川崎フロンターレ VS 法政大学

〜 第81回天皇杯 第2回戦 〜



日   時 2001年11月2日 13:00
試合会場 栃木県グリーンスタジアム (栃木県宇都宮市)
天   候 晴れ
観 客 数 723人 (グリーンスタジアムらしき観客数)
試  合  結  果
川    前  半 法政大学
後  半
     
     
     
得   点   者
久野 智昭 89分:PK      






天皇杯初戦を無難に勝ち進んだフロンターレ。2回戦も大学生相手の勝負。
対戦相手の法政大学は東京都代表。JFLの横河電機を地区予選で破るなど、最激戦区を勝ち進んだだけに、それなりの実力は疑う余地は無い。
それでも相手はアマチュアの範疇。フロンターレの調子も悪くは無く、普通に戦えば確実に勝てるだろう。
この一戦で調子をより高め、3回戦への足掛かりとしたいところだ。

栃木県グリーンスタジアム

栃木県グリーンスタジアム
工業団地の閑静な一角に立地する
応援の障害となるトラックも無く
勝負の醍醐味を満喫出来る
・・・と書くといかにもだが
実際問題、競技場と駅があまりに遠く
交通手段も微々たるもの
たどり着くまでに、どれだけ苦労したことか



応援に専念せよ

実に辺鄙なスタジアムではあるが
そこそこの人数がメインスタンドに駆けつけた
不気味なラッパの音を合図に
とっとと応援体勢に突入だ!


オ〜〜〜、フーロンターレ!
オ〜〜〜、川崎オーオ〜

試合は地味な立ち上がり。初戦とは異なり、フロンターレは相手の様子をうかがっているかのようだ。
しばらくすると、右サイドをダイレクトパスで繋ぎ前線へ。法政大学(以下法政)も守備をじっくり固め、序盤の攻撃に対抗。
フロンターレに早速フリーキックのチャンスが。久野選手(背番号23:MF)が放ったボールは、ファーサイドにすっと流れ落ちる。
前線の選手がヘッドで合わせようとするが、これはタイミングが合わなかったようだ。

フリーキックからシュートならず

法政も守備を相当固めている
フロンターレは、ヘッドでの押し込みを図ったが
ゴールラインを割ってしまう


法政のゴールキックから、中盤では激しい競り合いが。法政の当たりも非常に厳しく、リーグ戦さながらの様相だ。
フロンターレは浦上選手(背番号1:GK)にボールを戻し、右サイドの高田選手(背番号2:MF)へ。
だが、法政のチェックも非常に早い。高田選手が前進を図るや否や、あっという間に距離を詰められてしまう。
これは法政の選手にボールが当たり、タッチラインを割ったものの、法政の予想外の抵抗で、フロンターレも本来のリズムに導けない。

法政の積極的なプレーが印象的だ。対するフロンターレは受動的なプレーが目立ち、やや後手後手の感触を受ける。
法政が中盤右サイドから縦パス一本。柳沢選手(背番号2:DF)が果敢な飛び出しを仕掛け、一瞬にしてゴールライン付近に攻め立てる。
これはフロンターレが守り抜き、高田選手のスローイン。が、どうしたことか、法政に呆気なくボールを奪取されてしまう。
法政がフリーキックのチャンスを掴む。このセットプレーは失敗に終わるも、いささか攻め込まれ過ぎの感想だ。
フロンターレも攻勢に出るためか、バックラインからサイドチェンジ。しかしこれも法政の選手が胸でカットし、フロンターレサポーターからはため息が漏れる。

阿部選手の攻撃

フロンターレは阿部選手(背番号16:FW)が
ワントップに近い布陣の様だ


法政もフロンターレの隙を狙い、一気の縦パスを放つ。ボールは石原選手(背番号9:FW)の足元へ。
フロンターレのディフェンスも守備に入るが、石原選手が強引にシュート。相手は学生なれど、一瞬たりとも隙を見せられない。
フロンターレも右サイドをぐんぐん駆け上がり、鋭いクロスボールを放つ。法政ゴール前で誰かが押し込みを図るも、惜しくもゴールには至らない。
フロンターレの攻撃はともかく、守備がピリッとしない。飯島選手(背番号31:DF)も余裕を持ってボールを蹴り返すも、その先は法政の選手が構える。
どうも緊迫感に乏しい試合だ。確かに相手はアマチュアであるが、過度のおごりは禁物のはずなのに。

