ジェフユナイテッド市原 VS 川崎フロンターレ
J1 ファーストステージ 第6節
日 時 | 2000年4月8日 15:00 | |||
試合会場 | 市原臨海競技場 (千葉県市原市) | |||
天 候 | 晴れ | |||
観 客 数 | 4,485人(閑古鳥が鳴いている・・・) | |||
試 合 結 果 | ||||
市 原 | 0 | 前 半 | 0 | 川 崎 |
1 | 後 半 | 0 | ||
1 | 計 | 0 | ||
得 点 者 | ||||
市原:大柴 克友(73分) |
風邪による発熱のため、手抜きの観戦記です。(+_+)
連戦盛りの4月、J1ファーストステージも瞬く間に6節を迎える。
この日の相手は、ジェフユナイテッド市原。過去天皇杯で2回対戦し、(富士通川崎時代を含めて)負けなしである。
3連敗の後は勝利−引き分けといいリズムのフロンターレ、お誂えの相手ときたものだ。
難なく倒し、強豪が待ち受ける後半戦へ弾みをつけたいところである。
それというのに・・・長旅の疲れか、私は風邪をひいてしまい、発熱でふらふら状態。うっかりすると倒れこんでしまいそうだ。
輪をかけて、競技場に向かう列車も冷房が効き過ぎているし、総武線の架線にビニールが絡まり、電車の到着が遅れるハプニングまで。
こんな調子で、無事に生きて返れるのだろうか・・・。
(このページをアップしたと言うことは、少なくとも今の時点では生きています)
五井駅から競技場に直行するバスの
車内アナウンスシステム(奥の電卓みたいなもの)
放送パターンが一種類しかないのか
競技場に向かっているのに
「本日は観戦いただきありがとうございます・・・」
とアナウンス
疲れているのは他のサポーターも同様? 芝生に寝転び、おとなしく座席に腰掛ける 春の日差しが降り注ぎ、疲労度は一層増す 中には相撲をするつわものまでいたが |
試合前のアナウンス「われらがキャプテン中西永輔(背番号2:MF)」などと流れる。
何だと〜、うちにはチームの柱中西哲生(背番号14:DF)が控えているぞ〜(笑)。
でもこの日もメンバー登録されず。悔しいな・・・。
嘆いてばかりもいられない。前の試合で120分戦っている選手を思えば、我々も気力を振り絞り、全力の応援で応えねば。
競技場入り口上部の狭い一角にサポーターが集結。一丸となって精一杯の応援だ〜。
アヴァンティーおお、川崎ーおお、ららーらららーららーら!!!
声が通り易いように、高くて狭い一角に集結
下から撮影した写真はどこかのページにアップ
されると思うので
皆様ご自由に探してください(笑)
おーい、まだ試合は始まっていないぞ〜
ぶつかり合って大はしゃぎ
椅子と手すりは壊さないでネ
市原の攻守の切り替えは鋭いな。追い風も見方するのか、攻めに転じるスピードがいつになく速い。
空間の使い方もうまい。反対側の選手が空いていれば、すかさずサイドチェンジを仕組んでくる。
対するフロンターレは・・・時折いいカウンターを見せるものの、何かちぐはぐしているな。
中盤の連携はもう一つだ。パスが風に戻され、思うように繋がらない。
プレーに余裕がないなぁ。狭い空間でのパス回しは相変わらずだ。
おまけに守備まで崩壊気味・・・他の選手を信用していないのか、自分ひとりだけで物事を解決するようなプレーばかりだぞ。
ああ、発熱がひどくて立ちくらみがしそうだ・・・。毎度で恐縮ですが、本日もへぼ写真中心のご紹介でご勘弁ください。
市原の攻撃は、サイドチェンジをうまく利用
空間が出来ると、すかさずバスを放り込む
フロンターレの選手は、慌ててチェックに入るが
相手の勢いはなかなか止まらない
前方を伺う鬼木選手(背番号7:MF)
フロンターレも伊藤彰選手(背番号19:FW)が
果敢な飛び込みを見せるものの
得点には至らず
マジーニョ選手(背番号10:FW)が
フリーで足元のパスを受け
お得意の形となったものの、ゴール枠には入らない
うーん、理屈はともあれ、マジーニョ選手よそろそろ点を入れてくれ〜。
サポーターも皆期待しているんだぞ。
マジーニョ!、マジーニョ!マジーニョ!マジーニョ!
