大活躍の鄭選手(背番号16:FW)も
日本代表DFを前に歯が立たない




三都主選手
三都主選手

浦和からゴールを奪えないフロンターレ、逆に一瞬の隙を突かれてしまう
中盤で三都主選手が強引にボールを奪取
ピッチには三都主選手と接触したフロンターレの選手が転倒
マルコン選手の「ボールを出せ!」の指図も空しく
三都主選手がドリブルで一直線に浮上




浦和の2点目
浦和の2点目
浦和の2点目

フロンターレゴール前は手薄な状態、一気に緊張状態へと突入する
浦和に焦りは無かった、最後は永井選手が無人のゴールにボールを流し込んだ
数的不利もなんのその、浦和の巧みな試合運びに屈してしまった・・・




サポーター

浦和に2点リードを喫し、窮地へと追い込まれたフロンターレ
サポーターは奇跡の逆転劇を願い、盛大な声援をピッチに送る




テセ
テセ
中村選手

逆境を跳ね返すべく、テセがドリブルで駆け上がる
最後は強引に折り返し、こぼれ球を中村選手がシュートを放つが
直後に副審の旗が上がり、よもやのオフサイドの判定




米山選手
テセ

この危機にベテランが立ち上がる、米山選手のシュートは
相馬選手(背番号16:MF)に当たり、コーナーキックのチャンスに突入
中村選手のショートコーナーから繋いだフロンターレ
最後はテセがヘディングシュートを狙うが
坪井選手(背番号2:DF)に体を寄せられ、バランスを崩してしまった




後半も僅か

後半も佳境に突入、フロンターレに残された時間は僅かとなった
この時間帯になると浦和の時間稼ぎが露骨となる
担架の搬入/搬出等に時間をかけ、時間を悪戯に消費させる




ジュニーニョ選手
テセ
テセ
テセ

完全に後が無くなったフロンターレ、ジュニーニョ選手のパスが鄭選手をとらえる
そのまま浦和ゴールへと突き進むが、坪井選手に再三妨害されてしまう




中村選手
米山選手

残り時間が僅かな場面、中村選手がフリーキックを放つものの
これも浦和には通用しない
米山選手も最後まで攻撃の姿勢を貫き通すが
浦和の守備意識の強さに沈黙、対抗の術が見出せない




試合終了
試合終了
試合終了

浦和に一矢報いる事無く、試合終了の時を迎えた
険しい表情で引き上げる選手たち、その表情からは敗戦の悔しさが滲み出る
点差は「2」であるが、数的優位などを考慮すれば点差以上の「完敗」
次節のガンバ戦、今日以上の厳しさを予感させるが
首位奪還のためにも最善を尽くして欲しい



<フロンターレの出場メンバー>
GK:相澤
DF:箕輪・米山・伊藤
MF:長橋・中村・谷口・マルコン・マギヌン
FW:ジュニーニョ・我那覇
SUB:吉原・佐原・井川・松下・飛弾・鄭・黒津
<フロンターレの選手交代>
長橋>黒津(50分)
マギヌン>松下(60分)
我那覇>鄭(67分)



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