不調の高田選手

フロンターレは高田選手が不調と見た
プレーの切れと精度が本調子に程遠い
これも一度は追い付いたと思ったのだが・・・



中盤から法政が縦にキック。ボールは高田選手に接触し、そのままゴールラインを割ってしまった。
ちょっとした油断からか、まさかのコーナーキックを迎えてしまう。法政はショートコーナーから、フロンターレゴール前にセンタリングを放って来た。
フロンターレは伊藤宏樹選手(背番号25:DF)がヘッドでクリア。法政は更に押し込みを図るも、ここは無難に守り抜いた。
フロンターレも中盤右寄りから、法政ゴール前へボールを放つ。法政のGK小野選手(背番号12)が飛び出しており、これは得点の絶好のチャンス。
だが、無情にもオフサイドの判定。続けてのプレーでは、法政のキックがフロンターレの選手の手に当たったのか、ピッチから盛んに「ハンド!」と叫び声が。
声の主は法政の選手たち。プロに対する遠慮の類は、微塵すら無い模様である。

サポーターの応援

ここは気分を一新、両腕を左右に振って応援だ
レッツ・ゴー、レッツゴー
レッツ・ゴー、レッツゴー


おお、フロンターレが抜け出しからシュート。よしよし、ようやくリズムが乗ってきた。
・・・と思ったら、何故か主審がイエローカードを掲げている。あれれ?どうしてこれが警告なの。
何が何だか理解不能のまま、法政の攻撃が牙を抜く。中盤での競り合いも非常に厳しく、あたかもリーグ戦を彷彿させる。
フロンターレもフリーキックのチャンスを掴むものの、ボールは小野選手が抑えてしまう。法政は思い切った三角パスを繰り出し、サイド突破を仕掛けてくる。

フロンターレの中盤はどうも鈍い。我那覇(背番号17:FW)・渡辺(背番号30:MF)の判断が遅く、パスを繰り出しても時既に遅し。
そんな間に法政のフリーキックのピンチが。フロンターレがヘッドでクリアするも、ボールは高く浮いてしまった。
法政の選手が一気に詰め寄り、足元でボールをキープしシュートの体勢。荒削りながらも、法政の貪欲さばかりが引き立つ格好だ。

ラフプレーが多い

この試合はラフプレーが頻発
袖口の引っ張り合いなど序の口で
中盤では接触から倒れこむ場面も少なくない



法政の選手が倒れてしまう

これは高田選手がクリアに入った
佐々木選手(背番号8:MF)を追っかけ
最後は引っ掛けてしまったようだ



落ち着かない土居選手

守備面は依然不安が残る
これは土居選手(背番号15:DF)がクリアミスを犯し
あわやの場面になりかかる


再び法政のフリーキックのピンチ。フロンターレのクリアは中途半端で、しかも空振りまでしたような気が。
それでもフロンターレは強引に押し戻し、法政サイドで執拗な攻撃を図る。
だが、その前にオフサイド、副審の旗がとっくにあがっていたが、主審が見逃したのでプレーが中断されぬままだった。
消化不良の展開に、サポーターからは野次が連発。副審は「腕おろせ〜」、「旗おろせ〜」
と、不満の捌け口となる。

挙句の果てに、ボールボーイまでが犠牲となる。法政のボールがゴールラインを割れど、ボールボールの動きが鈍く、代わりのボールをピッチに投げ入れない。
サポーターからは、間髪入れずに野次が連発。ボールボーイも気分を害したのか、ふてぶてしい態度で浦上選手にボールを渡す。
あれあれ?気分を害しちゃったかな。それはそれはスイマセン(笑)。

ボールボーイ氏

フロンターレサポーターの餌食となった
ボールボーイ氏


オレオレ!オレオレ!オレオレーオーレーオーレ〜
かわさき〜たおして〜、富山へ行こう!