フォルツァーマジーニョ!フォルツァマジーニョ!
ついでに鬼木選手の応援だ。
開幕戦のあの気迫をもう一度見せてくれ。
鬼木、鬼木、鬼木とおる!!、鬼木、鬼木、鬼木とおる!!
この日もフロンターレに厳しい判定が続く
市原の選手がラインを割り、線審が旗を挙げたのに
主審は続行したので大ブーイング
それにしても理解不能なファウルが多すぎる
相手の足じゃなく、ボールを狙ってくれ
フロンターレの守備はサイドに穴が多すぎる
そこを市原に突かれ、このようなシーンが続発
センタリングにベンソン選手(背番号16:FW)が合わせ
何度も冷や汗をかく羽目に
ベンソン選手と奥野選手(背番号4:DF)が交錯
蹴りを食らった奥野選手は
しばらく立ち上がれず
頼むぞ!立ってくれー
僚右!僚右!!
もう一人のFW、バロン選手(背番号10)も要注意
ボールを持たせると、ただじゃ済まない
フロンターレのDFよ
ちょっと相手をフリーにさせすぎでは?
あれよあれよという間に、前半が終了。
得点は共に入らず、数字だけで判断すれば互角の展開である。
しかし、小気味の良い市原の攻勢に対して、フロンターレの攻撃のちまちましたこと。
前節の疲れも残っているのか。動きが鈍く、運動量ではかなり負けている。
市原の素早い攻守の切り替えに対し、完全に振りまわされている。追いつくのがやっとと言った感じである。
決定力不足も顕著である。中盤の動きに精彩を欠くので、折角のチャンスも相手ディフェンスの思う壺だ。
守備の連携もまるで無い。コンビネーションに欠けるので、無理なファウルがどうしても増えてしまう。
うーん、連戦はまだ始まったばかりだ。今から疲れていたんじゃ。今後の強豪相手に、思いやられてしまう・・・。
さあ、負けてばかりいられない。後半で一気に攻勢をかけるぞ。
サイドが変わり、有利な追い風も味方する。
ここは一発。13人目の選手?の追い風コールだ〜!
お・お・お・おお、お・おおーおお、おおおおー、そーれ追い風
お・お・お・おお、お・おおーおお、おおおおー、そーれ追い風
追い風!追い風!追い風!・・・ヘイ、ヘイヘイヘイヘイ!
追い風に阻まれ、声はピッチに届きにくいが
それでも負けないぞ
後半序盤は完全なるフロンターレのペース。風を見方に付けたフロンターレが怒涛の攻撃だ。
選手が倒され、フリーキックのチャンス。そこから有無を言わせず果敢に攻めまくる。
いけー!彰!・・・キーパー正面、惜しい・・・
伊藤彰選手のシュートはGK正面
これは本当に惜しかった
時間帯は若干異なりますが
相手GKが飛び出し、フリーの場面も
打ってくれ!でも入らない・・・
それでも良かったのはこの程度。大半は追い風をもろともしない市原のペース。
風の強さを計算したパスワークと、鋭いサイドチェンジで、フロンターレゴールを盛んに脅かす。
時間が経つにつれ、フロンターレの選手の動きに、精彩がますます欠けてくる。
疲れているのは十分理解できる。でも負けるわけにはいかないんだ。
負けたら地獄。J2の悪夢が待ち受けている。
何としても、何としても、この試合は落とせない。
応援でも食い下がらないぞ!絶対に絶対に勝つんだ〜!!
もどきの応援に負けてなるものか。相手がそれならこっちもそれだい!!
お・お・お・おお、お・おおーおお、おおおおー、そーれ市原
お・お・お・おお、お・おおーおお、おおおおー、そーれ市原
市原!市原!市原!・・・ヘイ、ヘイヘイヘイヘイ!