法政の応援がじわじわと響く。それならばフロンターレもマネで反撃だ!
オレオレ!オレオレ!オレオレーオーレーオーレ〜
ほうせい〜たおして〜、富山へ行こう!

フロンターレは右サイドから高田選手がクロスを放つ。だが、調子の悪さが隠せないのか、ボールの精度は悪いまま。
それでも法政ゴール前の混戦から、フロンターレは法政のファウルを受ける。絶好の位置から、久野選手のフリーキックの大チャンス。
ゴールゴールゴール!
ゴールゴールゴール!

サポーターの期待も自然に高まる。が、久野選手のキックは大きく外れ、望みも打ち砕かれてしまう。
直後、伊藤宏樹選手が手を出してしまい、痛恨のイエローカード。格下の対戦相手のはずが、フロンターレの慌て振りはどうした事だろうか。

伊藤宏樹選手が警告を受ける

度重なるファウルの多さは残念
この先々の勝負を考慮すれば
今の段階で無駄な警告は
絶対に避けなければならないのに


フロンターレの調子は停滞気味。法政のレベルは明らかに関西学院大学よりも高く、初戦同様一発狙いは、さすがに通用しそうも無い。
中盤で法政のファウルから、フロンターレが素早く右サイドにリスタート。しかしボールを完全に固定しなかったのか、主審がプレーのやり直しを命ずる。
今度はペナルティエリアを狙えど、法政に完全に見抜かれてしまい、呆気なくクリアされてしまった。
ならばと浦上選手から高田選手へボールが、高いボールを高田選手が見事に殺し、滑らかなパスを今野選手(背番号18:MF)に供給。
さあ、そのまま法政ゴールへ一直線・・・と思いきや、最後は接触プレーからばったり倒れてしまう。
それどころか今野選手にもイエローカードが掲げられる。おいおい、どうしてウチばっかりなの・・・。

今野選手が警告?

今野選手が倒れたかにも見えたが
判定は不可解にも、今野選手が警告
まさか、演技とでも判断されたのだろうか


前半も残り時間が僅か。フロンターレは塩川選手(背番号24:MF)を軸に攻め込み、折り返したボールからシュートを放つ。
しかしこれはサイドネット。法政の圧力に苦しみつつも、フロンターレはなおも攻め立てる。
更にミドルレンジからシュートを放つ。ボールは一直線に法政ゴールへ突き進むものの、小野選手に落ち着いて対処されてしまった。

最後の最後で、法政がフリーキックの場面へ。緩やかなボールが放たれるも、フロンターレディフェンスがバランスを崩しつつもクリアに入る。
ボールは高く浮いてしまうが、浦上選手がキャッチ。ボールを中盤に蹴り返したところで、前半を終了。
フロンターレは予想外に苦戦している。いや、法政の健闘を、先ずは素直に称えるべきであろう。
それにしてもお寒い展開だ。こんな調子で3回戦に進出しても、絶対に勝機は訪れないぞぉ〜。
頼むからもうちょっと本気出してくれぇ〜〜〜。

ポリンタンクを持参したが・・・

京都生まれのポリンタンクを
リクエストに応え持参
今日は太鼓類が用意されたので
特に出番は無かった
(多分富山にも、持って行きます)


おおフロンターレ、おおフロンターレ、俺たちの誇り〜
進め進め威風堂々、青と
の戦士たち〜
サポーターがタオルを堂々と掲げ、後半開始のホイッスル。サポーターの声援に選手達も呼応したのか、アウトサイドから盛んにボールを放り込んでくる。
法政ゴール正面には、今野選手の姿が。だが、法政の選手に囲まれてしまい、これでは成す術も無い。
序盤のチャンスを逸脱したフロンターレは、直後法政の逆襲を受けてしまう。
法政の選手がドリブルで一気に前進を図り、フロンターレは守勢に追い込まれる。