お・お・お・おお、お・おおーおお、おおおおー、そーれ川崎
お・お・お・おお、お・おおーおお、おおおおー、そーれ川崎
川崎!川崎!川崎!・・・ヘイ、ヘイヘイヘイヘイ!
今度はジェフのGK櫛野選手(背番号17)が倒れこむ
フロンターレサポーターから
何故か「下川(背番号1:GK)」コールが沸き起こる
※実際には別のシーンで起きました
フロンターレもドリブル突破を中心に
鋭いクロスボールを放り込む
が、決定力不足は如実に現れている
相手のDFも足が止まっているのに
それ以上に動きが鈍い
後半も25分位経過したか、市原の押せ押せムードが高まっている。
何度もゴール前に攻め込まれ、浦上選手(背番号1:GK)も忙しい。
情勢が徐々にまずくなる。それをかき消すのには大声の応援が一番だ。
さあ、大声を張り上げるぞ!・・・その瞬間市原の選手が一気に攻めあがり、強固に押し捲る。
最後に大柴選手(背番号9:MF)に押し込まれ、遂に殺られてしまう・・・。
ボケボケですが、得点を奪われた直後
「甲府にやられたー」と悔やむサポーターの姿もあり
(大柴選手の出身がヴァンフォーレ甲府のため)
時間も残り少ない。このまま黙っていてはいられない。
何としても勝利を!J2の足音はもう聞きたくない。
負けるな。諦めるな。まだ試合は終わっていないぞ!
俺たちのフロンターレ、いまここに
市原を倒すんだ、さあいこう〜!
最後まで諦めないぞ!
声が枯れるまで声を出し尽くすぞ!
フロンターレも鈴木選手(背番号8:FW)と
アルバレンガ選手(背番号18:MF)を投入
果敢な攻撃で得点を奪いにかかる
ロスタイムに差し掛かると
市原の露骨な時間稼ぎが
櫛野選手の足もゆっくり
市原は完全に守備固めだ。クリアボールも無理なくラインに逃れる。
時間は無情にもどんどん過ぎてゆく。フロンターレの選手も動きが止まり、敗色の気配が高まる。
そして無情のタイムアップ。極めて痛い一敗を喫してしまいました。
うなだれて挨拶に向かう選手達
前節の疲れが残る悪条件の中
よく頑張ったと思います
それでも結果を全てとすれば
負けは負けなのです
この一敗は本当に悔やまれる。強豪とぶつかる後半戦を前に、確実に勝ち点を奪える相手と思えただけに、余計ショックです。
未だに不満なのは戦術面で何を目指しているのか全く理解できない。特に選手の起用方法では疑問が残る。
11人のトータルバランスを考えず、単に一つの試合で結果を残した選手をそのポジションで起用し続けているが、それなら私でも出来ること。
猫の目の選手起用では、チーム全体の活力が上がるとは思えません。それこそどこかの野球チームと同じです。
サッカーは個人スポーツじゃありません。どうすればチームの戦力向上に直結するのか、今ひとつ考えて頂きたいものです。
それとファウルの多さには閉口。無駄な反則が多すぎる。
一例を挙げると、相手選手がボールからかなり離れているのに、背後から足を引っ掛け、倒れさせるシーンがありました。
それこそ意味が無く、悪質でもある。イエローを受けなかったのが不思議な位です。
それだけ無謀なプレーが頻発するのは、連携不足が解消されていない証拠でしょうか。
試合終了後、うなだれながらも、選手が乗り込むバスへと向かう。予想とおりどの選手もひどく落ち込み、うつむき加減である。
声をかけるサポーターの姿も少なく、悔しさと寂しさが辺りを支配する。
だが、まだ残り試合は沢山ある。ここで諦めては元も子も無い。
負けるな!諦めるなよ!
そう声をかけ、選手が去るのを見送りました。
スタッフと話し込む奥野選手(左端)
このような姿は例外で
殆どの選手は無言でバスに
一直線で乗り込んで行きました