法政の積極果敢な攻撃に対し、フロンターレは中々反撃に転じられない。
単発のクリアボールが連続するばかりで、攻撃の組み立ては乏しいばかり。大学生相手に、まさかここまで苦戦を強いられるとは・・・。

今野選手が囲まれてしまう

フロンターレは開始直後の猛攻から
ゴール前の今野選手にパスを送る
だが、背丈が勝る法政の選手が
今野選手を囲い込み
これはチャンスとならず



阿部選手のジャンプ力は・・・

中盤では阿部選手と
田上選手(背番号6:MF)が競い合う
が、阿部選手のジャンプ力が
全然劣っている気がするのは
単に写真のせいか?


フロンターレはやや受身の時間帯。それでも我那覇>渡辺選手へボールを繋ぎ、左サイドからボールを折り返す。
ボールは逆サイドに流れ、高田選手が追い付いた。一度は法政にボールが渡るも、再び奪い返して阿部選手へ。
阿部選手の鮮やかなヘディングシュート(だったっけ?)が炸裂。ふわっと浮いたボールは、法政のGK、小野選手も目線で追うのがやっと。
ループシュートが決まったか・・・。残念ながらゴール枠には収まらぬも、サポーターもここぞとばかりに、阿部選手にエールを贈る。
あ・べ・よ・し・のーり、ゴール!ゴール!
あ・べ・よ・し・のーり、ゴール!ゴール!

塩川選手のプレー

塩川選手と法政の渡辺選手(背番号10:MF)が
ライン際で競り合いを演じる
観客席からはしきりに
シオ!シオ!と歓声が起きる


フロンターレは阿部選手に代わり、伊藤彰選手(背番号19:FW)を投入。塩川選手にボールを繋ぎ、アウトサイドから鋭いセンタリングが。
最後はシュートを放つものの、これも法政ゴールを捕らえない。そんな間に法政の速攻を食らってしまい、サポーターからも不満の声が盛んに漏れる。
一度は中盤へ押し戻すも、またもやフロンターレのファウル。こんな状態が続くようでは、攻撃のリズムはいつになっても上昇しない。
塩川選手に高いボールが託されるも、最後はバランスを崩して倒れてしまった。

法政の攻撃がなおも続く。フロンターレの守備は依然不安定なままで、ここでも単調なクリアの繰り返し。
中途半端なバックパスが浦上選手の下へ。浦上選手も手を使えずに、慌ててボールを蹴り出すのが精一杯だ。

ピッチを見つめる選手

浅野(背番号4:MF 上)・小島(背番号29:DF 下)
両選手も、アップの傍ら
心配そうにピッチを見つめている



盛田選手を投入

フロンターレは遅ればせながら
盛田選手(背番号9:FW)を投入
後は彼の意外性・・・いや爆発力に賭けるだけか


法政の体当たりに手を焼きつつも、フロンターレは塩川選手に照準を合わせてパスを繰り出す。
だが、これもオフサイドの判定。フロンターレの攻撃は長続きせず、中盤で再び激しいプレーに縺れ込む。
法政の選手を中盤で引っ張ってしまい、これまたファウルの判定。法政のフリーキックは浦上選手が抑えたものの、真の落とし穴は次に控えていた。
フロンターレは右サイドのフリースペースにボールを繰り出す。盛田選手が駆け寄るも、法政も小野選手がペナルティエリア外に飛び出し、大きくボールを蹴り出した。
ボールの勢いは強く、芝生席を飛び越え垣根の外へ。それに視線を奪われていたら、付近からからふと「退場か・・・」と呟く声が。
急いでピッチに視線を戻し、フロンターレの選手を数える。1・2・3・・・10・・・。
ひ、ひとり少ないでは・・・。理解不能なままに、フロンターレの選手が一人退場(今野選手)。
ただでさえ厳しい一戦が、より過酷さを増してしまうではないか。

ボールを追っていたら・・・

小野選手が大きく蹴ったボールは
垣根を乗り越えてピッチの外へ
それを追っている間に・・・



人数でも劣勢のフロンターレ

明らかに法政の選手が多い
いや、知らぬ間に、フロンターレの選手が
一人退場していたとは・・・


法政が数的優位を良いことに、更なる攻撃を仕掛けて来る。自由自在なパス回しから、右>中央へ折り返す。
ペナルティエリア前後にボールが転がるも、フロンターレDFとボールの間が微妙な距離からか、誰も守備に入らない。
その隙をうかがって、法政がシュートをお見舞いする。これだけに留まらず、更に法政のシュートが襲う。
ボールはサイドネットに突き刺さるも、その前にフロンターレの選手に接触したのだろうか。続けて法政のコーナーキックの場面を迎える。

法政の猛攻撃に石崎監督も驚異を覚えたのか、我那覇選手を下げて浅野選手(背番号4:MF)を投入。
その直後、伊藤彰選手に縦パスが通った。行け!そのままシュートを放て!!
が、法政の選手と絡んでしまい、ばったり倒れてしまった。ああ、何て下半身が弱いことやら・・・。

判定に血が頭に上るフロンターレの選手

またもやフロンターレがファウルの判定
渡辺選手も頭に血が上ったのか
審判に詰め寄る場面も
これこれ、こんなところで
無用なイエローは受けちゃイヤよ


ピッチはすっかり冷え込めど、法政の猛攻撃は留まる余地を知らない。
あらゆる距離から、盛んにシュートを放ってくる。フロンターレも右サイドから中盤に戻し、盛田選手に繋ぐ。
足元で素早く切り返し、最後は切り替えしてシュート。続けてミドルレンジからパスを繰り出し、盛田選手の頭に合わせて来た。
だが、決定的なチャンスもこの程度。後は法政に押されるばかりで、セットプレーのピンチも再三訪れる。
守備も相変わらず脆いまま。飯島選手は無理なバックチャージを与えてしまうなど、良いところがゼロ同然だ・・・。

後半も時間が殆ど無い。大学生相手に、まさかまさかの延長戦か??
もうとっくにロスタイムに突入だ。そんな不安が脳裏を過ぎるが、最後の最後で、ビッグなプレゼント。
塩川選手が法政のペナルティエリア内に進入するや、法政の選手がたまらずに引っ張ってしまう。
塩川選手が引きずり倒されるや、主審が即座に駆け寄ってきた。よしよし、PKの大チャンスが巡ってきたぞ〜。

塩川選手が侵入を図る

一瞬の隙をうかがい
塩川選手が、法政のペナルティエリアに侵入
法政の選手も必死に防御するも・・・



塩川選手がペナルティエリア内で倒された

塩川選手は倒されてしまい(ちょっと演技ぽかったが)
まさかまさかのPKが訪れた



PKに胸躍らせるサポーター

延長戦を覚悟したサポーターも
このPKにはまたとない幸運
さあ、後は法政ゴールに蹴り込むだけだ!



久野選手が構える

キッカーは久野選手
静かに法政ゴールを見据えている



PKが決まった

安定した助走から、冷静に蹴り込んだ
見た感じ、ゴール正面に入ったようだ
これが結局、決勝点となった


キッカーは久野選手が担当。きっちりゴールを決めて、フロンターレはそのまま逃げ切った。
薄氷の勝利には素直に喜べない。3回戦でJ1の札幌が相手なのに、学生相手にこの戦い振りでは、先々が思いやられるばかりだ。
相手のリズムに陥った試合運びで、組織力も弱く、最後までフロンターレの持ち味は発揮出来なかった。
しかも今野選手が札幌戦は出場停止。トップ下の選手が不在となれば、J1相手に勝機はますます遠のくばかり。

まあ、素人が細かい事を言っても始まらない。後は単純に選手たちを信頼するしかない。
一週間と短い期間ですが悪い点を修正し、富山での戦いに挑むだけです。

横断幕を作成する関学の学生

不甲斐ない戦い振りに
一部から「ブーイング」の声も上がったが
最後は拍手で選手を出迎える
今日は結果が全て
次の札幌戦で、真価が問われるのです



試合結果一覧に戻る